プチエンジェル事件の真相!顧客名簿・犯人の正体や少女のその後

プチエンジェル事件は被害者が小学生の少女だったこと、犯人が謎を残したまま自殺したことで大変話題になりました。プチエンジェル事件の犯人が経営していたデートクラブの顧客名簿には大物ばかりが載っていたという話もあり、プチエンジェル事件は漫画の題材にもなっています。

プチエンジェル事件の真相!顧客名簿・犯人の正体や少女のその後のイメージ

目次

  1. 1プチエンジェル事件とは?
  2. 2プチエンジェル事件の関連人物
  3. 3プチエンジェル事件の犯人「吉里弘太郎」とは?
  4. 4プチエンジェル事件の概要
  5. 5「プチエンジェル」とは?
  6. 6プチエンジェル事件の偏向報道
  7. 7事件に関わった人間が次々と死亡
  8. 8プチエンジェル事件の真相は?
  9. 9プチエンジェル事件の被害者「少女」の現在
  10. 10プチエンジェル事件と芸能界のつながり
  11. 11風営法と売春について
  12. 12プチエンジェル事件はいまだに謎が多い事件です

プチエンジェル事件とは?

プチエンジェル事件とは、2003年7月に児童売春専門のデートクラブ「プチエンジェル」の経営者であった吉里弘太郎により、小学5年生の時少女4人が監禁された事件です。

プチエンジェル事件はそのショッキングさと、その後噂になった顧客名簿の内容で話題になりました。またプチエンジェル事件は中途半端なところで強引に操作が打ち切られたことで、陰謀論など今でもネット上で話題となる事件です。

実際プチエンジェル事件は、人気漫画内でエピソードの一つに使われています。週刊漫画ゴラク掲載中の「ギフト±」という漫画では、プチエンジェル事件を臓器売買との絡みで登場させています。興味ある方は漫画をご覧ください。

プチエンジェル事件

プチエンジェル事件のプチエンジェルとはこの事件の大元である児童売春専門のデートクラブの店舗名です。小学生から高校生までの少女達が在籍しており、その中には渋谷のセンター街等でたむろする家出少女達が多く含まれていました。

プチエンジェル事件の翌日、渋谷のセンター街では未成年の一斉補導が行われ、その人数は1,500名に上ったということが、その後分かっています。

小学6年生の少女4人

プチエンジェル事件の直接の被害者は監禁された4人の少女です。この4人の少女は当時小学6年生ということもあって、その後のプチエンジェル事件の報道でも実名や素性などはほとんど明らかになっていません。

実は、プチエンジェル事件直後に2チャンネルに少女4人の写真と実名が乗ったことがあります。しかし、法務省から削除命令が出たため、写真と実名は現在ではどこを検索しても出てきません。

プチエンジェル事件の被害者の4人の少女のうち1名は事件直前の7月上旬に初めて吉里弘太郎と知り合ったことが明らかになっています。他の3人に関しては、もともとプチエンジェルの在籍だったのか、プチエンジェル事件の際に新たに集められたのか、不明です。

プチエンジェル事件の関連人物

さて、それではプチエンジェル事件の関連人物について紹介していきます。実はプチエンジェル事件の直接の関連人物というと犯人である吉里弘太郎のみです。

プチエンジェル事件では他にも犯人グループのようなものは存在しなかったのか、今でも疑問です。役割がはっきりしない2、3名の人物の影が見える他は、プチエンジェル事件で犯行に関わった人間は全く見えていません。

ですのでプチエンジェル事件で直接の加害者というと吉里弘太郎ただ一人ということになります。

プチエンジェル事件の直接の関連人物ではありませんが、プチエンジェル事件のおかしな点に目をつけ独自に取材をしていた染谷悟という人物がいます。

ここではプチエンジェル事件での、吉里弘太郎と染谷悟について述べていきます。

吉里弘太郎

吉里弘太郎はデートクラブ「プチエンジェル」の経営者にして、プチエンジェル事件の犯人です。吉里弘太郎は売春組織の経営で莫大な利益を上げていました。

プチエンジェル事件以前にも3多摩エリア中心に運営する主婦の売春グループの元締めとしても警察にマークされていました。そしてプチエンジェルでも政治家や医者、大手企業役員などのいわゆるスジのいい顧客を掴んで成功していました。

プチエンジェル事件のその後、発覚した吉里弘太郎の預金額は35億円とも言われています。また、吉里弘太郎自身もいわゆるロリコンの性癖があり、児童買春の容疑で前科があります。

染谷悟

染谷悟はアングラもののフリーライターとして柏原蔵書のペンネームで活動していました。アングラものというのは、いわゆる裏社会もの、ヤクザや薬物、売春、臓器売買、人身売買、銃器などの実話系記事です。

染谷悟は、プチエンジェル事件発生の2003年7月に「歌舞伎町アンダーグラウンド」という著作を出版したばかりでした。次の題材として、プチエンジェル事件を独自に取材を進めていたようです。

しかし、プチエンジェル事件の取材をしていく中で、周囲に「中国人マフィアに命を狙われている」と漏らし始めます。そしてプチエンジェル事件から2ヶ月後の2003年9月、染谷悟は東京湾に刺殺体となって浮かんでいるのが発見されます。

その後の捜査で、染谷悟殺害の犯人はプチエンジェル事件とは無関係な人間であると発覚しました。しかし、ネット上では今でもプチエンジェル事件の間接的な被害者という風潮が強いです。

プチエンジェル事件自体は漫画化されていますが、この染谷悟殺人事件も漫画化や小説化していいほど謎が多い事件です。

プチエンジェル事件の犯人「吉里弘太郎」とは?

それではプチエンジェル事件の犯人、吉里弘太郎という人間の背景について掘り下げていきます。プチエンジェル事件以前の吉里弘太郎についてわかっていることは少ないのが実状です。

犯人「吉里弘太郎」の生い立ち

プチエンジェル事件の犯人、吉里弘太郎は比較的裕福な家庭で育ちました。あまり幼児期のことはわかっていません。東京芸大卒業後はデザイナーとして仕事をしています。

若い頃はニューヨークやパリなどへの遊学経験があり、外国人の友人が多かったということです。また大学在学中から複数の女性と交際し、ヒモ生活を行なっており、ホストクラブでも2年間アルバイトをしています。

ネット上にでている顔写真を見ると美男子と言っていい顔立ちなので、女性を扱う商売には天性の才能があったのでしょう。その後、売春組織の運営を手がけ始め、プチエンジェル事件につながっていきます。

犯人「吉里弘太郎」の家族

プチエンジェル事件の犯人、吉里弘太郎の家族ですが、実名は公表されていません。父親は某マスコミ媒体の元警察庁キャップ。キャップとは取材現場の記者のまとめ役ですから、警察庁の取材の現場責任者だったということです。

その後転職、朝日新聞の幹部として入社し、西部本社社会部長になっておりますので、有能な記者だったのでしょう。家庭も裕福だったことが予想できますが、必ずしも幸福だったとは言えないようです。

吉里弘太郎の父親は1993年に国から難病指定されてる頭頸部ジストニアを発症します。これは本人の意思に反して発症している部分が硬直したり勝手に動いたりという病気で、直接生死には関わりませんが大変なストレスになります。

これが直接の原因かは不明ですが、吉里弘太郎の父親は1996年自殺します。そして3年後の1999年には兄が自殺、悲観した母親も2001年に自殺未遂しますがこれは失敗。その後出身地の沖縄に移住したようです。事件後どうしているかは不明です。

弟は精神病院にいるという噂があります。

犯人「吉里弘太郎」に前科はあるの?

プチエンジェル事件の犯人、吉里弘太郎は過去に女子高生2名の買春容疑で逮捕されています。またプチエンジェル事件の前年2002年3月に中学二年生の女子の買春容疑をした容疑で指名手配中でした。

もともとプチエンジェル事件以前にも、別の買春組織の運営で巨額の利益を上げていた吉里弘太郎ですが、自身もロリコンでした。

最初に運営していたのは主婦売春の組織だと言われており、プチエンジェル事件以前から警察には長いことマークされていました。背後には関東連合の影があるとも言われています。

プチエンジェル事件の概要

それではここからはプチエンジェル事件の概要を時系列に追っていきます。プチエンジェル事件は現在週刊漫画ゴラクにて連載中の「ギフト±」という漫画でもエピソードの一つとして題材にされました。漫画の中ではプチシャトン事件として登場しています。

漫画の中では犯人は政財界からの指示によって練炭自殺を強要されたことになっています。現実のプチエンジェル事件でも練炭自殺で吉里弘太郎は死亡しています。

また漫画の中では染谷悟的な立場の記者も登場し、現実世界で追いきれなかったプチエンジェル事件の謎を、漫画の中で仮想的に追っている用な面もあります。

興味のある方は是非週刊漫画ゴラク連載中の「ギフト±」をご覧ください。メインのストーリーは臓器売買をテーマにした漫画です。
 

プチエンジェル事件【起】 犯行準備

2003年7月上旬、吉里弘太郎は渋谷で一人の少女と会い、会ったお礼として1万円を渡しています。この少女はプチエンジェル事件の被害者の一人となるわけですが、この時点でどこまでプチエンジェル事件の計画が完成していたのかは不明です。

ともかく吉里弘太郎はこの被害者少女とは、プチエンジェル事件犯行当日まで連絡を頻繁に取り合っています。7月11日に自身所有のフェラーリ2台を売却。このフェラーリのうち1台は時価2,500万円相当になるものでした。

同日プチエンジェル事件の犯行現場となる赤坂のマンション「インターナショナルプラザ赤坂No.1」の1101号室を契約します。

契約金を払ったのは吉里弘太郎ですが、この契約の名義人は「ヤマザキ」なる人物とされています。このヤマザキがプチエンジェル事件にどういった関わりを持つ人物なのか詳細は不明です。

しかし、この「インターナショナルプラザ赤坂No.1」を契約したのは、一説には六本木の大物クラブ経営者ではないかと言われており、そのつながりでプチエンジェル事件は背後に関東連合がいるということいるのではないかとささやかれているのです。

また、翌日7月12日には、都内の量販店で鉄アレイやポリタンクなど、プチエンジェル事件の犯行現場で被害者少女達を拘束するのに使われた物品を購入しています。この時点ではプチエンジェル事件の監禁計画はあらたか完成していたと考えるのが自然です。

さらに練炭や七輪も購入しており、プチエンジェル事件後の自殺の意思も定まっていたのかもしれません。

プチエンジェル事件【承】 犯行実行 〜少女監禁〜

プチエンジェル事件当日の7月13日、吉里弘太郎は7月上旬に渋谷であった少女1名に加え3名、計4名の小学6年生の少女を呼び出します。追加の3名の被害者少女達が、プチエンジェルにもともと在籍していたのかかどうか詳しいことは不明です。

「部屋の掃除を1万円でしてほしい」という言葉につられて赤坂のマンションに連れて行かれた少女達は、吉里弘太郎の豹変に戦慄します。「ここに来た意味わかるよね」と言われ手錠と目隠しで拘束、逃げようとした少女2名は失敗しスタンガンで負傷します。

拘束された被害者少女達は鉄アレイとポリタンクで重しをつけられ、部屋に閉じ込められます。プチエンジェル事件の監禁開始です。当日の13日深夜、家族から捜索願が警察に出され、15日にはマスコミによってプチエンジェル事件が報道されます。

この時未成年であること、性犯罪の被害者である可能性が高いことから、プチエンジェル事件の当初から実名は報道されませんでした。

プチエンジェル事件【転】 吉里弘太郎、変態羞恥プレイを欲する

7月16日の午前、警察は2002年に中学2年生の少女を買春した容疑で吉里弘太郎の逮捕状を請求。プチエンジェル事件とは別件での犯人逮捕を狙ったものです。赤坂のマンションの周辺でも警察による事件の聞き取り捜査が始まっています。

16日の午前11時〜12時ごろ、都内のある風俗店に吉里弘太郎から電話が入ります。「少女達に性行為をしていることを見せたいから、女性を派遣してほしい」という内容でした。本番行為をしたいという内容だったため、電話に出た店長は断ります。

しかし、1時間ごとに吉里弘太郎からはなんとかならないかと電話が入り、閉店間際には「店長さんとその彼女でもいいから来て本番をするところを見せてほしい。今日しかないんだ」と言われます。当然断わられ、この風俗店は営業時間終了となります。

プチエンジェル事件【結】 吉里弘太郎、自殺する

風俗店から断わられた日の深夜、吉里弘太郎はプチエンジェル事件の前日に購入していた練炭と七輪を用い、自殺を図ります。

ビニールシートと椅子を用いテント状の空間を作り、それをビニールテープで目張りして一酸化炭素が漏れないようにし、椅子の下に練炭に入った七輪をおき火をつけるという方法でした。

この自殺は成功し、プチエンジェル事件の犯人吉里弘太郎は死亡。翌日の17日物音が聞こえなくなった被害者少女達が部屋を出ると、吉里弘太郎の遺体を発見、マンションの近くの花屋に助けを求めプチエンジェル事件は一旦終息します。

「プチエンジェル」とは?

以上がプチエンジェル事件の流れでした。ではプチエンジェル事件の犯人である吉里弘太郎や、少女達が関わっていたプチエンジェルとはどういったお店だったのでしょうか?

被害者の少女達を代表する在籍の少女達はどうやって調達していたのか?プチエンジェル事件では顧客名簿の存在が取りざたされていますが、集客方法は?分かっている範囲でお伝えします。

ロリータクラブ「プチエンジェル」

プチエンジェルは児童売春専門の違法デートクラブです。働く少女達はどうやって集めていたのでしょうか。

主に渋谷のセンター街などにたむろする少女や、家出少女に声をかけるという方法が取られていました。吉里弘太郎自身が声をかけると怪しまれるので、プチエンジェルに在籍している少女達が勧誘行為をすることが多かったようです。

プチエンジェルでは小学生を紹介すると、紹介者は3万円がもらえるシステムでした。ちなみに少女達が当時配布していたビラには、「カラオケ5,000円、下着提供10,000円、裸体撮影10,000円」と書かれていました。

プチエンジェルで実際に売春行為をする場合は顧客からもらう代金は5万円、小学生の場合はバックが1万円、中学生以上の場合は3万円のバックだったようです。

小学生のバックが1万円と安いですが、流石に小学生が自分一人で顧客を管理できないことを考えるとこんなものなのかもしれません。

一般的な風俗店の女性に対する基本バックが45%〜60%くらいなので、中学生以上の少女にとっては、プチエンジェルは他の裏風俗と比べてもいいアルバイトだったのではないでしょうか。

事件後に顧客名簿が消えていた

さて、ではプチエンジェルでは顧客はどのように集めていたのか。これは多くの裏風俗や高級デートクラブがそうであるように紹介制をとっていた可能性が高いです。

身元がしっかりしており社会的に地位がある裕福な顧客に限定することで、情報の流出を防ぐことが可能なのです。なぜなら、児童売春をしてるのがバレたら困る顧客ばかりなので双方に対してのマッチポンプとなっているということなのです。

プチエンジェルの顧客名簿には大物政治家、実業家、大手企業役員、医者、財閥の大立者、皇族など、表に出たらとんでもない名前ばかりが並んでいたと言われています。

この顧客名簿はプチエンジェル事件後どこに行ったか一旦不明となりました。

その後吉里弘太郎の契約している久喜のアパートから、少女の行為を撮影した1,000本以上のビデオテープと一緒に発見されました。しかし、顧客名簿に乗っている名前はほとんど偽名だったということです。

その後、プチエンジェル事件の操作は全てを吉里弘太郎の自殺に押し付ける形で、強引に終了されます。

警察によるプチエンジェル顧客名簿の検閲の結果、とてもプチエンジェル事件に深入りはできないという決定がされ、捜査が打ち切られたのではないか、つまりプチエンジェルの顧客名簿は実は実名で記載されていたのではないかという説もあります。

プチエンジェル事件の偏向報道

プチエンジェル事件では、事件発覚時の警察発表が事実と明らかに異なっていたり、当初報道された関係者の供述が後ほど発表された警察発表で変更が相次ぎました。プチエンジェル事件の真実は曲げられて報道・発表されているのではないかと指摘されていました。

突然報道されなくなったプチエンジェル事件

プチエンジェル事件は犯人の吉里弘太郎が自殺していることをいいことに、全てを押し付ける形で操作も報道も強制終了した感があります。

プチエンジェル事件全てを吉里弘太郎に押し付けるには、不審な点が非常に多いのです。そもそもプチエンジェルの売り上げは相当なもので、吉里弘太郎の銀行口座には事件後の調べで35億円の財産があることがわかっています。

それだけの売り上げのあるお店を一人で運営しているはずがありません。国税庁対策もありますから、税理士がいるはずですし、それだけの利権の裏風俗を素人が一人で動かすことを不良が黙っているわけがありません。

プチエンジェル事件以前から、顧客名簿の存在自体も当然関係者の間では知られていたでしょう。顧客名簿の存在自体が大きな利権になります。ですので裏に関東連合がいると言われています。

プチエンジェル事件後の警察発表ではなかった事実にされていますが、プチエンジェル事件での少女監禁中に1組の男女が事件現場となった「インターナショナルプラザ赤坂No.1」の1101号室を訪れているのが目撃されています。

男性が警視庁幹部の息子だったという証言があり、プチエンジェル事件操の捜査が打ち切りになった理由の一つとも言われています。

また、プチエンジェル事件は赤坂で発生しているにも関わらず、当初「渋谷で発生した」と報じられました。これは永田町の近くでそういった醜聞が報道されるのをいやがった政治家からの圧力があったからだ、と言われています。

少女4人の証言にも食い違いが?

また、プチエンジェル事件で監禁された被害者少女4人の証言も、食い違いや辻褄が合わない点が多いのです。

プチエンジェル事件の被害者少女達は吉里弘太郎が自殺していたなんて知らなかったと言っていますが、現場の壁は非常に薄く少しでも物音がすれば監禁されている場所から十分聞こえたはずだと、その後の調査で分かっています。

ビニールテープで目張りをしたり、椅子を運んだり…音がしないわけがないでしょう。

また、プチエンジェル事件の少女達の中で、一人世話役として拘束されていなかった少女がいたことも分かっています。

当初プチエンジェル事件に関する警察の発表では、手錠を外したとされていましたが、その後吉里弘太郎からの指示でATMで現金を引き出す姿が防犯カメラに残っていたことが判明し、プチエンジェル事件での警察発表との食い違いが指摘されました。

事件に関わった人間が次々と死亡

プチエンジェル事件は犯人の吉里弘太郎の自殺以外にも、関連人物が死亡しています。

容疑者の吉里弘太郎が自殺により死亡

前述の通り、プチエンジェル事件犯人の吉里弘太郎は練炭で自殺したことになっています。しかし、前後の行動や自殺の理由を考えると不審な点が多いです。

まず、自殺する人間がフェラーリを売却する理由が考えられません。売却から自殺までの短期間で、売ったお金の使い道が何かあったのでしょうか?預金35億円ある人間が、急いでフェラーリを売ってお金を作らないといけないという状況もよくわかりません。

また、プチエンジェル事件監禁中に世話役の少女をATMに行かせていますが、これから自殺しようとしている人間がなぜ現金を必要とするのでしょう。

そして、自殺の方法も不審です。自殺現場を発見当初指摘されたのが「ビニールシートで覆った状態だと、内部には1000度を超える箇所が出てくるから、ビニールシートが溶けて外部の空気が入り自殺に失敗する可能性が高い」ということでした。

これについてはバンキシャ内で実際に実験が行われ、「椅子の下に七輪を置けば直接熱が当たらないから実行可能だ」という結論が出ました。大量の睡眠薬を飲んで目覚めない状態で行えば、成功する可能性は高いようです。

しかし、確実に死ぬ方法としては不確実すぎると言われています。

また、風俗店に電話した際のオーダーも不気味です。「今日しかない」といって執拗に頼んだということですが、それが何を意味するのか。自分は自殺するつもりだから今日しかないと言ったのか、それとも少女達がいるのが今日までだからという意味だったのか…。

プチエンジェル事件での吉里弘太郎の自殺は謎が多いです。

吉里弘太郎の家族も全員自殺している

またプチエンジェル事件とは直接関係ありませんが、吉里弘太郎の家族は事件の時点で父と兄がすでに自殺、事件の前年には母親が自殺未遂を起こしています。どうも悪い星の下にいる一家という感じはぬぐいきれません。

プチエンジェル事件に関わったフリージャーナリストが死亡

さて、プチエンジェル事件を格好のネタとして目をつけたのが染谷悟です。染谷悟は実名で、柏原蔵書というペンネームで活動していました。

染谷悟はあまり素行がいいフリーライターではなかったようで、組関係者や半グレの人間との金銭貸し借りや、執筆した記事内容に関するトラブルが絶えなかったようです。住宅への嫌がらせや物品の窃盗も多発していました。

ともかく「歌舞伎町アンダーグラウンド」を出版し勢いに乗っていた染谷悟は、次の題材をプチエンジェル事件に定め、自身の裏社会へのルートを活かして事件の取材を開始します。

しかし、その後プチエンジェル事件の取材を進めるにつれ、染谷悟は「中国人マフィアに命を狙われている。殺されるかもしれない」と漏らすようになります。予感はあたり、プチエンジェル事件から2ヶ月後の2003年9月、染谷悟の遺体は東京湾に浮かびました。

その後、大手出版社の編集員を名乗る人物が、プチエンジェル事件の取材の中で染谷悟が「中国マフィアの尻尾を踏んでしまった」と語っていたことを明らかにしています。

「プチエンジェル事件を追う中で、中国マフィアと日本ヤクザの児童売買ネタの核心に迫りすぎた」とこの編集員は解釈しているようです。

実際染谷悟はプチエンジェル事件の名簿にあった児童愛好家の政治家を実名でつかんでいたとされ、発表されることを恐れた大物が殺害事件に関与しているのではないかという見方があります。

ところが、実際に染谷悟殺害の犯人を逮捕してみると、特にプチエンジェル事件との繋がりはありません。逮捕されたのは全く別件で染谷悟と怨恨関係にあった3人の男性でした。が、この3人も裏社会の人間のため、完全に事件と無関係かどうか憶測が広まっています。

プチエンジェル事件の真相は?

ここまで、プチエンジェル事件について紹介してきましたが、はっきりしない点が多すぎです。

プチエンジェル事件の事実として確実なのは4人の小学6年生の少女が監禁され、児童売春のデートクラブを経営していた犯人が自殺したということだけ。プチエンジェル事件の理由や背景などは何も分かっていないと言っていいでしょう。

プチエンジェル事件での犯行の理由として推測されるのが、もともと吉里弘太郎は4人の少女を中国に売り飛ばすつもりだったのではないかということです。車を処分したのは犯行後自分も高飛びするためというこじつけはできますが、憶測の域を出ません。

 

プチエンジェル事件の被害者「少女」の現在

プチエンジェル事件で監禁された少女達は、当時小学6年生だったということ、性犯罪に巻き込まれている可能性があるということから実名での報道はされませんでした。

これ以前日本で未成年の誘拐事件が発生した場合は、実名報道されることはありました。性犯罪に巻き込まれている可能性があるからという理由は理解できますが、なぜ性犯罪と予測できたのでしょう。

実は、プチエンジェル事件の被害少女の一人の自宅がある稲城市で、ある少女が「渋谷でお金をもらえる仕事がある」と別の少女を勧誘していたことがわかっています。これが事件の数日前のことで、娘がいる家庭の主婦の間で話題になっていたそうです。

上記のことがわかっていたため、性犯罪の可能性が高いと断定し、プチエンジェル事件では実名報道がされませんでした。2チャンネルで一瞬、プチエンジェル事件の被害少女らの写真と実名が載ったようですが、法務省より削除命令が出て今では確認できません。

実名がわからない以上、プチエンジェル事件後、彼女達がどのように生活しているのかは知る由もありません。

プチエンジェル事件と芸能界のつながり

プチエンジェル事件の少女達のその後の消息が不明な中、元プチエンジェルの少女がアイドルとして活動しているという噂がされたことがあります。

ある事務所にAKBを目指す17才くらいの少女が在籍しており、その子が元プチエンジェルだったというのです。事件から5年ほどたった時点での噂であり、当時関係者と噂されていたタレントやテレビ関係者などと六本木界隈を派手に遊び歩いていたそうです。

プチエンジェル事件から15年が経過した2018年現在、芸能界に元プチエンジェル在籍の元少女達がいるのかはわかりません。

しかし、当時渋谷センター街でプチエンジェルのスカウトをしたことがある女性によると、かなり容姿は厳選していたということだったので、ありえるかもです。

実際、高級デリヘルやデートクラブなどの紹介制の風俗店は、デビュー前のアイドルや現役のモデルたちがアルバイトをしていることが多いです。客もキャストも他言無用の関係だからこそ、高収入を目ざす容姿端麗な女性が働くことができるのです。

また、芸能界は古くは山口組、現代では関東連合といったヤクザや半グレ集団のビジネスの場でありました。

特に芸能事務所の社長は元半グレ集団出身の人間が多く、プチエンジェルのような違法店かどうかはともかく、風俗店を別会社名義で同時経営している場合が多いため、可愛い少女たちがたくさん集まっていた店を無駄に潰すわけがないと考えることができます。

プチエンジェルに在籍していた少女たちは別の違法店もしくは、芸能界に流れた可能性は高いのではないでしょうか。

ましてや金のなる木である顧客名簿が存在していて、実名が分かっているとしたら…今でもプチエンジェルは名前と場所を変え営業しているのかもしれません。

風営法と売春について

プチエンジェル事件とは若干ずれますが、下記参考まで。

2001年の風営法の改正によって、風俗店は警察に届出を提出し営業許可を得ることが必須となりました。具体的には、事務所の所在地、電話番号、名義人(実名)、ホームページのURLなどを提出しなければならなくなったのです。

ですので、警察からの営業許可証がないお店は違法店ということになります。「プチエンジェル」はそもそも児童売春専門の風俗店なので、警察に届出を出せるはずがなく当然違法店です。

在籍する女性の年齢をごまかそうといってもそうはいきません。身分証の写しと在籍名簿や履歴書等を警察の求めに応じて提出しないといけないからです。当然書類上には実名で記載されています。ここに不備があると営業停止を喰らうか、摘発の対象となります。

ですので、プチエンジェル事件で逮捕されなくても、店の存在がバレた時点でプチエンジェルは摘発になっていたことは間違いありません。

ちなみに合法の性風俗店では売春を行っているわけではありません。なぜなら本番行為はサービス内容に含まれていないからです。

でもソープランドでは本番があるじゃないかと思われる方が多いでしょう。しかし、ソープランドは特殊浴場といってあくまで入浴のサービスを提供しているだけという建前なのです。

中にいる女性と何が起ころうが「それは自由恋愛だから…」という屁理屈のような理屈で成り立っています。

プチエンジェル事件はいまだに謎が多い事件です

いかがでしたか?今回はプチエンジェル事件をご紹介しました。

プチエンジェル事件は顧客名簿の真相、犯人の自殺、染谷悟の殺害、被害者のその後…非常に謎が多く、ネット上で取り上げられることが多い事件でした。

プチエンジェル事件は漫画になるなど物語の題材としても惹きつけるものがあるので、染谷悟が深入りしてしまったのも無理はないかもしれません。とはいえプチエンジェル事件のような事件の被害者になることは避けたいものです。

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