口寂しいときの心理や原因!口が寂しい時の対処法も紹介
口寂しいと感じる事はありますか?それはどんな時でしょう。無理なダイエットやストレスなどが重なると過食になったり口寂しいと感じる事が多くなります。口寂しいときの心理や原因について探り、口が寂しい時の対処法も紹介していきます。
目次
どうしてこんなに口寂しくなるの?
「ついポテトチップに手が伸びる」「何かを口に入れていないと落ち着かない」「ダイエット中なのにお菓子が止められない」。このような口寂しい気持ちになった経験は誰でも1度や2度はあるのではないでしょうか。
どうしてこんなに口寂しい気持ちになるの?と思った方は原因を考えて自分が出来そうな方法を試してみるといいかもしれません。口寂しい時の心理や原因について、また口寂しいと思った時の対処法までご紹介します。
口寂しい時の心理
「お腹が空いているわけでもないのに何かを口にしないと気が済まない」という時はありますか?このように口寂しいと感じる事は多いです。その時に太るお菓子を食べると空腹ではないのにも関わらず食欲中枢が刺激され更に口寂しい気持ちになります。
口寂しい時に太る食べ物を食べる習慣がつくのは肥満の元になるので何とか避けたいところです。口寂しい時の心の裏側には何が隠れているのでしょうか。口寂しい時の心理についてみて参りましょう。
一息つきたい
オフィスでの仕事の合間、家の部屋の中の掃除を一つ終えたとき、ショッピングに出かけて少し疲れた時。このような日常生活の中で「ちょっと休憩しようかな」と思う時があると思います。その時に口寂しいと感じる事はありませんか?
人の集中力はそう長くは続きません。小一時間も仕事をしていれば、大抵の場合はどこかで気を抜きたくなるものです。その時に何か食べようかな~、口寂しいな~と思う事が多いようです。
満たされたい
何かを口に入れないと気が済まない時は代理欲求であることが多いです。代理欲求とは他に欲求があるけれど、その欲求をすぐに満たす事ができない時に代わりに表れる欲求です。代理欲求を解消する行動は代償行動と呼ばれます。
代理欲求は簡単に満たせない欲求がある時に起こりやすいと言われています。例えば、彼氏とうまくいっていなかったとします。本当の欲求は彼氏と以前のラブラブな関係に戻りたいのです。しかし、その欲求はすぐに満たされそうもない。
そのような時に別の欲求を満たすことで本当の欲求が解消できない痛みを和らげようとするのです。食べ物を食べるという行為は簡単に出来てしまうので手っ取り早く欲求が満たされます。口寂しい時は満たされていない何かがある事が多いようです。
好きな物を食べたい
ダイエット中の人で食事制限をしている人も口寂しいと感じる事が多いようです。本当は好きな物を好きな時に食べたい。けれどもそれが出来ない時に心の中では食べたいという欲求が更に大きくなり常に食べ物のことを考えるようになります。
刺激がほしい
口寂しいと感じる時は「刺激がほしい」という心理が隠れていることも多いです。美味しい物、好きな物を食べる時は気持ちが緩んで良い気持ちになります。それと同時にテンションも上がりませんか?
毎日がつまらない、何か面白いことがないかな~と感じている時は口寂しいと感じる心理状態の事が多いです。食べると言う簡単な行為で少しでもそれば満たされれば満足するのです。
口寂しくなる原因
口寂しいと感じる時の心理についてみてきました。では、口寂しいと思う時の原因について解説します。自分の過去の経験から思い当たる事がある人もいるかもしれません。
ストレスが溜まっている
ストレスとは簡単に言うと「身体や心に負荷がかかること」です。自分の思った通りに物事が進まない時にもストレスを感じますが新しい何かを始める時も気持ちを切り替えて全力で取り組む必要があるのでストレスがかかっています。
また、1日中パソコンの前にいたりスマホばかり見ることも目や肩にストレスをかけていますし夜遅くまで起きていることもストレスををかけています。こうしてみると現代人はストレスが溜まりやすい生活をしているといえそうです。
妊娠中である
妊娠中の人は口寂しいと感じる事が多いです。まず、つわりの時期。「食べづわり」と言って何かを口にしていないと吐き気がしてしまう場合があります。つわりは安定期に入ると収まる事が多いですが中にはもっと長く続く方もいます。
安定期に入ると今まで食べれていなかった分を取り戻すかのように食欲が出てくることが多いです。赤ちゃんにも栄養をあげる事や体重が重くなり消費量が多くなることも関係しています。そして、妊娠中は行動が制約されることが多いです。
例えば、旅行が趣味だったのに行けなくなったとか、仕事をバリバリやっていたのに休まなくてはいけないなどの制限が出てきます。そのような時は食べる事で穴埋めしようとする場合があるようです。
ダイエット中である
ダイエット中の人も口が寂しいと感じる事が多いようです。ダイエットする時は食事を減らす、他の食べ物に変える事が多いです。先ほども言いましたが本当は好きな物を好きな時に食べたいのにそれが出来ない状況なので余計に食べ物の事を考えてしまうのです。
食事を制限することで欲求不満を作り出し結果的に食べる事で解消しようとするのは皮肉なことです。しかし、意外にこのような原因から口寂しい心理状態になっている女性は多いのです。
禁煙中である
禁煙中の方は口寂しいと思う頻度が多くなります。今までは一息入れたい時やストレスがたまった時にはタバコを吸えばよかったのですが、それが出来ない状態なので当然かもしれません。
フロイトの精神分析によれば赤ちゃんの「口唇期」と呼ばれる時期はおっぱいを吸う、何かを噛むなど口から得られる快感を通して満足感を得ているのだそうです。
無理な断乳やお母さんとの信頼関係が築けていなかった場合は赤ちゃん時代に満たされていなかったことになります。タバコはニコチン依存症ではあるのですが、中には口唇期の欲求を引きずっているケースもあるようです。
口寂しい時の対処法
口寂しい時の心理や原因について見てきました。続いては対処法について紹介します。どれも簡単な方法なので口寂しいと思ったら、試してみるといいのではないでしょうか。
軽く体を動かす
口寂しいと思った時にお勧めなのは軽く体を動かす事です。出来ればウォーキングがいいでしょう。歩く事はダイエットにもつながりますが食欲を増すホルモンが抑制され食欲が一時的に減ることが分かっています。
特にデスクワークや試験勉強などで座ったままの姿勢でいる方にはお勧めです。外に行くのが面倒なら廊下を歩く、ストレッチをするなど体を動かすだけでも気分が変わり食べる事だけに気持ちが向かずに済むかもしれません。
温かいお茶を飲む
温かいお茶を飲むことも口寂しい時の対処としては優れた方法です。その際お砂糖が入っていない物を飲むようにしましょう。どちらかというとカフェインレスの紅茶やコーヒー、ハーブティーなどがお勧めです。
温かいお茶を飲むことがなぜ口寂しい時の対処になるのでしょうか。一つは物理的に胃が膨らむことで満足感が得られるからです。もう一つは温かい物を飲むとリラックス効果があるからです。
口寂しい時は緊張状態が続いてストレスを感じた後が多いです。そのような際に身体を温める行動をするだけで食べたい欲求が抑えられることがあるのです。
アロマを焚く
アロマを焚くことも口寂しい時の対処になります。アロマには用途に合わせて様々な精油がありますが、リラックス効果や食欲を抑える効果のある物が数多くあります。
お勧めなのはグレープフルーツ・レモン・ミント・金木犀(きんもくせい)の香りです。人によっては柑橘系の香りをかぐと食欲が出てしまうという場合もあるので、ショップで匂いをかがせてもらってから購入するといいでしょう。
音楽を聴く
音楽を聴くこともストレスの発散と気分転換になるのでお勧めです。テレビやネットなど視覚から入る情報は食べ物の映像が流れる事が多いので対処法としては不適当なのでお勧めしません。
人は音楽を聴いていると自然にその曲に呼吸を合わせるようになります。息が合うという言葉もありますが、呼吸が合うと心が落ち着き本来の力が発揮できるのです。
口寂しい時は「心が落ち着かない」「心が寂しい時」でもあります。そのような時こそ自分の今の状態にあった音楽を聞くのはお勧めです。
太りやすい人の部屋って?
女性でも男性でもダイエットに関心のある人は多いですが、太ってしまう人の部屋には特徴があります。それはどんな部屋なのでしょうか。思い当たる事があったら要注意です。
太りやすいおやつが常備してある
太りやすい人ほど「そんなに食べているつもりはないんだけど何で太るのかな」と思っています。しかし、太りやすい人は自分でも意識していない間に太りやすい食べ物を食べていることが多いようです。
そして太りやすい人ほど太りやすい食べ物を好み「スーパーで安かったから」とお菓子などを大量に買う事が多いです。太りやすい人の部屋には太りやすいおやつが常備されているのです。
ちなみに太りやすい食べ物とは糖分と脂肪分が組み合わさったお菓子です。この二つが組み合わさる事で依存性が出るので「やめられなくなってしまう」のです。人気のお菓子は大抵はこの二つが組み合わさっているので注意しましょう。
手の届くところにおやつを置いている
太りやすい人は食べ物をストックしている人が多いのですが、それだけではなく常に手の届くところに食べ物を置いているという特徴があります。メタボリックシンドロームになる男性(女性)はオフィスのデスクの引き出しにおやつがあるのは当たり前です。
ダイエット中の方は「太りにくいおやつ」を選んで買っています。でも太りにくいおやつでも無意識に沢山食べていれば太るのでなかなかダイエットが出来ないようです。痩せたい人は手が届くところにおやつを置かないのは重要です。
部屋が乱雑である
太りやすい人は部屋が乱雑なのも特徴です。大抵の場合、冷蔵庫や食品棚が整理されておらず、おいしそうな食べ物が目に付く所に無造作に置かれていることも多いです。
食べ物を見るだけでも食欲中枢が刺激されお腹が空いてしまうので、普段から整理整頓して食べ物は目に付かないところに閉まっておくようにしましょう。それだけでも無意識に食べる回数は減らせるはずです。
口寂しい時は食べても太らないおやつで対策!
口寂しい時の原因や心理を探り対処法もお伝えしました。次は食べても太らないおやつを紹介します。太らないと書いてありますが、中には食べ過ぎれば太る食べ物もありますのでご了承ください。
シュガーレスのガム
シュガーレスのガムは口寂しい時の食べ物に最適です。口が寂しい時は、ガムを噛むという行為や口の中に物が入っているというだけで満足感を得られる場合があります。禁煙中の方にもお勧めです。
ただし、シュガーレスガムといっても糖質ゼロではない物がほとんどです。シュガーレスガムは砂糖は使っていませんが糖アルコールという吸収の穏やかな甘味料は使っています。キシリトール・マルチトール・エリスリトール・ソルビトールなどです。
砂糖ほどではないですがエリスリトール以外は血糖値が上がりますし添加物の問題も無視できません。食べ過ぎには注意しましょう。
低カロリーの飴
低カロリーの飴も口寂しい時にはお勧めです。こちらもガムと同じく糖質ゼロではない物が多いので成分表示を見て買いましょう。お勧めはラカントの飴です。ただ、慣れないと冷たい甘さを感じてしまうことと、少し高いことが難点です。
高カカオのチョコレート
高カカオのチョコレートも口寂しい時のお勧めおやつです。高カカオとはカカオ成分が70%以上の物を指します。表示に「カカオ75%」「カカオ90%」などと書いてあるので分かると思います。原材料表示にも砂糖ではなくカカオが一番に記載されています。
ただし、高カカオは脂肪分も多く含まれているので食べすぎると太るかもしれません。また、カカオにはテオブロミンやカフェインなどが含まれています。これらは利尿作用や興奮作用があり体に負担をかける事があります。食べ過ぎには注意しましょう。
油と塩不使用のナッツ
アーモンドなどのナッツ類には良質の油やマグネシウムなどが豊富に含まれています。砂糖不使用のナッツ類であれば太りにくいので口寂しい時のおやつには適当だと言えます。
注意としては、油や食塩が使用していない物を選ぶことです。油や塩が使ってあるナッツを食べると食欲が刺激されてしまう場合があるからです。質の低いナッツほど油や食塩で味付けしてあることが多いので注意しましょう。
口寂しい受験生へ!勉強中におすすめの食べ物
試験勉強中の皆さんも口寂しいことが多いと思います。勉強をやめてしまいたい!と思っても受験を控えているとそれもできませんし本当にストレスが溜まります。そのような時におすすめの食べ物を紹介します。
おすすめ①卵黄入り納豆
脳の活動に必要な栄養素にアセチルコリンという物質があります。その原料になるのが「レシチン」の一つである「ホスファチジルコリン」というリン脂質です。納豆には大豆レシチンが含まれています。また、血栓を溶かす「納豆キナーゼ」も含まれています。
更に納豆に生の卵黄を加えれば卵黄レシチンも摂取出来ます。大豆レシチンより卵黄レシチンの方がホスファチジルコリンが多く含まれていますが、生の卵黄だけでは食べずらいので納豆と合わせ食べやすくすれば栄養価も倍増するのでお勧めです。
おすすめ②玄米のおむすび
栄養をたくさん取っても身体の中でしっかり利用出来なければ意味がありません。ビタミンBという水溶性のビタミンがありますが、これは栄養素を効率よく利用するのを助ける働きがあります。
ビタミンBを取るにはカツオやサンマの刺身などがお勧めですが、勉強中にお刺身を食べる訳にもいきませんので玄米のおむすびはいかがでしょうか。ビタミンB1が不足すると記憶力の低下を招きます。玄米はビタミンB1が多く含まれているのでお勧めです。
おすすめ③干し芋
玄米が食べずらいと言う方は干し芋でも良いでしょう。ブドウ糖は脳で大量に消費されます。ブドウ糖は穀物や芋に含まれる糖質から補えます。ブドウ糖はお砂糖や白米などでも補えますが、そういった物を食べると血糖値が上がりすぎで良くありません。
サツマイモは食物繊維が豊富で血糖値の上昇が抑えられると言われています。焼き芋より干し芋の方が保存も効き血糖値が上がりにくいのでお勧めです。
その口寂しさと過食は病気のせいかも!
口寂しい気持ちになる時の心理や原因についてみてきました。ほとんどの方が空腹でないにも関わらず食べてしまった経験があると思われますがその背景にある心理や原因が分かれば収まる事が多いです。しかし、中には心の病が原因になっていることがあります。
無理なダイエットや睡眠不足などのストレスが重なると心の状態を保つ神経伝達物質(セロトニンなど)が正常に作られなくなることがあります。そうすると「うつ病」や「うつ状態」になり食べても満足できない状況に陥ってしまう事があります。
また、お砂糖などを多く含む精製糖質を摂りすぎると血糖値が上昇しすぎてその後一気に下がる低血糖状態に陥ります。低血糖状態も「うつ病」と同じような症状が表れる事があります。食べるならしっかりしたお食事を取るようにしましょう。
心も身体も癒してあげて口寂しさを乗り切ろう
口寂しいときの心理や原因や口が寂しい時の対処法を紹介しました。口寂しい時はもしかすると心も寂しい時なのかもしれません。そういうときは無理に「食べたらダメ」と頑張るよりも心と身体を癒してあげましょう。