男性の化粧のやり方は？メンズメイクの方法を紹介

「男の娘」という言葉が世の中に登場してから久しくなりましたが、今や多くの男性が化粧をする時代になりました。誰もが自分の顔について、「コンプレックス」や「もっとこんな風に見せたいという願望」を持っているものですよね？

男性も化粧をすることで、コンプレックスを目立たなくし、理想の外見に近づくことができます！

「かわいいは作れる！」という言葉を聞いたことがあると思いますが、化粧によってかっこいいも作れる時代なんです。ぜひあなたもメンズメイクを学ぶことで、なりたい自分を手に入れましょう！

メンズメイクをしていく前に、男性特有の髭や皮脂を処理しておきましょう！
普段からていねいに対応しておくことで化粧のノリも良くなるはずです。

男性が化粧を成功させるためにとても重要なことが髭を綺麗に剃ることです化粧後の仕上がりが部分的に青っぽくなってしまったり、凸凹ができていたらメイクが台無しですよね？また、化粧後にやり直しがききづらい項目でもあります。綺麗に剃ってあげましょう。

元々髭があまり生えない方はあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、そうでない方は、髭を温めて柔らかくなった状態で剃ってあげると、スムーズかつ肌へのダメージを最低限に抑えながらシェービングを済ませることができますので、トライしてみてください。

Ｔ字カミソリは深剃りができますが、肌へのダメージが恐いという方は電気シェーバーを使用しましょう。最近の大手メーカーの電気シェーバーであれば、シェービングクリームを使用可能なものも多いのでスムーズに剃れますし性能もいいです。深剃りにこだわるならブラウン、肌への優しさを求めるならフィリップスを使用するとよいでしょう。

髭を剃り終えたら、次は洗顔をしましょう！男性の場合、女性に比べて皮脂が多く、また、汗によるべたつきが見られる傾向にあると言われています。べたつきをとることができれば、化粧のノリが違ってくるので綺麗に洗ってあげたいですね。

洗顔のポイントは「泡で洗う」ということです。手でこするように洗ってしまうと肌のトラブルの元ですし、必要な皮脂まで落とすことになってしまいます。

しっかり泡立てて、顔いっぱいに広げるようなやり方で洗ってあげてください。手のひらで泡をこすり、指などに逃げた泡を集めてまたこするといったような泡立て方もありますが、泡立てネットを使用するととても簡単に芯のある泡を作ることができます。

メンズメイク前の準備が済んだら、次はいよいよメンズメイクを開始していきます！
まずは、顔の印象にも関わってくる「眉毛」を整えます。

せっかく綺麗な仕上がりを目指して化粧をしているので、眉の周辺も清潔感が感じられる状態になるよう整えてあげたいですよね？とは言っても、化粧に興味が湧くくらい美容意識の高いあなたなら、もう慣れている工程かもしれません。

眉毛を整えるポイント３つを解説します。

・コームで眉毛の流れを整えてあげる。
　整然としたカットができるようにするため、コームで眉毛を整える。
　
・眉毛用のハサミでカットする。
　ハサミの先が丸いものを使うと肌を守ることができます。

・眉毛の本線の周りの毛を処理する。
　作りたい眉毛が出来たら、その周りの毛を処理します。毛抜きで抜くことで綺麗に仕上がりますが、抜きづらい部分は無理をせずに眉毛用のシェーバーで剃りましょう。毛抜きは、先端が丸まっている物を使用すると肌を傷つけません。

眉毛の形を作ったら、アイブロウペンシルで眉を描いていきましょう！
眉頭（眉の上の方）から、１本ずつ線を描き足していくようにしていくように手を動かすことがコツです。

もし、あなたが女性的、中性的な顔になりたいと望むのであれば、緩いアーチ状になるようなイメージで描いていくと理想に近づくでしょう。

男性的な顔を目指してのメンズメイクであるということであれば、眉間から眉山（こめかみ付近の眉毛が一番上がる部分）まで一直線になるようにアイブロウペンシルを走らせるといいでしょう。

目元は印象が強く出る部分ですので、最終的に「どうなりたいか」をしっかりイメージして取り掛かりましょう！モデルとなる画像などをよく参照してみてください。

女性的、中性的な目を目指す方は二重をつくった方が化粧後の見栄えが理想に近づきます！また、男性でも嵐の松本潤さんや、Ｖ６の岡田准一さんのような目はかっこいいですよね？女性受けもいいです。

自分で二重をつくることを想定した場合、アイプチかアイテープというアイテムを使うことになります。アイプチは糊タイプのもので、二重にしたいラインに塗布する物で、アイテープは二重にしたいラインに貼り付けるテープタイプのものです。

アイテープについては、100均ショップのダイソーで販売されている「のび～るアイテープ 絆創膏タイプ」がコスパ最強と支持されていますので、練習用もかねていくつか持っておくといいかもしれません。

カラコンを入れると、目の色を変えることができたり、目を大きく見せることが出来ます！また、手軽かつバレずに印象を変えることができるのが特徴ですね。
最近ではカラコンを取り入れる男性も多くなってきましたので、「男性なのに」といったような印象も与えず、心理的なハードルは低いです。

目の印象を大きく見せたり、韓流アイドル的な空気を作りたい場合は、着色直径が大きいものを選ぶといいでしょう。

色の選び方も重要です。ブラックは芯のある落ち着いた印象を、ブラウンは優しくオシャレな印象を、グレーは神秘的で透明感のある印象を与えます。カラコンは「医療機器」ですので、「医療機器承認番号」が付いているものを選びましょう。

男性韓国アイドルや女性的なメイクをしたいあなたは、アイシャドウにも挑戦してみましょう！
アイシャドウとは、上瞼・下瞼に化粧ブラシで色を付けていくものです。まずは、比較的肌の色に近く、失敗しにくいブラウン系で慣れていき、自分に合う色を探していきましょう。

上瞼については、アイホールと呼ばれる、アイシャドウを塗る範囲全体に明るめの色を塗っていき、アイホールの半分あたりから中間の色を塗っていきます。

そして、目のキワの部分に締めとなる色を塗っていくことがコツです。下瞼については、明るめの色を塗ってあげることで涙袋を作ることができます。

ペンシルアイライナーを使用して、アイラインをひいていきましょう！韓流感を出したい方は強めにひいてみましょう。

目の上側については、目のキワを締まる色（ダークカラー）で引いていき、下側は目尻から測って3分の1ほどに引くと目を大きく見せることができます。

よくＴＶやＳＮＳなどで取り上げられるいわゆる「詐欺メイク」の写真を見たときに、ビフォーとアフターで目の大きさが変わりすぎていて度肝を抜かれた経験はありませんか？
これはアイラインの力を思いっきり発揮することで実現する技なのです。男性も同様に目を大きくすることができますので、チャレンジしてみてください。

ここからグンと化粧らしくなってきます！特に化粧下地やファンデーションは色による違和感が出ることもあるので、まずは肌に近い色から始めていきましょう。

肌を綺麗に保つためにも、日焼けによるシミ・そばかすは防ぎたいですよね？
「化粧下地ってシミやそばかすを防いでくれそうだし、日焼け止めは必要ないんじゃないの？」と迷う男性も多いようですが、答えとしては「必要」です。化粧下地は、肌のトラブルを目立たなくするためのものであり、予防するためのものではないためです。

ただし、日焼け止めの成分が入っている化粧下地も販売されていますので、そちらを使用するやり方をとる場合には日焼け止めを使用する必要はありません。

また、日焼け止めを塗るタイミングについて議論が起こることもありますが、化粧下地を使用する前に塗れば間違いはありません。

いよいよ化粧下地を塗っていきます！「化粧」って感じがしますよね！
基本的なやり方としては、パール大（直径1cm程度）の下地を指に置き、おでこ・両頬・鼻・あごに乗せ、顔全体にまんべんなくのばして塗っていきます。

なるべく指全体を使い、「点」で塗っていくのではなく「面」で塗っていくイメージで顔全体に行き渡らせるのがコツです。

石原さとみさんがＣＭに出演している商品「プリマヴィスタ」が使用者の間では評判がいいのですが、少しお高めです。比較的安価な「セザンヌ」もおすすめします。
また、化粧下地についてもダイソーなどの100均で販売されていますし、人目も気になりにくいので試してみるといいでしょう。

化粧下地が終わりましたらファンデーションを塗っていきます。
ファンデーションにはリキッドタイプとパウダータイプがあります。色は自分の肌の色にあったものを選びましょう。

リキッドタイプは、液状であることから肌に浸透しやすく、化粧崩れが起きにくいというメリットがありますが、肌への負担が大きく、クレンジングに時間がかかるというデメリットがあります。パウダータイプは、サラッとした仕上がりになり、肌への負担が少ないというメリットがありますが、化粧崩れが起きやすいというデメリットもあります。

化粧をバレたくない男性にとっては、化粧崩れは避けたいため、リキッドタイプを使用してみましょう。リキッドタイプファンデーションを塗るやり方も化粧下地同様、パール大を指に取り、顔の内側から外側にかけて塗っていきます。

「NULL メンズＢＢクリーム ファンデーション」という男性用のＢＢクリームファンデーションもありますので、男性用のアイテムを使いたい方におすすめします。

続いて、だんご鼻などといった鼻のコンプレックスを持つ方には必須のアイテム、ノーズシャドウとハイライトをのせていきます。ノーズシャドウやハイライトによって、小鼻を小さく見せつつ鼻を高く見せることができます。

ノーズシャドウをのせるやり方として、ブラシなどの道具を使用してのせていく方法が基本的ではありますが、指でのせていく方も多いですし、ブラシを使うより簡単で失敗しません。

眉毛の付け根から鼻筋に沿って下に向かってのせていき、鼻の一番高い部分で止めます。鼻の先まで付けないことがポイントです。

ハイライトは、ノーズシャドウをのせた部分にのせていくことでさらに鼻を高く見せる効果を出すことができます。また、眉の上と眉間のＴゾーンにのせることで目元をすっきりさせることができます。

化粧の経験はなかなかあるものではないし、不安もあると思います。女性との違いを考慮しながらコツを説明していきます。

女性のメイクに比べてメンズメイクの歴史はまだ浅く、男性同士で化粧の情報交換をする機会は少ないと思います。女性の場合はお互いに情報交換をしながらイメージを作っていく機会がたくさんありますが、男性の場合はなかなかそのような機会を増やしていくことは難しいですよね？

イメージが不完全なままなんとなく化粧をしていくと残念な仕上がりになりがちです。

そのため、自分がなりたい顔が載っている雑誌を手に入れたり、ネットで画像を見つけ、「こういう感じにするにはどんなメイクをすればいいんだろう」、「コスメでどんな色を出せばいいんだろう」といったように研究しながらイメージを作っていくことが満足いくメンズメイクのやり方の習得に繋がります。

男性は比較的汗によるべたつきが起きやすいと言われており、また、女性と違い髭の処理が必要です。それに伴って毛穴や肌へのストレスもかかるため、しっかりスキンケアをしておかないと化粧のノリが悪くなってしまいます。

化粧前だけではなく化粧をしない日も、洗顔で汚れを落としてあげたり、いち早く保湿をしてあげたりして小まめなスキンケアを続けましょう。

ある程度の年齢を越えれば、多くの女性はメイクの先輩です！
もし化粧のことで相談できる女友達ができれば、化粧を頑張る男性にとってこんなに頼もしい存在はいません。

例え学校や職場でなくとも、ＳＮＳなどで、化粧についての話題がタイムラインに流れてきたら絡んでみるなどして、化粧の話ができる輪を広げてみてはいかがでしょうか。

理解してくれそうな女友達がいるのであれば、「こういう感じを出したいんだけどどうすればいいかな？」などといった化粧の相談すれば、親身になって聞いてくれるかもしれませんし、打開策を見つけることができるでしょう。さらに仲を深めることができるかもしれません。

まだまだ男性が化粧するという文化が一般的になっているとはいえず、あまり化粧をしているということを周囲の人に気付かれたくないと考える男性も多いでしょう。
男性の化粧がどうすればバレないかを以下に沿って考えてみましょう。

例えば、少し肌の色が茶色がかっているところに、無理に肌を白くしようと白い化粧下地やファンデーションを塗っていってしまうと、他の肌とのギャップがうまれやすく、バレてしまうことにつながります。

カラコンについても、色を間違えれば強い違和感を周囲に与えますので、よく確認しながら選んでみましょう。

男性が化粧をすることについては「攻めすぎない」ということはかなり重要なポイントです。

毎日メンズメイクをしていると、外出した分だけそれを見抜く人が現れる確率が高くなります。

デートの日やオシャレしたい時、化粧することに理解がある人と出かけるときなど、ここぞという時にメンズメイクのタイミングを絞れば、それだけバレる機会は少なくなります。

メンズメイクに興味があっても、ふと冷静になって「メイクしたらバレない？」「変な風に思われない？」などと不安になることもあるかもしれません。

しかし、そこまでメイクのハードルを高くすることはありません！コストだって、何度練習してもダイソーなどの激安店でサクッと買ってくれば微々たるものですよね。

練習しただけ要領や自分に合う色が理解できるようになりますので小慣れていきます。せっかくメイクに興味を持ったのであれば、楽しんでいきましょう！

ここまでの男性の化粧のやり方を抑えたら、実際にあなたもメンズメイクに挑戦して見ましょう。男性が化粧をするという文化が根付いていない分、心理的なハードルは高いかもしれませんし、化粧品を自分なりに揃えるのも簡単ではないかもしれませんが、それだけ化粧をしていない男性に差をつけることができるということでもあります。

美容に興味を持ち、メンズメイクを研究し始めたあなたは、周囲の既存のオシャレにとらわれずに「あなた自身の理想」を追っていくことができるのです。よりオシャレを追求するためにメンズメイクをする方や、営業先での受けを良くするためにメンズメイクをする営業の方などがいるように、なりたい自分は人それぞれです。

メンズメイクであなたが描く理想の自分を目指してみましょう！