100均の木材の種類は?ダイソー・セリアの角材や板のサイズも紹介
100均で手軽にDIYを始めたいけど、どんなものを用意していいかわからない。そんなあなたに、100均DIYで使える木材や板の種類やダイソー・セリアで販売されている木材、角材、板の種類やサイズ、100均の板を使ってできるDIYのアイディアをまとめました。

目次
100均の板でDIYデビューしよう!
様々なものが売っている100円ショップですが、その中でも今、100均の材料でDIYをするのが人気になっています。ホームセンターで木材の板を買おうと思うとサイズが大きいのでカットしてもらわなければなりません。たとえ数十円とはいえ、コストがかかってしまいます。
その点、100均の木材の板ならもうカットしてあるのでそのまま使えますし、コストパフォーマンスは最高です。また、100均では釘や接着剤や塗料まで揃うのでちょこっと手軽にDIYしたい人には100均でのDIYは最適と言えるでしょう。
100均ではどのようなサイズの板が買えるのかまとめましたのでDIYをする際は参考にしてくださいね。
100均で買える板の種類とサイズ【ダイソー編】
100均で販売されている木材のサイズは小さいので、DIY初心者にも安心です。ダイソーで販売されている木材の種類は2種類あります。木材とMDFという合成樹脂を使ったものです。それぞれ特性がありますので、用途によって使い分けると良いでしょう。
それぞれサイズが違いますが、どれも100や200円で手に入るのでコスパは最強です。たかが100均と侮ることなかれ。100円でも十分DIYに使える素材はたくさんあります。
板材
ダイソーで売られている板材は桐です。桐といえばタンスなどでも使われ、防虫効果も高いと言われています。しかしダイソーの板材は少し反ってしまっているものもあるので、なるべく反ってないものを買うようにしましょう。
少しの反りなら、釘で打つとまっすぐになりますのでそこまで神経質になる必要はありません。また、長さも微妙に違うことがあるので、よく長さを比べて同じ長さのものを買うようにするとカットする手間が省けます。
またこの桐材は、何も色付けされていない状態で売られているので、好きな色のペンキを塗ったり、カラースプレーで加工したり、ニスで色味を変えたりして楽しむことができる素材です。
ダイソーで販売されている桐の板材のサイズは次の通りです。
長さ | 幅 | 厚み |
400mm | 60mm | 12mm・18mm |
400mm | 90mm | 6mm・9mm・12mm |
400mm | 120mm | 6mm・9mm |
400mm | 150mm | 9mm |
600mm | 120mm | 6mm |
サイズが豊富にあるので、カットせずにそのまま使うとカットの手間も省けますね。もちろん、手ノコでもカット可能ですよ。
MDF
MDFとは、木材を繊維レベルまで細かくした木材のチップを合成樹脂で形成したものです。MDFの良い点は、桐のような反りや縮みがなくサイズが均一で安定していることです。また、カットした切り口が綺麗なのも特徴です。
MDFの悪い点は木口面に割れが生じやすい、ということです。板の正面から釘を打つ場合は問題ありませんが板の側面に釘を打つ場合は注意が必要です。MDFは木目や節がなく切り口が綺麗なので複雑な形状の加工に向いています。また棚板に使用するのにも向いています。
MDF材の組み立ては、基本的にはボンドと釘で行います。ネジを使用すると素材が割れてしまうことがあるのでネジは使用しないでください。ダイソーで販売されているMDFの板材のサイズは以下の通りです。
長さ | 幅 | 厚み |
100mm | 100mm | 6mm |
200mm | 400mm | 6mm |
300mm | 200mm・400mm・600mm | 6mm |
木の板がたくさん欲しいならすのこもおすすめ
ダイソーのすのこもDIYにおすすめの一品です。バラす手間がかかってしまいますが、すのこをバラすと4枚の板になります。
ダイソーのすのこはタッカーの針(太めのホチキスのようなもの)で止まっているだけなので、金槌で叩いたりバールを使ってタッカーの針を外せば女性でも簡単に分解することができます。
ダイソーのすのこのサイズは次の通りです
・40×23cm
・31×27cm
・36×18cm
・31×30cm
・35×25cm
・40×25cm
店舗や時期によってサイズがないかもしれないのでお店に問い合わせてみてくださいね。
また後ほど紹介しますが、すのこをバラさずにそのまま使ったDIYもあるので使い方は色々です。
角材
角材は棚受けなどに利用できるので便利です。また柱としても使用できます。ダイソーの角材は形状も種類も豊富です。
長さ | 厚さ | 幅 | 本数 |
910mm | 2mm | 21mm | 3本入り |
910mm | 3mm | 12mm・24mm | 1本入り |
910mm | 5mm | 12mm・24mm | 1本入り |
910mm | 6mm | 6mm | 3本入り |
910mm | 10mm | 21mm | 1本入り |
910mm | 15mm | 15mm | 1本入り |
丸棒
工作用の丸棒です。丸棒を使うことによって角棒にはない柔らかい印象に仕上げてくれる優れものです。持ち手にしたり、脚にしたりします。ダイソーの丸棒は太さも豊富です。
長さ | 直径 |
910mm | 60Φ |
910mm | 90Φ |
910mm | 120Φ |
910mm | 150Φ |
910mm | 210Φ |
※丸棒は店舗によって在庫に差があるのでお近くのダイソーにお問い合わせください。
球・立方体・直方体
ダイソーには球体や立方体・直方体の木材も販売しています。球体や立方体は少し利用しにくいかもしれませんが直方体のものは意外に使えます。
球体 | 60Φ |
立方体 | 60mm×60mm×60mm |
直方体(大) | 90mm×30mm×15mm |
直方体(小) | 60mm×30mm×15mm |
100均で買える板の種類とサイズ【セリア編】
セリアにもDIYに使える木材が販売されています。板の種類は2種類で、ナチュラルな色のものと、あらかじめ色付けしてある「焼き目つき板」が販売されています。焼き目つき板はニスやステインを塗らなくても良いので重宝するとの声も多い人気の板です。
板材
セリアには3種類の木材が販売されています。ダイソーと同じく桐製です。こちらの色味はナチュラル。下の画像が塗装前の色味です。このまま使ってももちろんOKですが、ペンキで色をつけたりニスで濃いめの色に変えたりもできますよ。
長さ | 幅 | 厚み |
450mm | 90mm | 9mm |
450mm | 120mm | 9mm |
450mm | 150mm | 9mm |
木板
セリアには「焼き目つき板」と呼ばれる色のついた木材もあります。サイズはプレーンなタイプと同様のサイズで3種類あります。ただし、カットするとカットした面はナチュラルな木目が出てしまうので、カットした部分はニスなどで色付けが必要です。
長さ | 幅 | 厚み |
450mm | 90mm | 9mm |
450mm | 120mm | 9mm |
450mm | 150mm | 9mm |
角材・丸棒
セリアの角材は棚受けやフレームとしても使用できます。丸棒は何かを引っ掛けたりぶら下げたいときに使用できる木材です。
また角材をノコギリでカットする時用の定規として使用されている方もみえました。まっすぐに切り込み線を入れることができるのでノコギリの扱いに慣れていない人も安心ですね。
長さ | 幅 | 厚み | 本数 |
450mm | 12mm | 12mm | 角材3本 |
450mm | 38mm | 7mm | 角材2枚 |
450mm | 21mm | 15mm | 角材2本 |
450mm | 直径14mm | ー | 丸棒2本 |
他の丸棒の活用法として、カッティングボードに通して持ち手やタオルかけにする、というやり方があります。セリアのカッティングボードの穴と、この丸棒の大きさがぴったりなのでこの合わせ技を駆使している人は多いみたいですよ。
木材の接着に使える100均アイテム
木材を組み立てるときに使うアイテムも全て100均で手に入ります。初心者にオススメのDIYに必要なものはだいたい100均だけでも揃ってしまいます。ここでは木材の接着に使える100均アイテムをご紹介していきます。
釘
100均では様々なサイズの釘がセットになったものが売られています。釘の長さは、板の厚さの2.5倍のものを選ぶと良いでしょう。また、釘をいきなり打つと斜めになってしまうので、釘を打つ場所にキリで穴を明けてから打つようにしましょう。
キリも100均のもので十分です。そして金槌も100均にあります。打つときは指を打ってしまわないようにラジオペンチで釘を支えるようにして打つと安全に打てますよ。ラジオペンチも100均のもので大丈夫です。
クギは一直線上に、また等間隔に打ちましょう。釘を打つ場合はまず両端を打ち、あとは間を等間隔で埋めていきます。断面から見て「ハ」の字形に打ち込むと垂直に打ち込むのに比べて効きが良くなります。
また金槌を打つ時のポイントは手首のスナップを効かせることです。金槌の柄はしっかり握っても手首に力が入りすぎないように注意しましょう。金槌の頭を上げた反動を利用して金槌をクギの頭の上に落とすイメージで打つとうまく釘が打てます。
グルーガン
グルーガンは樹脂でできたスティックを熱で溶かして、それが固まると接着できる仕組みのものです。スティックを溶かすので毎回予熱が必要ですが、すぐに接着できるので飾りをつけたりするときにも便利です。
ダイソーではグルーガン本体200円、樹脂のスティックは100円で販売されていました。セリアは本体も樹脂スティックも100円で販売されていました。時期によって販売していない場合があるのでお店に確認してみてください。
グルーガン本体の樹脂が出てくるところはすごく高温になるので触らないのはもちろん、グルーガンの持ち手のところもものすごい高温になることがあるので軍手などをつけて作業するのをお勧めします。
グルーガンは木材はもちろん、金属、布、プラスチック、松ぼっくりや木の実などリースの素材なども接着できるので一つ持っておくと便利です。
グルーガンは接着以外でもコードの断線予防にグルーガンを塗って冷ますと補強ができますし、部屋に敷いているマットの四隅をグルーガンで留めることも出来ます。
グルーガンは融点が低いので、外すときはドライヤーの熱で簡単に外すことが出来ます。
木工用ボンド
木工用ボンドもDIYで使える接着剤のひとつです。木工用ボンドを使用するときは、塗る面を濡れた布で拭いて接着面の汚れを落とすようにしましょう。
また接着した後は接着面をしばらく抑えて固定するようにしましょう。接着し、はみ出たボンドは濡れた布でふき取ると綺麗に取れます。少しくらいは残っていても乾くと透明になるので目立ちません。
ボンド単体でも良いですが、強度が心配な場合は釘と併用するなどすると良いでしょう。
100均の板・木材を買う際の注意点
100均でも様々な種類の板や木材が販売されています。小さなものをDIYするのにとても便利ですが、100均で木材を購入するに当たって注意点があります。でもそれさえ気をつけていれば普通に使えるので、うまく活用してくださいね。
素材の反りがある場合がある
100均の板や木材は、中には反っているものもあります。これは木材が乾燥することによってできる自然な反りなので仕方がないのですが、購入するときはできるだけまっすぐな木材を選ぶようにしましょう。
反り自体は少しなら釘を打てばまっすぐになるのでそこまで神経質になる必要はありませんが、100均のものはばらつきがある場合がありますので注意して見て買うようにしましょう。
また木材を買ってからしばらく放置していると反りが強く出てしまう場合があります。そんな時には反りの強い面を濡らして、濡らしていない方の面を日光に当てて乾かすようにするとそりが直ります。
長さや幅がばらつきがある
100均の木材は長さや幅にばらつきがある場合がありますので、そこも注意して見て長さや幅の同じものを購入するようにしましょう。カットして使うつもりならば良いのですが、そのまま使うとなると、長さが違うとまたカットの手間が増えてしまいます。
店頭に行って手に取ってもらうとよくわかるのですが、サイズにかなりのばらつきが見られます。手軽にDIYできるのが100均のDIYの良いところです。よく見極めて状態の良い木材をゲットしましょう。

100均の板を使ったDIYアイディア集
では、実際に100均の木板を使ってどのようなインテリアが作れるのでしょうか?具体的なアイディアをまとめてみました。詳しい作り方も記載していますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
壁にタオルが収納できるウォールラック
セリアの木板を使用したウォールラックです。木板の下に棚受けのL字金具を取り付けて壁に固定しています。洗濯ラックがあるよりもすっきりとして見えますね。
タオルを置くだけなら取り付けにそこまで神経質になる必要はありませんが、しっかり釘やピンを多めに打ち込んで固定させた方が良さそうです。木板と金具を買ってきて取り付けるだけなので、初心者の人にもおすすめです。
賃貸の人にもおすすめ!ディスプレイ用のウォールラック
こちらはセリアのすのこを利用したウォールラックです。すのこをL字にすることで、壁に穴を明けなくてもディスプレイが楽しめるようになっています。
材料は、こちらです。
・すのこ3枚
・インテリア木製ウォールボックス
・インテリアウォールバー
・チェーンフック
・木材角形2P
・ウォーターペイント(水性顔料)
・丸ピン(ディスプレイを留めるもの)
こちらは釘も使用せず、木工用ボンドだけで作っているそうですが、すのこを白く塗装しておしゃれな仕上がりになっていますね。すのこの部分にはいくらでも穴を開けられるのでここから飾りを増やすのも楽しそうです。
洗濯パンカバー
洗濯パンのカバーも100均の木板で作れます。洗濯パンの周りを色付けした木材で覆うように木工用ボンドで固定し、釘で打っていくだけ。
洗濯機と、壁の間にものが置けるようになって、場所が有効活用できるようになりました。洗濯機自体にもリメイクシートを貼って統一感を。センスの良いリメイクですね。
アイアンバーと木板のタオルストッカー
セリア の木板とアイアンバーを使用したタオルハンガーとタオルストッカーがおしゃれ。
材料は、
・セリアの焼き目木板3つ
・セリアのインテリアアイアンバー3つ
・手のこ
・セリアの水性ニス「ウォールナット」
・ネジ
作り方は木板をカットし、カットした面に水性ニスを塗り色味を合わせます。アイアンウォールバーをネジで固定したら、セリアの屋外用両面テープで壁に貼り付けるだけ。
両面テープでの固定なので賃貸でも安心してDIYできちゃいますね。
100均の角材・丸棒を使ったDIYアイディア集
100均の角材や丸棒を上手に利用したDIYのアイディア集です。角材や丸棒も使い方次第で素敵なインテリアに大変身します。作り方も詳しく載せていきますのでぜひ参考にしてくださいね。
セリアのカッティングボードとまな板、丸棒を使ったリモコンラック
材料はこちらです。
・セリアのカッティングボード
・まな板
・丸棒
・ニス
・ボンドと釘
まず木材を全てニスで色付けします。ニスもセリアのものだそう。乾いたら、セリアのカッティングボードとまな板を組み合わせてますボンドで留めます。そのあとにキリで釘を打つところに穴を開け、釘を打ちます。
最後に丸棒をカッティングボードの穴に通して木工用ボンドで留めたら完成です。
カッティングボードと丸棒を利用した小物入れ
両サイドは100均でよく見かけるカッティングボード。板を2枚棚板にして、上の取手は丸棒を使っています。引き出しも100均のプラスチック製のもので、白くペイントして使っているそう。
とても100均のものだけで作られているとは思えない出来栄え。素晴らしいです。
調味料ラック
調味料用ラックです。上がふきんやタオルが置けるようになっていたり、取手が付いていて下がスライド式になっています。これは引き出しもあるので上級者向けですが、慣れてきたらこんなものも作れるようになりたいですね。
ガーリーなラック
すのこと、100均の角材をうまく利用して棚を作っていますね。色が白やピンクなのでとてもガーリーな印象が可愛らしいです。
色付けによってかなり印象が変わるので可愛いのがお好みの方はこんな感じで真似をしてみては?
100均のアイテムで楽しく手軽にDIY
今テレビやインスタでも話題の100均で出来るDIYをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?見ていて「おしゃれだけど、なんだか難しそう」なんて思っていた方のハードルが少しでも下がれば幸いです。
DIYはやり始めると結構ハマる人も多く、今はインターネットで作り方も簡単に検索できます。動画で作り方を上げてくれている人もいるのでそれを参考にまずは小さなものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
作るのも楽しみですし、作った後も家でインテリアとして活躍してくれる実用的な趣味ですよね。家の中のコーディネートを揃えるのも楽しみです。
毎日過ごす家は、いつでもくつろげて、快適な状態を保っていたいもの。そんな暮らしに「ちょっと」プラスでお部屋がおしゃれな印象に変わるDIYは女性の方にもきっと楽しんでいただけるでしょう。