男気の意味とは?男気がある人の特徴!
男気の意味とは?男気がある人の特徴を性格別や行動別、また態度や言動などから見てどのような特徴があるのかというところをご説明します。また、男気がない人の特徴や「男気度診断」として男気がどれくらいあるのかをチェックする項目も用意しているので確認してみてください。
目次
男気のある男になりたい!どうしたらいい?
「男気がある人になりたい!」という男性は少なくありませんが、どうしたら男気がある人になれるのでしょうか。そのために役立つ情報をご紹介します。
男気がある人の特徴を知ることで、それを真似するなり参考にするなりすれば男気がある人に近づくことができますし、逆に男気がない人の特徴を避けることで、こちらも男気がある人に近づくことができます。
また、そもそも「男気」とはどのようなものなのか。その意味もこの後に解説していきますので、そもそもの意味も合わせて確認してみてください。
そもそも「男気」とはどんな意味?
そもそも「男気」とはどんな意味があるのでしょうか。この「男気」とは「おとこぎ」と読み、場合によっては「侠気」と書いたり、「漢気」と書いたりもします。
簡単な意味でいうと「男らしい」という意味になりますが、基本的には「損得を考えず」行動を起こせる人のことで、また「他人のために」何かをできるような人のことを言います。
そして、大変な局面に対峙したとしても「逃げずに」立ち向かっていけるような、強く勇敢な様子を指し示す意味としても使われる言葉です。これらは、このあと「特徴」とともに詳細に解説していきます。
男気がある人の特徴【性格編】
男気がある人とは、どのような特徴を持っている人のことを言うのでしょうか。「こんな特徴を持っている人は男気がある人」と言えるものをご紹介します。
男気とは、というそもそもの意味の部分でも説明したとおり、男らしく、勇敢で、他人のために行動を起こせる人になりますが、「性格」や「行動」、「態度や言動」という部分に分けて詳しく見ていきましょう。まずは「性格編」からです。
自分が悪いと思ったら素直に認める
男気がある人とは、「自分が悪いと思ったら素直に認める」ことができるという特徴を持っています。もちろん認めるだけではなく、しっかりと謝罪をしたり、穴埋めや取り戻すための行動もできる人です。
「男らしい」ということを勘違いして、頑(かたく)なに謝ろうとしない人というのは、「男気がある人」ではなく、ただの「頑固な人」なので、そこは勘違いしないようにしましょう。
悪いところを素直に認め謝罪するときも、適当に謝るのではなく、何が悪かったのかをしっかりと伝えて、「ここが悪かった。申し訳ない。」としっかり謝ることができるのが男気がある人です。
あらゆるものに「信念」を持っている
男気がある人というのは、「あらゆるものに信念を持っている」ということが挙げられることも多くなっています。信念を持っていたり、「一本筋が通っている」という状態の人が多いです。
何か行動を起こすにも意味があり、曖昧な気持ちや適当な気持ちではなく、「これ」という信念を持っていて、ほとんどの場合は後述する、「他人ため」だったり、「約束のため」であることが多くなります。
こちらについては、その信念のために「頑固に」なってしまうケースもあるのですが、自己都合ではなく、他人のためのものなので、その頑固さを周りに嫌がられるケースは少なくなります。
責任感が強い
男気がある人というのは、ほとんどの場合「責任感」も非常に強い人が多いです。物事に対しての責任の所在を自分においておくことのほうが多いと言えるほどに責任感があります。
たとえ、周りから見たら他の人に責任がありそうに見えることでも、自分が関わったものに関しては、「自分に責任がある」と考えるような性格をしている人が多いです。
そういった意味では、「責任をかぶりやすい」性格とも言えるのですが、周りも本来はその人にほとんど責任はないということは分かっているので、それほど重い責任がのしかかることも少なくはなります。
曲がったことが大嫌い
男気がある人というのは、「曲がったことが大嫌い」な性格をしている人も多いです。嘘をついたり、騙したり、またそれに加担したり、黙っていたりすることができません。
たとえそれが上司など目上の人からの命令や言いつけだとしても、曲がったことが大嫌いなので、黙っていることができず、その「曲がった状況」を正そうと行動を起こします。
そういった意味では、「男気のない上司」など、嫌な性格の上司とは折り合いがつかず、男気がある人というのは目の敵にされてしまうケースも多々見られます。
男気がある人の特徴【行動編】
男気がある人の特徴として、「性格編」を見てきましたが、これらの「男気がある性格」によって起こされる『行動』というのも、やはり男気がある行動となります。
それらの「男気がある行動」を次は見ていきましょう。責任感があったり、曲がったことが大嫌いなどの性格から導き出される行動はどのようなものがあるでしょうか。
必ず約束を守る
男気がある人の行動の中には、「必ず約束を守る」というものがあります。これは「どんなに小さな約束でも」ということがあり、「こんなことまでわざわざ…」と相手が恐縮するようなものでも必ず守ります。
口約束で軽く言ったつもり程度のもので、「相手が忘れてしまう」くらいの意味しかない小さなものでも、男気がある人というのはそのことを忘れずにしっかり覚えていて、必ず約束を果たそうとします。
もちろん、何か事情があり、その約束が果たせないことがあったとしても、最大限の努力はしますし、どんな事情でも自分の非を認め謝罪することは忘れません。
トラブルや厄介事から逃げない
人は基本的に「嫌なこと」や「トラブル」、「厄介事」からは逃げようとしますし、関わらないように「見て見ぬふり」をしようとしてしまうことが多いですが、男気がある人というのは、そういったところからも逃げません。
周りが嫌がるようなことも率先して行なうくらいに「男気がある」ので、だからこその「男気がある人」です。その様子を周りはいつも見ているので、信頼して物事を任せたり、お願いすることができます。
また、こういった男気がある人が近くにいれば、「いざとなったら助けてもらえる」という安心感もあり、周りの行動力やモチベーションも上がるので、周りに力を与えることもできる存在です。
誰かが困っていると助けずにはいられない
トラブルや厄介事から逃げないことにも繋がりますが、誰かが困っていると助けずにはいられないというのも、男気がある人の特徴的な行動の1つです。
自分のスケジュール等が立て込んでいて、時間がギリギリだったとしても、誰かがトラブルに巻き込まれていたり、困って助けを求めていたら、手を貸さずにその場を去るなどということはできないのです。
そして、そのことで自分の予定が遅れてしまったようなことがあっても、それは「自分の責任」と捉えて、誰かの責任や、何かのせいにはしないので、これによって貧乏くじを引くようなこともあります。
人を裏切るようなことをしない
曲がったことが大嫌いという性格から導き出されるものですが、男気がある人というのは、「人を裏切るようなことをしない」というのも特徴的な行動です。
さきほどの人助けのケースでもそうですが、自分が遅れた際に「いやー○○さんの手伝いをしてて遅れちゃったんですよ」というような裏切りはしない、というのも当然です。
また、「信頼を裏切る」ようなこともしないので、そういった意味でも、頼りにされたり、お願いされたり、任されたりしたことは必ずやり遂げるように最大限の努力を尽くします。
男気がある人の特徴【態度・言動編】
男気がある人の「性格」や「行動」を見てきましたが、「男らしい」とか「人のため」というのが非常に当てはまるものとなっていますが、次は「態度・言動」という部分を見てみましょう。
「態度」という部分に関しては「行動」とそれほど変わらない部分もありますが、直接的に「動く」わけではなく、「にじみ出るもの」というようなニュアンスの意味になります。
無理に格好つけたことはしない
男気がある人というのは、「人に見せるため」とか「周りからの評価のため」に行動を起こしているわけではないので、「無理に格好つけたことはしない」という態度も特徴的です。
「自然体」という言葉がありますが、まさにそれで、自然と人を助けたり、自然と責任感が強かったりするだけで、格好つけて、人からの評価を上げるためにやっているわけではないのです。
自分の信念のために、それを曲げたら自分自身が許せなくなるので、強いていうのであれば、「自分自身に格好つけている」とは言える部分はあります。
周りの悪口を言わない・言わせない
曲がったことが大嫌いで、人を裏切るようなこともしない男気がある人というのは、「周りの悪口を言わない」という特徴も持っています。合わせて「周りの悪口を言わせない」というのもあります。
自分が他人の悪口を言わないのはもちろんですが、周りの人たちがその場にいない誰かのことを悪く言っていたら止めますし、「どうしても言いたいことがあるなら本人に直接言いなさい」と伝えます。
その場にいない人のことを、「こそこそと」複数人で悪くいうのは「卑怯」だと感じているので、男気がある人にはそういった行動が許せないのです。
部下のミスは自分の責任
この「男気がある態度」については、『理想の上司像』として挙げられるほどですが、男気がある人というのは、部下のミスは自分の責任とする特徴があります。
「監督不行き届き」や「指導不足」などを理由に自分の責任として、先方に一緒に謝罪をしたり、自分の責任としてさらに上の上司に報告したりと、しっかりと自分の責任として責任を取ろうとします。
もちろん部下のミスはミスとして指導し直すので、「ただ甘えさせる」ようなこともせず、後進の育成を阻害するようなこともしません。
苦しくても顔に出さない
男気がある人というのは、「苦しくても顔に出さない」という特徴があります。自分が苦しいのは自分の責任なので苦しい顔をして、周りに迷惑をかけるわけにはいかない、という心理からきていることが多いです。
ただし、これについては、男気がある人のことを信頼していたり、ついて行こうとしている人たちにとっては、「たまには自分たちのことも信頼して頼ってほしい」と思うところがあるので、手放しで良い部分とは言えないところでもあります。
「苦しい」、「辛い」、「大変だ」ということばかり口にして、そういう顔ばかりしている人というのは周りから嫌がられることが多いですが、普段から男気がある人であれば、たまには弱さを見せても、逆に喜ばれるケースのほうが多いです。
男気がない人の特徴
男気がある人の性格や行動などの特徴を見てきましたが、ここからは男気が「ない人」の特徴を見ていきましょう。基本的には男気がある人と『逆である』と見れば特徴は見えてきます。
人のためではなく、自分本位の行動を取ったり、曲がったことを平気で実行したりと、そういったことを気にすることなくできてしまうのが「男気がない人」ですが、具体的な部分を確認していきます。
過去のことをいつまでも言う
男気がない人というのは、「過去のことをいつまでも言う」という特徴を持っています。いわゆる「いつまでもグチグチと言っている」という人が男気のない人です。
「あのとき自分はこうしてあげたのに」とか「あなたが前にやったから…」など、なにかにつけて過去のことを持ち出してきて、自分の立場を有利にしようと行動したり、発言したりします。
こういった行動を見て周りの人たちも、「男らしくないな」とか「女々しいやつ」と思うのが常なので、このような行動は男気がない人の特徴的なものです。
なんでも人のせいにする
男気がある人が「責任感が強い」のに対して、男気がない人というのは、「なんでも人のせいにする」という特徴的な部分があります。
直接的に、「これは○○さんがやったから」とか「○○さんが遅くて…」などの責任の押し付けもしますし、「でも」という言葉も口癖のように使うのも特徴的です。
人のせいだけではなく、「なにかのせい」にするのが大の得意で、遅れたのは暑くて休憩したから「暑いのが悪い」とか、自分がうまくいかないのは「社会のせい」など、とにかく自分に責任がないという言動が多いです。
基本的に「ケチ」
男気がない人というのは、基本的に「ケチ」です。それはもちろん「お金」に関することもそうですが、お金だけではなく、物事に対してなんでも「ケチ」な部分が見えてきます。
資料を少しだけ見せてほしくて「ちょっと見せて」と言っても、「あっちにあるから自分で取ってきて」と少し貸すだけでも嫌な顔をしたり、何か知ってることを教えてほしくても、「これは俺が考えたんだから自分で考えて」など、なんでもケチです。
「人のため」とか「人に与える」という考え方が欠如しているのかと思わせるほどの「ケチ」を発揮することも多く、その様子を見て周りは「あの人は男気がない」と感じます。
男気を見せる方法とは?
男気がある人と思われるためには、男気を見せる必要があります。芯から男気がある状態になっていれば「自然に」できるものですが、最初は意識して男気を見せていく必要があるでしょう。
もちろん、ここまでに見てきた男気がある人の性格や行動を真似て、参考にしていけば男気を見せることはできますが、もう少し具体的にその方法を確認していきましょう。
相手が悪くても許す
男気がある人というのは、たとえ相手が悪く自分に非がないとしても、相手がその部分を認め素直に謝罪してきたときには、それを許すことができます。
また、たとえ謝罪をしてこなかったとしても、「あいつはあいつなりに頑張った」と考えて、そもそもとして怒るようなことをしない、というケースもあり、心の広さを見せつけることで、男気があるところを見せることができます。
気持ち良いほどの金払いの良さ
男気がない人が「ケチ」なのに対して、男気がある人というのは、「ケチ」とは無縁なほどに寛大な心を持っているので、金払いも当然良い人が多いです。
しかも、その金払いの良さというのは、見せつけるような形ではなく、恩を売るような状況でもなく、いつの間にか支払っているくらいに「気持ち良いほどの」金払いの良さです。これも男気を見せる方法になります。
何か人のために行動を起こす
ここまでの男気がある人の行動や態度、言動を見てきてもわかりますが、他人のために何をできるのか?というところが男気の見せどころでもあります。
ですので、困っている人がいたら助けたり、少しでも関わったのなら責任の全部とは言わないまでも、一緒に責任を負ってあげたりと、他人のために何か行動を起こすことができれば、男気を見せることはできます。
男気溢れる有名人の言葉
「男気がある人といえば?」という部分で、芸能人などの有名人が挙げられることがありますが、その代表的な人を少しだけご紹介します。
また、その良く名前の挙がる有名人が使ったような『男気溢れる言葉』というものも合わせてご紹介しますので、確認してみてください。
高倉健さんの男気溢れる言葉
男気のある人として挙げられる有名人としては高倉健さんが非常に挙げられるケースが多いです。高倉健さんの男気あふれる言葉と言えば、現場に「激励」のために高倉健さんが来た時の言葉です。
厳冬下で非常に寒く、スタッフやキャストが焚き火に当たっていて、高倉健さんも当たるように勧めたところ、「自分はオフで勝手に来た身なので、自分が当たると皆さんに迷惑がかかるので」と断ったという言葉があります。
ただ、その場合、焚き火に当たらない高倉健さんに気を使ってスタッフやキャストみんなが当たれなくなったため、その状況を説明したところ、「じゃあ、あたらせていただきます」となり、全員が焚き火に当たったというエピソードがあります。
江頭2:50さんの「俺を笑え!」
奇抜な行動などで笑いを誘う江頭2:50さんですが、実は非常に男気のある人物だというのは、知っている人は知っている有名な話です。
数々の男気あふれるエピソードがある中で、飛び降り自殺をしようとしている人の説得を試みて、「俺を笑え!」という言葉をかけて、自殺を断念させたという話があります。
他にも、火災現場に突入して逃げ遅れた人を助けたり、トラックに轢かれそうになった猫を助けたり、近年では、3.11震災の避難所に正体を隠して直接トラックで救援物資を届けたりという、男気溢れるエピソードには事欠かない人物です。
あなたの男気度を診断
ここまで男気がある人の特徴や男気がある人の性格、男気がある人の態度や言動などを見てきましたが、自分が男気がある人なのかどうかをチェックするための診断を用意しました。
この診断は次のチェック項目を見て、自分が当てはまるものをチェックし、その数を数えてみてください。診断をする際には、あまり深く考えず直感でチェックしていくようにしたほうが男気度診断の正確性が増します。
男気度診断チェック
下記の項目に当てはまるものをチェックして診断してください。
□困っている人を見過ごせない
□嘘をつくのが嫌い
□上司にも平気で意見する
□体調を崩すことが少ない
□約束は必ず守るものだ!
□頼りにされるのが嬉しい
□陰口を言うのが嫌い
□ついつい奢ってしまう
□弱音を吐くのはかっこ悪い
□暑さ・寒さに強い
男気度診断の結果
診断結果は下記になるので、自分が当てはまった数を確認してみてください。
【0~3個 男気度は低め】
診断チェックが3個までしか付かなかった人は男気度は高くありません。どちらかと言うと「男気がない人」の部類になります。
【4~6個 適度に男気がある】
診断チェックの数が4個~6個の人は、誰もが認める男気がある人ではないですが、見せるところでは見せる男気度です。
【7~9個 男気がある人】
診断チェックが7個~9個付いた人は男気がある人です。周りの人もあなたの男気に気づいているでしょう。
【10個 男気溢れる人】
診断チェックが10個の人は男気溢れる人です。誰もが認める男気溢れる人で、周りからも頼りにされる存在でしょう。
現代では男気のある「女性」も増えている
時代の変化とともに、環境も大きく変化していることもあって、現代では女性でも男気がある人というのが増えています。
ここまでに見てきた性格や行動、言動・態度などを持ち合わせている女性というのが増えていて、「カッコいい女性」と言われるような女性に男気がある人というのが多いです。
「男勝り」と言われたり、「男らしい」と言われたりもしますが、ただ横柄な態度を取ったり、乱暴な言葉使いだったりということでは「男気がある人」とは言われないので、男気がある女性は「カッコいい女性」を併せ持っています。
男気があり続けるには努力が必要
ここまでに見てきた「男気がある人」の特徴的な部分を確認すれば分かることですが、男気がある人で居続けるのは簡単なことではありません。
それ相応の努力と忍耐が必要になるのです。それを守り続けて、周りに男気ある人と思われている人というのは、本当に努力家の人ということが言えます。
自分自身が「男気がある人になりたい」と思うのであれば、気持ちの問題だけではなく、実際にあらゆる行動を通じて、周りに男気を見せていくことが大切です。