2018年12月20日公開
2018年12月20日更新
添い遂げるの意味とは?一生添い遂げるなどの使い方も紹介
添い遂げるの意味とはどのようなものでしょうか。また、「一生添い遂げる」など添い遂げるという言葉の実際の使い方も例文を交えてご紹介します。一生添い遂げると思われる夫婦の特徴や一生添い遂げるための条件なども解説しますので、チェックしてみてください。
目次
「添い遂げる」を正しく使おう!
「添い遂げる」とはどのような意味の言葉なのかを様々な視点からご紹介していきます。そもそもの「添い遂げるとは?」という言葉の意味から、それに併せての類語もお伝えします。さらに例文を交えた「添い遂げる」の使い方も解説します。
さらに、そういった「言葉としての意味」だけではなく、男性女性がともに「夫婦として添い遂げようと心に決める瞬間」や、「一生添い遂げると思われる夫婦の特徴」など、添い遂げるとはどういった行動や思いなのかという部分もお伝えします。
「添い遂げる」の意味とは?
そもそも「添い遂げる」とは、どのような意味なのでしょうか。「添い遂げる」とは、「側にいる」とか「一緒にいる」という言葉の意味をさらに強くしたような意味になります。
そして、添い遂げるの「遂げる」という言葉が示すように、「ずっと」側にいる、とか、一緒に「居続ける」というように、継続性のある言葉の意味となります。
また、「決意」や「誓い」、「覚悟」のような意味や意思も込められている言葉で、「終わりを迎えるまで何があっても側にいる」というような、「最後まで」、「何がっても」という強い意味も込められているケースが多くなります。
「添い遂げる」の類語
「添い遂げる」の類語とはどのようなものがあるでしょうか。これはさきほど「添い遂げる」とは?という意味を説明するときにも使っている言葉なども当然含まれます。
「一緒にいる」「連れ添う」「寄り添う」などの言葉も類語として挙げられますし、「結婚」や「婚姻」、「一緒になる」などの言葉も添い遂げるの類語として使える言葉になります。
「添い遂げる」の使い方《例文紹介》
「添い遂げる」の使い方とは、どのようなものがあるでしょうか。やはりこちらは「一生添い遂げる」というように、人生の終わりまでを伴に生きるというような使い方ができます。
また、他にも「添い遂げると決めた」という使い方や、「最後まで添い遂げた」というような使い方もできます。それぞれ似たような意味にはなりますが、各々の使い方を例文を交えてご紹介します。
例文①一生添い遂げる
「夫婦として一生添い遂げる」などのように、夫婦として、同じ人生を、肩を並べて、「死がふたりを分かつときまで」寄り添って進んでいく、というような意味で「一生添い遂げる」という言葉を使います。
「重く深い覚悟」を持って発せられる言葉で、何があっても側にいると決めた相手に対して思う感情です。よく言われる「世界中が敵になっても自分だけは味方でいる」と思えるような気持ちが入った言葉となります。
例文②添い遂げると決めた
「この人に添い遂げると決めた」など、こちらもやはり「ずっとこの人についていく」「ずっと一緒に歩んでいく」という思いと覚悟を持った時に発したり思ったりする言葉となります。
きっかけの大小はあれど、何かをきっかけに「添い遂げる」という『決意』をした時にこのように「添い遂げる」を使います。
例文③最後まで添い遂げた
「夫がお墓に入るまで…最後まで添い遂げた」など、「添い遂げる」という行為や思いを「やり遂げた」ときに使われる方法がこちらになります。
夫婦生活でも、それ以外でも、「添い遂げる」という行為や思いには必ず「終わり」があります。それをやりきった時に「最後まで添い遂げた」という達成感とともに、使われる言葉です。
この人と添い遂げようと心に決める瞬間とは?
例文にも挙げたように人には「この人と添い遂げようと心に決める瞬間」というものがあります。一生をともにすることを決める瞬間なので、「結婚を決意する」とか、「結婚を意識した」という瞬間のことになるケースが多いです。
もちろん、結婚以外でも一生添い遂げるということはありますし、「仕事のパートナーとして添い遂げる」ということもありますが、ここでは主に「結婚」やそれに関連する形での「心に決める瞬間」をご紹介します。
夫婦といえば、同性婚もありますが、基本的には男性と女性がいるものですので、それぞれ「男性編」と「女性編」に分けていくつかご紹介します。
男性が彼女と添い遂げようと思う瞬間
「男性が彼女と添い遂げようと思う瞬間」にはどのようなものがあるでしょうか。比較的男性のほうが「結婚」という形にこだわらないケースも多いですが、「添い遂げよう」と思う瞬間でいえば、それほど少ないわけではありません。
「この女性と一緒にいたい」、「一生側にいてほしい」という思いなので、「形式上」「書類上」の結婚という意味ではなく、「感情」の話になるケースが多いです。
また、男性が女性に対して「添い遂げよう」と思うのは、「守っていこう」、「大事にしていこう」などの気持ちも入っているので、その点は女性とは差が出る部分でもあります。
自分の心の変化に気づいてくれる
男性が彼女と「添い遂げよう」と思う瞬間には、「自分の心の変化に気づいてくれる」というものがあります。男性は女性よりも感情を表に出さない人が多く、自分の気持ちを隠しがちなところがあります。
特に辛い気持ちや、苦しい気持ちは「弱みを見せるのが恥ずかしい」という男心やプライドが邪魔をするので、滅多なことでは表面に出しません。
ただ、実際には「辛い」こともありますし、「苦しい」こともあるので、表面に出さないだけで、そういった「感情」を持っていることは当然あります。
その感情を持っている時の心の変化からわずかに出た表情や態度などを察知して、「大丈夫?なんか元気ない?」などの言葉をかけてくれる女性に男性は弱いです。
そして、そういう心の機微を察知してくれる女性が彼女であれば、そういった言葉をかけてくれるタイミングで、「添い遂げよう」と心に決める瞬間があります。
マナーの良さや優しさが見えるとき
男性は女性に対して「マナーの良さ」や「丁寧さ」、「清楚さ」、「礼儀正しさ」、「優しさ」など「柔らかい所作」を求めがちなところがあります。
特に付き合ったり、遊んだりする女性にはそれほどではないですが、「結婚」などを意識するような場合には、その部分が顕著になります。
ですから、「添い遂げよう」と心に決める瞬間には、そういった「マナーの良さ」や「優しさ」などが垣間見えたときで、「この人と一緒にいたいな」「この人なら家庭を守ってくれそうだ」という気持ちが生まれます。
夢や目標を応援してくれたとき
男性というのは、時に現実的ではなく「夢」や「目標」を追いがちなところがあります。「夢見がち」という意味もありますし、そうではなく「実際に夢を追って行動している」意味もあります。
その「実際に夢を追って行動している」時というのは、周りの人や彼女に何かと「迷惑」や「我慢」をさせてしまうことが多いです。付き合いが悪かったり、出かけたり、デートをすることができなかったりということです。
そんな「自分なのに」それでも好きでいてくれて、応援してくれて、本当は寂しいはずなのに我慢して待ってくれているというのが「ヒシヒシと」伝わってくるようなことがあれば、その時が「添い遂げよう」と思う瞬間です。
女性が彼氏と添い遂げようと思う瞬間
男性が彼女と添い遂げようと思う瞬間を見てきましたが、今度は逆に「女性が彼氏と添い遂げようと思う瞬間」を見ていきましょう。
女性のほうが現実的で、かつ、付き合う段階から「結婚の部分をある程度想定して」彼氏のことを見ていたりもするので、「添い遂げよう」というのは、『気持ち』だけではなく、現実的な部分も含まれているケースが多いです。
男らしく引っ張ってくれたとき
多くの女性は「守ってもらいたい」という深層心理があります。表向きは強くて「男勝り」な女性であっても、やはり心の奥底には「男性に守ってもらいたい」という気持ちがあるケースが多いです。
そんな女性ですから、彼氏に「男らしく引っ張ってもらった」ときや「男らしく守ってくれたとき」などに、「この人なら付いていっても大丈夫」という気持ちとともに「添い遂げよう」という気持ちが生まれます。
店員さんにも丁寧な対応ができる
心理学的な話になりますが、コンビニの店員さんなどに対する態度が「長年連れ添った妻への態度」というものがあります。
それを知ってか知らずか、女性は男性の店員さんに対する態度というのを見ています。店員さん相手になると急に偉そうで無愛想な人がいますが、そういった人はやはり女性からは冷めた目で見られることが多いです。
店員さんにも丁寧で、優しくできる彼氏というのは、無意識に「自分にも丁寧で優しくしてくれるだろう」ということを思えるので、添い遂げようと思う瞬間になったりもします。
収入面が安定している
こちらの「彼氏に添い遂げようと思う瞬間」が現実的で、かつ、非常に多いケースになりますが、「収入面が安定している」という部分が挙げられます。
これを聞くと男性は「金かよ!」と思う人もいますが、事実、一生をともに過ごすためには「お金」は絶対に必要不可欠なものですし、のちの「子ども」のことなども女性は考えるのです。
この人は自分と子ども養っていく能力があるか、という判断です。昔の「狩り」の時代であれば、「上手く狩りができるか」でしたか、それが現代版になると「お金・仕事」ということになるのは、ある意味自然なことでしょう。
一生添い遂げると思われる夫婦の特徴
一生添い遂げるだろうと思われる夫婦にはどのような特徴があるでしょうか。これは、「こんな夫婦は一生添い遂げるだろう」「あの2人は死んでも離れない」と思われるような部分になります。
「親しき仲にも礼儀あり」ができている夫婦
新婚のころはまだしも、夫婦になって長くなってくると「慣れ」などによって、良くも悪くもお互いに「なあなあ」になってくる部分が出てきます。
ですが、一生添い遂げるだろうと思われる夫婦は、「親しき仲にも礼儀あり」がしっかりしています。特に「ありがとう」とか「ごめん」という言葉はしっかりとできることが重要になります。
夫婦間での行動は生活の中で「あたりまえ」のようになってきますが、それでもそれを「あたりまえ」と思わず「ありがとう」が言い合える夫婦はいつまで経っても仲が良く一生添い遂げるだろうと思われる夫婦となります。
スキンシップがある夫婦
やはり夫婦間においては「スキンシップ」が大事になります。こちらも「慣れ」と同じく長年連れ添った夫婦となると、スキンシップもなくなってくるケースが多いです。
「夜の営み」もそうですが、それよりも簡単にできる、キスやハグ、手をつなぐなどのスキンシップさえも徐々になくなっていく夫婦が多くなっています。それらがいつまでも「ある」夫婦はやはり一生添い遂げる夫婦となるでしょう。
価値観の違いを認め合える夫婦
夫婦といえども「元は他人」です。ですから、絶対に価値観の違いというものは出てきてしまいます。血のつながった親子や兄弟姉妹でさえも価値観の違いがあるのですから当然です。
ですが、その違いを「認め合える」夫婦であれば、その違いによって対立することはありません。違うところは違うと、「そういう価値観もあるんだな」という考えがお互いにできる夫婦は一生添い遂げる夫婦となります。
一緒に出かけたりデートをしている夫婦
一生添い遂げると思われる夫婦の特徴としては、「一緒に出かけたりデートをしている夫婦」が挙げられます。新婚の頃や、結婚前に付き合っていた頃から変わらずの「お出かけ」や「デート」をしている夫婦です。
結婚前や付き合っていた頃と同じように「ラブラブ」ということではなくても、落ち着いた大人の雰囲気で2人で出かけたり、何かを一緒にやったりしている夫婦というのは、一生添い遂げる夫婦となるケースが多くなります。
一生添い遂げるために必要な条件
一生添い遂げるためにはどのような条件が必要になるでしょうか。男性と女性がそれぞれ「この人に一生添い遂げよう」と決心するようなことも必要な条件と言えますし、一生添い遂げる夫婦の特徴も必要な条件と言えるでしょう。
それ以外の部分でも「このような行為ができる、気持ちがある2人」であれば、一生添い遂げることができるであろう条件を挙げていきます。
お互いが思いやりの心を持っている
一生添い遂げるというのは、それなりに長い期間の話になりますから、やはり「お互いが思いやりの心を持っている」ということは必要な条件になります。
どちらか一方だけの思いやりでもしばらくは関係を続けられるでしょう。しかし、「一生」という長い期間になるとやはり「お互い」の思いやりがなければ難しいです。
気持ちを言葉で伝えることができる
一生を添い遂げるためには、「気持ちを言葉で伝えることができる」ということも条件の1つと言えるでしょう。さきにもお伝えした「ありがとう」などの言葉もそれに当てはまります。
また、「愛してる」や「好き」という気持ちも「分かるだろ」と思い込んでいるだけでは、相手に伝わっていないことが多く、やはり照れくさくても「時々でも」言葉に出して相手に伝えることが大切です。
多少の我慢ができること
一生添い遂げると思われる夫婦のところで挙げた「価値観の違いを認めあえる」というものにも近いですが、もとは他人の2人ですから、すべてが合致することはなく、多少の意見の食い違いや不満などを感じることはあります。
それらを「我慢する」ことができなければ、やはり他人の2人はいずれ「離れる」ことを選んでしまうのです。大きな我慢は続きませんが、多少の我慢、小さな我慢はお互いがお互いを尊重するために必要なものです。
子どもに対する考え方も重要
一生を添い遂げるということは、「子ども」を授かる可能性も非常に高くなっているので、子どもに対する考え方というのも重要になってきます。
子どもに対する「愛情の度合い」などもそうですが、「教育方針」なども重要で、それらがすれ違うことによって、2人の仲に溝が生まれる可能性もあります。多少のズレは仕方ないですが、おおよそは合致している必要があるでしょう。
夫婦になって添い遂げるためには
ここまで「添い遂げる」という言葉の意味や、そのために必要な考え方や行動・態度などを見てきましたが、「覚悟」と「相手のことも考慮した考え方」が何よりも重要です。
すべての内容はそれらに集約されると言っても良いくらいに、「添い遂げる覚悟」と「相手あってのもの」になっています。つまり、「添い遂げる覚悟」をする時は、「相手への思いやりや我慢」も同時に持つ覚悟をしなくてはいけません。
添い遂げると決めて一緒になったのであれば、途中で離れることなく、多少の喧嘩やすれ違いはありながらも、「無事」終着点まで行けるように、お互いがお互いを思いやりながら過ごしましょう。