おぼこいの意味とは?どこの方言なのか?

「おぼこい」という言葉はどのような意味なのでしょうか?あなたはその意味をちゃんと説明できますか?実は「おぼこい」はある地方の方言として生まれ、現在では広い地域で使われる言葉となっています。その意味や使い方を見ていきましょう。

おぼこいの意味とは?どこの方言なのか?のイメージ

目次

  1. 1「おぼこい」の意味や使い方をマスターしよう
  2. 2「おぼこい」の意味とは?
  3. 3「おぼこい」の語源とは?
  4. 4「おぼこい」の使い方
  5. 5「おぼこい」の類語
  6. 6「かわいい」を意味する他の方言
  7. 7【番外編】おぼこいメイクのやり方
  8. 8言葉の意味や特徴を掴んで正しく使おう

「おぼこい」の意味や使い方をマスターしよう

「おぼこい」という言葉を聞いたことはありますか?なんとなくニュアンスはわかるけれどちゃんと意味は知らない、そんな人も多いかもしれません。今回はそんな「おぼこい」の由来からその意味と使い方、そしておぼこい顔の特徴までご紹介いたします。

「おぼこい」の意味とは?

「おぼこい」とは「世間慣れしておらず可愛らしい様子」を表す言葉です。特に小さな女の子や初々しい女性に対して使われることが多く、特に地方では「かわいい」の代わりに「おぼこい」という言葉が使われる場合もあり、多く使われている言葉です。

一般的には「かわいい」と「幼い・初々しい」という言葉を合わせた意味合いで使われる場合が多く、「おぼこい」とは小さな女の子のかわいい様子に対しての褒め言葉として使われます。それが転じて、初々しい女性の様子でも使われることも増えました。

「おぼこい」の語源とは?

それではどうして「かわいい・初々しい様子」を「おぼこい」と言うようになったのでしょうか。「おぼこい」の語源とは様々な説がありますが、特に濃厚なのが「生まれて間もない子」を表す「産子(うぶこ)」から来ているというものがあります。

特に昔の言い方でかわいい新生児のことを「産子」と読んでおり、それがなまって「おぼこ」と呼ぶようになり、転じて新生児のように初々しくて可愛らしい様子を「おぼこい」と言うようになったというものがありますが、他の説もあります。

ぶりやボラなどの出世魚は成長するにつれ名前が変わります。その中でもボラの稚魚の頃の名前は「オボコ」と言います。生まれたての小さくてかわいい「オボコ」から転じて「おぼこい」という言葉が生まれたという説もあります。

「おぼこい」は関西の方言なの?

特に「おぼこい」は関西地方で古くから使われている方言としての意味合いが強い言葉でもあります。関西地方では「かわいい」「ウブな様子」を指して「おぼこい」と言うことが多く、特に高い年齢層の方達に使われる場合が多い言葉でもあります。

特にかわいい様子の褒め言葉として「おぼこい」を使う人が多く、関西地方に住む祖父・祖母を尋ねると孫に対して「おぼこい」という言葉を使う方が多く見られますが、最近では若い年齢層の関西出身の人はあまり使う傾向が少ない言葉です。

「おぼこい」の使い方

それでは「おぼこい」の意味や語源についてご紹介いたしましたが、「おぼこい」はどのような使い方をされるのが正しいのでしょうか。自分では使わなくても、しっかりと使い方をマスターすることでコミュニケーションがより円滑になります。

特に高い年齢層の人が使うことが多い言葉だからこそ、その意味を知っておくと会話をスムーズに進めることができます。「おぼこい」はその語形からもわかるように形容詞です。その使い方を例文と合わせて見ていくことで、使い方をマスターしましょう。

「おぼこい」を使った例文

それでは「おぼこい」の使い方とはどのようなものなのか見ていきましょう。例文と合わせて見ていくことで、そのシーンや使われ方、そして状況ごとの「おぼこい」の意味合いについてを知ることができますので、その使い方について見ていきましょう。

例文①おぼこい娘でかわいいね

特に女性や小さな女の子に使う場合が多い「おぼこい」ですが、「おぼこい娘」と言うことで、その女性や子供に対して「初々しい・少女のように可愛らしい」という意味合いを持たせ、その容姿や仕草に対しての褒め言葉として使う場合が多いです。

基本的に「おぼこい」は褒め言葉として使われる場合が多く、特にいつまで経っても恥じらいや初々しい姿を見せる女性は男性からも好印象に取られます。そうしたいつまでも初々しく恥じらいのある様子に対してかわいいと褒める使い方もあります。

例文②年齢のわりにおぼこい顔をしているなあ

「おぼこい」は容姿に対しての褒め言葉として使われることも多く、「年齢のわりにおぼこい」と言うことで、年齢と容姿にギャップがあり、若々しく見られているという場合が多いです。この場合男性にも女性にも使う場合が多いです。

「女性らしい」というよりは「若々しい・幼い」という意味で使われるシーンなので、童顔の人に対して「おぼこい」と表現する場合が多いです。相手は褒めているつもりの場合が多いですが、言われた方は気にしている場合もあるので注意が必要です。

例文③おぼこい言葉遣いをするね

「おぼこい言葉遣い」というように、内面や仕草・言動に「おぼこい」という言葉を使う場合は特に「拙い・子供らしい」という意味で使う場合が多いです。この場合あまり褒めている表現ではない場合もありますが、シーンにより褒めている場合も。

恥じらいを持っている様子、焦っている様子、また子供っぽい言葉遣いをしている様子などに対して使う場合が多く、「おぼこい」の意味を褒め言葉、もしくは場の空気をはぐらかす為のお世辞として使っている場合が多いことが挙げられます。

「おぼこい」の類語

ここまで「おぼこい」の意味や使い方についてご紹介いたしましたが、「おぼこい」にはどのような類語があるのかも、意味と合わせてご紹介いたします。
 

・初々しい     
・あどけない     
・いたいけな

このように、小さな女の子の可愛らしさを表すような言葉が「おぼこい」の類語として挙げることができます。こちらでは主に類語の中でも方言ではなく全国的に使われる言葉の中でご紹介いたしました。

それではご紹介した類語について、その意味や使い方、そして「おぼこい」とのニュアンスの違いなどについてご紹介していきます。類語の意味について知ることで、その言葉を正しく使えるようになりましょう。

「初々しい」の意味

「初々しい」とは「おぼこい」の意味をご紹介する際にも登場しましたが、まだ物事や世間に慣れていない様子を表す言葉です。世間慣れしていない幼さを表す言葉で、特に恋愛や男性に慣れていない若い女性に対して使われることが多い言葉です。

「あどけない」の意味

「あどけない」とは子供らしい可愛らしさや純真無垢な様子を表す言葉です。特に子供のピュアな笑顔や可愛らしい様子、元気な様子に対して使う言葉としての意味合いが強く、「おぼこい」という言葉の中でも「女性らしさ」よりも「可愛らしさ」の意味が近いです。

「いたいけな」の意味

「いたいけな」とは子供の可愛らしさを表す言葉としては「あどけない」とも似ていますが、特に「子供の守ってあげたくなるような可愛らしさ」についてを表す言葉としての意味合いが強く、こちらも子供らしい可愛さを表す「おぼこい」の類語のひとつです。

庇護欲と可愛らしさを合わせた言葉で、小さな子供に対してはもちろん、可愛らしい女性・少女に対して使う場合もあり、小さな子供や女性に対しての使われ方が多いことがその特徴として挙げることができます。

「かわいい」を意味する他の方言

「おぼこい」が「かわいい」を意味する関西地方の方言だということについてご紹介いたしましたが、他の地方では「おぼこい」の代わりにどのような言葉を使うのでしょうか?こちらでは「おぼこい」に近い使われ方をする「かわいい」の方言をご紹介いたします。

北海道・東北地方中心に「めんこい」

主に北海道・東北地方では「かわいい」を「めんこい」と言うこともあり、こちらも全国的に広く知れ渡っている方言のひとつです。北海道・東北地方でも、「おぼこい」同様高年齢層の方が使う割合が大きく、意味は通じれど若い年齢層は使わない傾向が強いです。

特に「めんこい」は商品名やキャッチコピーなどにも北海道・東北を代表するわかりやすい方言の一つとして使われることが多く、そうした理由もあり、広く全国的に知られている方言のひとつとなっています。

関西地方中心に「かいらしい」

関西地方で「かわいい」を「おぼこい」と言うことについてご紹介いたしましたが、同時に「かいらしい」と言う人もいます。「おぼこい」は特に子供らしい、初々しい可愛らしさに対して使う方言としてご紹介いたしましたが「かいらしい」は少し違います。

関西地方で「かいらしい」は「かわいらしい」がなまった言葉として広まっており、子供らしさや初々しさに限らず、「かわいい」ものに対して「かいらしい」という言葉を使う場合が多いことが、「おぼこい」との違いとして挙げることができます。

九州地方を中心に「むじい」

九州地方を中心に「むじい」と言う場合もあります。「むじい」は九州の中でもその地方によって少しずつ言い方や訛り方が異なり、同じ意味合いで「むじょい」「もじい」などのように少し異なった言い方や発音で使われる場合も珍しくありません。

特に「むじい」は宮崎県など九州南部で使われることが多い方言です。「かわいい」「かわいらしい」という意味合いで使うことが多く、「おぼこい」同様小さな子供はもちろん、ファッションやインテリアなどの人以外にも使う場合もあります。

【番外編】おぼこいメイクのやり方

ここまで「おぼこい」という言葉の意味や使い方についてご紹介してきましたが、初々しい、童顔で「おぼこい」女性は男性からも好印象です。「おぼこい」顔は少女のようなあどけなさがあり、童顔のような顔つきのことを指します。

こちらではそんな「おぼこい」顔になる為のメイクのやり方についてご紹介いたします。おぼこい顔は透明感のある肌に血色感のあるピンクの頬や唇、そして大きくて丸い目など、小さな子供や小動物のような幼げでピュアな印象をもたせ、男性ウケも抜群です。

シャドウとマスカラで丸い目に

まずおぼこい風のアイメイクのやり方からご紹介いたします。おぼこい印象をもたせる為には、丸くて大きな目元を作ることがとても大切ですが、濃くなりすぎると、おぼこさ、ピュアさからはかけ離れてしまうのでナチュラル風に仕上げることが大切です。

ブラウン系のアイシャドウを使うことで、グラデーションを作って目元に立体感をもたせましょう。目の形や位置にもよりますが、二重のラインや目のキワのラインに濃いめのアイシャドウ、アイホールには薄めの色のシャドウを塗ることで立体感が出ます。


アイラインをがっつりと引くよりも、マットなブラウン系のシャドウで自然な立体感を出すことがとても大切で、ナチュラルに目元に丸い印象をもたせることができます。合わせて、ビューラーでしっかり上げてロングマスカラで目に高さを出しましょう。

合わせて、目の下に涙袋を作ることでおぼこいピュアで可愛らしい目元を作ることができます。ラメがしっかり入ったホワイト〜ピンク系のアイシャドウを目の下に塗ることで、うるうるとした可愛らしい印象の目元を作ることができます。

ラベンダー下地で肌に透明感を出して

おぼこいメイクをする上で、ベースメイクもとても大切です。ベースメイクは透明感のあるピュアでまっさらな肌を仕上げることが大切で、肌のくすみをうまくぼかして肌に透明感をもたせるためには、今人気のカラーベースを使うことがとてもおすすめです。

中でも透明感をもたせるためにはラベンダーカラーのベースを使いましょう。ラベンダーの色味が肌の赤みやくすみをうまくぼかして、透き通るような肌質に仕上げてくれます。その前に目立つシミやくすみはコンシーラーで潰しておくとより綺麗になります。

そしてその上から明るめの色味のファンデーション、そしてフェイスパウダーなどを使うことで、ふんわりと優しい印象の肌にすることができます。ツヤ感メイクがとても人気ですが、おぼこいピュアな印象の肌はツヤ感よりもふんわり感を意識しましょう。

チークとリップはピンクで

そしてチークとリップはピンクで統一しましょう。特にピーチピンクなど、少しオレンジが混ざったような、肌色と馴染みやすい色のものを使うとナチュラルに血色感のある可愛らしいおぼこいメイクをすることができるので、それらの色を使いましょう。

チークを丸く入れることで、透明感のある白い肌にポッと血色感をもたせることができます。頬骨のあたりに合わせて丸く入れることで、ふっくらと柔らかそうな赤ちゃんほっぺにすることができて、おぼこい印象が一気に増してきます。

合わせて、リップのチークと同じようなカラーのものを選ぶと、顔全体に統一感が出て、顔の印象をよりナチュラルに仕上げることができます。リップのマットなリップよりも、肌馴染みの良いリップで潤んだ口元に仕上げることがとても重要です。

言葉の意味や特徴を掴んで正しく使おう

今回は「おぼこい」の意味やその使い方についてご紹介いたしました。「おぼこい」とは「初々しい・かわいい」を表す関西地方の方言が由来となった言葉で、その意味を正しく理解することで、コミュニケーションをより円滑に進められます。

また「おぼこい」印象の女性は男性からもとても好かれます。おぼこいメイクを実践することで、ナチュラルでピュアな印象の女性を演出することができます。「おぼこい」の意味を正しく理解して、正しく使うことがとても大切なことです。

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