愛想笑いの意味とは?愛想笑いする人の心理や特徴

愛想笑いの意味とは?そもそもの「愛想笑い」の意味や、愛想笑いする人の心理や特徴をご紹介します。さらに愛想笑いすることによるデメリットと、愛想笑いを「やめる」ことで得られるメリットなども解説しています。やめる方法も紹介してるのでチェックしてみてください。

愛想笑いの意味とは?愛想笑いする人の心理や特徴のイメージ

目次

  1. 1愛想笑いは疲れる…
  2. 2そもそも「愛想笑い」の意味とは?
  3. 3愛想笑いする人の心理
  4. 4愛想笑いする人の特徴
  5. 5愛想笑いをするデメリット
  6. 6愛想笑いをやめるメリット
  7. 7愛想笑いの見分け方
  8. 8愛想笑いをやめる方法
  9. 9愛想笑いをする人が周りにいるのは自分のせい?
  10. 10人間関係を円滑にする方法は愛想笑いだけではない

愛想笑いは疲れる…

ついついしてしまう「愛想笑い」ですが、愛想笑いのしすぎて「疲れる…」と考えている方は少なくありません。「疲れる」と感じているのに、愛想笑いをする人とはどのような心理なのか、どんな特徴があるのかをご紹介します。

また、愛想笑いをすることによるデメリットや愛想笑いをやめることで得られるデメリットも紹介するので、「愛想笑いがやめられない」と思っている人はチェックしてください。

そもそも「愛想笑い」の意味とは?

そもそも「愛想笑い」の意味とはどのようなものでしょうか。これは、簡単に言うと「作り笑い」という意味です。話をしていたり、周りにいる人の機嫌を損ねないように「とりあえず笑っておく」というような意味になります。

その「笑い方」には顔だけで笑顔を作るものもあれば、声に出して「ははは…」と笑う愛想笑いもあります。「みんなが笑っているから笑う」「話し相手が笑っているから笑う」というように、愛想笑いとは、人に合わせた笑い方をする意味になります。

愛想笑いする人の心理

「愛想笑いの意味とは?」というそもそもの意味が分かったところで、次はそんな愛想笑いをする人の「心理とは?」というところを確認していきます。

冒頭でもお伝えしたとおり、愛想笑いというのは「疲れる」わけですが、それでも人は愛想笑いをします。その意味や理由とは人の心理に隠されているので、その部分をチェックしてみてください。

人に嫌われたくないという心理

愛想笑いをする人の心理とは、「人に嫌われたくない」という心理になります。非常に安易な考え方がこれには表れていて「笑顔でいれば嫌われない」という心理になっています。

確かに、怒っていたり、嫌味な態度だったり、バカにしたような態度をしているよりは人に嫌われる確率は下がりますが、「好かれる」とは言い難いところがあります。

いい人だと思われたい心理

愛想笑いする人の心理には、「いい人だと思われたい」という心理もあります。「嫌われたくない」という心理に非常に近いものがありますが、「嫌われる」以上に、「いい人だと思われたい」というところまで考えているのです。

ただ、先にもお伝えしましたが、確かに愛想笑いをしてれば、「嫌われる」というところまではいかない可能性が高くはなりますが、「好かれる」とか「いい人」とまで思ってもらえる可能性は低くなります。

どんな表情でいればいいのか分からない心理

愛想笑いをする人の心理には、「どんな表情でいればいいのか分からない」というものがあるケースもあります。これはこれまでの環境において「あまり周りに人がいなかった」ということから起こることです。

両親が不在気味で、かつ、あまり友達と呼べる存在もいないままに育った人というのは、コミュニケーションが苦手で、人と話しているとき、周りに人が集まっている時など、「どんな表情をすればいいのか分からない」のです。

愛想笑いする人の特徴

愛想笑いをする人の心理を確認してきましたが、次は「愛想笑いする人の特徴」を確認しましょう。愛想笑いする人がどんなことを思っているのかというのが心理の意味です。

そして、愛想笑いをする人が「どんな人なのか」という部分が「特徴」に挙げられる部分なので、愛想笑いをよくする人というのは、似たような、同じような特徴を持っているケースも多くなっています。

あまり長居をしないという特徴

愛想笑いをする人の特徴としては、「あまり長居をしない」というものが挙げられます。本当に心から笑って楽しんでいるのであれば、「もっとこの場にいたい」と思うのが普通の思考です。

ですが、「愛想笑いをする人」というのは、特にその場が楽しいから笑っているというわけではなく、愛想笑いをするくらいですから、どちらかと言えば「居心地が悪い」と感じています。

ですから、あまり長居をしないですし、よくあるケースでは、周りの人たちが「あれ?あの人は?」と気づいた時にはいつの間にかいなくなっているというケースもあります。

周りに合わせていい顔している人が多い特徴

愛想笑いをする人の特徴としては、「周りに合わせていい顔している人が多い」ということもあります。愛想笑いをするだけではなく、人が怒れば一緒に怒るし、誰かの悪口を言っていればそれに同調するような人です。

愛想笑いをする心理が「嫌われたくない」とか「いい人と思われたい」というところから来ているので、今現在一緒にいる人たちにいい顔をするのもこの心理があらわれた分かりやすい特徴と言えます。

友達があまりいないという特徴

愛想笑いをする人の特徴としては、「友達があまりいない」ということも挙げられます。愛想笑いをするくらいですから、「心から笑う」とか「心から楽しむ」ことができていない証拠です。

そのような環境と、周りの人たちと「友達」と呼べるほどの仲になれるはずがありませんので、愛想笑いをしているコミュニティの中にいる人たちとは、ほぼ友達ではないと言えます。

もちろん、そのコミュニティを抜けて別のコミュニティでは、愛想笑いなどせず心から笑い合えるような友達がいることもあります。

考え方が基本的にネガティブな特徴

愛想笑いをする人というのは、「考え方が基本的にネガティブ」という特徴を持っています。「笑っていなければ嫌われる」というような発想から「愛想笑い」をしているわけですから、その時点でネガティブは考え方です。

本来であれば、嫌なものは嫌だし、楽しくなければ楽しくない、と、本音を言っても問題ないですし、それをそう思えるのがポジティブな思考ですから、その真逆にある愛想笑いをする人はネガティブは特徴があります。

愛想笑いをするデメリット

愛想笑いをする人の心理や特徴を確認しましたが、その「愛想笑い」をすることによって起こりうる「デメリット」を確認していきましょう。

愛想笑いをする人の心理や特徴のお話の中でもデメリットと言えるものは挙げてきましたが、特にデメリットにフォーカスを当ててご紹介していきます。

周りからいいように使われてしまう

愛想笑いをすることによるデメリットは、「周りからいいように使われてしまう」というものがあります。愛想笑いをするということは、すぐに「同調する」ということなので、「断る」ということがあまりありません。

ですから、ある程度無茶なことをお願いしても、「愛想笑いをしながら」引き受けてくれるのが愛想笑いをする人なので、周りはそれを分かった上で、嫌な仕事などを押し付けようとします。

信頼を得ることができない

愛想笑いをすることによるデメリットとは、「信頼を得ることができない」というものです。これは「愛想笑い=嘘」ですし、「いい顔をしている」人を信頼するという人は少ないです。

ほとんどの場合、愛想笑いというのは「愛想笑いしてるな」と見抜かれていることが多いので、そんな「嘘」の笑いで「周りに合わせている」人というのは信頼されなくて当然とも言えます。

とにかく自分自身が疲れる

愛想笑いをするデメリットには、「とにかく自分自身が疲れる」というものも当然あります。これは冒頭でもお伝えしましたが、愛想笑いをするのは「人に合わせる」ことなので疲れます。

また、人からどう思われるか?というところばかりを気にしているので、人の目や人からの評価に振り回されることにもなり、そこから精神的に疲れ果ててしまいます。

愛想笑いをやめるメリット

愛想笑いをする人には多くのデメリットがあります。ですので、愛想笑いをやめることで得られる「メリット」というものも当然あります。

やめるだけで、先に挙げたデメリットがなくなることも「メリット」と言えますが、より具体的に愛想笑いをやめることで得られるデメリットを確認していきましょう。

気持ちが軽くなる

愛想笑いをやめることで得られるメリットは「気持ちが軽くなる」というものが挙げられます。愛想笑いをする人というのは、「人に合わせる」ことばかりしています。

ですから、いつも人の表情や機嫌を察知するために「気を張っている」ことになります。愛想笑いをやめることは、その「気を張った」状態もやめることができるので、当然「気持ちが軽くなる」というメリットを得られるわけです。

自分らしさを出せるようになる

愛想笑いをやめることで得られるメリットは、「自分らしさを出せるようになる」というものがあります。人に合わせて、周りに同調してばかりでは、「自分らしさ」や「個性」は無くなっている状況です。

愛想笑いをせず、笑いたいときに笑い、泣きたいときに泣いて、機嫌が悪いときには、周りが笑っていてもその気持ちを殺したりせずにいられれば、「自分」というものを出せるようになります。

本当の友達ができる

愛想笑いをする人の特徴で「友達があまりいない」ということを挙げましたが、愛想笑いをやめることができれば「本当の友達ができる」というメリットもあります。

自分自身の本当の表情、気持ち、感情を出すことで、「それを理解する人」や「それを良しとする人」と心が通い合うようになりますから、その人とは意見を言い合えるような本当の友達になることができます。

愛想笑いの見分け方

愛想笑いをする人について様々な視点から確認してきましたが、次は「愛想笑いの見分け方」を確認していきましょう。どのような「笑い」が「愛想笑い」と言えるものになるのでしょうか。

目が笑っていない

愛想笑いの特徴としてよく言われるものが、「目が笑っていない」というものです。これを見ればすぐに「愛想笑いだ」ということが分かります。

口元は口角が上がって「笑顔を作っている」けれど、目元が笑っていないのです。具体的には目尻あたりにシワが寄っていない状態で、口だけで笑っているようなニュアンスです。よく見ると違和感があるのですぐに判断できるでしょう。

片方の口角だけが強めに上がっている

愛想笑いを見分ける方法としては、「片方の口角だけが強めに上がっている」というものも挙げられます。普通の笑顔はある程度左右対称に口角が上がります。

ですが、愛想笑いをしている場合は、いわゆる「引きつった笑顔」のように、片方の口角だけが強めに上がっていて、顔が歪んだような印象の笑顔を作ることが多いです。

ただし、「皮肉っぽい人」などは癖でそのように笑ったりもしますので、その場合は他の要素と組み合わせて見分けるようにします。

笑った顔が一瞬にして真顔になる

心から楽しかったり、面白かったりして「本当に笑っている」場合は、その笑い顔はすぐに真顔になったりはせず、笑いが収まったあとでも、朗らかな顔になるものです。

ですが、愛想笑いをしている人の場合は、一通り周りに合わせて笑ったあとは、「一瞬にして真顔に戻る」のです。別に楽しいと思っているわけではありませんので、そのような特徴が表れます。

極端すぎる笑顔

愛想笑いの見分け方としては、「極端すぎる笑顔」というのも挙げられます。これは少々見分けが難しい部分もありますが、「これぞ笑顔」という顔をキープできるような人がつくる「愛想笑い」です。

その人が普通に笑った時の顔が分かるのであれば、その顔と比べることでその違いが分かるのですが、目を細めて、口角を上げて「これぞ笑顔」という顔を作る笑顔ではない笑い方を普段はしているケースが多いです。

愛想笑いをやめる方法

愛想笑いにはデメリットがあります。周りからの評判も実は良いものではないケースのほうが多いです。そんな愛想笑いをやめるためにはどうしたら良いのか?というところをご紹介します。

自然と笑った時だけ笑う

まず、一番大事なことは、「笑う」というのは無理にすることではありません。ですから「自然と」笑ったときにだけ笑うようにすればいいのです。

楽しいと思えば笑いますし、おかしいと思っても笑います。また嬉しいときにも笑顔になります。そういった自然な感情に任させていればいいのです。自分の意思ではなく「無意識に」作る表情だけで過ごしてみると良いでしょう。

他人に媚びを売るのをやめる

ほとんどの場合は、「他人に媚びを売る」ということが目的で愛想笑いをします。それ以外でも「他人に媚びを売る」ことに関連性のある事柄がほとんどです。

ただ、「愛想笑いで売れる媚」などというものは、実はほとんどありません。その愛想笑いは見抜かれていることがほとんどなので、媚を売るどころか、信頼を失っているだけの可能性が高いです。それを理解すれば愛想笑いもやめられます。

肩の力を抜いてリラックスする

先にもお伝えしましたが、愛想笑いをしている人は「気を張っている」状態の人が多いです。その状態をやめて、「肩の力を抜いてリラックス」しましょう。

リラックスしている状態なら感情が素直に表情や態度に出ます。愛想笑いをやめたいと思うのであれば、その状態でいいのです。

嘘をつくのをやめる(減らす)

愛想笑いをするときに、心にも思っていない「そうだね」とか「私もそう思う」などの言葉を付け加えて同調していることが多いはずです。

そういった「嘘」を付くのをやめてみましょう。完全にやめるのが難しければ「減らす」努力をしましょう。それだけでも愛想笑いをする回数を減らすことができますし、少しずつやめることができます。

愛想笑いをする人が周りにいるのは自分のせい?

愛想笑いをする人に対して「あの人は愛想笑いばかりして信用できない」などの悪口やネガティブな発想をする人は多いですが、実は「愛想笑いをする人が周りにいるのは自分のせい」という可能性もあるのです。

なぜなら、自分の言動や態度が「相手に愛想笑いをさせてしまっている」可能性も十分にあるからです。相手に愛想笑いをさせるような行動や話をしてしまっていると考えると「自分にも悪いところがある」ということに気づくことができます。

相手が愛想笑いばかりの人間と考えるのではなく、自分に良くないところがあると考えてたほうが、「それを改善することができ」ますので、自分にとってはそちらのほうが建設的だということを理解しておきましょう。

人間関係を円滑にする方法は愛想笑いだけではない

ここまでにお伝えした内容からも分かるとおり、「愛想笑い」というのは、それほど人間関係を円滑にすることはなく、それが「愛想笑い」だと相手に見透かされているケースのほうが多いです。

もちろん、いつも不機嫌で怒ったような顔をしているのも問題ですが、愛想笑いで人柄を認められることもなければ、その笑顔を好きだと言ってくれる人もいません。

誰にでも「本音と建前」はありますが、建前ばかり、愛想笑いばかりしていては自分にとっても良いことはほとんどありませんので、「本当の笑顔」を出せるように自分自身の心と周りの環境を変えていきましょう。

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