相変わらずの意味や類語とは?使い方を例文を用いて紹介

「相変わらず」という言葉は、普段なにげなく使っていることが多いと思いますが、「相変わらず」とはどうゆう意味か知っていますか?「相変わらず」の正しい意味を捉え、例文の中で使い方を解説!類語や敬語表現も確認していきますので、より深く言葉の意味が知れるはずです。

相変わらずの意味や類語とは?使い方を例文を用いて紹介のイメージ

目次

  1. 1「相変わらず」の使い方をマスターしよう!
  2. 2「相変わらず」の意味とは?
  3. 3「相変わらず」の使い方
  4. 4「相変わらず」の類語
  5. 5「相変わらず」を使う時に気をつけるべき事
  6. 6「相変わらず」の敬語表現
  7. 7「相変わらず」の英語表現
  8. 8「相変わらず」は使う人や場面を見極めて正しく使おう!

「相変わらず」の使い方をマスターしよう!

「君は相変わらず○○だね」という風に、「相変わらず」という言葉を日常に使う事があると思います。「相変わらず」とはどうゆう意味?と聞かれると、明確に答えられるでしょうか?

「相変わらず」は使い方によって意味が変わってくる言葉です。ですので、明確な意味を答えるとなると難しいかもしれません。

「相変わらず」と言われるとどんなイメージ?

「相変わらず」と誰かに言われるとどんなイメージを持ちますか?中にはあまり良い印象を受けない人もいると思います。「相変わらず」と言われると、自分に変化がないように思い、気分を害す人もいるでしょう。

「相変わらず」とはどうゆう意味なのか改めて詳しく知り、正しい使い方を学んでいきましょう。正しい使い方を知れば、失礼な言い方にならずに良い意味で使うことができると思います。

「相変わらず」の意味とは?

「相変わらず」とは、どうゆう意味でしょうか?「相変わらず」とは、「姿形が変わらないこと」を意味しています。もちろん「相変わらず」とは、容姿に対してだけでなく、言動に対しても使うことができます。

他にも、「以前と同じように」「今までどおり」という意味があります。「相変わらず」とは、以前と変わりない姿や様子を意味していますが、他にも意味があります。

「相変わらず」とは「進歩してない」という意味にも取れる

「相変わらず」とは、以前と同じようにという意味がありますが、それにプラスして、以前から進歩していないという意味にも取れます。

「相変わらず」とは、以前と変わりないという意味ですので、以前から変わっていないということは、そこから成長しておらず進歩がないという意味にも取れるのです。

「相変わらず」の使い方

「相変わらず」とは、以前と同じようにという意味があることがわかりました。時には、自分の期待や想像に反してという意味も乗っかってきますので、解釈によっては良い意味にも悪い意味にも取れます。

「相変わらず」はポジティブな使い方をすれば、いつまでも変わりないことが素敵だと言う意味になりますが、ネガティブに捉えるとどんな印象になるでしょうか?

「相変わらず」とは、以前と変わりないことを意味していますので、「成長がない」という捉え方もできます。ポジティブな表現と、ネガティブな意味を持つ「相変わらず」を例文の中で見ていきましょう。

「相変わらず」を使った例文

「相変わらず」とは、褒め言葉にもなりますし、相手によってはマイナスのイメージを与えてしまうこともあります。相手の容姿を褒める際に「相変わらず」を使うと、喜ばれると思いますが、言動に対して「相変わらず」を使う際は注意が必要です。

実際に例文の中で見ていきましょう。

例文①相変わらず可愛い

「相変わらず可愛い」と言われたらどんな気分でしょうか?以前と変わらず可愛いことを意味しているので、女性なら喜ぶはずです。もし長い間会っていない場合に言われると、以前と変わらず若いという意味に取れるので、悪いイメージは一切与えません。

例文②相変わらず元気です

「相変わらず元気です」という際は、自分が変わらず元気でいることを意味しています。よって「相変わらず元気です」と誰かに向かって言うことが多いと思います。意味としては、以前と変わらず元気でやっているになります。

この文章からも一切悪いイメージを与えることはなく、自分自身のことを言っているので、素直にポジティブな意味と考えられます。

例文③相変わらずお綺麗

会話の中で「相変わらずお綺麗ですね」と言われることもあると思います。「相変わらず可愛い」とニュアンスは似ており、美貌を褒める言葉になりますが、「相変わらずお綺麗」と言う表現は、人によっては皮肉に感じてしまいます。

「お綺麗」と「お」をつけることで、お世辞に取られてしまったり、皮肉に聞こえる場合もあります。素直な人はそのままの意味で受け取りますが、「こんなに歳とってるのに嫌味なの?」と感じてしまう女性もいるでしょう。

「相変わらずお綺麗」と言う言葉を使う際には、相手に与える印象を考えて使った方が良いです。

例文④相変わらずだね

ため息をつきながら「相変わらずだね」なんて言われることもあると思います。以前から成長が見られない相手に対して「相変わらずだね」と嫌味なトーンで言う場合があります。

「相変わらずだね」とは、どこか見下したイメージを与えるため、マイナスなイメージを与えます。もちろん、ポジティブな意味合いで「相変わらずだね」と使うこともあります。

ポジティブな意味で「相変わらずだね」と使う時は、表情も声のトーンもあがるので、相手にも前向きな意味が伝わるでしょう。しかし、相手によってはいくら明るいトーンで言っても、皮肉に捉えてしまう人もいます。

例文⑤相変わらず不器用なので

こちらの例文を詳しく説明していきます。上司から「まだ頼んだ仕事終わってないの?」と聞かれたとします。自分を卑下する意味合いで、「相変わらず不器用なので」と答えることもあるでしょう。

こちらの「相変わらず」は以前から成長していないことを意味しており、ネガティブな表現になります。自分を卑下する際に使う言葉になりますが、聞いた方もあまり良い気分にはならないでしょう。返事に困る言葉になります。

「相変わらず」をマイナスの意味で使うこともある!

「相変わらず」の使い方を例文の中で見てきましたが、いかがでしたか?ポジティブな意味で使うと、とても良い印象を与える言葉ですが、良い意味で言っていても、相手によっては皮肉に捉えてしまう時もあります。

また、明らかに以前から成長していない人に対して使ったり、自分を卑下したり、言い訳する時に使う場合もあります。「相変わらず」という言葉が人に与える印象は様々です。使う際は場面や人をしっかり選んで、正しい使い方をする必要があります。

「相変わらず」の類語

・いつも通り
・今も昔も
・相も変わらず
・平常通り
・変化なし
・依然として

「相変わらず」の類語には、このような言葉があります。他にもさまざまな言葉がありますが、今回は「いつも通り」「今も昔も」「相も変わらず」の意味と使い方を例文の中で見ていきたいと思います。また「相変わらず」との違いも説明していきます。

いつも通り

「相変わらず」の類語「いつも通り」とは、どんな意味でしょか?「いつも通り」とは、「臨時ではなく定期であること、継続して行ってきたことと変わりないこと」を意味しています。

これまでやってきたことと同じことという意味になりますので、「相変わらず」と非常に似た表現と言えます。ただ、「相変わらず」のように皮肉な印象や、成長してない人に対して使う事はあまりありません。


「いつも通り5時に会おう」という例文を見ていきましょう。意味は、「これまでと同じように5時に会おう」になります。ここで「相変わらず」を使うと、少し文章として違和感があります。

今も昔も

「相変わらず」の類語には「今も昔も」という言葉があります。「今も昔も」とは、「時が流れても変化しない」という意味になります。「今も昔も」と言うと、長い月日の流れを感じさせます。「相変わらず」よりも長い時間が流れているイメージを与えます。

例文を見ていきましょう。「今も昔も女性は美しい」意味は、「時が流れても昔と同様に女性は美しい」になります。ここで「相変わらず」と使うと時の流れをあまり感じさせず、「今も昔も女性は美しい」が持つ意味とは少し変わってくるようです。

「相変わらず」も長い間会っていない人に使うこともありますが、「今も昔も」のように言葉そのものから時の流れを感じさせません。

相も変わらず

「相変わらず」によく似た言葉ですが、「相も変わらず」という類語もあります。「相も変わらず」とは、「相変わらず」を強くした表現で、皮肉的要素も強めに感じられる言葉になります。では、「相も変わらず」を使った例文を見ていきましょう。

人から「まだ音楽続けてるの?」と聞かれた時、「相も変わらず音楽続けていますよ」と答えると、自分を卑下した表現になり、「相変わらず」よりも強い印象を与えます。

他人に対して「相も変わらずそんなことやってるの?」と言うと、「全く変わらず成長してないね」と言う意味になり、批判的な表現になります。

「相変わらず」に似てる意味の言葉は多い!

「相変わらず」の類語の意味と、例文を見てきました。「相変わらず」に似ている言葉はたくさんありますが、少しずつニュアンスが違うようです。

特に「相も変わらず」という表現は、「相変わらず」に非常に似た言葉ですが、意味合いはかなり強くなりますので、使う時は注意した方が良いでしょう。

「相変わらず」を使う時に気をつけるべき事

「相変わらず」は捉える人によっては皮肉に聞こえる場合もあります。ポジティブな意味で使うことが大事になりますので、「相変わらず」を使う時の注意点を見ていきましょう。

目上の人には使わない

「相変わらず」とは、良い意味で取れば、以前と変わりなく素敵という意味になりますが、悪い意味に捉えると、以前から成長がないという意味にもなります。

誤解を与えてしまう可能性もあるので、上司などの目上の人に対して「相変わらず」という言葉は使わない方が良いです。以前と変わりないことを表現したいのであれば、「相変わらず」ではなく「いつも通り」や「平常通り」などを使う方が無難です。

ネガティブな表現で使わないようにする

人によっては皮肉に捉える場合もありますので、そもそも「相変わらず」をネガティブな表現として使うのは控えるようにしましょう。「相変わらず」は曖昧なニュアンスを与えてしまったり、誤解を生んでしまう可能性がある言葉です。

自分がポジティブな意味で使っても、相手によっては逆の意味に捉えてしまうこともあります。使う際には、以前と変わらず素敵という意味で使うようにしましょう。

使う相手と場面を考えて使う!

ビジネスシーンで「相変わらず」という言葉はあまり使わない方が良いです。もちろん親しい同僚だったり、後輩に対して使う分には問題ありません。しかし、大事な会議や取引先の人に対して、「相変わらず」という表現は使わない方が無難です。

自分では良い意味で言ったつもりでも、相手によってはマイナスに取ってしまい、関係が悪くなることも考えられます。「相変わらず」を使う時は、場面や使う人を見極めて、大丈夫な相手に使うようにしましょう。

極力ネガティブな意味で使うことは避け、ポジティブな意味合いで使う方が無難です。

「相変わらず」の敬語表現

「相変わらず」はビジネスのシーンでは使わない方が無難と言いました。もちろん以前と変わらないことを表現する時はあると思います。そのような時は、「相変わらず」ではなく敬語表現を使うと良いでしょう。

ご清祥・ご清勝・ご清栄・ご隆昌

メールや手紙などで「相変わらず」と伝えたい時は、ご清祥・ご清勝・ご清栄・ご隆昌などの表現を使います。意味は「相手の健康や栄えていることを喜ぶ」になります。個人に向けて文章を書くときは、ご清祥・ご清勝を使います。

また、複数の人に向けて使いたい時は、ご清栄・ご隆昌を使うと良いです。例文を見てみましょう。「益々ご清栄のことと存じます」になります。この文章は、企業に対して送っているメールなどで書かれる文章になります。

面と向かって話す際「滞りなく」を使う

面と向かって話す時、以前と変わりない様子を伝えたい時もあります。「相変わらず」を敬語として使う場合は、「滞りなく」という表現を使うようにしましょう。例文を見てみましょう。

「改築予定日に向けて、滞りなく作業は進んでおります」意味は、「改築予定日に向けて、いつもと変わらず順調に作業は進んでいます」になります。

「平素」「変わらぬ」という表現もある

他にも「いつも」という意味で「平素」という言葉を使ったり「変わらぬ」という表現を使うこともあります。例文を見てみましょう。「平素からお引き立て誠にありがとうございます」意味は「いつもご愛顧いただき誠にありがとうございます」になります。

「変わらぬ」を使うと、「変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます」になります。

「相変わらず」の英語表現

「相変わらず」の意味や使い方も少しずつ分かってきたと思います。ここからは、「相変わらず」の英語表記を見て、さらに理解を深めていきましょう。

「相変わらず」の英語表記

「相変わらず」の英語表記は「as usual」「as always」「as before」などが考えられます。文章の中で使うと、単語も変わってきます。

「as usual」を使った例文

「as usual」を使った英語表現を、例文の中で見ていきましょう。「He is his usual self」意味は「彼は相変わらずだ」になります。

「as always」を使った例文

続いて、「as always」を使った例文を見ていきましょう。「You're well as always」意味は、「あなたは相変わらずお元気ですね」になります。

文章によっては若干単語が変わってくることがありますが、簡単な単語で「相変わらず」を表すことができるようです。

「相変わらず」は使う人や場面を見極めて正しく使おう!

「相変わらず」の意味や、使い方を例文の中で見てきましたが、いかがでしたか?類語表現と比べることで、「相変わらず」の意味が明確にわかってきたかと思います。

「相変わらず」はポジティブな意味もありますが、「変わらず成長してない」というネガティブな意味も持っています。また、相手によっては皮肉に受け取られてしまうこともあります。

ビジネスシーンや目上の人には使うのを避け、「相変わらず」を使う時は、ポジティブな意味で使うようにしましょう。正しい使い方をして、前後の言葉でしっかり意味を伝えるようにすれば、相手にも正しい意味が伝わるはずです。

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