鬼電の意味とは?鬼電する人の心理や特徴!
「相手と連絡を取りたいのに何度電話をかけても出ない」「気が済まなくて何度も何度も連絡してしまった」そんな経験がある人もいるのではないでしょうか?その行為、あなたは気づいていないかもしれませんが「鬼電」です。今回はそんな鬼電の意味や特徴についてご紹介します。
目次
鬼電したことある?
「相手が電話に出ないので、続けて何度も電話をかけてしまう」「出ないことはわかっているけれども自分の気が収まらなくて何度も電話をかけてしまった」そんな経験がある人もいるのではないでしょうか?
その何度も電話をかけてしまう行為は「鬼電」と呼ばれています。そんな鬼電をしてしまう人にはどんな心理や特徴があるのか、鬼電は犯罪なのかなど「鬼電」という行為についてまとめました。
「鬼電」の意味とは?
そもそも「鬼電」の意味はご存知でしょうか?鬼電とは「鬼のように電話をする」「鬼のように電話がかかってくる」という意味です。
ここでの「鬼」の意味は昔話に出てくる鬼の意味ではなく、「とんでもない」「驚くぐらい」というような意味を含んだ若者言葉になります。
何回目から「鬼電」になるの?
ではそんな鬼電ですが、一体何回続けて電話がかかってくれば「鬼電」ということになるのでしょうか?実はこれには厳密な決まりはありません。しかし一般的には1・2回電話をかけて相手が出なければ折り返しを待つか、時間をかけて連絡し直すのが通常です。
それを基準に考えると5回で「何かあったのかな」「鬱陶しいな」という感情が、10回を超えてくると「怖い」「異常に感じる」と思う人が多いのではないでしょうか?どちらにしろ意味なく相手に連絡をし続けるのはマイナスのイメージを与えます。
鬼電をしてしまう人の心理
鬼電の定義や回数について理解したところで、次は「鬼電をしてしまう人の心理」についてご紹介します。なぜ鬼電してしまうのか、どんな心理で電話をかけているのかについてまとめました。
イライラしている
鬼電をしてしまう人の心理の1つ目は「イライラしている」です。
「緊急の用事があるので電話がいつまでたっても繋がらない」「どうしても言いたいことがある」など、電話先の相手に対して用があるのに繋がらない・電話に出ないという状況が続き、イライラしていると何度も電話をかけてしまうという心理があります。
これが仕事の用事や病気などの緊急事態などなら仕方のないことでしょう。しかし個人的な用事や自分の都合しか考えていない行動だった場合は要注意。相手も都合を顧みないただの自己中心的な行動になります。
不安
鬼電をしてしまう人の心理の2つ目は「不安」です。
「もう家についているはずなのに連絡がない」「明日の約束を忘れているかもしれない」など、心配性な人も鬼電をしてしまいやすい心理状態にあります。
相手のことを思っての行動なのかもしれませんが、相手からすれば過干渉・ありがた迷惑以外の何でもありません。自分の安心のために相手を利用する行為でもあるので、改善する必要があります。
寂しい
鬼電をしてしまう人の心理の3つ目は「寂しい」です。
「1人の時間が苦手」「彼氏や彼女に構って欲しい」など、寂しがりやの人は鬼電をしてしまいやすい心理状態にあります。
電話をかけて相手が出られる状況なら楽しい時間を共有するのもいいと思いますが、何度も電話をかけて半強制的に時間を作らせる行為はよくありません。また相手の都合を考えない行動は今度の交友関係に支障をきたすことも。程よい距離感を保つことも大切です。
鬼電をしてしまう人の特徴
ここまでは鬼電をしてしまう人の心理についてご紹介してきました。3つの項目がありましたが、基本的には自分の感情を相手にぶつけたいという欲求を抑えられていないことが原因になります。
では心理の次は「鬼電をしてしまう人の特徴」について見てみましょう。
偉そう
鬼電をしてしまう人の特徴の1つ目は「偉そう」です。
鬼電をしてくる人は人の都合を顧みず自分の都合を押し付けてくることがあります。「どんな時でも電話に出ろ」「こっちの都合に合わせろ」など、なぜか上から目線で自分が正しいと思い込んでいます。
高圧的な態度をとる人や人の話を聞かない人には要注意。時間や曜日とは関係なく、自分勝手に鬼電をしてくる可能性があります。
心配性
鬼電をしてしまう人の特徴の2つ目は「心配性」です。
心配性の人は「何しているのかな」「事故に遭っていないかな?」など、自分の恋人や友人に対して過度に干渉するという特徴があります。一緒に過ごしていない時間に相手が何をしているか不安で落ち着かなくなってしまうのです。
たまにのことなら「心配してくれているんだな」と嬉しくなることもあるかもしれませんが、頻度が高すぎると「監視されている」「束縛されている」と感じることも。この特徴の人は相手を信用することから始めましょう。
1人が嫌い
鬼電をしてしまう人の特徴の3つ目は「1人が嫌い」です。
「暇な時間が嫌」「1人でいても退屈」など、常に誰かと一緒に過ごしていたいという人は暇になると鬼電をするという特徴があります。確かに恋人や友人と過ごす時間は楽しいものですが、「1人の時間が必要」と感じている人も多いはず。
そんな時間に鬼電で無理やりコミュニケーションをとらされたり、相手の暇つぶしに付き合わされるのは避けたいところ。鬼電してしまう人は自分の都合を押し付けず、相手の気持ちや都合を考えてから電話するようにしましょう。
彼氏に鬼電してしまう原因は?
鬼電してしまいがちな相手No.1でもある「彼氏」。でもなぜ彼氏に鬼電してしまうのでしょうか?その心理についてご紹介します。
浮気していないか心配
彼氏に鬼電してしまう原因の1つ目は「浮気していないか心配」です。
「昨日連絡してから彼と連絡がつかない」「予定がないはずなのに電話に出ない」など、彼氏と連絡が取れなくなった時に鬼電してしまう女性は非常に多いです。これは彼が誰かと浮気しているのではないか?という心理からの行動です。
「いつもより連絡が来る頻度が遅い」「何日も返事がない」ということなら心配になる気持ちもわかりますが、数時間や別れたばかりなのに鬼電してしまうと束縛されていると息苦しくなってしまうことも。不安な気持ちもわかりますが、適度な距離感も大切です。
依存している
彼氏に鬼電してしまう原因の2つ目は「依存している」です。
他の人には言えないことも打ち明けられたり、ありのままの自分を受け入れてくれるという安心感から依存に変わりやすい恋愛関係。しかし依存度が高まりすぎると彼なしでは何もできなくなってしまいます。
「今日の出来事を聞いて欲しい」「判断できないから決めて欲しい」など、自分に起きた出来事を全て相手に報告・確認するため鬼電してしまうことも。彼が頼れる存在であったとしても依存のしすぎはトラブルの元。自立できるよう考えを改めるべきです。
独占欲
彼氏に鬼電してしまう原因の3つ目は「独占欲」です。
彼のことを愛しすぎているあまり「他の女性と連絡して欲しくない」「自分だけのものにしたい」という独占欲が強い女性は彼氏に鬼電してしまうという特徴があります。これは自分の自信のなさや彼への過度の愛情の裏返しとも言える行為です。
好きだからずっと一緒にいたいという気持ちは理解できますが、彼には彼の生活があります。干渉し過ぎることで関係性が悪くなることもありますので、相手の気持ちを考えて行動しましょう。
鬼電された人の気持ち
ここまでは鬼電してしまう人の心理や特徴についてご紹介してきました。自分や彼・彼女に思い当たる特徴があったという人もいたかと思います。
では次は鬼電「された側」の人がどんな気持ちになるのか見てみましょう。
何かあったのか心配になる
鬼電された人の気持ちの1つ目は「何かあったのか心配になる」です。
仕事や授業が終わって携帯を確認してみると着信が10件も!しかも続けざまにかかってきています。そうなると「事故にでもあったのかな?」「緊急の用事だろうか」など心配になる人がほとんどではないでしょうか?
特別な用事もないのに、鬼電するという行為は相手に不安を与えます。緊急時以外には無意味に鬼電しないようにしないと、本当に必要な時に連絡が取れないことも。電話をかける前によく考えましょう。
恐怖を感じる
鬼電された人の気持ちの2つ目は「恐怖を感じる」です。
「電話に出ていないのに何度もかかってくる」「毎日のように着信がある」など、過度な鑑賞は相手にプレッシャーを与えます。また監視されている・束縛されているという気持ちになり、最終的には恐怖を感じることも。
他人からの一方的な好意は相手の負担になることも。一方的に自分の気持ちを押し付ける行為は慎んだ方が良さそうです。
鬼電は犯罪にもなる?
ここまでで鬼電は相手を不快な気持ちにさせたり、時には恐怖を感じさせる行為であるということを理解していただけたかと思います。
ではそんな鬼電という行為が「犯罪」になることはあるのでしょうか?もし罪に問われるならどんな罪になるのかも含めてまとめました。
ストーカー規制法
1つ目に考えられるのは「ストーカー規制法」です。ストーカー規制法とは付きまといやストーカー行為を規制することができる法律で「監視している」という意味を含んだ発言や拒否しているのにしつこく電話してくるという行為も規制の対象になる場合があります。
犯罪になるかどうかは相手とあなたの関係性次第。嫌がっているのにしつこく連絡すると犯罪になる可能性は十分にあります。自分の一方的な好意を相手に押し付けていないか、客観的に見てみる必要があります。
脅迫罪
2つ目に考えられるのは「脅迫罪」です。脅迫罪とは文字通り相手を脅迫するような言動・行動をとる人を取り締まる法律です。「殴る」などの攻撃的な発言だけでなく、相手の身体(体と心)に対して害を与える行為は脅迫罪として扱われる場合があります。
鬼電の場合は直接攻撃をしているわけではありませんが、何度もしつこく連絡することで相手の精神に害を与えていると意味づけることもできます。また電話に出た時に暴言などを浴びせられる場合などは録音しておくなど、脅迫されたという記録を残しましょう。
しつこく怖い鬼電への対処法
ここまでは鬼電が犯罪になるかどうかご紹介しました。犯罪になる鬼電とはどんなものか。理解していただけたと思います。
では次はそんな犯罪にもなりうる鬼電に対してどのように対処すればいいのか、具体的な方法を3つご紹介しようと思います。
無視する
1つ目の方法は「無視する」です。
これはプレイベートの場合にのみつける方法になりますが、鬼電してくる人はあなたに鬼電しても「怒らない」「電話に出てくれる」といった優しさに漬け込んでいる可能性があります。
そんな場合には徹底的に無視をしましょう。
最初は心苦しいかもしれませんが、このタイプの人は電話に出なくなると次のターゲットを探し出します。相手をすればするほど巻き込まれますので、意志を強く持って対応しましょう。
着信拒否する
2つ目の方法は「着信拒否をする」です。
これは「何度無視をしてもしつこくかかってくる」「いっても聞き入れてくれない」と感じた時に試したい方法です。話をしても理解してくれない人には、少し強引にでもわかってもらう必要があります。
拒否することで「私は不快に思っている」「恐怖を感じている」ということを相手に伝えるようにしましょう。また1日に何度も電話がなることもなくなるので、あなた自身が精神的に落ち着くことができオススメです。
電話番号を変える
3つ目の方法は「電話番号を変える」です。
「着信拒否したけれども落ち着かない」「まだ監視されているような気がする」など、度重なる鬼電で精神的に安定できなくなってしまった人は思い切って電話番号を変えてみることもオススメです。
電話自体はかかってこなくなるけれども、「相手に個人情報を知られていること」に対して嫌悪感を抱いている場合もあります。手間はかかりますが、番号を変更することによって得られる安心感は大きいので検討してみる余地はありそうです。
彼氏に鬼電しないための対策方法
鬼電される側の対策方法はわかりましたが、自分が鬼電してしまう側の場合にはどうしたらいいのでしょうか?そこで次は特に鬼電してしまいがちな「彼氏」への鬼電を止める方法について調べました。
自分に自信を持つ
1つ目の方法とは「自信を持つ」です。
「愛されているか不安」「浮気しているかもしれない」など、自分に自信がないと、その隙間を埋めるために彼に鬼電してしまうことがあります。電話に出てもらうことで一時的に解消するかもしれませんが、結局はまた繰り返し。いつまでたっても変わらないのです。
そんなあなたは自分に自信を持つことから始めましょう。ダイエットをする・髪型を変えるなどどんなことでも構いません。自分磨きをして彼に愛されているという自信を持つことで鬼電を辞めることができます。
趣味を見つける
2つ目の方法とは「趣味を見つける」です。
彼に鬼電してしまうあなたは、彼氏に対する依存度が高すぎます。日常の生活の中で「彼」以外に興味を持てることを見つけましょう。
料理やカメラなど、どんなことでも構いません。自分が彼といる時間以外でも「楽しい」と思える趣味を見つけることで、自然と鬼電する回数も減り辞めることができます。
友達と出かける
3つ目の方法とは「友達と出かける」です。
「趣味を探してみたけれども見つからない」という人は友人と出かける回数を増やしましょう。新しい出会いや発見があるかもしれません。また友人と楽しい時間を過ごすことで、彼への依存が薄れることも期待できます。
鬼電してもいいことはない
今回は「鬼電」についてご紹介してきました。ただ単純に何度も電話してしまうという行為ですが、その行為によって相手を不快にさせたり恐怖を感じさせたりと、様々な被害が出ることを理解していただけたと思います。
鬼電することによっていい影響が出ることはありません。電話をかける前に相手がどう思うかもう一度考え、冷静に行動するように心がけましょう。