がさつの意味とは?がさつな人の性格や特徴も紹介
がさつで周囲の人を困らせてしまう人は意外と多いでしょう。しかし、「がさつ」の意味をしっかり意識したことがある人は少ないのではないでしょうか?そこで、今回は「がさつ」の意味だけでなく、がさつな人の特徴やがさつ度診断などを詳しく取り上げていきたいと思います。
目次
がさつな人は嫌われやすい
自己中心的な発現をしたり他人を不快にさせる行動をしたりする人は、人からがさつな人と思われ、嫌厭されてしまいやすいでしょう。
がさつな人の言動で集団の秩序が乱れたり、仕事に支障がでたりすることもあるので、がさつな人は様々な場面で人から白い目で見られやすいのです。
そこで、今回は「がさつ」という言葉の意味を確認しつつ、がさつな人の特徴やがさつな性格の直し方などについて詳しく見ていきましょう。
後半ではがさつ度診断も取り上げるので、自分が周囲の人からがさつな人と思われていないか気になる人は、ぜひ注目してみてください。
「がさつ」の意味とは?
「がさつ」とは、大ざっぱで無神経な言動や荒っぽく落ち着きのない言動をする様子を意味する言葉です。「がさつ」は「ガサガサ」という粗く耳障りな音を意味する擬音語から、生まれた言葉とされています。
「ガサガサ」という擬音語に「つく」という動詞がついて、動詞「がさつく」になりました。この「がさつく」の形容動詞が「がさつ」なのです。ちなみに、「がさつ」には漢字がないので、ひらがなのまま使います。
がさつな人の心理とは?
周囲の人が不快に思う言動をしてしまうがさつな人が身近にいると、その人の心理が特に気になるでしょう。そこで、以下ではがさつな人の心理について、詳しく取り上げていきたいと思います。
特にがさつな人のことを理解したいと思っている人は、ぜひ以下の内容をしっかり把握してみてください。
何事も面倒だと思う
何事も面倒くさいと感じるという心理は、がさつな人の心理と言えるでしょう。がさつな人は何事にもまず面倒くさいと思ってしまうので、意欲的に何かに取り組むということがありません。
そのため、何かに挑戦しても中途半端な状態で諦めてしまうことが多いのです。挫折や失敗の経験が多くなることで自信がなくなり、より物事全てを面倒くさいと思ってしまうようになるのです。
細かいことに興味が湧かない
細かいことに興味が向かないということも、がさつな人の心理的特徴と言えます。例えば、脱いだ靴を揃えるといった基本的なマナーにも興味が向きません。
周囲の人から注意されてもなかなか反省しないため、いつまでも細かいマナーや常識が身に付かず、周囲の人から呆れられてしまうこともあるのです。
自分の感覚を信じすぎる
自分の感覚を信じすぎるということも、がさつな人の心理です。がさつな人の多くは自分がどう感じるかということを、行動の指針にしています。
そのため、周囲の人から見ると汚いと思う部屋も、自分は汚いと思わないという理由で放置してしまうこともあるのです。注意にも耳を貸さないことが多いので、周囲の人から厄介な人と思われてしまうこともあるでしょう。
がさつな人の性格や特徴【男性編】
がさつな男性は細やかな気遣いができないために、周囲の女性だけでなく男性からも嫌厭されてしまうことがあります。そこで、以下ではがさつな男性の特徴を確認していきましょう。
がさつな男性を的確に見極められるようになりたい人は、ぜひ以下の特徴に注目してみてください。
楽観的すぎて丁寧にやるべきことも雑に行う
がさつな男性には、丁寧にやるべき仕事も雑に進めるという特徴があります。例えば、金銭を取り扱う仕事は1円のズレもおきないように、神経を使って進めるべき仕事でしょう。
しかし、がさつな男性はそのような仕事も雑に進め、確認作業もしっかりしないので、同僚や上司に信用できないと思われてしまうのです。
がさつな男性の多くは、楽観的ですがその楽観さが仕事では甘さにつながってしまうことが多いでしょう。その甘さから同僚や上司も巻き込むような大きなミスをしてしまい、職場の人達から完全に嫌われてしまうこともあります。
ちょっとしたしぐさの音や声が大きい
ちょっとしたしぐさの音や声が大きいということも、がさつな男性の特徴の1つと言えます。
静かな場所では自分も声を小さくして、周囲の人の邪魔をしないようにすべきでしょう。しかし、がさつな男性は基本的に周囲の空気を読まないので、静かな空間でも大きな声でしゃべったり大きな音をたててドアを閉めたりするのです。
がさつな男性はいつも声が大きいので、ハキハキしゃべる人と好感を抱かれることもあるでしょう。しかし、TPOをわきまえずに大きな声でしゃべり続けるので、周囲の人の反感を買ってしまうこともあるのです。
また、無意識にする日常動作の音も大きいので、周囲の人はその音に威圧感を感じることもあるでしょう。
目立つために空気の読めない言動をする
目立つために空気を読まない言動をするということも、がさつな男性の特徴です。がさつな男性は目立ちたがり屋でその場の空気を読むことが苦手なので、他の人の送別会や歓迎会であっても、主役になるべき人よりも目立つ行動をしてしまいます。
その結果、周囲の人から空気が読めない人、自分勝手な人というイメージを抱かれてしまいやすいのです。
相手に自分の意見を押し付ける
他人に自分の意見を押し付けるということも、がさつな男性の特徴です。がさつな男性は相手の立場に立った言動をすることが苦手とされています。そのため、相手の話を全く聞かずに、相手に自分の意見をただ押し付けてしまうことがよくあるのです。
また、ガサツな男性は人それぞれに異なる事情があることを考慮できないので、無神経な発言をしてしまうこともよくあります。その結果、周囲の人から白い目で見られてしまいやすいのです。
面倒だと思うことはギリギリまでやらない
面倒だと思うことにはいつもギリギリまで手を付けないということも、がさつな男性によくある特徴です。がさつな男性は自分が興味のあることには、すぐに手を付けます。しかし、面倒だと少しでも思うことには、期限ギリギリまで手を付けないのです。
そのため、特に仕事では周囲の人に迷惑をかけることが多くなってしまいます。プライベートでも面倒なことはいつも期限ギリギリになるため、周囲に人から何となく信用できないと思われてしまうでしょう。
がさつな人の性格や特徴【女性編】
がさつな女性は外見が美しくても、普段の言動で男性から幻滅されてしまいやすいでしょう。以下では、そんながさつな女性の特徴を紹介していきたいと思います。
周囲の人からがさつな女性と思われていないか気になる女性は、ぜひ以下の特徴と自分の特徴を比べてみてください。
細かなマナーを守らない
細かいマナーが守れないということは、がさつな女性の特徴と言えます。例えば、他人の家に上がるときに靴を揃えなかったり、グラスについた口紅を拭わなかったりといった細かなマナーを守りません。
そのような他人を不快にさせないための細かいマナーは、意外と人に見られていることが多いので、がさつな女性は人から低評価されてしまいがちです。
しかし、がさつな女性の多くは元々小さなことを気にしない性格なので、細やかなマナーの重要性にいつまでも気付くことができません。そのため、どんどん仕事やプレイベートで損をしてしまいやすくなってしまうのです。
カバンや財布の中身が整理整頓されていない
カバンや財布の中が整理整頓されていないということも、がさつな女性の特徴の1つでしょう。がさつな女性はの多くはせっかちで大ざっぱなので、カバンや財布の中身も整理しません。
そのため、いつもカバンの中の鍵を探すのに手間取ったり、支払いに時間がかかったりしてしまいます。また、中身が整理されていない状態のカバンや財布を見た男性に、普段のがさつさを見抜かれてがっかりされてしまうこともあるでしょう。
体の細かい箇所の手入れが行き届いていない
体の細かい箇所の手入れが行き届いていないということも、がさつな女性の特徴と言えます。がさつな女性はメイクや普段の体のお手入れなども、雑に行っていることが多いのです。
そのため、マニキュアが剥げていたり、口元の産毛が目立っていたりすることがよくあります。体の細かい箇所は意外と他人から注目されることが多いので、がさつな女性は周囲に人から清潔感のない女性と思われてしまいがちです。
大ざっぱすぎる性格
とにかく大ざっぱすぎる性格も、がさつな女性の特徴として挙げられます。基本的に大ざっぱな性格のがさつな女性は、仕事や家事を自分の感覚で雑に行ってしまうのです。そのため、なかなか料理が上手くならなかったり、仕事でのミスが減らなかったりします。
その大ざっぱな性格は、小さなことを気にしない大らかな性格として、好印象を抱かれることもあるでしょう。しかし、多くの場面ではその大ざっぱな性格が、問題を引き起こす原因になってしまっているのです。
食べ方が汚い
食べ方が汚いということも、がさつな女性の特徴です。がさつな女性の多くは、せっかちで話し好きでもあるので、つい食べ物を口に入れたまましゃべってしまうことがよくあります。
また、焼き魚を綺麗に食べられなかったり、お茶碗にお米がついたままにしてしまったりしてしまうこともあるのです。そのため、一緒に食事をした人に、幻滅されてしまうこともあるでしょう。
がさつな女性とサバサバ女子の違い
がさつな女性の中には、がさつな自分のことを「サバサバ女子」と思い込んでいる人もいるでしょう。そのような女性は自分のがさつさを全く自覚していないので、トラブルメーカーに鳴ってしまいがちです。
しかし、サバサバ女子とがさつな女性の違いをしっかり把握している人は少ないのではないでしょうか?そこで、以下ではサバサバ女子とがさつな女性の違いを確認したいと思います。
向上心がありやるべきことはしっかりやるか
一般的にサバサバ女子は頼りになるアネゴ肌の女性を指す言葉です。サバサバ女子の大らかな性格という特徴は、がさつな女性にもあるので、サバサバ女子とがさつな女性は見分けにくいとされています。
しかし、サバサバ女子には常に向上心を持ちやるべきことはしっかりこなすという、がさつな女性には無い特徴があるのです。そのため、サバサバ女子は周囲の人から信頼されて大きな仕事を任されることが多いでしょう。
一方でがさつな女性は向上心がなく、やるべきこともしっかり取り組まないことが多いので、周囲の人から信頼されにくいのです。
他人を思いやる言動ができるか
がさつな女性は他人のことを考慮しない自分本位な言動をしてしまいがちなので、集団の中で浮いてしまいやすいのです。しかし、サバサバ女子は逆に周囲の人のことをしっかり考慮することができます。
そのため、サバサバ女子は集団の中でも上手くやることができるのです。
がさつになってしまう原因とは?
がさつな人が身近にいる人や自分のがさつさに悩んでいる人の中には、がさつになってしまう理由が知りたい人もいるでしょう。そこで、以下ではがさつになってしまう原因を紹介していきたいと思います。
育つ過程で整理整頓やマナーの大切さを学べなかった
親もがさつな人であると、必然的に育つ過程で整理整頓やマナーの大切さを知ることができません。成長する過程で親ががさつな人間であると認識できれば、自分でがさつさを直すこともできるでしょう。
しかし、親のがさつな言動を当たり前の言動として認識してしまうと、親の言動を手本にしてがさつな言動を身につけてしまうのです。その結果、大人になってもがさつな言動をしてしまうようになってしまいます。
心身に過度なストレスが溜まっている
心身にストレスが過度に溜まっていることが、がさつさの原因になっていることもあります。心身に大きなストレスが溜まり続けると、何事にもやる気がでなくなってしまいます。
次第に神経を使って進めるべきことも雑に進めたり、すぐにやるべきことを後回しにしてしまったりするようになるのです。その結果、周囲の人からがさつな人と思われてしまいやすくなります。
忙しすぎて細かい箇所に目を向ける時間が無い
忙しすぎて細かい箇所に目を向ける時間が無いということも、がさつになる原因と言えるでしょう。仕事や育児などで忙しすぎると、自分の身だしなみや物事の細かい部分に目が届かなくなりがちです。
その結果、普段から清潔感のない身だしなみだったり、物事に雑に取り組んだりしてしまうがさつな人になってしまいます。
がさつな人との上手な付き合い方
がさつな人とはどのように付き合うべきなのでしょうか?以下では、がさつな人との上手な付き合い方を取り上げていきましょう。がさつな人との付き合い方に悩んでいる人は、ぜひ以下の方法をすぐに試してみてください。
頼みごとをするときは細かい作業工程ややり方もしっかり伝える
がさつな人は大ざっぱな自分の感覚で物事を進めて、ミスをしてしまいがちです。そのため、がさつな人に何か頼むときは、細かく分けた作業工程や正しいやり方を分かりやすく伝えるようにしましょう。
がさつな人は物事の細かい工程ややり方が指定されていれば、その通りに物事を進めることができます。その結果、お互いにストレスなく付き合えるようになるのです。
真面目な面持ちではっきりがさつさを指摘する
がさつな人の中には、自分の普段の言動のがさつさに全く気付いていない人もいます。そのため、相手のがさつさに自分が我慢できないときは、はっきり相手に指摘してみましょう。
注意するときは感情的にならず、真面目な面持ちでしっかり注意すると、相手に伝わりやすくなります。
がさつな言動をする度に根気強く注意し続ける
がさつな人は細かいことをあまり気にしないので、小さな注意はすぐに忘れてしまうこともよくあります。そのため、相手に直して欲しいがさつな言動がある場合は、相手がその言動をするたびに根気強く注意し続けるということも重要です。
注意するときは苛立ちを見せず、真面目に注意しましょう。がさつな人もその場で注意してもらうことで、がさつな言動を直しやすくなるのです。
がさつな性格を直す方法
がさつな性格を直したいけれども、どのように直したらよいのか分からないという人は多いでしょう。そこで、以下ではがさつな性格を直す方法も、細かく確認していきたいと思います。
1日の内にやることをリスト化する
がさつな人の多くは、物事の優先順位を上手くつけられないために混乱してしまいます。最初に混乱してしまうため、やるべきことに取り掛かるまでの時間が長くなってしまうのです。
そのため、がさつな性格を直す方法には、毎日最初にその日にやることをリスト化する方法が挙げられます。その日にやるべきことを最初に落ち着いて整理することで、自然に物事の優先順位がつけやすくなるのです。
その結果、やるべきことをスムーズに進めやすくなります。
細かいことをメモする習慣をつける
メモを取る習慣をつけるということも、がさつな性格を直す方法の1つです。がさつな人は細かなことを忘れがちなので、周囲の人から注意されたことや気になったことは、とにかくメモに残すようにしましょう。
細かいことをメモに残すという行為の習慣自体ががさつな性格の克服に役立ちますが、メモに残った情報もがさつな性格を直すヒントになります。
また、時間があるときは自分の内面と向合ってみて、思い浮かんだ言葉をメモに残しておきましょう。そのすることで感性が磨かれて、がさつな性格が直りやすくなります。
最後まで他人の話を聞くように心がける
がさつな人は人の話を最後まで聞かずに、早まった行動をしてしまいがちです。そのため、人の話を最後までじっくり聞くように心がけることも、がさつな性格を直す方法と言えるでしょう。
時には自分のがさつさを指摘する話をしてくる人もいると思います。特にそのような話は聞きたくないと思いがちですが、がさつな性格を直すには、そのような話こそしっかり聞いて自らの戒めにすべきなのです。
そのため、どんな話もしっかり最後まで聞くという姿勢を保つようにしてみましょう。
日常生活の中で遊び心や美意識を意識することをしてみる
日常生活の中にちょっとした遊び心を取り入れるということも、がさつな性格を直す方法と言えるでしょう。がさつな人の多くは、実用性や合理性を重視して日常生活を送る傾向にあります。
しかし、日常の中で遊び心や美意識を働かせることで、がさつな人に足りない繊細な感性が育っていくのです。
そのため、例えば時々綺麗な花を家の中に飾ったり、少しおしゃれなメッセージカードで誰かにメモを残したりといったことをやってみましょう。日常を丁寧に過ごす努力をすることで、自然に普段の言動にも丁寧さが生まれていくのです。
あなたのがさつ度診断で今すぐチェック
がさつな人の中には無自覚な人もたくさん存在しているため、自分が無意識にがさつな人になっている可能性もあるのです。自分ががさつかどうか知るには客観的な意見が必要ですが、周囲の人に自分ががさつな人かどうか尋ねることには抵抗を感じるでしょう。
そこで、以下ではがさつ度診断チェックを取り上げたいと思います。自分のがさつ度が高いか低いか気になる人は、ぜひ以下の診断チェックに正直に答えてみてください。
がさつ度診断
□ほぼ全てのことが面倒だと感じる
□明確な目標を決めずに何となく行動を起こすことが多い
□マナーや常識にあまり興味が無い
□身だしなみが乱れていると注意されることが多い
□いつもカバンや財布の中身が乱雑である
□人から借りた物でも雑に扱ってしまう
□その場の空気を読むことが苦手
□人の話を最後まで聞かないことが多い
□人に自分の意見を押し付けがちだ
□声が大きい
診断結果
【0~3チェックの人 がさつではないようです】
がさつな人である可能性はかなり低いでしょう。このままで問題ありません。
【4~6チェックの人 少々がさつなようです】
がさつな人になりかけています。日常の中で感性を磨く努力をしていきましょう。
【7~9チェックの人 がさつです】
がさつな人になっている可能性が高いでしょう。がさつさの根本原因をまず突き止めて、がさつな性格を直していきましょう。
【10チェックの人 かなりがさつです】
がさつな人と周囲の人から思われているかもしれません。このままでは周囲から信頼を失う可能性も高いので、早急にがさつな性格を直す方法を実践してみてください。
人生を充実させるためにもがさつな自分を変えよう
今回は「がさつ」の意味やがさつな人の特徴、がさつな性格を直す方法などを詳しく紹介しました。がさつな性格を直すには時間がかかるかもしれません。
しかし、がさつさを直すことで異性だけでなく同性からも好感を抱いてもらいやすくなり、今後の人生が充実しやすくなるでしょう。そのため、がさつな性格を直したい人は、ぜひ今回の直す方法を根気強く続けてみてください。