親がうざい!鬱陶しい!うざい親って?
世の中には嫌気がさすぐらいうざい親や鬱陶しい親が存在します。子どもの気持ちをまるでわかっていないうざい親とはどのように付き合っていけばいいのでしょうか。この記事ではうざい親の特徴と親を鬱陶しいと感じたときの対処法やストレス解消法をご紹介します。
目次
親がうざくて鬱陶しい!そんな時はどうしたらいい?
人間の成長には反抗期と呼ばれる時期があり、多くの人が10代の頃に程度の差はあれ、反抗期を経験します。親に対して反抗心を抱くのは決して間違いではなく、個人のアイデンティティ確立のためになくてはならない心の反応と言えます。
しかし、なくてはならないものとは言え、心が張り裂けんばかりのストレスを感じてしまったり、精神的に未熟な親のせいで余計なストレスを抱えてしまっては、あなたの心や身体に悪影響を及ぼします。
「親がうざい!」と叫び出したいぐらい鬱陶しい気持ちを抱いたら、上手くストレスを発散したり、親にうざい行動を取らせないように工夫したりして、余計なストレスを抱え込まないようにしましょう。
この記事では、うざい親への対処法や親が鬱陶しいと思ったときのストレス発散をご紹介しています。親との関係を取返しがつかないほど悪化させる前に対処法を知り、親と上手に付き合っていきましょう。
親がうざいと感じる時《学生編》
まずは、どんな時に親をうざいと感じるか学生編と社会人編に分けてチェックしてみましょう。学生の場合と社会人の場合では、親の行動にも違いがあります。
受験のための勉強を強要してくる
他人に強いられてする勉強ほどつまらないものはありません。しかし、うざい親は子どもに勉強を強要してきます。
「良い大学に入るため」、「勉強しないと将来困るから」という理由で、少しスマートフォンを触っていたりするだけで、すぐに「勉強しなさい」と目を三角にして怒ります。
ラインのメッセージを返したら勉強しようと思っていたのに、そんな風にガミガミと怒られては鬱陶しいことこの上ありません。せっかくのやる気も消え失せてしまいます。
誰のおかげで生きていけると思っているんだ!と威張る
典型的なうざい親にありがちなのが「誰のおかげで生きていけると思っているんだ」というセリフ。これを言われると、どんなに大人しい人でも「誰が生んでくれと頼んだんだ」と言い返したくなってしまいます。
学生の間は子どもが経済的に自立できないのをいいことに、まるで自分が神様か何かのように大威張りしている様子は、もはやこっけいでしかありません。
兄弟姉妹と比べられる
人にはそれぞれ個性があります。兄弟姉妹だからといって得意なことが同じだとは限りません。十人十色という言葉を知らないうざい親は「お兄ちゃんはいつもテストで一番をとるのに」とか「お姉ちゃんは足が速かったのに」のように、平気で兄弟姉妹と比べてきます。
勉強ができなくてもスポーツの才能があるかもしれません。スポーツが苦手でも芸術に秀でているかもしれません。しかし、どんなに素晴らしい個性を持っていても、その個性を認めて伸ばしてくれる人がいなければ輝けないのです。
兄弟姉妹の能力を比べるうざい親は人生の先輩、指導者として失格です。
親がうざいと感じる時《社会人編》
続いては社会人になってから感じる親のうざさについて見ていきましょう。社会に出て、学生の頃よりも視野が広がった分、うざい親の言動がより目につくことが考えられます。
自分の意見を押しつけてくる
学校という限られた空間だけで生きていた学生時代とは違って、社会に出ると様々な問題に直面し、それを乗り越えていかなければなりません。働いてお金を稼ぐ社会人と学生では意識がまったく異なります。
そういった社会の中でもまれるうちに、あなたの考え方もきっと変化していきます。そうすると、学生時代にはすべて正しいと思っていた親の意見とは違った意見も自分の中に生まれてくるもの。
しかし、軽い気持ちで親に意見しようものなら、面倒なことが起きてしまいます。ものすごい剣幕であなたの意見を否定したり、あからさまに不機嫌になったりするのがうざい親の特徴なのです。
交友関係を把握してこようとする
「Aちゃんはどこに住んでいるの?」「Bさんは何のお仕事をしているの?」と子どもの交友関係を根掘り葉掘り聞いてくるのもうざい親ならではの言動です。
子どものことを何でも知っておきたいと言わんばかりのその追求は小学生のうちならまだしも、社会人になると鬱陶しい以外の何ものでもありません。
子ども扱いしてくる
自分でお金を稼ぐ一人前の大人になったのに、いつまでも子ども扱いされることは鬱陶しいと同時に非常に屈辱的で不愉快なことです。
長年勤めてきた親からすればまだまだひよこに毛が生えたようなものかもしれませんが、友達や恋人の前で「ご飯は食べた?」「顔は洗った?」「お洋服は出しておいたからね」などとあれこれ世話を焼かれては立つ瀬もありません。
親がうざいと感じた時の対処法
親に何かを言われてカチンときたときや、我慢できないくらいにうざい感じたときはどうすればいいのか、すぐに実践できる対処法や確実な対処方をご紹介します。
うざい気持ちと向き合い続けるとストレスで身体を壊してしまう可能性もあります。親がうざいと思ったら、これからご紹介する対処法を試してみてください。
親の言葉をすべて聞き流す
親がうざいことや鬱陶しいことを言いそうになるときって、ピンときませんか?「あ、今からうざいこと言われそう」そう思った瞬間、聞こえてくる言葉をすべてシャットアウトしてしまいましょう。
そうはいっても耳をふさぐこともできないし、完全にシャットアウトするのはむずかしいもの。そんなときにおすすめなのは、心の中で好きな音楽を歌うことです。自分の好きな曲を頭の中で思い浮かべて、声に出さずに歌ってみてください。
親の鬱陶しいお説教が終わったら自分の部屋に逃げ込んだり、出掛けたりして即座に親と距離を取りましょう。
感情のコントロールを身につける
一朝一夕で身につくものではありませんが、自分の感情をコントロールすることができればうざい親だけでなく職場や学校で鬱陶しい人を相手にするときにも非常に役に立ちます。
おすすめの方法はうざいことや嫌なことを言われる度ににっこり微笑むというクセをつけること。微笑むことで顔の筋肉がゆるみ、自分も冷静になれるばかりか余裕を見せることで相手をたじろがせることもできます。
きわめつけに、うざい親の鬱陶しい小言が終わったあと思っていなくても「ごめんね、ありがとう」という言葉をつけ加えると完璧です。
「ありがとう」という言葉は脳にポジティブな影響を与える言葉です。驚くことに感情がこもっていなくても、言葉の響きだけで脳に良い影響を与えると言われています。
「ありがとう」と言われて嫌がる人はなかなかいません。相手をいい気持ちにさせるうえに、うざい言葉をかけられてストレスがかかってしまった脳を癒す効果のある究極の対処法なのです。
演技力を鍛える
反抗的だったり、生意気だったりする態度をとる相手には親もヒートアップしてしまうもの。うざい親のお説教や鬱陶しい小言をなるべく早く切り上げさせるのにおすすめなのが、反省しているフリをすること。
うつむいて悲しそうな表情を浮かべたり、しおらしく頷いてみたりとドラマや映画のヒロインになったつもりで演技してみましょう。
ゲーム感覚で取り組むぐらいの気持ちで向き合えば、ストレスも半減すること間違いなしです。
一人暮らしをする
長年親を鬱陶しいと感じてきた人は家を出て一人暮らしをすることをおすすめします。お互いに憎みあっている家族が一つ屋根の下で暮らすのは身体や心に様々な悪影響を与え、毎日の生活が悪循環に陥ってしまいます。
うざい親のせいでストレスがたまり身体を壊したり、勉強に集中できなくて資格勉強がはかどらなかったり。その結果、職を失ったり、希望の職業に就くことができなかったりといった弊害が起きてしまいます。
どうしても鬱陶しい親に耐えられない場合は、多少無理をしてでも一人暮らしをする方が結果的にはお互いに幸せになれる可能性もあります。
家出をする
学生のうちは一人暮らしをしたくてもなかなかむずかしいもの。自分の気持ちが爆発しそうなぐらいに親をうざいと思ったら、最終手段として家出をすることも考えてみてください。
ただし、あてもなく家を出て街をさまようのは間違いです。信頼できる友達の家で泊まらせてもらったり、田舎のおじいちゃんやおばあちゃん、親戚の人や学校の先生に事情を説明するのも一つの手です。
親がうざいせいであなたが危険な目にあう必要は少しもありません。家出を考えるのであれば、しっかりと計画し危険のない安全な方法でおこわなければなりません。
親がうざい時のストレス解消方法
「あー!もう!うざい!鬱陶しい!」こんな風にストレスが爆発しそうになったときには、たまったストレスを発散することが大事です。
ここでは効果的なストレス発散方法を3つご紹介。うざい親から離れられない場合は、上手に自分のストレスとつき合っていきましょう。
没頭できる趣味を見つける
自分の好きなことに時間を忘れて夢中になっているとワクワクして心も癒されるもの。趣味に没頭することで嫌なことをきれいさっぱり忘れ去り、ポジティブに過ごしていきましょう。
夢中になれる趣味をお探しの方におすすめな記事をいくつかご紹介します。現在、没頭できる趣味をもってない人は、ぜひこちらの記事から自分にぴったりの趣味を見つけてみてください。
カラオケにいく
歌が好きな人ならカラオケで音量を気にせずに歌を歌うことでストレスの解消になります。歌が苦手な場合も、ただ大きな声を出すことで心のもやもやがすっきりすることがあるのでおすすめです。
友達といくのももちろんいいですが、たまには一人カラオケに挑戦し、ひたすら無心に叫んでみてはいかがですか。
映画を観る
少し前の映画は、映画館にいったり、リビングのテレビでないと見られませんでしたが、今はスマートフォンやタブレットでも気軽に映画が見られる時代です。イヤホンをつけて映画の世界に没頭するだけでうざい親のことを忘れられ、気持ちがリフレッシュします。
とくにおすすめなのは泣ける映画を見ること。実は、泣くことはストレスが解消の効果があるのです。思い切り泣いて、心の膿(うみ)も一緒に流してしまいましょう。
親がうざい原因は『過干渉』の場合もある
親がうざい原因にはいろいろとありますが、その中の一つに「過干渉」という原因が挙げられます。過干渉とはどういった性格なのでしょうか。ここでは、過干渉な親の特徴ともに過干渉な親の対処法についてご紹介します。
過干渉とは?
過干渉とは簡単にいうと「口出しが多い」ということ。過干渉な親とは、子どものありとあらゆることに意見し、口を挟んでくる親のことです。
過干渉な親は自分のコントロール下に子どもを置きたがる傾向があります。このタイプの親は「自分の願い=子どもの願い」という極端な思い違いをしており、「あなたのためを思って言っているのよ」が口癖のパターンが多く見受けられます。
過干渉な親の特徴①交友関係に口を出す
交友関係に口を出すのは、この記事でもすでに挙げられた鬱陶しい親の大きな特徴です。友達関係だけでなく、恋人まで値踏みしてくるので、過干渉な親は非常に厄介な存在です。
値踏みをしたうえで、少しでも気に入らないところがあると「あなたにはふさわしくない」とか「Aさんとお付き合いするのはやめといたら?」などと忠告めいた鬱陶しい言葉をぶつけてきます。
過干渉な親の特徴②すべての行動を把握しようとする
「今日は何時に帰ってくるの?」「誰と遊ぶの?」「どこへ行くの?」と子どもの予定を逐一把握したがるのが過干渉な親の特徴です。
言葉をにごそうものなら「言えないような人と遊ぶのか」「言えないような場所に行くのか」と執拗(しつよう)に責め立ててきます。
過干渉な親の特徴③金銭を管理しようとする
社会人になってお給料をもらうようになると、お年玉感覚で子どもの金銭を管理しようとする親が出てきます。
「お給料はいくらもらっているの?」「ボーナスはいくらぐらい?」などと収入のことからはじまり、家賃や光熱費、交際費などの出費にも口を出してきて、子どものお金を管理しようとしてくるのも過干渉な親の特徴の一つです。
過干渉な親への対処法
ありとあらゆることに口を出してくる過干渉な親とはどう付き合えばいいのでしょうか。過干渉な親は気難しい場合も多く、対処を間違えると面倒な問題が起きる可能性もあります。
ここでは過干渉な親への対処法を3つご紹介しますので、過干渉な親に困っている人はぜひ参考にして上手に過干渉な親との関係を築いてください。
聞かれる前に言う
親にあれこれと根掘り葉掘り聞かれる前に自分から情報を出すことで親からの鬱陶しい質問をけん制することが可能です。
たとえば「今日はAさんとショッピングにいって20時に帰ってくるよ」と過不足のない情報を与えれば、親は子どもがちゃんと報告してくれたと感じて安心するので、それ以上追求されることを防ぐことができます。
気持ちをはっきりと伝える
「極度に干渉されるのは不愉快だ」と自分の気持ちをはっきりと伝えることも有効な手段です。この場合は、「どういった言動が極度な干渉なのか」ということを具体的に伝えることが重要です。
子どもに意見されると過干渉な親でなくとも多かれ少なかれ腹が立つもの。感情的にならず、冷静に気持ちを伝えて親に自分の考えを分かってもらいましょう。
親との連絡を絶つ
親が過度に子どもに干渉してしまう原因の一つに親が「子離れ」できていないというものが挙げられます。とくに一緒に暮らしていたり、頻繁に連絡を取り合っている親子の場合は、親の子離れが阻害されている可能性があります。
どれだけこちらが努力しても親の鬱陶しい過干渉がなおらない場合は、最終手段として親との連絡を一切経ちましょう。一度、親との距離を置き、親がしっかりと子離れをするのを待ってから、改めて親との関わりを持つようにするのがおすすめです。
親とは少なからずうざいもの!
今、親がうざいと悩んでいる人は「どうして自分の親はこんなにうざいんだろう」と頭を抱えているかもしれません。しかし、忘れてほしくないのが、多くの親という生き物が我が子の幸せを願っているということです。
ライオンは自分の子どもを谷底に突き落とすといいますが、人間の親は心配性で慈愛に溢れています。「できれば、自分の子どもには苦しい思いをしてほしくない」そういった気持ちでついついお節介を焼いたり、お説教をしてしまうのです。
ただし、世の中には未熟な親というものも存在します。自分の未熟さを棚にあげ、子どもを所有物のように扱ういわゆる「毒親」は百害あって一利なしです。
あなたの親がそういった毒親であるならば、残念ながら関係の改善はあまり望めません。できるだけ早く自立し、親との関係を完全に絶つことも検討してみてください。
うざいという気持ち乗り越えれば親との絆が深まる
今回ご紹介した対処法などで上手く親と折り合いがつけられるようになれば、きっと思ってもみなかったような良好な家族関係が築けるはずです。
お互いの人間性を尊重しあい、信頼できる親子関係が築けると生活も充実し、満ち足りた毎日が過ごせるようになります。
鬱陶しい親やうざい親だからといってやみくもに嫌うのではなく、親の気持ちや自分の気持ちと上手に付き合って豊かな家族関係を育んでください。