読書の効果って?本を読むメリットを徹底解説!

読書の効果、本を読むメリットを解説します。読書をする人は年々減っています。ネットやスマホが普及したためです。ちょっとした調べものはネット検索で十分ですしテレビを見れば本を読まなくても違う世界に浸れます。でも、ネットでは得られない読書独自の効果があるのです。

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目次

  1. 1読書することで得られるメリットはいっぱいある!
  2. 2読書で得られる効果【教養編】
  3. 3読書で得られる効果【仕事編】
  4. 4読書で得られる効果【対人編】
  5. 5読書で得られる効果【生活編】
  6. 6読書で効果を高める本の読み方
  7. 7紙の本VS電子書籍
  8. 8本を読むデメリットはあるの?
  9. 9スマホから離れて読書もしてみよう

読書することで得られるメリットはいっぱいある!

読書をする人は年々減っています。ネットやスマホが普及したためです。特に若者の読書離れは顕著で多読する人と全く読まない人の2極化が進んでいるそうです。

ちょっとした調べものはネット検索で十分です。動画を見ればいくらでも暇を潰せますし、テレビやビデオ視聴をすれば本を読まなくても違う世界に浸れます。でも、テレビやネットでは得られない読書独自の効果は存在します。

今回は、読書の効果、本を読むメリットを徹底解説します。読書効果を最大限に引き出す本の読み方についても紹介するので、参考にしてみてください。

読書で得られる効果【教養編】

まず初めに、読書で得られる効果「教養編」です。読書にはネットサーフィンや、テレビ、動画、ビデオでは得られない貴重なメリットがあります。

語彙力が上がる

本を読むと「語彙力が上がる」という効果が得られます。「ネットの記事でも語彙力は上がるんじゃない?」と思うかもしれませんが、ネットで読むブログなどの記事の文字数はせいぜい3000字~7000字程度です。

一方、本の場合は文庫本一冊で10万字の文字数と言われています。本の方がネットよりも格段に文字数が多いので必然的に多くの文章に触れる事になります。

また本を書くような人は、一般的に文章能力が高いです。そういった人々の文章表現やボキャブラリーの多さに接していくことで、自分自身の語彙力も自然に上がるのは十分に期待できるでしょう。

書く力が身につく

本を読むと「書く力が身につく」という効果も得られます。インプットとアウトプットという言葉は聞いたことがあるでしょう。書く事、話す事は「アウトプット」になりますが、アウトプットをするには「インプット」が必要です。

頭が空白なのにアウトプット、つまり「書く」「話す」というのはできにくいのです。インプットとは、様々な情報を自分の中に取り込む事ですが、本を多量に読むことでインプットが出来ます。インプットが出来れば書く事も出来るようになるのです。

想像力がアップする

読書をすると「想像力がアップする」という効果も得られます。これは本を読む最大のメリットかもしれません。何故読書が想像力をアップさせるのかというと、文章だけで情景を頭に思い浮かべる作業が必要になるからです。

テレビや動画は、視覚情報がそのままインプットされます。従って、頭の中で想像力を働かせる余地がありません。しかし、読書では文章だけでテレビを見るごとく想像力を働かせなくてはなりません。それをずっと続ける事で想像力が自然にアップするのです。

読書で得られる効果【仕事編】

続いては、読書で得られる効果「仕事編」です。仕事で読む本は専門書やビジネス書だと思いますが、それらの本を多く読めば、仕事上のメリットは得られます。

仕事で成果を上げやすくなる

まず最初は「仕事で成果を上げやすくなる」効果です。仕事に直結する専門書やビジネス書を多読すれば、成果が上がるのは当然と言えるでしょう。

世の中には「経験が全て」とばかりに全く本を読まない人がいます。しかし、専門書を隅から隅まで読んで尚且つ経験がある人と経験だけを頼りに判断する人では、仕事の正確さや成果の面で雲泥の差が出ます。

仕事をする上では本を読む事は欠かせません。そして専門家ほど、ネットだけでは事足りなくなるはずで読書は必須なのです。

記憶力がアップする

次は「記憶力がアップする」効果です。仕事で必要な情報は実践と結びついている事が多いです。ただ、本を読んで知識を得るだけでなく実際に行動する事で本当の意味で「分かった」ことになるのです。

読書をしてそれを仕事で生かす作業をしていると、おのずと記憶力がアップします。本で読んだ内容を生かすのですから、必死に覚えようとするようになるのです。

お金が集まる

次は「お金が集まる」効果です。皆さんは「経営セミナー」「スキルアップセミナー」といったセミナーに参加した経験はありますか?無料のセミナーもありますが、有名なセミナーになると一日で1万円以上、或いはもっとお金を取るところもあります。

では、そのような立派なセミナー講師と受講者では何が違うのでしょうか?それは「読書の量」です。セミナー講師は通常の人に比べて圧倒的に多い読書量です。それを自分なりに解釈し、かみ砕いて受講者に教えているだけ、といっても過言ではないのです。

読書で得られる効果【対人編】

次は、読書で得られる効果「対人編」です。読書で対人関係のスキルを磨けるならこんなにいい事はありません。一体どんな効果なのでしょうか。

色々な会話に対応できる

まず最初は「色々な会話に対応できる」効果です。人の人生の時間には限りがあります。様々な経験をしたいと思っても一人の人が実際に経験できる物事というのは、ほんの僅かです。

しかし、読書は一冊読むだけで実際に経験したかのような疑似体験ができ、知識の量も豊富になります。そのことにより、例えば、初めて会う人が自分とは違う職業や趣味を持っていても、読書で多くの知識を得ていれば会話も弾みやすくなるのです。

コミュニケーション力がつく

次は「コミュニケーション力がつく」効果です。本をたくさん読むと何故コミュニケーション力がつくのでしょうか?先ほどインプットとアウトプットの話をしましたが、そもそも語彙力がないと会話にも奥深さが出ません。

語彙力がないと「つまらない人」「能力のない人」と思われますが、語彙力が豊富で表現力が豊かな人は、それだけで会話の幅が広がり楽しくなります。

読書を沢山していると知らない間に、様々な表現の仕方が頭に入るのでコミュニケーション力がつくと言うわけです。

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人との接し方が学べる

最後は「人との接し方が学べる」効果です。本の中には、人間関係を良くする事を目的として書かれたものが多数存在します。心理学者やカウンセラー、精神科医が書いたような本を読めば直接的に人との接し方を学ぶことが出来ます。

また、そのような「メソッド本」でなくても、小説などを読むことで自然に人との接し方を学ぶ事はできます。小説には人の心情が手に取るように上手に描かれています。

微妙な心の動きを本で体験する事により「こんな風に接する方法もあるんだ」と知らぬ間にインプットされます。専門書は「記憶しよう」と思って読みますが小説はただ入り込むだけです。それだけで空気を感じ取れるようになるのです。

読書で得られる効果【生活編】

最後は、読書で得られる効果「生活編」です。読書は、単調な日常生活に潤いをもたらす効果があります。具体的にはどのような効果があるのでしょうか。

ストレス解消できる

まず初めに挙がるのが、ストレス解消できる効果です。皆さんは、他の事に気を取られていて、読んだはずの本の内容が頭に入っていなかったという経験はありませんか?読書は集中力を必要とします。気が付くと「文字を目で追っているだけ」になりかねません。

しかし、この「集中力が必要」というのがストレス解消になるのです。何故かというと読書の間だけは嫌な事を忘れられるからです。また、本を読んだ後は気分が変わっている事もあるでしょう。

読書は一番手っ取り早いストレス解消です。ドカ食いやパチンコやタバコやお酒や買い物よりも、本を読んだ方がストレスは軽くなるはずです。

長生きできる

次は「長生きできる」効果です。読書と長生きは関係ないでしょ?と思った方、実は読書習慣がある人は、無い人に比べ23か月も寿命が長いと言う結果が出ているんです。

読書という知的な活動をすることで、認知機能がアップするとともに、行動力も身に付くと言うのが理由のようです。

テレビの前に座っていれば、画像が流れ何もしなくても情報が入ってきます。しかし、読書は文字を目で追って文章を理解し、想像を巡らせながら読み進める必要があります。知的生命活動は長寿につながるのです。

非日常を疑似体験できる

最後は「非日常を疑似体験できる」ことです。読書は家や電車や図書館にいながら、普段はできないような世界を垣間見る事ができます。しかも、図書館だったら無料、本を購入してもたった1500円程度でそれが味わえるのです。

もちろん、テレビや映画でも疑似体験はできます。でも、テレビや映画は誰かが創作して作り上げた世界です。それに対して読書で得られる疑似体験は自分の頭の中で作り上げた独自の世界です。

皆さんは、慣れ親しんだ愛読書が映画化された作品を観に行ったことがありますか?その時「なんか私が思っていたのと違う!」と感じませんでしたか?それは自分の体験していた世界と映画を作った人の世界が違うからなのです。

読書で効果を高める本の読み方

さて、今まで読書の効果について見てきましたが、そのメリットはお分かりいただけましたでしょうか。次は読書で効果を最大限に高めるための方法です。

最初にお伝えしたいのは、読書の方法には正解はないと言うことです。自分なりの方法で楽しく読み進めればそれで構わないのです。しかし、少しでも読書効果を上げて仕事や生活に役立てたいと思う方は、今からお伝えする方法を試してもいいかもしれません。

同ジャンルの本を一気読みする

まず最初の方法は「同ジャンルの本を一気読みする」ことです。これは、仕事のスキルを上げる時に特に有効な方法です。この方法の何がいいのかというと「一つのテーマに対しての様々な著者の考えを一気に手に入れられる事」です。

例えば、経営に関する知識を身に付けたいと思ったら、経営に関する本を10冊~20冊手に入れて休日を使い一気に読みます。本の端から端まで読む必要はありません。

特に気になった箇所をピックアップして読むとか、気になった箇所を重点的に読むと言う方法でよく、いわば「横断読み」をするわけです。そうすると一つのテーマに対する各々の著者の考えの違いや類似部分が見えてくるので本質を掴みやすくなるのです。

同じ著者の別の本を何冊も読む

次に挙げる方法は「同じ著者の別の本を何冊も読む」ことです。この場合はご自分が好きな著者で構いません。何故同じ著者の本を何冊も読むといいのかと言えば、その人の人生観、その人が見てきた世界そのものを体感出来るからです。

もちろん、文章を読んだだけで著者の全てが分かるわけではありません。しかし、何冊も読んでいるとその人独自の世界観が見えてくるようになります。親しく付き合っているわけでもないのに、他人の世界観を体感できるのはある意味凄い事なのです。

気に入った本は何度も読む

最後の方法は「気に入った本は何度も読む」ことです。一時期、神田昌典さんの「フォトリーディング」という速読法が流行しました。独特の読み方で本の内容を一気に把握するという画期的な方法です。

確かにビジネスに活用するための読書なら、速読法はいいのかもしれません。しかし、速読した後は、その本には見向きもしないというのでは、あまりにも勿体ないです。誰でも愛読書があると思いますが、きっと何度も読み返しているはずです。

音楽はその時の自分の状況次第で、同じ曲なのに違う曲に聴こえる場合があります。本も一緒で以前は気にも留めていなかった部分の意味に気づく、著者の本当に言いたかった事が突然分かる事があります。同じ本なのに新たな気づきを得る事があるのです。

紙の本VS電子書籍

では、ここで紙の書籍と電子書籍での読書の違いについて見ていきます。紙と電子書籍では読書の効果に違いはあるのでしょうか。結論から言うと特に違いはなく、好みと用途で使い分けるといいと思います。

電子書籍の良いところは、本の置き場所に困らない、一部無料で読める本がある、新作では紙の本より安いという点です。電子書籍はiPadやスマホにアプリを入れて読む方法と専用のリーダーを使って読む方法があります。

専用リーダーの方が紙の本を読んでいるかのような画面で読める上に目にも優しいので、こちらを勧める人が多いです。ただ、専用リーダーは値段が高い上に、雑誌サイズの本や一部の漫画は読みにくい、白黒になってしまうという欠点があるようです。

一方紙の本の良い点は、一冊の本の存在感が感じられる事です。人の脳は平面図より立体の方が全体像を把握できるようになっています。

本の内容は同じでも「この文章は本の真ん中ぐらいに書いてあったな~」とか「どこまで読み進めたっけ?」という全体把握は紙の本の方がしやすいです。

また、見開きの大きな絵本や、デザイン性のある本は紙ベースの本に軍配が上がるかもしれません。ビジネス書は電子書籍で、大好きな作家の本は単行本か文庫本で読むといった使い分けをしてもいいかもしれません。

本を読むデメリットはあるの?

さて、最後になりますが、本を読むデメリットというのは果たして存在するのでしょうか?やはりデメリットはあります。デメリットの原因は主に読み手にあります。一つは頭でっかちになることです。読書だけで実践がなければ机上の論理に終わります。

二つ目は読書は著者の価値観を吸収する事でもあるので、読者自身の考えが定まっていないと簡単に洗脳されてしまう恐れがあることです。〇〇という本に△△って書いてあった、だから正しいに違いない!という考えになってしまうのです。

ネット社会になってからリテラシーが問われるようになりました。読書に関してもリテラシーは求められます。しかし、それらデメリットを差し引いても読書はメリットの方が大きいと思います。

スマホから離れて読書もしてみよう

本を読むメリットを解説しました。本を読む人は減ってはいますが、ネット社会になって情報量はどんどん増えています。そのため何を信じていいのか分からないと言う人もいるかもしれません。

でも、情報の多さで戸惑うのは枝葉の知識だけを身にまとい、全体像を把握出来ていないせいかもしれません。本を読むメリットは、一冊に情報が完結されている事が多いので全体像が把握しやすい事だと思います。

スマホは手放せない時代になりましたが、時々スマホから離れて本を読む習慣をつけるといいかもしれません。

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