アットマークの意味とは?単価記号の場所や@の使い方を解説

インターネットの普及により、アットマークを見る機会も増えたこの頃。みなさんはどんな意味でアットマークを使っていますか?知らなかった使い方をマスターするためにも、アットマークという記号の意外な意味や使い方を、この記事を通して発見しましょう。

アットマークの意味とは?単価記号の場所や@の使い方を解説のイメージ

目次

  1. 1「アットマーク」の便利な使い方を知ろう
  2. 2「アットマーク」の正式名称や由来とは?
  3. 3「アットマーク」の使い方
  4. 4アットマークは@(半角)と@(全角)のどちらを使うの?
  5. 5アットマークを使う時の注意点
  6. 6アットマークを理解して正しく使いこなしていこう

「アットマーク」の便利な使い方を知ろう

みなさんはアットマークをどんな場面で使用しますか?また、どんなときに見かける記号でしょうか?

アットマークの本来の意味を知って、いろいろな使い方をマスターしましょう。この記事では、アットマークの解説を中心に、気になる項目を詳しく紹介をしていきます。

「アットマーク」の正式名称や由来とは?

みなさんはアットマークの正式名称や名前の由来をご存知ですか?アットマークという記号自体は世界共通で誰しもが使っています。ですが、アットマークという呼び方がすっかり日本では定着化されたこの記号でも、実は正式な名前や由来は別にあるのです。

「アットマーク」の正式名称

アットマークという記号は、「単価記号」という読み方が正式な名称になります。日付の前につけたり、個数の前につけたりなど、その単価を表すことからこのような正式名称がついたとのことです。

ちなみに、正式名称とは別に公式名称というものが存在します。これは世界共通とでも説明するのが適切でしょうか。「コマーシャルアット」と呼ばれる名前がアットマークの公式名称としてあります。

アットマークという読み方は、すっかり国内では定着していますが、海外ではこのように読んでも通用はしません。公式名称とされている「コマーシャルアット」が基準であることを心掛けましょう。

「アットマーク」の由来

アットマークの記号とは、ラテン語の「ad」をより分かりやすく簡単にまとめたものです。これにより、一筆で書くことができる記号へと変化した歴史があります。

人は面倒くさいことが嫌いな生き物です。ですので、より簡単に書くことができるこのような記号が生まれたのは、きっと偶然ではないでしょう。

私たちが普段使用しているこのアットマークとは、英語の「at」が由来ではないことが、これらのことから理解できると思います。この由来は覚えておくと、ちょっとした豆知識や雑学トークのネタにもなりそうです。

「アットマーク」の使い方

では、次は基本となるアットマークの使い方を見ていきましょう。既にご存知のものもあるかと思いますが、それらも含めて今一度見返していきましょう。いくつかの使い方に分けて紹介していきますので、順を追って整理しながら読み進めてみてください。

単価記号

表記に「@100円」とされていた場合、「これは1個100円ですよ」という意味になります。これは、単価記号本来としての使い方になります。簿記や会計時に見ることが多い使い方かもしれません。

単価の意味とは物一つに対する価格のことです。こういった場面では、必ず価格の前にアットマークを書くようにしましょう。1個100円と書くより@100円と書いた方が、シンプルにまとめられるので、わかりやすくもなります。

また、アットマークは他の記号とは、あまり併用はしません。1個100円だということを伝えたい場合は「@\100」ではなく「@100円」となることを覚えておきましょう。

英語「at」の意味としての使い方

「私はここにいます」「それはあそこにあります」など、人や物の存在位置を発信する際に、アットマークを用いる例もあります。このような使い方をする場合のアットマークは、場所を示す名刺の前に置くのが通例です。

ですので、「パーティー@六本木」とは「六本木でパーティーをしている」という意味になります。写真を撮影したりした際に「@旅館」などを書き入れたりもします。「旅館で撮影した」というノートになります。

これらの例は、英語のatを@の一文字に簡略化したものです。

足りない人員を募集したいときの使い方

近年、SNSの急速な発展でオンライン上での人とのコミュニケーションも、昔に比べると容易になりました。コミュニケーションが便利になった分、それに伴ってコミュニケーションの道具となる言葉や記号も、進化していっています。

自分が主催するオフ会やパーティーで人数が足りないとき、オンラインゲームで一緒に遊ぶ人が足りないときなど、人を募りたいときにもアットマークが使われることが多くなりました。

「オフ会@2人」「(プレイするオンラインゲーム名)@4人」などがいい例でしょうか。こういった場面でのアットマークは「後〇〇人欲しい」という意味での使われ方になります。「@」を「あと」としているのでしょう。記号一文字で済む分、急いでるときも簡単に呼びかけができるメリットがあります。

メールアドレスとしての使い方

メールもまた、コミュニケーションツールとして大事な連絡手段の一つです。多くのみなさんがご存知で、一番ポピュラーなアットマークの使い方が、メールアドレスとしてのアットマークではないでしょうか。

メールアドレスの中のアットマークは、アットマークより以前の左側の文字列に、受信者を特定する「ユーザー名」をつけます。そして、アットマークより右側に、受信者が利用するサーバーの場所を表す「ドメイン名」をつけることによって完成しています。

すっかり見慣れたアットマークの使用例ですが、ここでもきっちりと重要な役割をしているのです。

顔文字としての使い方

オンライン上でのコミュニケーションは、相手の表情が見えません。文字だけの会話になると、相手がどんな感情かどんな表情かを知ることも必要になってきます。

そこで、記号だけを組み合わせた顔文字というものの存在が鍵となってきます。顔文字の歴史は古く、30年以上にも及びます。その中で、アットマークも使われるようになりました。

アットマークを使った顔文字とは「(@_@;)」「∑(@o@)」などの例があります。これらは、困惑や疲労、驚きなどを表す顔文字です。アットマークがグルグルしている目を表していて、非常に便利な使い方の一つであると言えます。

SNS上のアカウント名としての使い方

TwitterやInstagramなど大手SNS会員制サイトでは、@と英数字を用いてユーザーを識別する方法を取っています。アカウント名の頭に@があることで、そのアカウント宛にメンションを送ることができます。

これにより、自分の投稿に対して他の人からメッセージや反応をもらうと、簡単にこちらに通知が届くシステムになっています。SNS上でのアットマークは全角にしてしまうと相手にメンションを届けることが出来なくなってしまいます。そこだけ気をつけましょう。

アットマークは@(半角)と@(全角)のどちらを使うの?

基本的にアットマークは、半角を使っても全角を使っても、記号としての意味に違いは出てきません。では何が違うのでしょうか。

アットマークに限らず、半角の記号や半角のアルファベット、半角の数字は全世界共通で使えます。このため、メールアドレスやSNSアカウント名などの全世界共通ツールは、アットマークが半角になります。意味は変わりませんが、全角は使えないことに気をつけなければなりません。

逆に全角のアットマークとは日本を始めとした、アジア圏で多く見られます。全世界共通の部分でのみ全角を使わないことに気をつければ、あとは半角にしても全角にしても個人の自由です。

アットマークを使う時の注意点

アットマークはいろいろな使い方が出来てとても便利ではありますが、使うときの注意点もいくつか存在します。以下のことに気をつけながら、アットマークを使いこなしましょう。

ビジネスの場での普段使いには気をつける

SNSや友達同士での連絡に使う場合のアットマークは、比較的ラフな意味合いでの使用です。同じような意味合いで、ビジネスの場などでも使ってしまうと、相手に失礼になる可能性があることを頭に入れておくことが大切です。

フォーマルな場面で、公私混同はいけません。アットマークを略式で使用することは控えたほうが、相手にも好印象でしょう。

SNSやメールアドレスなどでは全角にしないこと

SNSのアカウント名、海外の人とのメールのやり取りでのアドレス交換などで自分のものを教える場合は、アットマークを全角にしないことが最重要です。前述したとおり、記号を含む英数字が全角だと世界では表示されなかったりなど、何かと不安要素があります。

しっかりと場面に応じて、全角と半角の使い分けができるようになりましょう。

アットマークを理解して正しく使いこなしていこう

アットマークにはいろいろな使い道があることが理解できたと同時に、使う際の注意点もしっかりと把握できたのではないでしょうか。

普段よく目にするからこそ、あまり深くまでは気にかけることのなかった記号の一つだと思います。アットマークに限らず、使う場面や目的によって全角にするか半角にするかも変わってきます。

また、なんでもかんでもアットマークで簡略化してしまうのもあまりよろしくはありません。節度を守って、しっかりと使いこなしていけるようになりましょう。

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