自我が強いの意味とは?自我の強い人の心理や性格・特徴

「自我が強い」という言葉の意味とは?自我が強い人の心理や性格・行動などの特徴についても詳しく紹介します。また、自我が強いことのメリット・デメリットもお伝えします。自我が強いのを直したいと思うのであれば、その直し方も解説していますので、チェックしてみてください。

自我が強いの意味とは?自我の強い人の心理や性格・特徴のイメージ

目次

  1. 1自我の強い性格の人を理解しよう!
  2. 2「自我が強い」の意味とは?
  3. 3自我が強い人の心理とは?
  4. 4自我が強い人の特徴【性格編】
  5. 5自我が強い人の特徴【行動編】
  6. 6自我が強いことのメリットとデメリット
  7. 7自我が強い性格を直す方法
  8. 8自我が強い子供への親としての対処法
  9. 9自我が強いこととデメリットは実は別物
  10. 10メリットデメリットを理解して自我をコントロール

自我の強い性格の人を理解しよう!

自我が強い人とはどんな人のことを言うのでしょうか。「自我が強い」の意味や、自我が強い人の心理や特徴を知って、自我が強い性格の人を理解しましょう。

「自我が強い」の意味とは?

まずそもそもとして「自我が強い」とはどのような意味なのでしょうか。「自我」とは、自分自身を他者と分ける認識のようなもので、自分の心の状態や、それを基にした行動や態度などを表すものになります。

そして、「自我」がそのような意味なので、「自我が強い」となると、その自分の心の状態や、それを基にした行動や態度が強く表れている状態のことを指していることが多いです。

一般的には自我が強いというと、「わがまま」だったり、「独りよがり」のようなことを指して使われたりしますが、この「自我」の意味を正確に考えると、必ずしも「自我が強い=わがまま」などの意味ではないことが分かります。

自我が強い人の心理とは?

自我が強い人というのは、どのような心理を持っているのでしょうか。また、これは「どのような心理を持っている人が自我が強いと言えるのか」という意味にもなりますので、確認してみてください。

「自分が正しい」と思っている

自我が強い人というのは、自分という存在の意義が強い人になるので、他者よりも「自分が正しい」と思っている傾向が強くなります。

「自分にとっては自分が正しい」、「他者になんと言われようとも個人的にこれでいい」という程度のものなら良いのですが、時に「他者は間違っている」、「自分こそすべてだ」というほどに「自分が正しい」と思っているケースもあります。

人から否定されるのが嫌い

自我が強い人というのは、自分の意見や考えが正しいと思っており、「そのとおりにしたい」と思っているので、他者からの否定やアドバイスのようなものを嫌う傾向にあります。

「それはやめたほうがいい」とか「それは間違っている」と言われるのを嫌うので、そもそもそういった『雑音』を聞くことがないように、他者への相談や報告を省くというケースもあり、それが時にトラブルの原因にもなります。

自分が中心でありたい

自我が強い人とは、「自分という存在の重要度が高い」ので、何においても「自分が中心でありたい」と思っているケースもあります。

会話の中心であったり、チームの核となる存在であったりと、自分が関わっているすべてのものに対して、中心人物でなければ納得できないような心理を持っているケースが多いです。

自我が強い人の特徴【性格編】

自我が強い人の特徴とは、どのようなものがあるのでしょうか。今回はその特徴を「性格」と「行動」に分けて、それぞれを詳しく確認していきます。まずは【性格編】ということで、自我が強い人の性格を確認しましょう。

意見を曲げない・貫き通す

自我が強い人というのは、「自分の意見が絶対」で、そして「正しい」と思っているところがあるので、他人に何と言われようとも、その意見を曲げることはなく、貫き通すところがあります。

この「意見を曲げない・貫き通す」という性格は、他人に影響されてやることがブレブレになったりしないというような良い面もあれば、融通が効かないとか、頑固、わがままなど悪い面もあります。

失敗したことを隠す

自我が強い人の特徴的な性格には、「失敗したことを隠す」というものも見られます。これは、「正しい」と思って「貫き通していたもの」が「間違っていた」などの時に、自我の強さが邪魔をして、それを認めたくないという心理からきています。

失敗したことを伝えてしまえば、「正しくなかった」ことを認めることになってしまうので、自我の強さがそれを許さないという状態です。

感情の起伏が激しい

自我が強い人というのは、「感情の起伏が激しい」という性格をしているケースも多々見られます。子どもの頃ならまだしも、大人になり社会人になると自分の自我に従った行動だけを取っていることはできなくなっていきます。

上司に押さえつけられたり、社会に押さえつけられたり、「常識」などに押さえつけられることもあるでしょう。それらは全ての人にあり得るものですが、自我が強い人にとっては、押さえつけられることは普通の人よりも苦痛が大きいです。

ですので、それら普段から溜まっているものが『爆発』しやすいという傾向もあり、感情の起伏が激しくなってしまうことにも繋がるのです。

特定の人・物・場所などに強い執着を持つ

自我が強い人というのは、自分の意見や行動、信念などに固執、執着しているところから、特定の人や物、場所などにも強い執着を持つという性格をしていることも多くなります。

お気に入りの場所があったら、そこを「秘密の場所」のように大切にして、他の人には教えず、もし誰かが居たりすると「取られた」ような強いストレスを覚えます。

それは人でも同じで、自分が可愛がっている後輩とか、特別仲の良い友達などが他の人と楽しそうにしているだけでも嫉妬しますし、そういった感情は物に対しても同じです。

自我が強い人の特徴【行動編】

自我が強い人の性格を確認し、ある程度の特徴が見られましたが、次は「行動編」ということで、自我が強い人の特徴的な行動の部分を確認していきましょう。

何の相談もなく行動しはじめる

自我が強い人というのは、「何の相談もなく行動しはじめる」という部分があります。これは「自我が強い人の心理」でもお伝えした、「否定されるのが嫌い」というものに起因しています。

相談をすることで、反対意見や、別のルートを使った方法など、自分の意に反したものが提案されることを嫌って、「既成事実」のようなものを作るためにも、とにかく先に行動をしてしまうという傾向があります。

おせっかいや余計なアドバイス

自我が強い人は、自分はおせっかいや余計なアドバイスが嫌いだという性格をしているにも関わらず、自らは他人にそういった「おせっかい」や「余計なアドバイス」をしがちなところがあります。

それは、「自分が正しい」と思っているので、自分がそう思ったことは正しく、他人がやろうとしていることが間違っていると決めつければ、「やめたほうがいい」や「こうするべき」ということを、まるでそれが絶対の正解のように口を出します。

自分が話題の中心にいないと不機嫌になる

自我が強い人は「自分が中心でありたい」という心理を持っているということは先にもお伝えしましたが、自分が話題の中心にいないときに、あからさまに不機嫌になるケースも多いです。

自分にとって分からない話題などになると、「自分が正しい」と思った意見も言えませんし、自分が中心になることはあり得ません。

そうなると、強い自我があるため、その「自我を否定」されているような、つまり「アイデンティティ」を否定されているような気分にまでなる傾向があるので、その状況に対して分かりやすく不機嫌になるケースがあります。

その場を仕切りたがる

自我が強い人は、「自分が中心でありたい」という心理がありますし、「自分が正しい」と思っているので、その場をまとめ仕切るのも自分しかいないと思っています。

ですから、何かまとめ役のような存在が必要な場面では勝手に仕切り始めますし、「特に今はまとめる必要がない」場合でも、勝手に仕切ってその場をまとめた『つもり』になっているというケースも多く見られます。

自我が強いことのメリットとデメリット

自我が強いことには、どのようなメリットやデメリットがあるでしょうか。ここまでに自我が強い人の心理や性格・行動などの特徴を見てきましたので、それらも参照しながら確認してみてください。

自我が強いことのメリット

まずは、「自我が強いことのメリット」を確認します。自我が強いことで得られる良い部分というのはどのようなものがあるのか確認していきましょう。

自分をしっかり持っている

自我が強いことで得られるメリットは、「自分をしっかり持っている」というものが挙げられます。これは自我が強い人はほぼ確実に持っているメリットと言っても良いでしょう。

自我が強い人は他人の意見や言動などに流されて自分の意見をコロコロと変えてしまうようなことはありませんし、たとえば「人に流されて悪事に手を染める」というようなこともありません。

他人から見ると裏表のない分かりやすい性格

自我が強い人というのは、「他人から見ると裏表のない分かりやすい性格」をしているので、周りの人にそう思われることがメリットと言えるでしょう。

分かりやすい性格というのは機嫌が良いとき悪いときも見分けやすいですし、裏表がないというのは信頼できる性格の1つですので、そういった部分で周りから扱いづらいと思われることはないでしょう。

自我が強いことのデメリット

自我が強いことによるデメリットはどのようなものがあるでしょうか。ここまでに挙げた自我が強い人の心理や特徴からも読み取れる部分が多いですが、デメリットとなる部分にフォーカスを当てて確認しましょう。

自分勝手でわがままな人と思われる

自我が強い人は「自分勝手でわがままな人」と思われるケースが多いです。実際に自我を貫き通そうとすると、それは他人から見たら「わがまま」でしかないというケースも少なくないので、仕方ない部分とも言えます。

人が離れてしまいがち

自我が強い人は裏表のない分かりやすい性格ということをメリットとして挙げましたが、かといって、その性格なら人に好かれるかというと話は別になります。

その裏表のない部分で嫌われることはないでしょうが、「わがまま」に見えたり、「人の意見を聞かない」ようなところがあるので、『付き合いが面倒』だと思われてしまうケースも多いです。

自我が強い性格を直す方法

自我が強い性格は「悪い性格」というわけではないのですが、「デメリットの部分が目立つ」ような自我が強い状態であれば、それは直しておくべき部分でしょう。そのための方法をご紹介します。

他人の意見に耳を傾ける

自我が強い人は「自分の意見」をしっかりと持っていますし、「ちょっとやそっとのことじゃ揺るがない」ほどの固い決意のようなもので、その意見は固められてします。

ですから、その「自分の意見」に固執するあまり、他人の意見は聞かず、入り込む余地がないほどに、「聞く耳を持たない」傾向にあります。

自分の意見を持って、自分の意見が強く、自分の意見が正しい、と思っている自我が強い人は他人の意見に興味がなくなりがちなので、「他人には他人の意見がある」ということを理解して、まずは受け入れないまでも、聞く耳を持つことを意識しましょう。

何でも一呼吸置くように意識する

自我が強い人は自分の意見や存在が「中心」であることを望む性格をしているケースが多いので、「そうではない」状態になったとき、もしくはなりそうな時に、「いやそれは違う」など否定から入ろうとすることも多くなってしまいます。

話の腰を折るような、人の意見に割り込むような、人の話にかぶせるような形になることが多いので、それでは「わがままな自我が強い人」になってしまいます。

そうならないためには、「何をするにもまず一呼吸置く」という意識を持ちましょう。口を挟む前に一呼吸置けば冷静になれます。まずは話を全て聞いてから~ということもできるようになります。『一呼吸置く』これを強く意識しておきましょう。

自分の意見を他人に押し付けない

自我が強いということは、「自分も意見もしっかりしている」ことに加えて、「自分の意見が強い」ということも併せ持っていることになります。

それはまったく悪いことではなく、「自分の意見をしっかりと持っていること」はむしろ良いことと言えるでしょう。ただ、自我が強い人というのは、それを「他人にまで押し付ける」傾向があります。

それは、自我が強い人の心理でもお伝えした「自分が正しいと思っている」ということも手伝って、「良かれ」と思って、他人に「こうしなさい」、「こうすべき」と言ってしまうのです。それを抑えるだけでも自我が強いのを直すことに繋がります。

自我が強い子供への親としての対処法

自我が強い子供への親としての対処法はどのようにすべきでしょうか。自我が強い子供は大人のものとは違って純粋な欲求のことが多いので、まずは「認め褒めてあげる」ことで、その欲求が満たされます。

また、認め褒めてあげることで良いほうに成長することも考えられますから、押さえつけるのではなく、その欲求を満たしてあげられるように努めましょう。また、挑戦欲求みたいな自我が強い子供であれば、その挑戦にも寄り添うようにします。

ただし、自我が強いとはいえ子供ですから危険なことをしてしまうこともあるので、そういった時は『本気で叱る』ことも必要です。「ダメなものはダメ」、「自我だけではダメなものもある」ということを教えるのも親の大事な役目の1つです。

自我が強いこととデメリットは実は別物

ここまで「自我が強い」ことについて、様々な側面からお伝えしてきましたが、自我が強い人の心理や性格・行動などの特徴、さらにデメリットの部分を見ていると、「悪い部分」が目立つようにも見えます。

ですが、実はそういった「悪い部分」と思われるような自我が強い人のデメリットは、単純に「自我が強いこととイコール」ではないのです。

自我が強い人が「その自我をお構いなしに解放する」とそういったデメリットが出てしまうだけで、自我が強いからと言っても、それをしっかりと抑制してコントロールできれば、ここまでにお伝えしたデメリットに見える部分は無くすことができます。

「強い自我を持ちつつ、自分勝手やわがままな性格ではない」ということも実現可能ということになります。そうなれば『メリット』の部分が大きくなりますので、「自我が強いことは良いこと」と言うこともできるのです。

メリットデメリットを理解して自我をコントロール

「自我が強い」ことの意味や、「自我が強い人」についての心理や特徴などをお伝えしてきましたが、それらを見ても分かるように自我が強いこと自体に「良い」も「悪い」もありません。

その「その強い自我をどう扱うか?」によって、その人自身への周りからの評価は変わってきます。つまり自我が強いことについてメリット・デメリットをしっかりと理解して、自我をコントロールすることができれば良い評価にもなるということです。

「自我が強い」というだけでその特徴などを挙げていくと、悪いように見える面が多いですが、「まずは理解」から「コントロール」を覚えて、強い自我を『メリット』として活用できるようにしましょう。

性格に関する記事はこちら!

Thumb気難しいの意味とは?気難しい人の性格や接し方を紹介
気難しい人の特徴や意味について紹介します。気難しい人とはどんな人のことを言うのか見ていきまし...
Thumb積極性の意味とは?積極性がある人の特徴と身につける方法
積極性がある人は仕事でも成功しやすい、人からも信頼されやすいと言われていますが、その心理や特...
Thumb自由奔放の意味とは?自由な人の性格や特徴を紹介
自由奔放な人、天真爛漫な人は魅力的です。自由奔放な人が魅力的に見えるのは「自分にない物を持っ...

関連するまとめ

関連するキーワード

人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ