オウム返しの意味とは?会話でオウム返しする人の心理!うざい?

会話やコミュニケーションのスキルのひとつとして使われるおうむ返し。使い方を間違えると、嫌われることもあります。正しくおうむ返しを使うことを覚えれば会話を楽しく弾ませることもできます。今回は、おうむ返しを正しく使うコツやおうむ返しする人の心理を紹介します。

オウム返しの意味とは?会話でオウム返しする人の心理!うざい?のイメージ

目次

  1. 1「オウム返し」で会話スキルを磨こう!
  2. 2「オウム返し」の意味とは?
  3. 3おうむ返しする人の心理とは?
  4. 4上手なオウム返しにはこんな効果がある!
  5. 5オウム返しが嫌がられるのはこんな時
  6. 6会話を弾ませる正しいオウム返しの方法
  7. 7オウム返しばかりする人は病気かも!?
  8. 8おうむ返しを使いこなそう!

「オウム返し」で会話スキルを磨こう!

おうむ返しとは会話やコミュニケーションで用いるテクニックのひとつです。上手に活用することができれば、会話を盛り上げることができます。逆に失敗すると嫌われることに繋がります。

おうむ返しは会話で、相手の言葉の一部を切り取って使い返事をすることです。正しくおうむ返しをすることができれば、相手に共感、安心感を与えることができます。

また、人との距離を縮める手段として使われることもあり、心理カウンセリング、ビジネスのテクニックとしても効果があります。

「オウム返し」の意味とは?

会話をするとき、繰り返し同じ言葉を使うことをおうむ返しといいます。身近にもおうむ返しする人が何人かはいるでしょう。では、おうむ返しとはどんな意味でしょうか。

おうむ返しとは、鳥のオウムから名前の由来が来ています。オウムは人の話す言葉をそのまま繰り返し話します。名前を呼んだら同じ名前をそのまま話しているのを目にしたことが一度はあるでしょう。

オウムのように同じ言葉を話すことから、おうむ返しと言われるようになり、そのままの意味となりました。おうむ返しの意味を正しく理解し、おうむ返しを上手く使いましょう。

おうむ返しする人の心理とは?

おうむ返しを上手く使えば会話を弾ませることができますが、失敗すると相手にウザいと感じさせてしまいます。では、おうむ返しする人の心理とはどんな状態なのでしょうか。おうむ返しする人の心理を紹介します。

相手に親近感をもたせたい

おうむ返しする人は相手と仲良くしたいと考えています。そのため、親近感を持たせようとおうむ返しをします。

人は自分の言葉をそのまま返してもらうと、共感してくれていると安心感を持ちます。話をしっかり聞いてくれてると思わせることができるので、心理的効果の意味を持っています。

どんな会話の内容であっても、感情的な部分を繰り返すことでより相手に共感を得ていることを伝えることができます。おうむ返しは適当な返事ではなく相手を思いやった行動でもあります。
 

相手に嫌われたくない

相手に嫌われたくないという心理からおうむ返しをすることがあります。これは、相手と仲良くなりたいというものと似た心理です。おうむ返しする人は、仲良くしたいからこそ嫌われたくないと考えています。

どうでもいいと思っている人には嫌われたくないという心理は働きません。嫌われたくないかえあおうむ返しをするという心理が働きます。

会話の内容が難しくてついていけない

おうむ返しする人の心理に、会話の内容が難しくついていけないというのがあります。相手に気を使いながらも、受け答えをしっかりしようとおうむ返しをするという心理が働きます。

会話の内容が友人同士であれば、正直に内容の意味がわからないことを伝えられますが、目上の人や上司であるならなかなか言えません。失礼な態度をとることもできないのでおうむ返しを使い会話が終わるのを待つしかないです。

親しくない間柄でおうむ返しを使うことはよくあることです。しかし、意見を求められたときに何も答えられないと相手に不信感を持たせてしまうので注意が必要です。慎重におうむ返しをしましょう。

自分の意見が言えない

おうむ返しする人の中には自分の意見が言えないという人がいます。これには育った環境で親から強迫観念を植え付けられ自分の意見を上手く表現できないという心理です。

また、自分の意見を述べて友人関係で嫌われたことのある経験を持っている人も嫌われたくないことを理由におうむ返しを行います。

ある意味で相手に配慮をしているという風にも考えられます。誰かが話し始めると、無意識に聞き役に回り、おうむ返しをすることで上手く会話をしようとしているのです。

相手の様子を見ながら相槌を打っている

おうむ返しする人は、相手を悪い気分にさせないように様子を見ながら相槌を打つという心理を持っています。自分の意見を言わずに相手がどのような出方をするのか探っている状態です。相手の意図から外れないように気を使っている状態とも考えられます。

また、会話が苦手ゆえに相槌の代わりにおうむ返しする人もいます。会話を続けようと努力しているのですが下手にやりずぎてしまうと相手の気を悪くしてしまいます。

おうむ返しする人に悪気はありません。不器用な一面を持っていますので理解してあげることも必要です。

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上手なオウム返しにはこんな効果がある!

おうむ返しする人に対して少しいい加減な印象を持っている人もいることでしょう。しかし、おうむ返しを会話にうまく使うことができれば得られるメリットが大きいことは間違いありません。おうむ返しの効果を紹介します。

好感度が上がる

間違ったおうむ返しを使えば相手を嫌な気分にさせますが。上手く使えば相手から好感度を上げることができます。相手の話をしかっり聞いて意味を理解しおうむ返しを行えば話に共感してくれたと思わせることができます。

一生懸命話を聞いてくれたという印象も残るので好感度が上がります。正しくおうむ返しを使うと、聞いてくれることのうれしさ、共感してくれたことで安心感を与えることができます。また、この先も話を聞いてくれるだろうと友好関係を築くことができます。

信頼を得る

おうむ返しをする効果に信頼を得られるという効果があります。なぜなら、相手がおうむ返ししたことによって話を理解してくれているという安心感を持たせることができるからです。

例えば、お店で何かを注文した時に相手がオーダーを繰り返したら理解してくれたと安心します。逆に、確認がなかったら本当に理解してもらえたのか不安になると思います。話をしっかり聞いているという意味でおうむ返しを使えば信頼を得ることができるのです。

日常生活でも正しく使うことができれば、信頼を得ることができ、会話のスキルを上げることに繋がります。

会話がスムーズに進む

おうむ返しをすることによって会話のズレがなくなり、会話をスムーズに進めることができるようになります。おうむ返しをしているからズレないということもありますが、会話の内容を正しく理解していないとできないことです。

話している人が理解を得られたとわかったら話をどんどん進めることができます。逆に分かってもらえないと何度も同じ話をする必要があるからです。

おうむ返しで会話のズレをなくし、スムーズに進めるためには、相手の話をしっかり聞くことが大切です。会話がスムーズに進めば相手から共感してくれた安心感と信頼を得ることに繋がります。

新たな発見

おうむ返しはする人だけでなくされた人にもメリットがあります。おうむ返しをされた人は、自分の言葉を繰り返されることによって、客観的に考えることができます。そこから、新たな発見をすることがあります。

例えば、相談事でアドバイスを求めてきたときに、上手におうむ返しをすると、相手は自分の言葉を客観的に聞いて初めて発見することもあります。そこから、たくさんの新しい発見をすることもあります。

おうむ返しのメリットは、おうむ返しする人だけに効果があること以外にも使われた人の思考を掘り下げる効果を持っています。

オウム返しが嫌がられるのはこんな時

上手におうむ返しを使えばプラスの効果を発揮しますが、やりすぎてしまうと相手に不快感を与えてしまいます。おうむ返しをするときは使う相手に気を付けることも必要です。おうむ返しが嫌がれる理由を紹介します。

共感アピールに感じる

おうむ返しは人との会話で共感を与え相手を安心させる効果がありますが、やりすぎてしまったりおうむ返しを好まない人もいます。人によってはわざとおうむ返しをして共感しようとしているのではないかと感じてしまうかもしれません。

過度なおうむ返しは、気に入られようとアピールしている、心の中では違うことを考えていてもわざと共感しているのかもしれない、と捉えられてしまいます。

おうむ返しのやりすぎは逆効果です。使っている人にその気がなくても、わざとらしい共感アピールと勘違いされてしまうこともあります。

意見がない

おうむ返しばかりされると意見を持っていない人と思われることがあります。話の内容にもよりますが、話し手は意見を聞いてみたいと考え話していることもあります。そのときに、おうむ返しばかりしてしまうと意見を持っていない人だと思われてしまいます。

相手が何を考えているのかしっかり話を聞くことが重要です。同じ言葉を繰り返し使っていると、意見がないことのほかに、つまらない人だという印象を与えてしまうことがあります。

同じ言葉で返されていると相手は一人で会話しているのと同じ感覚になってしまいます。会話の流れによってはしっかり自分の言葉で返すことが必要です。

話を終わらせようとしている

おうむ返しをすることによって話を適当に聞き流している、話を終わらせようとしているという印象を与えてしまうことがあります。

相手は理解してほしい、会話のキャッチボールをしたいと考えているのにおうむ返しで返されたらいい加減に返事をしていると考えてしまいます。

本人は真剣に話を聞いていて答えられないだけかもしれません。しかし、おうむ返しを繰り返せば聞き流されたいると感じてしまいます。おうむ返しのやりすぎには注意しましょう。

テクニックが見え見え

上手におうむ返しを行えば、会話を弾ませる、相手に安心感を与えるなどのプラスの効果があります。しかし、下手にやってしまうとおうむ返しのテクニックを披露したいだけというのが見え見えになってしまいます。

おうむ返しは言葉を繰り返すだけの簡単な会話のテクニックです。それゆえに、このおうむ返しというテクニックは誰もが知っているものです。上手におうむ返しをする人は相手にテクニックを使っていることを悟られないように使います。

下手に使ってしまうと共感アピールをしていると相手に感じさせてしまいます。見え見えのおうむ返しは相手に悪い印象を残してしまいます。

会話を弾ませる正しいオウム返しの方法

おうむ返しとは、クンセリングで重要なテクニックのひとつです。おうむ返しは正しく使いこなすことで会話を弾ませる効果を持っています。間違ったおうむ返しをしないように、正しくおうむ返しをする方法を紹介します。

相手に共感する

おうむ返しは適切なタイミング使い、正しく行えば相手に共感と安心感を与えます。会話には、情報を知ってほしくて話すことと、共感してほしくて話す感情があります。

例えば、「急な雨で傘を持ってなくて、濡れて大変だった。」と言った場合、伝えたい情報は「急な雨で傘を持っていなかったこと」で、「濡れて大変だった」ことが相手に共感してほしい感情の部分です。

この時は「濡れて大変だったね。」と返してあげるのがいいでしょう。共感するおうむ返しは話がズレることなくスムーズに進みます。感情の言葉を意識しましょう。

自分の言葉に変える

おうむ返しで感情の言葉を繰り返すと自分の意見を持っていないという印象を与えおうむ返しをする意味がなくなってしまいます。そこで、自分の言葉に変えるというテクニックが必要になってきます。

相手の感情の言葉を自分の言葉に変えることで、おうむ返しをしていると気づかれにくくなります。さらに、相手に共感というプラスの印象を与え、会話を続けるきっかけに繋がります。

自分の言葉に変えすぎると会話がズレてしまいます。相手の会話からズレない程度にしましょう。

ポジティブな言葉を心がける

感情の部分の言葉がネガティブなことの場合は返すときに注意が必要です。ネガティブな言葉ばかり返されるとどんどんネガティブな方向に会話が進んでしまうからです。

相手が相談や悩みごとで感情を話すときは、理解してほしいときです。ネガティブな言葉を避けて元気づけるポジティブな言葉でおうむ返しするようにしましょう。

相手の話をよく聞く

相手の話をよく聞くことは正しいおうむ返しをすることに繋がります。日常会話もビジネスも同じです。相手の話から重要な言葉を見つけ出すことが、正しいおうむ返しには必要です。

間違った言葉を使うと、相手に理解してもらえてないという印象を与え、逆効果になります。おうむ返しを正しく行うためには、相手の話を聞くことが重要です。

聞き上手を目指す

おうむ返しを効果的に使いこなすためには聞き上手になることを目指しましょう。会話が上手な人は聞き上手な人です。

おうむ返しの言葉以外のテクニックも使いましょう。アイコンタクト、リアクション、相手の話をしっかり聞くという姿勢が大事です。

相手を肯定する姿勢はおうむ返しと似ています。聞き上手な人は効果的におうむ返しを行っている人ということになります。

オウム返しばかりする人は病気かも!?

おうむ返しをする子供について紹介します。子供がおうむ返しばかりすることは病気の危険性があります。

子供が親の言葉を繰り返すことはよくあることです。しかし、おうむ返しばかりする子供は「発達障害」「自閉症」の可能性があります。

おうむ返しをするからと確実に病気であるとは言い切れません。子供は親の言葉を聞いて真似して言葉を覚えるからです。もし、少しでもおかしいと感じたら、自分で判断せず病院で診てもらいましょう。

おうむ返しを使いこなそう!

おうむ返しとは、相手の言葉をオウムのように繰り返すという意味です。しかし、ただ単純に繰り返すだけでは逆効果になってしまいます。

会話を弾ませるテクニックとして使いこなすためには、相手の話を聞いて理解し共感することが大切です。おうむ返しは日常会話、ビジネスどの場面でも活躍します。おうむ返しを使いこなして会話を盛り上げていきましょう。

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