塩対応の意味とは？塩対応な人の特徴も紹介

あなたは、塩対応されたことはありますか。「仲の良い友人が塩対応」、「気になる彼が最近塩対応」など、あなたの周りにも、塩対応な人はいることでしょう。

塩対応されると、少しショックを受けたり、逆にそのことで、その相手のことが気になったりします。なんだかんだで、塩対応な人が魅力的に見える場面も多いのです。

「塩対応」とは、そっけいない対応、愛想がない、優しくなく冷たいという意味です。今では日常的に、塩対応という言葉を使っていますが、語源や対義語は何なのでしょうか。塩対応の言葉についてルーツを探っていきましょう。

塩対応とは、もともとは「しょっぱい対応」という言葉からきています。しょっぱいとは、塩辛いという意味もありますが、「嫌な」という意味もあります。ですので、「しょっぱい対応」とは「嫌な対応」という意味を示します。

嫌な対応とは、相手に不快を与える対応という意味になるので、具体的には、愛想がなかったり、そっけなかったりという対応になります。このしょっぱい対応が「塩対応」と呼ばれるようになりました。

特に、アイドルグループのAKBグループの握手会において、ファンの間で使われるようになり、それが一般的になりました。単に「塩」と呼ぶこともあります。芸能人では、元AKB48の島崎遥香さんが有名です。

続いて、塩対応の対義語について紹介します。対義語は、「神対応」です。神様のような素晴らしい対応という意味で、もともとは企業のクレーム処理に対する素晴らしい対応や、マスコミの取材に対する素晴らしい対応に使われていました。

「神業」など、すばらしいことに対して、「神」という言葉をつけますが、それと同じ考え方です。アイドルグループの握手会での対応が素晴らしいという意味で、「神対応」という言葉は、一般的に広まりました。

アイドルグループでは、握手会が神対応だと人気が高まると有名で、須田亜香里さんはこの代表です。また、フィギュアスケートの羽生結弦選手も神対応として有名です。

日常的に使われる塩対応という言葉ですが、どのように使うのでしょうか。ここでは、塩対応という言葉を使った例文を紹介していきます。

アイドルグループのファンの間で、使われやすい例文です。せっかく、握手会に行っても、いつもそっけない態度をとられることを表したものです。

男性の間で、美人で人気のある女性がいたとしましょう。ですが、いつも愛想がなく、対応もそっけないことから、塩対応と呼ばれてしまうという例文です。

毎日話しかけてもそっけない態度の彼が、なぜだか今日は優しく接してくれたという意味の例文です。女子同士の会話で、出てくるような使われ方です。

塩対応な人は、どのような特徴があるのでしょうか。気になる彼が塩対応な人もいるかもしれません。まずは、男子の塩対応な人の特徴から、ご紹介します。

塩対応な人の特徴としては、まずは周囲の評判を気にしないという特徴があります。特に、群れない性格の男子だと、周りにどう思われようと、自分のしたいことをしたいようにするというスタンスをとっていることが多いです。

ですので、周りの評価をあまり気にすることがないのです。女子は、仲の良い人でグループを作りやすいといった性質もあることから、男子のがこの特徴は顕著に現れるでしょう。

塩対応な人は、いつでもクールで冷静です。それは、あまり感情的になることが少ないからです。上記でご紹介した、周りの評価を気にしないという特徴も合わさって、自分がどうしたいのかを冷静に考え、振舞うことができるのです。

塩対応な男子は、意外と恥ずかしがりやなことが多いのも特徴です。一見何を言っても動じないし、反応も薄いかと思いきや、褒められたり、好意的なことを本心から言われると、照れたりするのです。

それは、普段塩対応なため、褒められることに慣れていないからということもありますが、自分の感情に素直に生きているため、ストレートな言葉に実は弱い、といった特徴があるのです。

塩対応な男子は、プライドが高いことも特徴です。他人に対してだけでなく、自分にも厳しいのです。それは、なりたい自分像があり、それに向かって密かに努力しているからに他なりません。

プライドが高いというと、マイナスイメージを持たれがちですが、その一方で努力家であることも、特徴として押さえておきたいポイントです。

男子の塩対応な人の特徴をご紹介しましたが、女子の塩対応な人の特徴はどうでしょうか。続いては、女子の塩対応な人の特徴について、ご紹介します。

人間社会の中でうまくやっていくために、先輩や上司などにうまく取り入ったり、媚びを売ったりする女子がいます。

ですが、塩対応な女子は、他人には媚びたりすることはありません。思うままに意見や感想を言うため、思っていないことは言わないし、そのような行動もしないのです。

塩対応な女子は、集団で群れたりすることがありません。女子はグループを作りがちですが、塩対応な人は、グループ内での揉め事など面倒なことを嫌う傾向にあります。そのため、気が合わない人と同じ空間にいるくらいなら、1人でいることを好むのです。

自分の感情に素直なことも、塩対応な人の特徴です。上記で述べてきたように、合わない人に無理に合わそうとはしません。それは、自分の感情に素直だからです。

そのため、興味のないことには関心を示さないのですが、興味があったり、関心を持ったりした場合は、普段とは打って変わって、とても食いつく様子を見せるでしょう。

集団で群れたりすることも少ないため、他人に頼ることは少なく、自分のことは自分でできる、自立した女子であることも特徴です。

案外難しいと思われることでも、あっさりできてしまったりします。そのため、他人に甘えることも多くはありません。

普段そっけなくて、愛想がいいとはあまり言えないのに、塩対応な女子は人気があります。

「自分は愛想もよく、笑顔も振りまいて頑張っているのになぜ？」という方もいるのではないでしょうか。塩対応な女子はなぜモテるのか、その魅力に迫ってみましょう。

男子は、友人付き合いを制限されたり、毎日連絡をするように促されたりといった、束縛されることを嫌う傾向があります。そのため、いくらいいなと思う女子がいたとしても、束縛されそうだと感じれば、逃げたいと感じてしまうのです。

その点、塩対応な女子は、あっさりしていて、他人にも多くのことを要求しません。ですので、お互いの意思を尊重して、お付き合いもできるだろうと思い、人気があるのです。

塩対応な女子は、自分の感情に素直です。ですから、思っていないことは言いませんし、嘘もつきません。嘘をつかないというよりは、「嘘をつけない」と言ったほうが、近いかもしれません。

男子は、表と裏の顔を使い分けている女子のことを警戒するものです。そういったことを警戒しなくていい分、塩対応の女子は信用できると感じるのです。

自分の意見が周りの人と違ったとしても、無理に周りに合わせようとしないのが、塩対応な女子です。女子だと友人関係などで、周りに合わせる人も多いですが、そのようなことはありません。

ですから、自分の意思を貫くといった姿勢は、凛とした女子といった印象を与えます。そういった姿勢は、女子としてだけでなく、人間的にも魅力的なため、惹かれるのです。

普段そっけなかったり、あまり興味を持たないのが塩対応な女子です。ですから、そういった女子が、とびきりの笑顔を見せたり、恥ずかしがったり、興味を持ったりしたら、普段とかなりのギャップがあり、可愛いと感じるのです。

人間はギャップに弱いのは、男子も女子も一緒です。そのギャップを1度見たら、もう1度見たいと感じますし、自分だけしか見たことがないとわかれば、さらに嬉しくなってしまうでしょう。

好きな人や気になる人と、ようやくLINEしたり、話せる仲になったのに、なんだか塩対応と感じることもあるでしょう。

ですが、「塩対応されたからといって、あきらめたくない」という人がほとんどのはずです。それでは、好きな人が塩対応だった場合は、どのように対処すればよいのでしょうか。

塩対応な人は、恥ずかしくて照れ隠しで、そっけなくしていることがあります。ですから、本心で嫌っているわけではないのです。

ですから、塩対応されたからと言って、急に話しかけるのをやめたり、距離をとったりするのは避けましょう。距離をとれば、心が離れてしまいます。どんな対応をしても、普段通りに接してくれることがわかれば、安心して、相手も距離を縮めてきてくれます。

好きな人がどの人にも塩対応な場合は、あなたが塩対応をされて、傷ついたことに気づいていない可能性もあります。ですので、さりげなく、自分はこのような態度や発言で傷ついたということを伝えてみましょう。

このとき、あくまでもさり気なく伝えるのがポイントです。なぜなら、何度もしつこく言われたり、感情的に言われるのは、塩対応な人は好まないからです。あくまで自然に言うように、心がけましょう。

直接会って話をするといつも塩対応な気がする、という場合はLINEを利用しましょう。直接では、恥ずかしくて塩対応になっている場合は、LINEだとテンポよくやりとりが進むはずです。

また、LINEが短文だったりしても、やりとりが続いたり、返信をしてくれるのであれば、あなたとの会話を楽しんでいることでしょう。あちらからLINEが来なくても、あなたからLINEをすることは、ぜひ続けてください。

塩対応な対応をされたときの対象法を説明しましたが、もっと具体的に塩対応な男子を攻略するには、どうしたらよいのでしょうか。続いては、塩対応な男子と恋人になりたい方向けに、攻略法をお伝えしていきます。

塩対応な男子は、ベタベタされたり、束縛されたりといったことを好みません。自分のテリトリーをしっかり保ちたいと思っています。ですから、付き合う女子にもそれを求めます。

少し話すようになったからといって、ズケズケと質問をしたり、友人関係に口を出したりするのは逆効果です。適度な距離を保ち、お互いに日常生活を充実させるよう努めましょう。

塩対応な男子は、駆け引きをされることを好みません。今までよく話していたのに、急に他の男子と仲良くして嫉妬させようとしたり、LINEの返信を遅らせたり、そのようなことをしても、あまり効果がありません。

仲良くなりたいなら、仲良くなりたいと言葉や態度で示すことが大事ですし、それを続けることで、相手も安心して心を開いてくれます。

表には出さなくても、繊細な人も多いのが塩対応な人の特徴でもあるので、傷つけたり、試したりするようなことはやめましょう。

塩対応な男子は、自分の意見や意思を大事にします。自分がそうだからこそ、相手にも同じことを求めます。好きだからと言って、何でも相手に合わせていると、それを見抜きますし、自分がない人だと思われてしまいます。

相手に合わせることと、相手の意見を尊重することは違います。相手と異なる意見を持っているなら、それをきちんと伝えましょう。その方が、あなたらしさが出て魅力的に映ります。

塩対応な男子は、肉食系男子とは異なり慎重です。また、興味がないことや人には、あまり関心を示しません。ですから、まずは、あなたという人間に興味を持ってもらうよう、魅力的な人間になりましょう。

そして、彼のいろいろな表情を見たり、彼からいろいろな話を聞き出せるようになる関係を目指しましょう。信頼関係を築くことができれば、あと一歩です。

塩対応な男子や女子の特徴や攻略法について紹介してきましたが、そもそも自分は塩対応なのか神対応なのか気になっている方もいることでしょう。続いては、簡単にできる、「塩対応・神対応診断」を紹介します。

□感情が表に出やすい
□流行に敏感である
□友達が多い
□初対面の相手とも仲良くできる
□笑顔を作るのが得意
□委員長や学級委員などの経験がある
□幹事になることが多い
□スピーチが得意だ
□自分から相談するよりも相談されることが多い
□イベントや飲み会が好きだ

【0～3チェック】塩対応です。友人からは、塩対応だと思われているのではないでしょうか。

【4～7チェック】普通です。時と場合によって、塩対応にもなりますし神対応になる場合もあるのではないでしょうか。

【8～10チェック】神対応です。あなたは、常に周りの人から神対応だと思われています。たまには息抜きしてみてもいいでしょう。

塩対応な人は、一見そっけなかったり、愛想がないと感じられますが、周りに流されない意志の強さを持っていたり、興味や関心を持ったときに見せる笑顔など、惹かれるものがあります。

特に恋愛面では、不安になることもあるかもしれませんが、じっくりと向き合って交流を続けていけば、心を開いてくれるでしょう。自分らしさを大切に、良い関係を築いていきましょう。