安心感とは?安心感のある人の特徴を紹介
安心感のある人の特徴を紹介します。一緒にいるとホッとする人、仕事を任せても大丈夫そうな人、頼れそうな人。貴方が安心感を持つ人はどんな人でしょうか。恋愛や仕事で安心感を持つことの大切さや、そもそも安心感とは何なのかについて説明します。
目次
あなたのそばに安心感を感じる人はいますか?
あなたのそばに安心感を感じる人はいますか?一緒にいるとホッとする人、仕事を任せても大丈夫そうな人、頼れそうな人。貴方が安心感を持つ人はどんな人でしょうか。
安心感を感じる人と一緒にいると心が落ち着くだけでなく、素直な気持ちを表現でき人間関係もスムーズに行くことがあります。
職場の仲間や恋愛において安心感を持てているかどうかは、仕事や恋愛かうまくいくかどうかの大切な要素でもあります。そもそも安心感とは何なのか、安心感のある人の特徴を紹介します
「安心感」の心理学的な意味とは?
では、安心感の心理学的な意味とは一体何なのでしょうか。アメリカの心理学者「アブラハムマズロー」によれば、「人間の欲求は五段階に分けられ基本的には底辺の欲求から満たすことで次の欲求が生まれる」としています。最後に現れる欲求は「自己実現」です。
三角形の一番下にある欲求は生理的欲求です。次が「安全」で「所属と愛」「承認」「自己実現」と続きます。安全欲求とは身の安全や他者への依存、保護をされたいという欲求で、所属と愛の欲求は周囲から受け入れてもらいたいと言う欲求です。
安心感というのは第二段階の「安全」第三段階の「所属と愛」あたりが満たされている時の感情と言えます。子供の頃に十分に親に依存し「自分はここに居ていいんだ」という気持ちを持てた時に安心感が生まれるのです。
安心感のある人の特徴《男性編》
では、安心感のある人の特徴にはどんなものがあるでしょうか。まず初めに、男性で安心感のある人の特徴を説明します。
安心感のある人というと、落ち着きがある、穏やかである、どっしりとしているという印象があります。特に男性に求める安心感というのは、どっしり感が重視される傾向があるようです。しかし、実はそれだけではないようです。
相手に合わせてくれる
安心感のある人、安心感のある男性というと「どっしりとしている」「落ち着いている」というイメージがあるでしょう。でも、それは時と場合によります。本当に安心感のある男性は相手の様子に合わせてあげられる特徴があります。
例えば、あなたが目上の男性に初めて会うとします。あなたは緊張でドキドキしています。何を話そうか・・・と思っている時に、相手の男性が妙に落ち着いていてジッと貴方を見ていたらどう思いますか?余計に慌ててしまうのではないでしょうか。
安心感のある男性は最初に相手を安心させようとします。落ち着いて黙っているのではなく自分から貴方が打ち解けてくれそうな話題を選び話をするでしょう。しかも気遣いの素振りは見せず自分が楽しいから話すというスタンスを自然に取れるのです。
許容範囲が広い
安心感のある人、安心感のある男性は「許容範囲が広い」と言う特徴があります。安心感のある男性には何を言っても受け入れてくれそうな感じがします。
男性の中には許容範囲が狭い人もいます。そのような人は自己保身が強く「自分は攻撃されるのではないか」といつもピリピリしているのです。従って、ちょっとした言葉にも敏感に反応し相手を許す事が出来ません。
そういう人といると、とてもじゃないけれど安心感を持つことは出来ません。許容範囲が広い人は、余程の事がないと攻撃されるとは思いません。安心感のある男性は、その人自身も安心感を持っていると言えそうです。
確実な仕事をする
安心感のある男性は「確実な仕事をする」と言う特徴もあります。家族やサークルの仲間とは違って職場においては安心して仕事を任せられるか、すなわち「信頼できるかどうか」というのは非常に重要な要素です。
安心感は「何故か心が安らぐ」といった基本的欲求が満たされた時の感情ですが、信頼感は今までの積み重ねから「この人なら信じて頼れる」という感情です。安心感と信頼感は微妙に違っていますが、信頼できないと安心感は得られないのでどちらも不可欠です。
約束をきちんと守る
安心感のある男性は「約束をきちんと守る」と言う特徴もあります。約束の時間にきちんと現れる、一度した約束は破らないという積み重ねが信頼を生み安心感へとつながります。
口約束や社交辞令で「今度また会おうね」と言う人がいますが、本当に安心感の持てる男性は、もう会えない、忙しくて無理そうと思ったら軽々しく約束はしません。
約束を守る人は、正直な人、誠実な人でもあります。そういった人は周りから一緒にいて安心感が持てると思われるのです。
安心感のある人の特徴《女性編》
安心感のある人の特徴、次は女性編です。安心感のある人は基本的には正直で誠実な人が多いです。また、落ち着きがあるというのも重要な要素かもしれません。
いつも、ソワソワしている人と一緒にいると、いくらその人はいい人でも安心感は得られにくいからです。女性の場合は共感力や安定感がある、といった特徴があると安心感がある人と見られるようです。
共感力がある
安心感のある人、安心感のある女性は共感力があります。共感力というのは「その気持ち分かるわ~」というような、相手と共に同じ感情を味わえる力です。
男性には分からない感情でも、女性同士だと伝わることは山ほどあります。女性に好感度がある女性は大抵の場合は共感力がある人です。まずは、そこがないと相手に安心感を持ってもらう事は難しいかもしれません。
精神が安定している
安心感のある人、安心感のある女性は「精神が安定している」という特徴もあります。女性はホルモンの関係で精神が不安定になりやすく、ちょっとしたことで余裕がなくなってしまいます。
その中で、比較的メンタルの安定を保ち、穏やかでいられる女性のそばにいると安心します。母親が精神が不安定だと子供は安心感が得られません。「お母さんがいつ怒るのか分からない」からです。
精神が安定している女性は、子供の頃に母親の精神が安定していた人が多いようです。もちろん、親が精神不安定であっても、その後の人間関係で自分の育てなおしをすれば精神の安定を図る事は可能です。
相手を裏切らない
安心感のある女性は「相手を裏切らない」という特徴もあります。子供の頃に親に裏切られてしまった人、例えば、ずっといてくれるはずの母親が家を出ていってしまった、父親が何度言っても約束を守ってくれないなどの体験がある人は人を信じる事が出来ません。
そういう人は、相手がまた同じように自分を裏切るのではないかと疑心暗鬼に捉われます。しかし、その後の人間関係の中で自分を裏切る人ばかりではない、と分かると信頼できるようになります。
安心感のある女性は、相手を裏切る事がありません、裏切るとは陰で相手の悪口を言って陥れるような行為の事を言います。人を裏切るような行為をしない女性は誰からも安心して付き合ってもらえるでしょう。
やる事が正確である
安心感のある女性は「やる事が正確である」という特徴もあります。少しぐらい間違っても「ま、いいか~」と笑っていられる愛嬌も必要ですが、あまり間違いが続くと信頼してもらえません。
待ち合わせに遅れる事は滅多にない、いい加減なことは言わない女性はそれだけで信頼されます。お友達関係でも仕事上でもやる事が正確な女性は安心感を持たれるのです。
恋愛で安心感が大事な理由
では今度はシーン別の安心感について見て参りましょう。安心感は、人間関係を良好にするには欠かせない要素です。しかし、安心感が大事な理由は状況によって少し変わります。まずは、恋愛で安心感が大事な理由から説明します。
駆け引きが少なくなる
恋愛で安心感があると何か変わるのでしょうか。それは「駆け引きが少なくなる」ことです。例えば、ワザと相手のジェラシーを誘うようなことをして彼女の気持ちを確かめるようなことです。
恋愛においては時には駆け引きも必要です。お互いに刺激がないとマンネリ化してしまうからです。しかし、あまりにも駆け引きが多いと精神的に疲れてしまいます。
安心感のある恋愛か出来るとお互いの精神が安定するので、余計な駆け引きが少なくなるのです。本命の彼氏、彼女、結婚前提でお付き合いしている人は恋愛での安心感は不可欠でしょう。
素直な感情表現ができる
駆け引きが少なくなると、本当の感情を相手に伝えやすくなります。例えば、「本当は寂しかったの」とか「私よりあの子が好きなのかと心配だった」とか「もっとそばにいてほしかった」などです。
素直な感情表現は、プライドが高い人ほどそれが邪魔して伝えられない事があります。でも、お互いの安心感があれば、本音を言っても受け止めてもらえる、と思うので素直な気持ちが言えてしまうのです。
素直な気持ちを言い合えれば誤解を招く事が減り喧嘩も少なくなるでしょう。恋愛で素直になるのは相手と心を通わせるために一番大切なことかもしれません。
本来の自分になれる
安心感があると本来の自分でいられます。彼が本当に私を好きでいてくれるかどうか、不安で一杯なときは、変に強がってみたり、カマをかけたりすることがありませんか?つまり駆け引きをするのです。
でも、安心感があると、そんなことをしなくても大丈夫だと思えます。不安な時は彼の心をつなぎとめようと必死で学業や仕事が疎かになってしまいます。しかし、安心感があれば、恋愛だけに振り回されず、その時々で自分がするべきことに集中できるのです。
仕事で安心感を与えることの効果
では今度は、仕事で安心感を与えることの効果を説明します。仕事ではプライベートとは違って確実な仕事をして信頼を得ることが大前提となってきます。安心感を与えるとどんな効果が得られるのでしょうか。
仕事がスムーズに進む
安心感を仕事で与えることができると、仕事がスムーズに進むという利点があります。例えば、病院の診察室で検査を怖がっている患者さんがいたとします。でも、スタッフが検査の全容をきちんと話し納得と安心を得られればスムーズに検査が終わります。
相手に安心感を与えることはスタッフ間においても重要です。お互いに信頼関係を築けるのでそれそれの役割をしっかりこなすことが出来るからです。また安心感を持つと個々が本来の力を発揮できるため相乗効果でよりよい成果を生み出せる場合もあります。
売り上げが上がる
安心感を仕事で与えることができると、売り上げが上がるという利点もあります。仕事がスムーズに進んで、よりよい成果を残すようになると、以前にも増して良い製品が出来上がるからです。
それに加えて、お客さんに「ここの製品は壊れない」「アフターサービスが整っているから安心」と思ってもらえると、次もそこで買おうと思って貰えます。安心感をお客さんに与えられると売り上げも伸びるのです。
仕事を任せてもらえる
安心感を仕事で与えることができると、仕事を任せてもらえる、という利点もあります。どんなにいい人でもミスが多い、納期に遅れてばかり、という人には安心して仕事を任せる事はできません。
職場で安心感を得るには、普段の実績を積み上げておくことが何よりも大切なのです。また、誠実な対応も安心感につながります。ミスは誰にでもありますが、それを隠したり他人のせいにせず謝罪し素早い対応をすることでかえって信頼されることもあります。
職場においては、安心感と信頼感と誠実な対応をしっかり行うことで、仕事を任せてもらう事が増えるでしょう。
安心感はブランドになる
仕事で安心感を与える事の効果を説明しましたが、そもそも安心感というのはお客さんに向けてのアピールにも使えます。安心感は企業にとってのブランドになり得るものです。
お客さんがリピーターになるのは「この会社の商品なら買っても大丈夫」という安心感があるからです。車の検査をマニュアル通りにやらずに大問題になっている企業や不正が発覚した会社がありましたが、そういう所は今まで積み上げてきた信頼が地に落ちます。
「安心安全な食べ物を買いたい」「化粧品は肌に良い物を使いたい」「高額な製品を買う時は信頼できるところで買いたい」という消費者のニーズに長年きちんと応えてきた会社が生き残るのです。安心感というのは会社にとって最大のブランドと言えるでしょう。
人に安心感を与えられるようになろう!
安心感とは、何故か分からないけどホッとするような感覚です。幼い頃に基本的な欲求が満たされなかった人はなかなか安心感を得ることが出来ません。人間の根底にある欲求は根強く、特に「安心・安全」を満たしたい欲求は一番強いとされています。
なぜ、安心安全の欲求が強いのかというと昔は安全な環境ではなく危険を察知してすぐに行動する力が求められたからだと言われています。でも、少なくても日本は安全な国です。今が辛い人は別ですが心配しすぎて安心感を得られていない人も多いはずです。
まずは、あなたが安心感を持ちましょう。「自分は大丈夫」と信頼してあげるのです。その結果、周りの人にも安心感を与えられるようになります。人からの愛情を受け取ったら今度は周りにも与えられる自分になるといいかもしれません。