話が噛み合わない人の特徴!会話が噛み合わない人って?

会話をしていて、「なんだか話が噛み合わない人だな」と感じたことが、一度は経験したことがないでしょうか。相手との会話が成立せず、なかなか話が噛み合わないことにイライラしてしまったこともあるかもしれません。こちらでは、話が噛み合わない人の特徴と原因をご説明します。

話が噛み合わない人の特徴!会話が噛み合わない人って?のイメージ

目次

  1. 1話が通じない人にイライラする!
  2. 2話が噛み合わない原因
  3. 3話が噛み合わない人の特徴
  4. 4話が噛み合わない時の対処法
  5. 5会話が噛み合ってないと言われた際の改善方法
  6. 6会話が噛み合わないのは病気の可能性もある
  7. 7誰にだって話が噛み合わないことがある
  8. 8話が噛み合わないことも一つの個性

話が通じない人にイライラする!

社会に出れば、必然と知らない人と会話をする機会が増えます。多くの人と接すると同時に、中には話が噛み合わない人に遭遇して、話をすることに苦痛やもどかしさを感じることがあるかもしれません。

プライベートで出会う人であれば、自然とこちらから距離を置くことができますが、話が噛み合わない人が職場の同僚や上司であったり、長年付き合う必要がある人の場合は、そう簡単に切り離すことはできません。

話が噛み合わない原因

どうして話をしていて、相手と話が噛み合わない状況になってしまうのでしょうか。話が噛み合わないということは、コミュニケーションの段階で大きな問題が生じている状態です。そこには何らかの原因があり、その原因によって、話が噛み合わない事態になっています。

自覚をしていても、何が原因かがわかっていないと解決することも難しく、相手に改善を具体的に指摘することも困難です。では、話が噛み合わないのは、どのような原因が考えられるのでしょうか。

相手の話を聞いていない

会話を成立させるためには、相手の話をまず聞いて、話の内容を理解している必要があります。話が噛み合わないことになるのは、そもそも相手の話を聞いていないことが原因の一つです。

相手が話した内容を理解するどころか、どのような話をしていたかすら頭に入っていないので、答えられるべき質問にも答えられず、どこか話が噛み合わない状況に陥ってしまうのです。

話したいことだけを話している

相手の話をきちんと聞いていたとしても、その会話相手に対して答える気がまったくなければ、話が噛み合わないことが多発します。自己主張が激しい人にも、話が噛み合わない状態になる傾向があるのです。

コミュニケーションは、お互いの話をやり取りすることで成立します。自分が伝えたいことを優先してしまえば、それは一方通行の話であって、会話が成り立つことはありません。

抽象的な話し方をしている

お互いに話のやり取りをしていても、中には不思議と話が噛み合わない人もいます。具体的な話し方ではなく、抽象的にぼんやりとした話をしていることが、話が噛み合わない原因の一つです。

抽象的な話し方をすると、相手が何を伝えたいのかなかなかうまく読み取れず、会話が噛み合うときもあれば、噛み合わないときもあります。曖昧な表現をせずに、伝えたいことが何かをハッキリさせることが必要です。

話が噛み合わない人の特徴

話が噛み合わない人には、いくつかの特徴があります。少しでも話をしていて違和感を感じたり、会話が成立していない気がした場合は、これらの特徴に当てはまるかを考えてみましょう。

1.主語や単語を省略して話をする

話が噛み合わない人は、話の内容の主語や単語を省略して、人と話す特徴があります。自分の中では話の内容が何を指しているのかを理解しているため、自分自身の力で話が噛み合っていないことを理解することが、なかなかできません。

また、話さずとも伝わるだろうと過信しているところもあり、中には「それくらい分かるだろう?」と、話が噛み合わないのは相手に理解力がないと、相手に非があるのだと責めるような人もいます。

2.会話の切り出し方がズレている

話題を変化させるときは、適切なタイミングで話を切り出す必要があります。しかし、話が噛み合わない人は自己主張が強い人が多く、自分のタイミングで話したいときに話をするため、突然、今までとは別の話題に変化させられることがあります。

誰かと話をしている最中でも無関係に自分の話を切り出してくるので、話の腰を折られてイライラとしてしまうことが多くあることでしょう。

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3.相手の話を理解できていない

話が噛み合わない人は、必ずしも、人の話や都合を考えていない人ばかりではありません。相手の話をきちんと聞いていても、話の内容を理解できず、それでもなんとか話を合わせようと、内容を理解しないまま話を切り出す人もいます。

「知識がない人だと思われたくない」といった、プライドの高い性格が働いてしまい、理解できないままでも相手に質問できず、会話をしようとして話が噛み合わなくなる人もいます。

4.一般常識とは異なる考え方を持っている

話の多くは、一般常識を基本として話題を進めています。しかし、話が噛み合わない人は独特な価値観や、自分だけの一般常識を持っていることが多く、それを話の中に持ち出すために、話が噛み合わない状況に陥ることがあります。

一般常識にとらわれない価値観は、ときにはクリエイティブな発想や考えをもたらすこともありますが、一般常識を大切にして会話をおこなっている人に対しては、どこか的外れな意見に映ることがあるかもしれません。

5.自分のペースで話をする

会話にはリズムのようなものがあります。同じような話題を繰り返すのではなく、徐々に展開していき、話の内容が次々と変化していくものです。

通常、全体の会話のペースに合わせて話をしていくものですが、話が噛み合わない人は自分のペースで話をすることが多く、また、ゆっくりと考えてから話をするため、過ぎ去った話題に対して意見を言うことがあります。

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6.一方的に自己主張をする

ゆっくりとマイペースに話す人がいると同時に、早口でまくし立てるように喋って相手を置き去りにするタイプの人もいます。相手のテンポに合わせて話をせず、一方的に話を進めていくため、なかなか話が噛み合うことがありません。

話が噛み合わない時の対処法

話が噛み合わないときでも、職場での人間関係や、親友や夫婦などといった親密な関係である場合は、そう簡単になんの対処もせずに切り離すわけにはいきません。

話が噛み合わないと気付いたら、そのまま放っておいてお互いに不愉快な思いをする前に、なるべく穏便に対処をする必要があります。

上司と噛み合わない場合

上司と話が噛み合わないと、仕事での失敗に繋がる可能性があります。もしも、話が噛み合わないと感じたら、一度話の内容を上司に対して「こういった内容でよろしいですか?」と、確認をしてみましょう。もしも間違いがあれば、訂正してくれるはずです。

また、上司に仕事の報告をする際は、言葉を省略したり、曖昧にしないように気を付ける必要があります。主語や単語を省略した結果、正しい意味が伝わらず、思いもよらない誤解を招いてしまうかもしれません。

部下と噛み合わない場合

部下との会話で話が噛み合わないことも、仕事でのミスを誘発する可能性があります。この場合、部下に対して一方的に非があるのだと決めつけるのではなく、話をする自分自身にも何らかの原因がないかと、自身の言葉を振り返ってみましょう。

「これくらい分かって当然だ」と、部下に対して言葉を省略したり、説明を面倒くさがっていたりしてはいないでしょうか。また、質問を受け付けさせないような高圧的な態度を取っていないかも、注意する必要があります。

旦那と噛み合わない場合

夫婦関係を続けていると、自然と相手の言いたいことがわかってくるので、言葉を省略して話をすることが多くなります。そのことが原因で、話の意味を間違えて解釈してしまい、話が噛み合わないことで関係が悪くなることもあるかもしれません。

相手の都合を考えずに話を一方的にしていないか、また、「これくらい察してよ!」と、思ったことを口にせず、黙ったままでいないか。話が噛み合わないときこそ、丁寧にきちんと言葉や思いを伝える努力が必要です。

友人と噛み合わない場合

友人と話が噛み合わない場合は、お互いの価値観や考え方がぶつかり合い、話の内容がうまく飲み込めていないことがあります。一般常識を基準に言葉を交わす友人と、自分自身の価値観を大事にして話をする友人とで、話の解釈が異なるのです。

友人が一風変わった価値観を持っている場合は、その価値観を否定せずに受け入れて、「こういう考え方をする人なんだ」と理解して話をしてみましょう。

会話が噛み合ってないと言われた際の改善方法

相手とのコミュニケーションで話が噛み合っていないとき、もしかすると、相手に原因があるのではなく、自分自身に話が噛み合わなくなる原因を持っていることもあります。中には、直接相手からそのことを指摘された人もいるかもしれません。

会話が噛み合わないと言われたとき、どのように改善をしていけばいいのでしょうか。改善方法をいくつかご紹介していきます。

わからないことは質問して理解する

人の話に合わせることは良いことですが、相手の話を理解しないまま話を進めることは、話が噛み合わない原因になりかねません。話が噛み合わないことによって、相手から「この人は話を聞かない人なんだ」と誤解を招くこともあります。

わからないことを質問することは、失礼なことではありません。わからないまま話を聞くほうが、相手にとっては失礼になります。単語や話に疑問を感じた場合は、素直に相手に向かって質問を投げかけていきましょう。

自分の価値観を押し付けすぎない

価値観は人それぞれで、必ずしも一般常識が正しいとは限りません。しかし、だからといって、自分の価値観を押し付けてしまうと、話が噛み合わなくなり、相手との口論のきっかけにもなります。

自分は自分、他人は他人と、お互いの価値観を認めて受け入れ、自分自身の価値観を相手に押し付けすぎない必要があります。

言葉を省略せずにきちんと伝える

相手との付き合いが長く、親しくなればなるほど、相手との会話で言葉を省略してしまいがちです。そのため、通じるだろうと思った内容が正しく解釈されずに、話が噛み合わなくなる事態を引き起こすことがあります。

「言わなくてもわかるだろう」と、相手のことを過信しすぎるのではなく、面倒くさがって言葉を省略せずに、きちんとわかりやすく伝えていくようにしてみましょう。

相手の話にしっかりと耳を傾ける

話が噛み合わなくなるとき、相手の話をぼんやりと捉えてはいないでしょうか。何か他のことを作業しながらだと、相手の話を聞いているようでも、実際には話の内容がそれほど頭に入ってきていないことが多くあります。

相手の話を聞くときは、しっかりと手を止めて相手の声に耳を傾けて、頭の中に相手の話の内容を繰り返すように、一つ一つの言葉を認識してみましょう。

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会話が噛み合わないのは病気の可能性もある

どれだけ改善しても、どれだけ指摘をしても、なかなか話が噛み合わず、うまくコミュニケーションが取れない人もいるかもしれません。その場合は、何らかの病気が原因で、話が噛み合わない状態になっている可能性があります。

アスペルガー症候群の可能性

アスペルガー症候群は、精神障害の伴わない病気なため、一見すると健常人と大きく異なる点が見えづらく、話が噛み合わないのは本人の努力不足だと思いがちです。

しかし、アスペルガー症候群の人は、人とのコミュニケーションや、社会的に適切な言動を取ることを苦手としています。日本人特有の「場の空気を読む」ということも苦手としており、その場に不適切な言葉や行動を取ることがあります。

発達障害の可能性

発達障害とは、生まれつき脳機能の発達に偏りがあり、能力や機能などが通常よりも劣っていたり、優れていたりと、通常の人よりも偏ってしまっている状態です。

発達障害の人は、気が散りやすく、人に対する興味や関心が薄い傾向があるため、なかなか人の話の内容に注意を向けることができません。人に合わせるという行為も苦手としているため、人からは「自分勝手な人だ」と勘違いされることがあります。

認知症の可能性

認知症は、判断力が大きく低下し、物忘れが頻繁に起こるなど、記憶力などにも大きな障害を起こす症状を持っています。話が噛み合わないときに、相手の話がなかなか理解できないときや、そもそも話の内容さえ思い出せない場合は、認知症の疑いがあるかもしれません。

誰にだって話が噛み合わないことがある

病気であることにも関わらず、話が噛み合わないことは、意外なことにも誰にでも起こりうることです。話が噛み合わないのは誰が悪いか、何が原因かと、話が通じることを前提で考えるのではなく、むしろ噛み合わないのは当然だと思えば、少しは気が楽になるかもしれません。

話が噛み合わないことも一つの個性

話が噛み合わないことで強い不安を抱くこともあるかもしれませんが、中には話が噛み合わないことで、面白い話の展開を味わい、面白い話題の種の一つとして、のちに楽しい交流の場を設けることもできます。そこから新たな考え方や、発想を得られることもあるかもしれません。

また、話が噛み合わないことで、相手のことや自分自身をより深く知るきっかけにもなります。話が噛み合わないからといって、一方的に人との交流に苦手意識を抱かず、互いを成長させる経験の一つとして、前向きに捉えていきましょう。

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