2018年12月28日公開
2018年12月28日更新
体が資本の意味とは?身体が資本という言葉の使い方を例文で紹介
「体が資本」という言葉を使ったことありますか?相手の体を気遣ったり、心配する時に、「体が資本なんだから」と言うことがあると思います。「体が資本」とは?「体が資本」の意味や例文や名言・ことわざを解説!「身体が資本」「体は資本」との違いも説明していきます。
目次
「体が資本」という言葉の使い方をマスターしよう!
「体が資本なんだから。無理しちゃダメだよ」などと、人から気遣いの言葉をかけられたことはありますか?無理して欲しくない時に、「体が資本なんだから」と言う表現をする時があります。
「体が資本なんだから」と言われると、相手が自分の体を心配してくれているのが伝わり、「無理は禁物だな」と気付かされる人もいるでしょう。
健康な身体はお金で買えない!
いくら仕事ができても、体を壊したのでは意味がありません。心身ともに健康な身体があってこそ、仕事の成功も喜べるのです。
健康な身体はお金では買えませんので、無理しない程度に頑張ることが大事になります。体を壊してから後悔しても遅いので、そうならないように周りは心配しており「体が資本なんだから、無理しちゃだめだよ」といった気遣いの言葉をかけてくれます。
「体が資本」の意味とは?
「体が資本」とは、どうゆう意味でしょうか?「体が資本」の意味を知るために、まずは「資本」とはどうゆう意味なのか見ていきましょう。
「資本」とは、「事業をするために必要な資金」「もとで」を意味しています。
「体が資本」とは「健康であることが何よりも大事」という意味
「資本」の意味がわかったと思いますので、「体が資本」とはどうゆう意味か、考えてみましょう。「体が資本」とは、「健康であることが大事で、基本である」ことを意味しています。
事業をする際に必要なお金が資金ですので、人の体に置き換えて考えてみましょう。生きて行く上で必要な土台を考えてみると、「健康」になるかと思います。健康はお金では買えません。健康がないと、人の体は成り立ちませんので、基礎的な要素と考えられます。
事業をおとなうために必要な基礎を、人間の体に置き換えて「体が資本」という表現をしているようです。
「体が資本」の使い方
では、「体の資本」とはどのように使うのでしょうか?例文の中で見ていきましょう。「体が資本」とは、「何より健康が大切であること」を意味しており、誰かを気遣ったり心配している時に、「体が資本なんだから」という風に使います。
また、体を壊して後悔した時に使ったり、危険な目にあって健康の大切さに気付いた際に使ったりします。
「体が資本」を使った例文
「体が資本」を使った例文を見ていきましょう。人を気遣う時や心配した時や実際病気になって後悔した時、危険な目に合って健康の大切さに気付いた時の、3パターンで例文を見ていきましょう。
例文①疲れた様子の人を気遣って
「最近頑張りすぎてない?体が資本なんだから、あんまり無理しないようにね。」と最近頑張ってる同僚や後輩に向かって「体が資本」を使うことがあります。
疲れが傍から見ても伝わってくるため、「無理しないで欲しい」という心配の気持ちから、「体が資本なんだから」と言っています。やる気があるのは分かりますが、体を壊してしまっては何もできなくなってしまいます。
「体が資本なんだから、無理しないで」と言われるということは、傍から見ても疲れているのが伝わるということです。
例文②体を壊してしまい後悔した時
「やっぱり無理はだめだね。体が資本だって身に染みてわかったよ。これからは体を大事にするよ」無意識に無理をしてしまい、病気になってしまってから体が資本だと気付いたようです。
病気になって初めて、健康のありがたさに気が付くこともあります。気が付いた時ではもう遅い場合もありますが、気が付けたことに感謝し、これからは体が資本であること念頭に頑張っていくことが大事です。
例文③危険な目にあって
「本当もう無理だと思いました。やはり体が資本ですね。今度こそは無理しないように、調整していきます」生死をさまようほどの危険な目にあったとき、体が資本だと改めて気付かされたようです。
人は生活に慣れてしまい、また同じことを繰り返してしまう癖があります。今度は危険な目にあったので気持ちを入れ替えて、体が資本で頑張っていけるかと思います。
しかし油断は禁物です。時の流れと共に、辛かった過去を忘れてしまう可能性があるので、今日の気持ちを時々思い出すようにしましょう。
他にも色々な使い方がある
「体が資本」の使い方を例文の中で見ていきました、いかがでしたか?「体が資本」は色々な使い方ができます。他にも頑張りすぎた時の言い訳として使ったり、公的な場で高い地位の人が諭すように「体が資本ですから~」と使う事もあります。
一度大病をしたり、痛い目に合ってる人は、体が資本であることを強く認識しており、健康に気遣う人が多いようです。一方、無意識に無理してしまってる人は、病気になったりして体が資本であることに改めて気付かされ、健康に気を使うようになります。
「体が資本」の類語・言い換え
・健康第一 ・体を壊しては元も子もない ・体が何より ・健康資本 |
「体が資本」の類語・言い換えた表現には、このようなものがあります。「体が資本」の類語・言い換え表現を使って、例文とともに意味を確認していきましょう。
「健康第一」「体を壊しては元も子もない」「体が何より」「健康資本」の意味と例文を説明していきます。
「健康第一」
「体が資本」の類語・言い換え表現の1つ、「健康第一」を見ていきましょう。「健康第一」の意味は、体がもっとも大事だと表す四字熟語になります。子供の頃から聞かされていたり、ポスターなどで見かける言葉です。
「体が資本」のように経済的な言葉が入っておらず、「健康第一」は健康な体が基本というより、健康な体があって色々楽しめるという、もうすこし優しい表現になります。例文を見ていきましょう。
「健康第一だから、適度な運動は欠かせません」意味は、「健康な体で、元気でいられるように、適度に運動するのは大事」になります。
「体を壊しては元も子もない」
「体を壊しては元も子もない」も「体が資本」の類語・言い換え表現として考えられます。「体を壊しては元も子もない」の意味を見ていきましょう。「元も子もない」は、「損をしてなすすべをなくす」という意味があります。
「体を壊しては元も子もない」の意味は、「体を壊してしまうと損をしてしまい意味がない」になります。「体が資本」と意味は非常に似ており、表現の強さも「健康第一」より近いと言えます。例文を見ていきましょう。
「せっかく試験のために頑張ってきたのに、体を壊しては元も子もないよ。」になります。意味は、「今まで試験のために必死で頑張ってきたのに、ここで無理して体を壊してしまったら、今までの頑張りが無駄になってしまう」です。
「体が何より」
「体が資本」の類語・言い換え表現の「体が何より」の意味を見ていきましょう。意味は、「体が資本」に似ており、「体が一番大事」です。「体が何より」の後に「大事」や「大切」などを入れて、文章として成立します。例文を見ていきましょう。
「体が何より大事なんだから、たまには休まなきゃだめだよ」意味は、「体が一番大事なんだから、たまには休まなきゃだめだよ」になります。無理しすぎると体を壊してしまうので、そうなる前にしっかり休みをとりましょうという意味です。
「健康資本」
「体が資本」の類語・言い換え表現である「健康資本」の意味と例文を見ていきましょう。「健康資本」とは、医学の世界でよく使われる言葉です。健康な体が資本だと考え、そこから色々な物を生み出している意味です。
「体が資本」によく似たニュアンスですが、「健康資本」は普段の会話であまり使わない言葉になります。では、例文を見てみましょう。「健康資本は加齢とともに減少傾向にある」意味は、「健康は体の資本ですが、加齢とともに減少してしまう」になります。
どの言い換え表現もニュアンスが近い!
「体が資本」の類語・言い換え表現を見てきましたが、どの類語もニュアンスが似ており、違いを説明するのは難しいかもしれません。
特に「体を壊すと元も子もない」はニュアンスも言葉の強さも、「体が資本」とよく似てると言えます。「健康資本」はなじみのない言葉ではありますが、「資本」が両方とも入っているので、言葉の硬さも似ていると言えるでしょう。
「体が資本」と「体は資本」の違いとは?
「体が資本」の意味や例文を見てきましたので、理解も深まったと思います。「体が資本」ではなく「体は資本」と表現する時もあるでしょう。「が」と「は」の違いですが、ニュアンスは若干違ってきます。
「体が資本」と言うと相手の体を気遣って言う言葉になりますが、「体は資本」と言うと、どんな印象を受けますか?
「体は資本」と言うと無理をしろと言う意味?
「体が資本」と言うと、相手の体を気遣っており「無理はしないで」という意味に取れますが、「体は資本」と言えば、人によっては捉え方が変わってきます。
「体が資本」と「体は資本」は、同じ意味を持つ言葉ですが、人によっては「体は資本」と言われると、「若干無理をしても頑張れ」というニュアンスに取る人もいます。
使う際は「体が資本」の方が気遣いの気持ちが伝わりますので、「体は資本」を使う際には、注意が必要と言えます。
「体は資本」は資本は体だけと取れる!
「体は資本」と言うと体=資本と捉える人もいます。資本は体だけであり、他に重要な要素はないとも取れます。資本の中の1つが体ですので、「体は資本」と言ってしまうと、違和感が残るでしょう。
「体が資本」と「身体が資本」の違いはある?
「体が資本」と使いますが、「体」を「身体」と書くこともあります。「体が資本」と「身体が資本」には意味の違いがあるのでしょうか?
「体」とは、肉体を意味しており、人間だけでなく動物にも使う事ができます。一方「身体」は「しんたい」と読み、精神も含めた個体を意味しています。よって、「身体」は人間にしか使えない言葉になります。
では、「身体が資本」「体が資本」では、どちらが正しいのでしょうか?
どちらも正しい!
「体が資本」と「身体が資本」どちらの表現が正しいのでしょうか?「体」と「身体」の違いを確認しましたので、どちらの表現が正しいのか考えてみましょう。
「からだが資本」とは、健康な状態を意味していますので「体が資本」が正しいように思いますが、健康な体と精神は直結していると言えます。ですので、「身体」を使ってもおかしくないと考えられます。
ただ、一般的に「身体が資本」と言うよりは「体が資本」と言ったほうが、しっくりくる人が多いでしょう。「身体が資本」も間違いではないので、使うことはできます。
「体が資本」とよく似た意味のことわざや名言
「体が資本」によく似た意味のことわざや名言を見ていきましょう。有名なことわざや名言がたくさんありますので、紹介していきます。
黒柳徹子さんの名言
「家族が一緒にいること。みんなが健康で、そこに温かい笑顔があること。それこそが人間の本当の幸福ではないか」黒柳徹子さんの名言は、シンプルですが非常に大切なことが表現されています。
人は常に幸せを求めてしまいますが、健康な体があって家族が一緒にいて笑っている。それに勝る幸せはないと思います。
当たり前すぎて忘れてしまいがちですが、健康な体も家族がそばに居ることも当たり前ではありません。それこそが奇跡で、それこそが幸福なのです。
フランス哲学者「デカルト」の名言
「健康はこの世で最上の善である」フランス哲学者「デカルト」の名言になります。「デカルト」と言えば、精神の作用のみで真実にたどりつこうとした哲学者ですが、そんな「デカルト」であっても健康には逆らえないと感じていたようです。
体と心は直結しています。精神の効果を高めるためには、やはり健康な体があってこそと感じていたようです。
ロバート・オーベンの名言
アメリカの喜劇作家である「ロバート・オーベン」は、数々の名言を残しています。その内の健康にまつわる名言を紹介します。「健康について心配するのはやめておけ。そのうち消えてなくなるものだから」
少し皮肉が効いた名言になります。健康を追い求め、日々食べ物に気を使う人もいると思います。しかし健康に気を使っていても、病気になってしまうことはあります。心配する気持ちが病気の原因になることもあるでしょう。
健康は加齢と共に失われてしまいます。健康を気にしながら生きるのか?それとも健康を心配せず生きたいように生きるのか?どちらを選ぶかは、あなた次第です。ただ、健康は歳を重ねればなくなるものです。
ことわざ「命あっての物種」
「命あっての物種」とは、「命が最も大切なことなので、命を危険にさらすことはやめるべきだ」と言う意味になります。「体が資本」と意味が似ており、健康な体への深い思いが伝わってきます。
やはり命がなければ何もできません。人が生きていく上で必要不可欠なものであり、それ以上大切な物はないと言えるでしょう。
やはり体が資本の精神は大事!
「体が資本」の意味や使い方、「身体が資本」や「体は資本」との違いや、名言・ことわざも紹介してきましたが、いかがでしたか?何気なく使ってることが多い「体が資本」という言葉ですが、あらためて意味をおさらいし理解が深まったかと思います。
言葉の意味もそうですが、「体が資本」の精神がいかに大事かもわかってきたでしょう。健康な体はいつまでもある訳ではありません。今日健康であっても、明日にはどうなっているかわからないのです。
体を壊してから「体が資本だ」と気付いたのでは遅い場合もあります。日々健康で過ごせることに感謝し、体を大切に暮らしていきたいものです。