誰かに必要とされたい心理!人に必要とされたい人って?
誰かに必要とされたいという気持ちがあるのに、誰からも必要とされていない気分になるという人はたくさんいるでしょう。ここでは、必要とされたいと思う心理についてや人から必要とされたいと思う人の特徴、人から必要とされる方法などについて紹介していきます。
目次
誰だって人から必要とされたい気持ちはある!
あなたは誰かに必要とされたいと思ったことがありますか?必要とされたいという気持ちは大なり小なり誰もが持っているものです。なかには誰かに必要とされたいという気持ちが非常に強い人や、慢性的に思っている人も少なくありません。
人はどうして必要とされたいと思うのかということを知るために、ここでは誰かに必要とされたいと思うときにどういった心理が働いているのかということや、必要とされたいと頻繁に思う人の特徴などを具体的に紹介していきます。
また、必要とされる人になりたいという人のために、必要とされる人の特徴や人に必要とされる方法についても具体的に紹介していきます。
誰かに必要とされたいと思う心理
必要とされたい人、必要とされる人についていろいろと紹介していきますが、まずは必要とされたいと思う心理について紹介していきます。
人はどのような心理が強く働いていると人から必要とされたいと思うようになるのでしょうか。
安心感や幸福感を得たい
人から必要とされたいと思う人は、人から必要とされることで幸福感や安心感を得たいという心理が強く働いている人もたくさんいます。
幸福感や安心感を得たいという気持ちが強く働いているということは、裏を返せば幸福感や安心感が満たされていないということになります。
人生を歩んでいると、自分の思い通りにならないことや失敗することもたくさんありますし、努力が報われないこともたくさんあります。そうした経験が続くと不幸だと思ったり不安になったりして、誰かに必要とされることで気持ちを満たそうとします。
愛されたい
人から必要とされたいと思うときに、人から愛されたいという心理が強く働いている人も多いです。
誰かに愛されたいという心理が強く働いているということは、誰からも愛されていないと感じていたり、周囲の自分に対する愛情が足りないと感じているということになります。
こうした心理が強くなると、仮にきちんと愛情を注いでもらえたとしても、満足することができずにもっと愛情を注いでほしいと思うようになったり、誰でもいいからとにかく愛情を注いでほしいと思うようになり、大切な人から愛情を受けにくくなってしまいます。
他人に認められたい
人から必要とされたいと思うときは、他人から認めてもらいたいという心理が強く働いているケースも多いです。本来は人の評価を気にしないという人でも、時には周囲から評価してほしいと思うものです。
しかし、人生ではどんなに頑張っていても、他人から認めてもらえないことはたくさんあります。明らかに自分よりも結果を残していない人や努力をしていない人が評価されることも少なくありません。
そうした経験が続くと、自分は誰からもきちんと見てもらえてないのかという孤独な気持ちになってきます。そうした人のなかには、どうせ一生懸命やっても誰にも認められないのなら、頑張らないほうがマシだと思ってしまっている人もいるでしょう。
自分が存在する意義を確認したい
人から必要とされたいと思う時には、自分の存在する意義を確認したいという心理が強く働いている人も多いです。
周囲から裏切られたり、ネガティブな言葉をかけたれたり、自分が思うように物事が進んでいかなかったりすると、自分を信じることができなくなってしまい、そもそも自分には存在する価値があるのかと考えて不安になることもあります。
そんな時に誰かに必要とされることで自分には必要としてくれる人がいるから存在する価値はあるのだ、と思って安心したい、という心理が働くようになります。
自分の居場所があると思いたい
誰かに必要とされたいと思う場合には、ここに自分の居場所があると実感したいという心理が強く働いている人も多いです。こういう心理が強く働いているということは、自分が地に足が着けていない状態であることを実感しているということになります。
自分の周囲に心を開いて何でも打ち明けることができる人がいないという人や、仕事や人間関係などで、自分だけ取り残されているような気がするという人は、ここに自分の居場所はないのではと思うこともあるでしょう。
そうした心理が強くなると、誰かに必要とされることで自分はここにいてもいいのだと思いたいと考えるようになる人が多いです。
誰かに必要とされたいと思う人の特徴
誰かに必要とされたいと思うことは誰にでもあることですが、同じような環境であっても、誰かに必要とされたいと思う人もいれば、思わない人もいます。そうした人たちにはどのような違いがあるでしょうか。
ここでは、他の人よりも誰かに必要とされたいと思う気持ちが強い人にはどのような特徴があるのかについて紹介していきます。
自分に自信がない
誰かに必要とされたいと思う気持ちが強い人には、自分に自信を持てない人が多いのが特徴です。自分に自信を持つことができず不安な気持ちが大きくなるので、周囲から必要とされることでその不安を取り除こうとします。
普段自分に自信を持っているという人でも、人生を送っていると自分の自信がぐらついたり、失いかけたりすることはありますし、そんな時に誰かに必要とされることで自信を取り戻したいと思うこともあります。
しかし、自分に自信を持てないというのが慢性化してしまっている人は、慢性的に誰かに必要とされたいと思うようになってしまいます。
人の話を聞かない
よく人から必要とされたいと思う人は人の話を聞かない人が多いのも特徴です。
人の話を聞きたくないとか人の話を聞くつもりはないと思っているわけではありませんが、人から必要とされたいと思う気持ちが強くなりすぎて、まずは自分に注目してもらおうと必死に自分から話しをしようとするため、相手の話を聞く余裕がありません。
相手からすれば、自分のことばかり話してこっちの話を全然聞いてくれないとなれば、その人に頼りたいと思えません。そうして距離を置かれるとさらに自分をアピールしようとして周囲の声が耳に入らなくなるという悪循環になってしまいます。
依存性が強い
よく人から必要とされたいと思う人は、依存性が強い人が多いのも特徴です。自分が相手に対してこれだけ必要としているのだから、相手からもそれと同じ、もしくはそれ以上必要とされたいと考えます。
自分のことであっても誰かに決めてもらわないと決めることができないという人や、常に誰かと一緒にいないと孤独な気分になってしまうという人はかなり依存性が高いと言えるでしょう。
依存性が高いということはそれだけ自立できていないということになるので、そういった人に頼ろうとする人は少なくなってしまいます。
受け身の姿勢
人から必要とされたいと思う人のなかには、受け身の姿勢の人が多いのも特徴です。
人から必要とされたいと思う人の心理には、誰かに認めてもらいたいとか、自分をもっと評価してもらいたいという気持ちが強い人がたくさんいますが、そのために何か大きなアクションを起こしてみたかというと、意外と何もしていないという人が多いです。
そういう人は、もっと人が自分のことを必要としてくれたらちゃんと頑張るという考えを持っている人が多いです。それでも必要としてくれる人が出てこないという場合は、自分のその受け身の姿勢を見直した方が良いでしょう。
人から必要とされる人の特徴は?
人から必要とされたいと思う人のなかには、必要とされたいと思っているのになかなか必要としてもらえないという悩みを抱えている人もたくさんいるでしょう。
そういった悩みを抱えている人が多い反面、必要とされたいと思っているわけでもないのに、周囲から必要とされる人もたくさんいます。その人たちとの違いはどういったことが考えられるでしょうか。
ここでは、人から必要とされる人の特徴について紹介していきます。
甘え上手
人から必要とされる人は、甘え上手な人が多いのが特徴です。
人から必要とされたいと思っている人は、もっと自分に頼ってほしいとか甘えてほしいという気持ちばかりが強く、自分から頼ったり甘えたりすると、頼ってもらったり甘えてもらえなくなるのではと考えて、自分から甘えないようにする人もいます。
しかし、人は甘えたり頼ったりしてくれない人には、甘えたり頼ったりしにくいものです。甘え上手な人は、相手に負担とならないように上手に甘えることができますし、相手に守ってあげたいとか望みを叶えてあげたいという気分にさせるのが上手です。
聞き上手
人から必要とされる人のなかには、聞き上手な人が多いのも特徴です。
聞き上手の人と話をすると、親近感も湧いてきますし、真剣に自分のことを理解してくれようとしているという気分になります。そして、自分の心を開いてどんどん話を聞いてもらいたくなります。
そうなると、この人は自分の理解者だと思うようになって、この人は自分にとって必要な人だと思うようになります。
自分を大切にしている
人から必要とされる人は自分のことを大切にしているというのが大きな特徴です。その人が自分のことを大切にしているかどうかは、日ごろの言動から周囲もわかるものです。
人から必要とされたいと思っている人であっても、自分を大切にしていないと、自分のことを大切にできていない人から大切にしてもらえるとは思えないので、周囲から必要とされることは少なくなってしまいます。
自分の意志や価値観をしっかりと持っていて、自分のことを大切にしている人だと、人は安心して甘えたいとか頼りたいと思うものです。
人に必要とされる方法《仕事編》
人から必要とされたいと思う場面はいろいろありますが、仕事をしているときに人から必要とされる存在でありたいと思う人もたくさんいるでしょう。人から必要とされていると実感することができるとやりがいを持って仕事に取り組むことができるようになります。
しかし、なかなか職場仲間や上司などから必要としてもらえないという人はどのような方法をとればひつようとしてもらえるのでしょうか。
ここでは、職場で人から必要とされるようになる方法について紹介していきます。
ミスをしない
職場で必要とされる人になる方法の一つが小さなミスや失敗を減らしていくという方法です。人がやることなので、仕事上のミスや失敗はつきものです。
しかし、うっかりミスをしないように一つ一つ丁寧に仕事を進めて行ったり、連絡ミスや解釈ミスなどの行き違いがないように、ちょっとでも不明なところは誰かに確認をとるということを徹底するだけでもかなりのミスを減らしていくことができます。
即効性のある方法ではありませんが、やるべきことをきちんとやるということを積み重ねていくことで、あいつに任せておけば大丈夫と周囲から信頼されるようになり、職場にとって必要な存在へとなっていきます。
人が嫌がる仕事もやる
人から必要とされる方法として、人が嫌がってやらないような仕事もやるというのもよい方法です。誰もが嫌がるような仕事でもきちんと取り組むことができる人は、職場にとってすごく必要な存在です。
誰もがやりたくないような仕事というのは、誰も見ていないようでも誰がやったのかは誰もが気になるもので、誰がやっているかはわかるものです。
こんなことやっても、誰も評価してくれないと思うかもしれませんが、きちんと評価してくれる人はいるはずですし、仮に誰も見ていなくても、嫌な仕事も逃げずに取り組めた自分を自分で評価してあげるとよいでしょう。
周囲に気配りをする
職場で人から必要とされる人になるためには、周囲への気配りも大切です。
たとえ仕事ができる人であっても、自分は仕事をきちんとこなしているから、周囲の人は関係ないという姿勢で仕事をしていては職場で必要とされる存在にはなかなかなれません。
こんなに仕事ができるのに、なかなか評価してもらえないという人は、周囲の人に気を配れているか一度自分を見つめなおしてみるとよいでしょう。
人に必要とされる方法《恋愛編》
人から必要とされたいと思うのは、恋愛の場面でも多いです。恋愛の場面ではどのような方法をとれば、相手から必要とされる人になることができるでしょうか。
ここでは、恋愛の場面で必要とされる人になる方法について紹介していきます。
相手が求めていることを見極める
恋愛の場面で、必要とされる人となるためには、相手が求めていることが見極めることが大切です。
恋愛する相手に対して、癒されたいと思ったり、信頼し合える関係になりたいなど求めるものは人それぞれです。対象となる人から必要とされるためにはその人が何を求めているかを見極めて、その欲求を満たしてあげることが大切になります。
強がらず心を開く
恋愛で人から必要とされる人になるためには、自分から心を開いていくことが大切です。必要とされる人になりたいけど、自分は心を開けていないというのでは、相手からも心を開いてもらえません。
自分の気持ちを素直に言葉にしたり、喜怒哀楽を素直に表情に出していくことで相手に信頼感や安心感を与えることができます。
必要されたいと思う人に女性が多い理由
人に必要とされたいと思う人は、男性よりも女性の方が多くみられます。
理由として考えられるのが、外見に気を配る人が多いことからわかるように女性の方が周囲から見られることへの意識が強いということです。
周囲に気を配れることは良いことですが、周囲に気を取られすぎて自分を見失ってしまわないように注意が必要です。
人に必要とされたい思いと病気の可能性
人から必要とされたいと思うことは誰にでもあることですし、おかしいことではありませんが、あまりにそうした気持ちが強くなってしまっている場合はうつ病の可能性もあります。
うつ病になると自分を肯定する力が弱くなってしまって、自分を必要とする人なんていないのではと思うようになってしまいます。
症状は軽いうちの方が回復しやすいので、少しでも精神状態が良くないと感じる場合は心療内科など専門家に相談してみるとよいでしょう。
自分自身の評価基準を持とう
誰かに必要とされたいと思う人の心理や特徴、必要とされる人になる方法などについて紹介しました。
誰かに必要とされるとモチベーションも上がりますし、心も満たされるような気分になれます。しかし、必要とされるために自分の価値観や気持ちに反する必要はありません。
自分の評価基準をしっかりと持ち、自分自身を大切にした上で必要とされる人を目指していくとよいでしょう。