自分の顔が大嫌いな心理や特徴!
人間は誰でもコンプレックスを持っているものですが、中でも自分の顔に大きなコンプレックスを持っており、自分の顔が嫌いだと苦しんでいる人がいます。そんな自分の顔が嫌いな人は、どういった心理があり、特徴があるのでしょうか。見ていきましょう。
目次
自分の顔が嫌い!顔にコンプレックスを持つ人は多い
どこを探しても完璧な人間はいないように、人は誰でも自分の身体に何かしらのコンプレックスを持っているものです。他人からしてみれば気にならないようなことでも、本人にとったら大問題、ということは少なくありません。
その中でも今回は、自分の顔にコンプレックスを持っている人に焦点をあてていきます。自分の顔が嫌い、本当に大嫌いといって悩んでいる人の心理や特徴は、どのようなものがあるでしょうか。
また、自分の顔を嫌うという悲しいことをやめるすべはあるのでしょうか。
自分の顔が大嫌いな人の心理
自分に自信がある人はキラキラと輝いていて、いつも楽しそうな人が多いと思いませんか?そういう人はまた、自分の顔も大好きだと思っている方が多いのです。
一般的には自分の顔は美人やイケメンではないけれど、まあまあ愛着が湧いていて好き、という方が多いのですが、中には「本当に自分の顔が嫌いでたまらない」という方もいるのです。
自分の顔が大嫌いと言う人、ではそういう人は、一体どのような心理なのでしょうか。
自分の顔を気持ち悪いと思っている
鏡にうつった自分の顔を見て、「ダメだ、生理的に好きになれない」と思ってしまう人は、ただ単に「自分の顔が嫌い」という人よりも悩みの度合いは深いことが多いでしょう。
生理的に無理だと感じてしまうということは、はっきりと嫌悪感を持っているということです。嫌いというより大嫌いのレベルであり、どうしても拒否感が出るのです。
そうなれば心理的にもどう努力したところで自分の顔を好きにはなれませんから、整形を重ねても自分の顔を好きになれず、何度も手術を繰り返してしまうという結果になることも珍しくありません。
自分自身のことを嫌っている
そもそも自分自身のことを嫌っている人は、鏡に映った自分のことも当然好きにはなれません。過去のトラウマや家庭環境など、様々な原因から自己を否定してきた人は、自分という人間が嫌いで憎んでいることもあります。
自分の顔が嫌い、というのは、自分のことが大嫌いというのと同じことなのです。
コンプレックスがある
背が低いとか顔が大きいなど、人によってコンプレックスは違いますが、顔はコンプレックスを持ちやすい場所でもあります。自分の顔を鏡にうつしたとき、鼻がもう少し小さければ、とか、目がもっと大きければ、と悲しくなる人は多いでしょう。
自分の顔にコンプレックスを持っている人は、心理的にそれが大きく膨らむことで自分の顔が嫌いになってしまうことがあります。
自分好みの顔ではない
アイドルやモデルなど、自分が強い憧れを抱いている顔と自分の顔とが大いに違うため、ガッカリしてしまって自分の顔を嫌いになってしまう人もいます。
こんな顔になりたい、という願望が強ければ強いほど、理想と現実の差にショックを受けて自分の顔を大嫌いになってしまうのです。
原因に別の悩みごとがある
自分の顔が嫌いという人は、もしかすると別の悩みがあって、それが影響しているのかもしれません。
例えばずっと片思いしていた人に告白をして付き合ったけれど、やっぱり無理だった、ごめんねと振られてしまったとします。その男の子がすぐ別の人と付き合いだした場合、相手の女の子の顔はショックを持って覚えるでしょう。
その子の顔と自分の顔の違いを探しては、これがいけなかったんだ、と苦しんでしまう場合もあります。つまり自分に自信がなくなって、大嫌いな自分の顔もみたくなくなるということなのです。
自分の顔が嫌いな人の特徴
自分の顔を嫌う人の心理をみてきました。では次は、自分の顔を嫌う人の多くがしている特徴をみていきましょう。
あなたはこんな行動に、覚えがありませんか?
完璧主義な人が多い
自分の顔が嫌いな人の中には、完璧主義者が多いことが特徴としてあります。全てにおいて完璧でなければならない、と思い込んでいるのに、鏡にうつる自分の顔や姿が完璧ではない、と悲しくなって拒否したくなるのです。
白は白、黒は黒で、何としてもそれを守ろうとするあまり、完璧ではない自分の顔を嫌ってしまうのでしょう。
鏡を避ける傾向にある
自分の顔を見るには、鏡に映った姿を見るか、写真などにとられるしか方法がありません。そのため、自分の顔を嫌う人は写真やビデオにはうつりたがりませんし、鏡も避けて行動する傾向にあります。
大嫌いな自分の顔を見ないですむように、心理的に拒否する行動に出るわけです。
女性でメイクをする時にも、顔全体は鏡にうつらないようにしてポイントメイクを繰り返していく人は、自分の顔を嫌っている人かもしれません。
人の視線を避けて行動する
自分の顔を嫌いな人は、とにかく自分に自信がありません。そのため人と会ったり目を合わせてする会話を苦手とする人が多く、外に出たときでも人の視線を避けて行動することになります。
会話が下手で目もあわせないとなると相手にいい印象を与えることは出来ませんが、それが自分の顔が醜いからだ、と決め付けてしまって更なる悪循環を生み出す結果になることもあります。
全てに対してマイナス思考
自分の顔が嫌いな人は、全てのことに対してマイナス思考であることも大きな特徴です。とにかく何をしてもうまくいかなければ、それは大嫌いな「自分の顔」のせいなのです。
常に心理的に悪い状態にいてマイナス思考になっていますから、どんどん悪い出来事を自分で引き寄せ、更に自分のことを嫌いになってしまうのです。
自分の顔が嫌いな場合の対処法《見た目編》
自分の顔がいくら大嫌いでも、それは生まれ持ったものであって変えることは出来ません。お金があれば整形を気が済むまですることは出来ますが、それも現実的ではないでしょう。
では自分の顔が嫌いな人が心理的に楽になるには、どうすればいいのでしょうか。まずは見た目から変える、対処法をみていきましょう。
メイクを変える
現代は百貨店にいって美容部員の人に相談し高価な化粧品を買わずとも、インターネットを使えばいくらでもメイク方法はみつかります。SNSや動画サイトを利用して、プロ顔負けの技術を持つ人々からメイクアップの方法を学びましょう。
特に女性の方はメイク一つで顔のコンプレックスの大半は解消することが可能です。一重も二重にしたり、鼻を小さく見せることだってメイクがあれば可能なのです。
自分の顔が嫌いな人はまず、自分が好きな顔をしている人のメイク方法をまねすることから始めてみましょう。大嫌いだと思っていた自分が、憧れのあの人と同じような顔になれるのですから。
髪型を変える
髪型が自分に似合っているかどうかで、その人の外見が与える雰囲気やイメージはがらりと変わります。そして整えられた髪は美しく、それだけで色気も清潔感も出してくれるのです。
自分の顔が嫌いでも、たまにはお金をはたいてお気に入りの美容院へいきましょう。自分にあった髪型や色にしてもらうだけで、あなたの魅力は一気に引き出すことが出来るのです。
ファッションを変える
人は見た目でまず相手の印象を判断してしまう生き物です。そしてその時、「この人の鼻は大きい」とか「目が一重だ」などと細かいことを思う人は少なく、髪型や全身のバランス、着ているものが似合っているかどうか、などのパッと見で判断するのです。
なので自分に自信をもって好きになるためには、まずファッションに気を配ってみてください。好きと似合うは違う、と昔から言われますが、店員さんや友達におすすめされた服はとにかく着てみるなど、一度自分好みを忘れて他人のすすめに従ってみましょう。
あなたの印象がガラリと変わることは間違いなしです。
自分の顔が嫌いな場合の対処法《行動編》
見た目からの変革はわかっていただけたでしょうか。では次は、いよいよ本人がする行動編をみていきましょう。
行動をすることで自分のことを好きになれる、心理的にも楽になれる、それは確かにある事実なのです。
恋愛をする
自分の顔が嫌いな人の多くは、自分に自信がないところから始まっています。ですからまずは自分に自信を持たせられるように、恋愛をしてみませんか?
人のことを好きになると、脳内からホルモンが出されます。相手のことを考えるだけで幸せになったり、切ない気分になったりするようになり、それが色気を生んでくれるのです。
誰かから恋愛感情を持たれるということは、自分に自信をつける最短距離でもあるでしょう。素敵な恋愛をして、「自分は素敵な人間なんだ」という自信を持ってください。
ダイエットをする
自分の顔が嫌いな人は、自分自身が嫌いな人が大変多いです。それはすぐに挫折する性格であったり、強きに流される性格などが原因かもしれません。
そんな人に有効なのは、ダイエットを始めることです。ダイエットをするには一定量の運動が必要になりますので、運動をして汗をかき、ストレスを発散させることが出来ます。体調が整って、肌や髪もつやつやと輝きだします。
また、うまくダイエットの結果が出ると「やれば出来るんだ」という自信に繋がって、自分のことを誇らしく感じることが出来るでしょう。
自分の顔が嫌いな場合の対処法《意識編》
見た目と行動を見てきました。これで外見と行動療法は大丈夫ですが、あとはまだ、自分の意識改革が残っています。どんなことをすればいいのか、具体的に見ていきましょう。
笑顔を意識する
笑顔が嫌われることはありません。それは当然意地悪なことを考えているときのそれではなく心からの笑顔の話ですが、笑顔を見て嫌な気分になる人はそもそもいない、ということを理解しましょう。
あなたの顔の造りがどんなものでも、パーツがどの位置にあろうとも、やはり笑顔は素敵なものです。周囲の人は笑顔のあなたをみて好印象を持つでしょう。
笑顔のお返しには笑顔が返ってきます。すると自然に嬉しい感情が湧きますし、楽しくなり、ネガティブな思考はどこかにいってしまうでしょう。
人と比較するのをやめる
上をみればキリがありませんが、下をみてもキリはないはずです。世の中には様々な環境で様々な立場の人がいますから、全員ばらばらなのが当たり前、そもそも比べる対象にすることがおかしいのです。
あなたはあなたで自分の人生を幸せなものにしていかなくてはなりません。そこに、他人との比較は必要ないはずです。自分を好きになるためには、まず、他人と比べることを辞めることが必要です。
自分の良いところを見つける
自分の顔が嫌いな人の多くは自分のことも嫌いなものですが、本当に、あなたはただの嫌な人なのでしょうか?そんなことはないはずです。
誰にでも優しく接することが出来るとか、字が綺麗だとか、料理が好きで上手と褒められたことがあるとか、何かしら、素敵なところがあるはずです。
自分を嫌うのは一度やめて、まずは私ってどんなところが人に褒められたっけ?と考えてみましょう。きっとキラキラ光る素敵なところが見つかります。
自分の顔が嫌いなことと病気の可能性
色々やってみたけれど、やっぱり鏡を見ることが怖い、自分の顔が嫌いだ、と感じてしまう人もいるでしょう。そういう人は、もしかしたら精神障害の一つである、醜形恐怖症かもしれません。
醜形恐怖症の可能性
醜形恐怖症は自分の顔を大変醜いと思い込んでしまう精神障害です。他人からみれば普通、もしくは美形に感じるのですが、本人は「酷く醜い顔だ」と思い込んでいるのです。
人の目を異常に気にするようになり、外出が出来なくなったり鏡を家中から隠してしまうなど、視線を怖がるようになります。こうなると日常生活を送ることも難しくなってしまいますので、勇気を持って精神科などプロの専門家に相談する必要が出てきます。
醜形恐怖症は幼少時にトラウマを抱えていることも多く、成長途中で出てくるのですが、うつ病を併発することも有名ですから出来るだけ早く治療を開始しなければなりません。
美形の人でも自分の顔が嫌いな人はいる
客観的にみて非常に美しい顔をしているにも関わらず、自分の顔が嫌いな人もいます。
彼らはその整った外見で「自分の顔が嫌い」などと口にすると周囲から反感を買ってしまうことも経験上わかっているため、なかなか思いを口に出せず、辛い思いをしていることも多いのです。
例えば目鼻立ちがはっきりして堀が深い、というのは美形の定義のようになっていますが、本人は派手に思われたり外交的な性格を外見から期待されたりして傷ついている、ということが少なくありません。
そして顔が綺麗なので性格は良くないんでしょ、などと心ない言葉を言われたりすることもあります。
自分の顔が嫌いな人は、元々美形である人も同じく、自分に自信がないことから始まっている人が多いのです。まずは自分の心が何を怖がっているのか、何が原因で自信を持てないのかを考えてみることも必要でしょう。
大切なのは焦らないこと
自分の顔を嫌だと思う人についてみてきましたが、いかがでしょうか。一般的には自分の顔に何のコンプレックスも持っていない人はおらず、皆何かの悩みや不満を持っているものです。
しかし鏡をみるとテンションが下がってしまう、というほどに自分の顔が嫌いなのであれば、まずはどうやったら克服できるかを考えてみましょう。自分に背をむけるのではなく、敢えて向き合おうと努力してください。
自分の魅力を知り、自信をもてるようになったころ、今までは嫌いだった自分の顔も好きに感じることが出来るようになっているはずです。