男性の前髪の切り方！メンズのセルフカットの方法とは？

短期間で伸びる前髪は、放置していると髪型全体が崩れてしまう原因になります。さらに、前髪の毛先が目に入ってしまうと、目を傷つけてしまう危険性もあるでしょう。そのため、前髪が伸びると美容院で切ってもらっているという男性が多いと思います。

しかし、前髪だけを切りたい場合は、美容院代がもったいないと感じたり予約が面倒になったりしがちでしょう。そんなときは、前髪をセルフカットで短くすることをおすすめします。

メンズの前髪のセルフカットは難しいイメージがありますが、正しい切り方をすれば、誰でも短時間で前髪を上手にカットすることができるのです。

そこで、今回はメンズの前髪の上手なセルフカット方法を紹介していきましょう。後半ではシャギー調やシンメトリーといった前髪の切り方も、具体的に取り上げていきます。前髪をセルフカットできるようになりたい男性は、ぜひ参考にしてみてください。

メンズの前髪を上手にセルフカットするには、準備をしっかりすることが重要です。以下では、メンズの前髪のセルフカットの準備を解説していきましょう。前髪のセルフカット方法が全く分からず困っている男性は、ぜひ最初にしっかり確認してみてください。

メンズの前髪カットで必要なものは、ハサミとくしと鏡です。セルフカット初心者には、少しずつ髪を切ることができるセルフカット用のすきバサミをおすすめします。また、肌や目を傷つけないように、なるべくハサミの先が丸くなっているものを選びましょう。

さらに、メンズの前髪カットでは、全体の前髪の状態を確認するために鏡は必須アイテムです。大きな鏡がない場合は、お風呂の鏡を利用するとよいでしょう。

また、くしは前髪と後ろ髪を分けたり、均一に前髪を切ったりするために必要です。使いやすいように、いつも使っているくしを使うことをおすすめします。

どのような前髪に仕上げたいか、きちんとイメージしておくことも準備の1つです。アシンメトリーやぱっつん、シャギー調など、セルフカットでも様々な前髪を作ることができます。

前髪によって、顔の印象はかなり変化するでしょう。そのため、準備段階でしっかり理想の前髪をイメージすることは重要なことなのです。

前髪のセルフカットに慣れていない人は、カットしやすくなるアイテムもなるべく用意しておきましょう。以下では、前髪のセルフカットをサポートしてくれるアイテムを紹介したいと思います。

メンズの前髪のセルフカットでは、髪をしっかりブロッキングすることが大切になります。そのため、切らない髪をしっかり留めるために、髪を留めるクリップもなるべく用意しておきましょう。

髪を留めるクリップには様々なタイプのものがありますが、特におすすめのクリップはダッカールというクリップです。根元を軽く押すだけでクリップが開くので、クリップを使い慣れていない人でも簡単に使えます。

100円ショップやドッグストアなどで手軽に手に入るので、ぜひ用意してみてください。身近に女性がいる場合は、その女性から借りてもよいでしょう。

仕上げの調整時に、前髪の横部分をすっきりさせたくなることもあるでしょう。そのような時には、バリカンが役に立ちます。短時間で前髪の横の毛を短くすることができるので、スムーズに前髪を切り終わることができるのです。

顔の輪郭によって、似合う前髪は異なります。セルフカットではぜひ自分の輪郭に合う前髪を選んでみてください。

まず、丸顔の男性には自然な風合いの前髪が似合うとされています。極端に長すぎたり短すぎたりする前髪は、丸顔を強調してしまうので、あまり適していないでしょう。

また、面長の男性には、長めで左右どちらかに流した前髪が似合うでしょう。逆立てるような前髪は顔をより長く見せてしまうため、向いていないとされています。面長の男性は長めの前髪にすると落ち着いた雰囲気にもなるので、ぜひ試してみてください。

さらに、逆三角形の顔の男性には、逆立てた前髪や丸いフォルムのぱっつん前髪が似合います。アシンメトリーな前髪は、クール過ぎてキツイ印象になってしまうため、向いていないでしょう。

優しい風合いの丸いぱっつん前髪や爽やかな逆立てた前髪にすると、キツイ印象が薄くなります。

メンズの前髪をセルフカットするには、髪の準備として髪のくせを取ったり切る髪と切らない髪を分けたりすることが重要です。そこで、以下では髪のセルフカットの際の髪の準備方法を詳しく取り上げていきましょう。

髪のくせを取らずにカットしてしまうと、予想通りの仕上がりになりにくくなってしまいます。そのため、前髪をセルフカットする前には、前髪に霧吹きで水を吹きかけ、くしで丁寧にといて癖をとりましょう。

癖が取れたら、ドライヤーでしっかり乾かすことも重要です。髪は濡れている状態では長くなり、乾くと短くなります。そのため、前髪を切り過ぎないために、癖を取った後はしっかり前髪を乾かしてください。

ヘアアイロンがある場合は、ヘアアイロンで癖を取ってもよいでしょう。ヘアアイロンは使い慣れていないと火傷をする危険性もあります。そのため、ヘアアイロンを使い慣れていない場合は、事前にサイドや後ろの毛で少し練習してから使うようにしましょう。

カットする前髪の範囲をブロッキングしておくことで、格段にセルフカットが失敗しにくくなります。そのため、しっかりカットする範囲のブロッキングは行いましょう。ブロッキングする際には、髪を挟んで留めるダッカールという道具とくしを使います。

まず後ろ髪と前髪を分け、両方の眉尻の延長線上にある部分を結んだ辺を三角形の底辺とし、後頭部に向かって三角形になるように髪を分けてください。三角形に取った髪が切るべき前髪になるので、きちんとダッカールで固定しておきます。

眉尻の延長線上に当たる点より外側まで前髪を取ってしまうと、前髪の横幅が広くなりすぎ、顔全体が膨張して見えてしまうため注意してください。

男性の前髪を上手にセルフカットするには、いくつかのポイントを守ることが大切です。そこで、以下では男性の前髪を上手にセルフカットするときのポイントを、4つ紹介していきましょう。

セルフカットに不安を感じている男性は、ぜひ以下のポイントをしっかり守って、セルフカットに挑戦してみてください。

男性の前髪のセルフカットで特に多い失敗は、髪をすき過ぎてしまうことです。しかり、しっかりすきバサミを入れる回数を守れば、髪を切り過ぎてしまう心配はありません。

男性の前髪のセルフカットでは、指で挟める程度の毛束を取り、根元から毛先に向かってすきバサミを3回入れます。そうすることで、すきすぎることを防止しつつ、適度に髪を軽い印象にすることができるのです。

ぱっつん前髪も現在では人気の前髪ですが、ぱっつん前髪にしたくないという男性もいるでしょう。しかし、前髪を横一直線い切ってしまうと、ぱっつんになってしまいがちです。

前髪をぱっつんにしたくないときは、少量の毛束をねじってハサミを入れてみてください。毛をねじって切ることで、毛の長さがほどよくランダムになり、ぱっつんになりにくくなるのです。

最初から髪を思いっきり短く切ってしまうと、後から長さを修正できなくなってしまいます。そのため、最初は長めに前髪をカットするようにしましょう。

髪を短くする修正はできますが、髪を長くする修正はできないことをしっかり意識して、最初は理想像よりも0.5～1cmほど長い前髪に切ってみてください。

すきバサミではなく、普通のハサミで前髪を着る場合は、なるべく髪を縦に切っていくことも前髪のセルフカットの重要なポイントです。

前髪は横に切ってしまいたくなりますが、普通のハサミで横に切ってしまうと、不自然にまっすぐに揃った毛先になってしまいがちでしょう。そのため、自然に見える毛先にするためにも、普通のハサミではなるべく髪を縦に切っていくことを意識してください。

以下では、メンズの前髪の切り方を具体的に解説していきます。シャギー調の前髪は軽やかでナチュラルな印象になるので、特に男性に人気が高い前髪です。シャギー調の前髪では長めに前髪でも重いイメージにならないので、長めの前髪の男性に適しています。

しかし、シャギー調の前髪のカットは難しそうに感じる男性が多いでしょう。しかし、切り方のコツをしっかり把握すれば、簡単にシャギー調の前髪にすることができます。そこで、以下ではメンズのシャギー調前髪の切り方を詳しく紹介していきましょう。

まず、前髪を縦に人差し指と中指で取り、髪を真上に引き上げます。そして、縦方向に髪を切っていきましょう。時々前髪全体を見て、短くなりすぎていないか確認してください。

適度な長さになったら、前髪を上と下にブロッキングし、下の前髪からすきバサミを入れていきます。根本から毛先に向かって3回ほど切るようにしていきましょう。

上の前髪もすいたら、よく全体のバランスを確認してください。気になる箇所を修正したら完成です。

アシンメトリーの前髪はスタイリッシュでミステリアスな印象が強い前髪です。おしゃれな印象も強くなるので、前髪をおしゃれに変えたい男性は、ぜひアシンメトリーの前髪に挑戦してみてください。

アシンメトリーの前髪のセルフカットでは、長さの調整が難しそうと思いがちです。しかし、実はアシンメトリーの前髪の切り方では、前髪をまとめて切るので、意外と簡単に切ることができます。

以下では、そのアシンメトリーの前髪の切り方を、詳しく取り上げていきましょう。

アシンメトリーの前髪の切り方では、まず最初に前髪を流す方向を決めましょう。つむじの回転に合わせて右流しか左流しか決めると、自然な風合いになりやすいとされています。

流す方向が決まったら、前髪を上下にブロッキングし、下の前髪を短くする側の目の前でひとまとめにしましょう。このときは、くしを使って丁寧にまとめてください。

その後、一番短くする髪の長さにまとめた髪を切っていきます。そうすることで、自然に前髪全体がアシンメトリーになるのです。切り終わったら下の前髪を基準にして、上の前髪を人差し指と中指で少しずつ取り、縦に切っていきます。

そして再び前髪を上下にブロッキングし、下の前髪からすきバサミを入れていきましょう。最後に全体を見ながら微調整して完成です。

ぱっつん前髪はアーティスティックかつ可愛らしい印象になる前髪です。マッシュ系の髪型との相性がとてもよいので、マッシュ系の髪型の人はぜひ試してみてください。

ぱっつん前髪は簡単に作れそうと思われがちですが、意外と左右の前髪の長さを揃えることが難しい前髪なのです。そのため、ぱっつん前髪を上手に作るには、最初の前髪のブロッキングが重要になります。

以下では、ぱっつん前髪の切り方をさらに詳しく解説していきましょう。

ぱっつん前髪の切り方では、まず左右と上下4つに前髪をブロッキングしていきます。そして、中央手前の前髪から奥の前髪、左右の前髪という順番で切っていきましょう。

中央手前の前髪を切るときは、シャギーが入らないように真下に引っ張りながら、切っていきます。中央手前の前髪の長さが全体の前髪の長さの基準になるので、慎重に長さを調整しましょう。そして、奥の前髪を基準の前髪の長さに合わせて切っていきます。

その後、左右の前髪を切りますが、左右の前髪を長めにすると丸みを帯びたぱっつん前髪にすることができます。好みで調整してみてください。

そして、前髪を上下にブロッキングして、下からすきバサミを入れていきます。すきバサミを入れるときは、前髪の中間点から毛先に向かってハサミを入れると、前髪が軽くなりすぎないでしょう。仕上げに全体をよく観察して、修正したら完成です。

今回はメンズの前髪のセルフカット方法について、詳しく取り上げました。メンズの前髪のセルフカットには、難しいというイメージを抱いている男性は多いでしょう。しかし、正しい切り方のポイントを把握すれば、意外と簡単に切ることができます。

自分で前髪をカットできるようになれば、美容院に行けないときも前髪を理想の長さに保つことができるでしょう。そのため、前髪の維持で悩んでいる男性は、ぜひ今回の内容を参考にして前髪のセルフカットを習得してみてください。