自分の母親が大嫌いな娘の心理!母親が苦手でイライラする

自分の母親が嫌いだという思春期の女の子は多く、大人になっても関係を改善できずに嫌いなままというケースも増えています。ここでは思春期の女の子が母親を嫌う理由や母親にいら立つ理由を探っていきます。合わせて苦手な母親への対処法などもご紹介します。

自分の母親が大嫌いな娘の心理!母親が苦手でイライラするのイメージ

目次

  1. 1あなたは自分の母親を好き?嫌い?
  2. 2母親が大嫌いな娘の心理とは?
  3. 3母親が大嫌いとなる原因
  4. 4娘が大嫌いとなる母親の特徴
  5. 5母親が苦手でイライラするときの対処法
  6. 6大嫌いな母親にならないために意識したい子供との関係
  7. 7小学校高学年での母と娘の関係が将来に影響する
  8. 8娘の成長を感じたら自立を促す大切な時期

あなたは自分の母親を好き?嫌い?

あなたは、母親が大好きですか?それとも大嫌いですか?「大」を付ける程では無くても「どちらでもない」という人は少ないのではないでしょうか?人にとって母親とは、それだけ特別な存在なのです。

幼い頃には無条件に大好きだった母親に対する思いは、成長するに連れて、色々な方向に変化していきます。それがプラスの感情の時もあれば、マイナスの感情の時もあるでしょう。

母親は「特別」と書きましたが「神様」ではありません。成長するにつれていろいろな部分が見えて来ます。意見の食い違いであったり感情のぶつかりあいから対立する事も、また、逆に協調し合うことも自然です。「好きだから良い」「嫌いだから悪い」という事はありません。

母親が大嫌いな娘の心理とは?

「娘」にとって一番近くに居る同姓の人間は「母親」です。一緒に買い物に出かけたり、一緒にキッチンに立ったりと、良好な関係を築くことが出来れば、これほど頼りになる味方は居ないでしょう。しかし、必ずしも良好な関係を築くことが出来るかは分かりません。

関係がこじれると、距離が近いだけにとても厄介な存在だと感じてしまうようになります。幼い頃は大好きだった母親が苦手になり、やがて大嫌いになる心理とはいったいどのようなものなのかいくつかご紹介していきます。

母親が自分の邪魔をすると感じて嫌いになってしまう心理

娘のためを思うと、ついつい口を出したくなってしまうのが母親というものです。娘のためと思っているのですから、もちろん悪気はありません。

しかし、いつもいつも口を出される娘の方からすると、「私はこうしたいのに、お母さんはいつも邪魔をするんだから!」と感じてしまうのも自然な事でしょう。何度も積み重なれば、母親が苦手になり、だんだん嫌いになってしまいます。

母親は自分にとって敵であると感じて嫌いになってしまう心理

幼い子供は、無条件に母親が大好きです。それは、子供の過ごす世界の中で母親の占める割合が絶対的だからです。しかし、成長と共に世界は広がっていきます。自分の世界に母親や父親、家族以外の存在が入ってくるようになると次第に「母親=絶対的」という図式は当てはまらなくなってきます。

その様な中で、母親が時間に追われ、なかなか話を聞いてくれず、対応がいつもおざなりだと感じたり、仕事で家に居ない時間が多かったりする場合「自分は母親から愛されていない」「母親は自分を傷つける敵だ」という心理になり、次第に母親を苦手だと感じるようになっていきます。そして最終的には「大嫌い」となってしまう事も……。

束縛が耐えられないと感じて嫌いになってしまう心理

母親とは、子供を心配する生き物です。子供を心配するあまり「今日は何処へ行くのか?」「帰りは何時なのか?」「誰と一緒なのか?」など、子供に危険が無いかどうか全てをチェックしたくなるものです。

決して嫌いだから嫌がらせをしようとして、大人になっても門限を設けたり、友達付き合いに口を出してしまったりしているわけではありません。しかし子供からすると「少しほっといてほしい」「こんな母親から自由になりたい」という心理が働いて、母親を苦手になり、嫌いになっていくのです。

自分の大切な人を大切に思ってくれないなんて!と感じる心理

お腹を痛めて生んだ娘は可愛いものです。娘が可愛くて、大切だと思うあまり、ついつい娘が仲良くしている友人や、彼氏に少し嫉妬をして悪く言ってしまう事はありませんか?また、娘を心配するあまり、娘の友人たちの素行がついつい気になってしまって、注意をしてしまうなんて事は?

娘からすると、「私の大切に思っている人を、大切にしてくれないなんて意地悪な母親だ。」という心理が働き、「苦手だ」「嫌いだ」と感じてしまう事もあるでしょう。それが度重なれば大嫌いだと感じるようになります。

母親の言う事を聞くのが面倒だと感じて嫌いになってしまう心理

母親が、自分の言う事を聞かない娘に対して不機嫌になったり、思い通りにならない娘に冷たくしたりした場合に、幼い頃ならば母親の喜ぶ顔が見たくて、言う事を聞くかもしれません。

しかし、成長してくるとやりたい事も、やり方も自分で考えるようになります。そうなってくると「母親のいう事を聞くのが面倒くさい」けれども、「機嫌を損ねるのも面倒くさい」という心理が働き、一緒にいるのが苦痛になってしまいます。積み重なれば、母親が苦手になり、嫌いになっていくでしょう。

母親が大嫌いとなる原因

ここまで「母親が大嫌いな心理」をご紹介してきましたが、ここからはもう少し掘り下げて「母親が大嫌いになる原因」をご紹介していきます。思い当たることがあれば要注意です。娘は「お母さんなんて嫌い!」と心の中でつぶやいているかもしれません。

娘に自分の夢を押し付けてしまう

意外と多いケースが、「自分のやりたかったけれども出来なかったことを、娘で実現しようとする」というものです。バレエやピアノなど、自分が子供のころに習いたかったものを強要してしまったり、子供の気持ちをしっかり受け止めず
に、進路を決めてしまうなど。

自分がやりたかった事だけに相手も喜んでいると思い込んでしまって、強要していることに気が付かない事も多いのがこのケースです。娘も母親の期待に応えようと限界まで頑張り、疲れてしまいます。やがて母親を重荷に感じるようになり、大嫌いになる原因になってしまいます。

娘をライバル視してしまう母親

「母親」と聞くと無償の愛を注ぐイメージを抱きますが、実際には娘に嫉妬してしまう事もあります。夫を娘に取られたと感じる母親は、意外と多いものです。

娘が年頃になり、お化粧をしてお洒落に気を使うようになると、若さと可愛らしさに嫉妬して、ライバル視してしまう事も……。そんな感情を娘が感じ取れば、大人げないと感じ、嫌いになるでしょう。

さらにそんな時に異性の兄弟が居ると扱いに差が出てしまい、娘は「自分より兄弟の方が愛されている」と感じて母親を苦手だと感じるようになり、やがて大嫌いになってしまう原因になります。

母親に虐待されていた

こちらは少しレアなケースですが、虐待は母親を大嫌いになる原因になります。暴力だけが虐待ではありません。「身体的虐待」「性的虐待」「心理的虐待」「ネグレクト」などがあり、また、一つずつではなく「暴言」と「暴力」などのように組み合わさって発生することもあります。

虐待を受け続けた子供は強い攻撃性を持つことがあり、思春期以降に問題行動を起こすことが多いです。そして、いつしか母親と娘との間に合った絶対的なパワーバランスが崩れるとそれまでとは逆に「娘からの暴力」や「暴言」に繋がることも。子供は「母親は、敵」「母親は自分を愛していない」と感じているのです。

虐待が子供に与える影響は深刻で、体の傷や栄養不足による発育不良のように目に見える部分だけではなく、心理的な影響も大きく、体と心、両方のケアが必要です。

「嫌い」の原因で多いのは過干渉になってしまっている場合

上記とは逆にあまりにも溺愛しすぎて、子離れ出来ないという場合もあります。母親にとっては、娘はいくつになっても娘です。しかし、娘も中学生や高校生になれば友人と出かけたり、帰りが少し遅くなることもあります。時には彼氏が出来たり、デートして帰って来る事もあるでしょう。

そのような時、適度な距離を保つことが出来ていれば、笑顔で送り出す事も出来るでしょうが、子離れ出来ていないと、つい、「誰と?」「何処に?」「何時まで?」と問い詰めてしまったり、心配になり迎えに行ってしまったりといった行動に出てしまいます。

すると、「子供扱いしないで!」や「いつもくっついてきて、うざい!」となり「母親が苦手」「母親なんて大嫌い」の原因となってしまいます。

娘が大嫌いとなる母親の特徴

それでは、娘に「嫌い」「大嫌い!」と言われてしまう母親の特徴をいくつかご紹介していきます。

娘は「頑固で偏見が激しいタイプの母親」が嫌い

子供だからと、母親としての考えを押し付けてしまい、娘の意見に全く耳を貸さないのがこのタイプの母親です。

子供たちは生まれた時から、母親のルール、各家庭のルールで育ちます。しかし学校に通うようになり、社会との関りが広がるにつれて、様々な刺激を受けると母親の考え方やルールが絶対ではない事に気が付きます。すると、自分で考えるようになり自分のルールを作るようになります。

特に思春期は、それまで絶対的だった親の考え方や価値観よりも、自分の考えや友人の考えを大切に思う時期です。この時期に自分の意見を全く聞いてもらえないと、母親が「苦手だ」「嫌いだ」と感じるようになってしまう事もあるでしょう。

娘が嫌いなのは「自己中心的すぎる母親」

自己中心的な母親とは、例えば自分の事ばかりに構っていて子供の事に全く構わない、度が過ぎた放任主義の母親です。このような母親をもつ娘は、自分が愛されているのか自信を持つことが出来ません。

また、「子供のため」と言いながら、実は世間体を気にしていたり、見栄や保身のために子供を使おうとしている母親もこのタイプに当てはまります。子供はよく見ています。このような事をしていては、母と娘の間の信頼関係は崩れ去ってしまうでしょう。

それから、自分の事は棚に上げておいて、子供が同じことをした時には怒ったり、子供の都合など考えずに自分の都合で用事を言いつけてくる。など、母親の権力に物を言わせた行動をする母親もこのタイプの典型です。母親であっても無くても、権力に物を言わせるような人と一緒に居たいと思うような人は、中々いません。嫌われてしまいます。

娘は「褒めてくれない母親」が嫌い

良好な親子関係を築くにあたって、「褒める」という事は非常に重要です。褒められるという事は、人に認められるという事です。そして人に認められるという事は、自己を形成する上で非常に重要な事だからです。

中学生くらいになると、自分でやり方を考え、実行する機会がぐんと増えます。大人から見れば、まだまだ改善の余地があったり、うまくできていない事も多いことでしょう。

しかしここで、いちいち母親が手直しして口を出していると、娘は「自分は母親に認められていない」と感じてしまいます。すると、承認欲求が満たされず、自分に自信を持つことが出来なくなってしまいます。そしていつしか不満を抱え込み、不満がたまっていくと母親への苦手意識に繋がっていきます。

人は自信を持つことで、いろいろな事にチャレンジしたり、前向きに取り組んでいくことが出来ます。子供の自信を育てるためには結果だけを見るのではなく、頑張った姿を褒める事が必要です。

娘は「プライベートに土足で踏み込む母親」が嫌い

赤ちゃんの頃はプライベートのプの字も無かった娘も、成長するにつれて自分の世界を作り、母親には言いたくない事や、見せたくないものも出てきます。

母親の方でも、「成長したのね」と徐々に距離を取っていく事が出来ればいいのですが、いつまでたっても幼い頃と変わらない勢いで世話を焼いたり、行動を把握しようとしたりしていては、「お母さんなんて嫌い!」と言われてしまいます。

いくつになっても娘は娘と思うのが親心。心配してあれこれ聞いてしまったり、勝手に部屋の掃除をしてしまったりする事は、やめられないでしょう。しかし、小学校高学年から中学生辺りの年頃はデリケートな時期です。そんなことを続けていると「お母さんなんて嫌い!」と言われてしまうだけでなく将来の親子関係に響いてしまうので要注意です。

母親が苦手でイライラするときの対処法

親子関係は、いくら嫌いでも、切ろうと思ってすぐに切れるものではありません。苦手な母親と会うたびに、電話で話すたびにイライラしていては疲れてしまいます。

繰り返していくうちに母親の事をどんどん嫌いになっていってしまうでしょう。そして母親だけでなく、母親を嫌いな自分まで嫌いになってしまうなんて事もよくあります。そうならないためには、どのように対処していけばいいのでしょうか?

まずは距離を取る

近くに居ればいるほど、顔を合わせる機会は増えます。すると当然、嫌いになるきっかけも増えていきます。社会人であれば、「自立のため」などと理由をつけて家を出る事が有効です。

学生や何らかの理由で家を出る事が難しい場合は、予定を入れたり、自分の部屋で過ごすようにして、共に過ごす時間を減らすようにしましょう。少し距離を置くことで関係を客観的に見直すことが出来、気持ちが落ち着くこともあるでしょう。

近すぎるから、腹が立ち、嫌いになる事もあるのです。少し距離を置いてみれば、今まで憎たらしくて嫌いだと思っていたところや、大きなお世話だと思っていた事も可愛く見えてきたり、ありがたく思えてくることも……。

母親もまた同じで、距離が出来たことであなたの成長に気が付くきっかけになるでしょう。そうなれば、お互いを尊重しあえる関係が築けることでしょう。

親子という関係に甘えない

先程ご紹介した距離の取り方は物理的なものですが、こちらは心理的に距離をとってみる方法です。「母と娘」という関係だからこそ、お互いにどこかに甘えもあり他人ならば許せることでも許せなくなることがあるのではないでしょうか?

母と娘の関係は、根底にある「親子の絆」に安心してしまい言いたいことを言いすぎてしまう事にも繋がります。そんなときに、「大嫌い!」と思ってしまう事だって……。イライラっと来た時には、一度冷静になって母親を「他人だったら」と仮定して言葉を選んでみては?

娘の方で少しずつ母親との心の距離を取っていくことによって、母親の方も娘の成長に気が付き、徐々に子離れしていくことが出来るでしょう。いつしか「嫌い」という感情が薄れていくこともあります。

友人に相談してみる

家を出たり、他人として見てみたりすることは、意外と難しいこともあります。そのような時には友人に相談してみるのもいい方法です。「母親が嫌い」という事が何となく後ろめたくて、「誰かに相談してみる」なんて事はしたくないと思う人もいるでしょう。

しかし最近では、母と娘の関係改善について特集した本なども売り出されているように、意外と「母親が苦手」「母親が大嫌い」と感じている女性も多いのです。何人かに相談してみると、人それぞれの親子関係の話も聞くことが出来、いろいろな母親像が出てくるでしょう。

たくさんの「母親像」を知ることによって、自分の抱いていたイライラや「嫌い」という感情が普通の事だと思えたり、「母親あるある」なんだな。と思えるようになります。すると、許せなかったことが許せるようになり、許せなくても大した問題ではないと思えるようになるでしょう。「嫌いでもいい」と思えるだけで、心が軽くなります。

また、友人に相談してみたら、その友人も「母親の事が嫌い」だったという事もあるでしょう。その場合には、お互いに母親の何処が嫌いで、苦手なのかカミングアウトしあうことが出来、それだけでもかなりのストレス解消になるでしょう。

大嫌いな母親にならないために意識したい子供との関係

「お母さんなんて大嫌い!」と娘に言われてしまわないように、普段から意識しておくべき子供との関係とは?項目に分けてご紹介していきます。

親しき中にも礼儀あり

母親と娘というのは最も身近な存在です。傍にいる事が当たり前で、ついつい遠慮が無くなり取り返しのつかない言葉を投げかけてしまう事もあるのではないでしょうか?しかし、親しき中にも礼儀ありという言葉があるように、娘と言えども一心同体ではありません。礼儀を忘れてしまっては、関係は破綻してしまいます。

自分とは別の「人」として適度に距離を取り、話を聞き、しっかり意見を言い合える関係を築いていけるように心がけましょう。母親という立場に甘えて、遠慮なしに言葉をぶつけているうちに、声も届かないほど遠い存在になってしまう事もあるのです。

娘の人生のハンドルは娘自信に握らせる事が大切

母親は、娘を大切に思うあまり、色々な事に口を出してしまいます。もちろん、愛情あっての事であって、嫌いだから支配しようとしているのではありません。しかし、いつもいつも口を出されていると、娘は母親を鬱陶しいと感じ、嫌いになっていきます。最後には大嫌いになってしまう事も……。

母親からしてみると、「あなたの為に言っているんだから言う事を聞きなさい」と思うでしょう。しかし、娘の人生は娘のものです。幼い頃、一緒に握っていた娘の人生のハンドルから、徐々に手を放して、自分の人生はのハンドルは自分で握ることが出来るように見守っていてあげましょう。

そうすることで、娘も、母親に認められたと実感することが出来ます。母親に認められていると実感することが出来れば、自然と母親の意見に耳を貸すようになっていきます。すると、お互いに自分の思っていることを伝えやすい環境になっていくことでしょう。良好な親子関係を築くには、まずは「聞く」事が大切です。

関係を修復するためには素直に謝ることが大切

いくら良好な親子関係を築いていたとしても、意見がぶつかり合う事はあるでしょう。それが、喧嘩に発展することも……。喧嘩になってしまった後、少し冷静になってから「言い過ぎたかな?」「自分が悪かったかな?」と思っても、母親のプライドが邪魔をして、素直に謝ることが出来なかった事はありませんか?

しかし「言い過ぎた」「悪かった」と感じた時には素直に謝ることが大切です。たった一言「ごめん」という言葉を伝えられるかどうかで、その後の親子関係がガラリと変わってしまう事もあります。

本気で想っていれば、時には熱くなってしまう事も、自分の考えを押し付けてしまう事もあるでしょう。それは仕方のないことです。しかし、気持ちが落ち着いたら、母親としてのプライドを優先させずに、素直に謝ることが大切です。そうすることで、お互いに嫌いにならずに済むのです。

小学校高学年での母と娘の関係が将来に影響する

小学校高学年くらいの年頃の娘と母親の関係は、その後の将来に大きく影響します。一番傍にいる同性である母親は、人生のモデルになるのです。この時期の母親の接し方が自己肯定感や幸福感、結婚相手の選び方など、その子の人生に大きく関係していきます。

小学校高学年の娘への接し方

それでは、どの様な接し方を心がければいいのでしょうか?まず、重要な事は「家族の仲がいい」という事です。この時期の夫婦仲は、娘の将来の結婚観や結婚相手の選び方に大きな影響を与えます。夫婦関係、兄弟関係、親子関係などが円満であることによって、成長して大人になった時に自己肯定感と幸福感を得る事が出来るのです。

中学生の娘への接し方

中学生くらいになると「自分という存在」を強く意識し始めます。その時に重要になってくるのが、同性のモデルである母親の「生き方」です。

仕事をしているのか?専業主婦なのか?何かに生きがいを感じているのか?など、ライフスタイルは多種多様ですが、重要なのは何をしているのかではありません。日々をイキイキと過ごし、前向きに物事に取り組む姿が娘の幸福感に繋がっていくことでしょう。

娘への接し方で気を付けるべき三つの事

娘への接し方でしてしまいがちな、しかし、避けるべき三つの事をご紹介します。まず一つは、自分の選んだ道を後悔しない事です。母親が過去を後悔する姿は、娘に不安や迷いを与えます。いくら後悔しても過去は変えられません。過去を受け入れ、ステップアップしていく姿を娘に見せる事で、過去の出来事を将来の糧にしていきましょう。

二つ目は、胡麻化すことです。完璧な母を演じようとして、取り繕っても娘はよく見ています。時にはカッコ悪い姿を見せる事もあるでしょう。そんな時には、胡麻化さずに「失敗しちゃった!」で、いいのです。

ごまかして、取り繕ってばかりでは、母親自身のストレスにもなります。完璧を求めあう関係よりも、失敗を笑って許しあえる関係の方がお互いに居心地がいいのではないでしょうか?

そして最後の三つめは、愚痴こぼすことです。ついつい傍にいる娘に愚痴を聞いてもらいたくなることもありますが、それはやめましょう。特に父親や家族の愚痴はNGです。大切な家族の愚痴を聞かされても、娘は嫌な思いをするだけです。

娘の成長を感じたら自立を促す大切な時期

同性という事で、お互いに甘えが出やすい母親と娘の関係。娘が成長するにつれて母親が依存してしまうケースや、いつまでも親離れ出来ずに娘が母親に依存してしまうケースが最近多くみられます。「娘だけが生きがい」「娘が生活のすべて」となってしまうと、気が付かずに自立しようとしている娘の障害になっている事も……。

そうならないように、娘の成長を感じたら徐々に距離を置き、自信をもって自分の人生を歩んでいきましょう。母親がそうすることで、娘も自分の人生に自信を持って前向きに歩いていくことが出来るはずです。それが子供の自立に繋がる第一歩なのではないでしょうか?

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