結婚を諦めた理由とは？結婚を諦めてる人って？

最近、結婚を諦めた人が増えているそうです。結婚諦めるのは、女性だけではありません。男性も、結婚を諦めたという人が多く存在します。なぜ、結婚を「しない」のではなく「諦めた」のでしょうか。

結婚を諦めることで、心の重しが取れるような気持ちになるからかもしれません。諦めるとは、断念することです。自分がしたいと思っていたことに対して、見込みや希望がないと思って断念することなのです。

断念するということは、きっぱりと諦めること、見切りをつけることです。結婚というものに、そのような決断をせざるを得ない状況というのは、正直笑顔ではいられないような状態があってこそではないでしょうか。

結婚したいと思っていたけれども、諦めざるを得ない理由があるからだと思います。なので、結婚を諦めることで苦しい状況から気持ちが楽になることを願い、「諦める」という選択をするのだと思います。

結婚という心の重しを降ろすことで、重苦しい気持ちは楽になるかもしれません。人生はマラソンのようなものです。頑張ることは大切ですが、頑張り過ぎて心身が疲れ過ぎてしまっては健康を害してしまいます。時に「諦める」という選択も必要だと思います。

昔、男性は家庭を持ってこそ一人前と考えられていた為、結婚をすることで出世や昇進に繋がっていた時代もありました。結婚をすることで、その男性にたいして社会や会社から「信頼」を得ていたからです。

しかし、時代は変わりました。「独身貴族」という言葉も作られ、独身を謳歌する人が増えてきたのです。男性はどういった理由から結婚を諦めてるのでしょうか。結婚を諦めた理由をご紹介いたします。

昔は、終身雇用といって同じ会社で定年を迎えるまで働く男性が多くいました。その時代、女性の多くは結婚を機に寿退社をしていたそうです。結婚すると、男性が大黒柱となり働くというスタイルがとられていました。

そんなことができていたのには理由があります。今と違い正社員が非常に多くいたからです。毎月の給与とは別にボーナスもある為、男性には経済力がありました。

そして、会社が潰れるという心配もほとんどない時代だった為、同じ会社で定年を迎えるまで働き続けることができたのです。今と大きく違うのは、年功序列の賃金制度が当たり前の時代だったことです。

今の時代は、仕事ができないと昇進できず昇給も見込めません。しかし、ひと昔前は年齢が上がるごとに賃金が上がるシステムが導入されていた為、定年まで生活の心配をせずに働き続けることができたのです。

今では、非正規での雇用が非常に多くなっています。その為、ボーナスが無かったり、契約期間があったりと経済的に不安を抱えざるを得ない状況の男性も多く存在します。結婚したい気持ちがあっても、経済的な理由から諦めたという男性もいるのです。

経済的な問題や、忙しいといった理由から１人の時間を多く過ごしてきた男性は「今更誰かと一緒に生活することなんてできない」という気持ちを持つことがあります。１人だと24時間自分の為に使うことができます。

しかし、結婚するとそうもいきません。自分のペースを乱されることを嫌う男性や、１人でいることを楽しめる男性も、結婚を諦めて１人での生活を選択する人が多くいます。

相手がいないと結婚はできません。2015年の調査では、4人に1人の男性が生涯未婚だそうです。結婚をしたいと願っていても、結婚相手の候補となる彼女がいなければ結婚には結びつかないのです。

1度も彼女ができたことがないという男性や、何年も彼女がいないという男性はどうしたら結婚相手が見つかるかわからず、結婚を諦めてるパターンもあります。経験値の無さがコンプレックスとなり、結婚に対して消極的になってしまうのです。

結婚願望があり、結婚相手を探す為に努力をした男性もいます。友人や知人に紹介をお願いしたり、コンパに参加したりと出逢いを求めて積極的に頑張っていたのです。

しかし、なかなか彼女ができず結婚を諦めることができない為、婚活サイトに登録したり、婚活パーティーに参加する男性も多くいます。婚活サイトや婚活パーティーにはお金がかかります。お金がかかってでも、結婚相手を見つけたいと一生懸命になる男性が陥りやすいのが、婚活疲れです。

出逢いの場は相手ありきな為、時に残酷です。いくら自分が相手の女性を気に入ったとしても、断られては関係が進展することはありません。

相手も結婚に対して本気で考えている女性なので、一生懸命に男性を選びます。結婚を諦めてる男性は、婚活サイトに登録してもなかなか女性と出逢えないことが続いたり、婚活パーティーでもカップルになれないという悲しいことがあり、自信を無くしてしまっているのです。

5年に1度行われる国勢調査を元に、生涯未婚率が調べられます。2015年の結果では、7人に1人の女性が生涯未婚だそうです。昔であれば、その時代の結婚適齢期になるとお見合いをして結婚することが当たり前でした。

今では、結婚が全てではないという考え方も浸透しており、結婚以外に幸せを見いだす女性も増えてきました。

女性の社会進出とともに、男性に頼らずとも１人で生活できるだけの経済力がある女性が多くいます。結婚を諦めた女性には、どういった理由があるのかご紹介いたします。

誰にでも、好きなタイプというのはあるのではないでしょうか。優しい人、リードしてくれる人といった理想の性格や、背が高い人、がたいがいい人など体形の好みもあります。

生理的に無理！という言葉があるように、誰もが理想とするタイプを持っているのは人として自然なことだと思います。彼氏ではなく、夫となる結婚相手を選ぶ目が、いつも以上に厳しいものとなるのは納得できます。結婚相手は、一生添い遂げる相手だからです。

自分の人生を大きく左右するといっても過言ではない結婚相手に、さまざまな理想を求める女性も多いのではないでしょうか。彼氏だったらある程度妥協できても、結婚相手には妥協したくないという女性もいます。

また、年齢が上がるほどにますます理想を手放せないケースもあります。今まで理想を追い求めてきたのにというプライドが、邪魔をするのです。結婚を諦めてる女性の中には、理想の相手と出逢えないなら結婚しなくてもいいという考えに至った人もいるのです。

女性の社会進出により、バリバリと仕事をする女性が大勢います。結婚適齢期と、仕事が楽しくなる時期がかぶるのも事実です。

就職をして、右も左もわからない社会人生活の中でくじけそうになりながら何年も仕事を頑張り、ようやく自分らしく働けるようになった時、結婚という問題が出てきます。

その時にお付き合いしている男性と遠距離恋愛をしているなら、結婚すると退職も視野に入れなければなりません。また、キャリアを優先するには地域密着型の職種よりも総合職がいいと考える女性もいます。総合職の場合、転勤がある会社がほとんどです。

転勤があると、新しい勤務先での仕事を学んだり、新しい土地に慣れなくてはいけません。そういったことを考えると結婚がキャリアを積む上で足かせのように感じる女性もいます。

仕事に楽しみを見いだすことができた女性の中には、結婚よりもキャリアを積むことに幸せを感じ、結婚を諦めてる状態になる人がいるのです。

結婚観はその人が育ってきた環境だけでなく、周囲の環境も影響します。両親が離婚しているので、結婚しても幸せになるとは思えないという人もいます。

友人が立て続けに離婚して大変そうだったからなど、結婚の裏側にあるリアルを目の当たりにし、結婚したいという意欲が沸いてこない女性もいるのです。結婚を諦めてる女性は、周囲が結婚を通して辛い思いをしたという印象を強く受けているのです。

離婚の経験がある女性は、結婚により心に傷を抱えています。その為、再婚という形で新たな結婚を諦めているケースが多くあります。また、子供がいる場合、離婚で大変な思いをさせてしまったという後ろめたい気持ちを抱えてしまうこともあるそうです。

子供の気持ちを考えると、また結婚する気になれない人もいるのです。結婚を通して苦い経験をしたことから、女性の価値観は大きく変わります。そして、結婚して幸せになるイメージが掴みにくくなる為に、結婚することを諦める女性もいます。

年齢が理由で、結婚を諦める人も多いのではないでしょうか。年齢なんて関係ない！と思っても、生物学的に年齢には抗えない部分はあると思います。

年々、男女とも初婚年齢は上がってきているようですが、年齢というハードルが越えられないが為に、結婚を諦めざるを得ない人もいるようです。

40歳のＡさんは、スーツをカッコよく着こなし靴もピカピカに磨かれていて、しっかりとした紳士的な印象です。大学卒業後は、就職し仕事を熱心に頑張ってきました。責任感あり、会社からの評価も高い為、昇進もしています。

職業柄、とてもハードなスケジュールで仕事をしなければいけません。部下も多く、サポートもしっかりしています。忙しい毎日ですが、仕事にやりがいを感じています。しかし、結婚はしていません。

20代、30代の頃は結婚はいずれするだろうと考えていました。けれども、仕事中心の生活を長年過ごしているうちに、結婚のタイミングを逃してしまったのです。40歳になった今は、長年の１人暮らしのリズムもあり誰かと一緒に暮らすことが想像できません。

定期的に、家事代行サービスに依頼をしている為、仕事が忙しくても部屋はとても綺麗です。自分自身で心地良い環境を作り出すことができるようになった為、１人でも何不自由することなく過ごしています。

結婚し、誰かと共同生活を送るよりも、気楽な１人暮らしに魅力を感じている為、40歳になった今は結婚を諦めて生涯独身でいいと思っています。

少し前まで、女性の年齢はクリスマスケーキに例えられていました。24才まではモテて、25才になった途端男性からの評価がグッと下がってしまい、モテなくなると言われていました。

20代前半の時に、職場の先輩からその話を聞いたＢさんはその時はまだ他人事だと思っていました。しかし、年齢を重ねるに連れて先輩から聞いた話はリアルなものとなっていきました。

20代後半になると結婚を意識し始めたのですが、男性側が結婚に消極的なのです。今までは彼氏が欲しくて出逢いの場に出かけていましたが、30才になる頃には結婚相手をなんとかして見つけないと！という焦りでいっぱいになっていました。

その雰囲気が男性に伝わって重く感じられるのか、30才を超えるとパッタリと出逢いがなくなっていきました。良いなと思う男性は既に結婚をしていることも多々ありました。実家に帰るたびに、親や親戚から結婚はまだかとせかされ心も疲れていきました。

高齢出産と言われる年齢である35才を過ぎたあたりから、結婚して子供を産むことをなんとなく諦めなければいけないと思うようになっていきました。40才になった今は、年齢的にも子供を産み育てていく自信もなくなり、結婚を諦めてる状態です。

諦めが肝心という言葉があるほど、時には諦めることも人生には必要かもしれません。諦めることで、その人の心境に大きな変化が起きることもあります。

気持ちは行動に自然と表れていきます。結婚を諦めてる人にはどういった特徴があるのか、ご紹介いたします。

世間では、独身女性がペットを飼ったら婚期を逃してしまうと考えられています。愛情を向ける対象ができると結婚しなくても心が満たされ、婚活を後回しにしてしまうようです。

ペットは生き物なので、ペットを飼うことでいつの間にかペット中心の生活となり、男性が入る隙がなくなってしまうのです。また、独身女性がペットを飼い始めると、もう結婚は諦めたんだと周囲から思われることもあります。

結婚を諦めたのはいいものの、1人では寂しいと感じる人は、ペットを家族に迎え新たな生活をスタートさせる傾向があります。結婚を諦めてる人は、ペットを飼う確率が非常に高くなります。

結婚すると、自分だけでなくパートナーや子供を含めての人生設計が必要です。しかし、結婚を諦めた人は自分だけのライフスタイルを確立することができます。24時間、自分だけの為に時間が使えるのです。

結婚すると、出産や育児だけでなく家族のスケジュールに合わせなければならないことが多々あります。自分のことは後回しといった状態は日常茶飯事になるのです。独身でいることを決めた人は、自分の趣味を満喫する傾向があります。

好きなアイドルの追っかけや、登山、食べ歩き、カメラなど、やりたかったことにどんどんチャレンジしていきます。婚活にかけていた時間を趣味にあてることで、疲れた心も癒されていくのです。

男女問わず、体形を気にするのは周囲の目や、異性の目が気になるからという理由もあるのではないでしょうか。

好きな人がいたり、デートの約束があったり、コンパに参加することが決まっていたら、少しでも良い自分を魅せたくて日々なにかと努力をする人も多いと思います。婚活とは、言い換えれば自分を相手の異性に売り込むようなものでもあります。

お互い、人生のパートナーになるのですから自分の良いところを一生懸命アピールします。結婚という大舞台に立つために、オーディションを受けているようなものです。

しかし、結婚を諦めてる人は、アピールする相手を意識せず、楽しく生きることに努めています。食べたいものを好きなだけ食べて、結婚とは違った幸せを感じているのです。

人は考え方次第で、表情に雲泥の差が出ます。結婚を前向きに諦めることができた人は、周囲から受けるネガティブな印象や反応も跳ね返してしまうのではないでしょうか。結婚を前向きに諦める方法をご紹介いたします。

「あの時もう少し婚活を頑張っていたら、今頃結婚できていたかも」という気持ちが残ったままでは、前向きに結婚を諦めることはできません。失恋や、婚活疲れで心が疲れてしまったら途中で休んでも構わないのです。

問題は、その後あなたの気持ちがどう変わっているかが大切です。結婚をしている自分を想像できたのなら、まだ結婚を諦められないと思います。自分を納得させることができると、とても気持ちが楽になります。

納得をした人からは、穏やかな雰囲気が伝わってきます。納得せず不満をまとったままでは、結婚を諦めたところで幸せになるチャンスを掴めないと思います。

結婚を諦めた経験者に、諦めた後の生活や人生がどのようなものだったのか聞いてみてください。リアルな話が聞けるはずです。

会社に残るか辞めるか悩んだ時は、社内の目上の人を観察してみるといいそうです。その人達が自分の理想とする働き方や生活をしていたら、まだ辞めずに頑張ってみる価値があるのだそうです。

結婚をその方法に当てはめて考えてみてください。結婚しないという選択をした人が、あなたにとって輝いているように見えたならスッパリと諦めるきっかけになるかもしれません。

結婚というものを追い求めて翻弄していると、いつの間にか自分ではなく「相手」を軸に考えるようになってしまいます。

「自分」は何をしている時、幸せを感じるのかということを真剣に考えてみてください。自分自信の価値観や、結婚観に向き合うことで、気持ちの整理をすることができます。

自分自信と向き合った上で、結婚を諦めるという選択をすることで、その後周囲からマイナスな言葉を受けたとしても、気持ちの軸がブレることなく自分自身の人生にきちんと向き合うことができると思います。

結婚を諦めたとしても、幸せになれないわけではありません。人生は、自分次第です。1人で過ごすことの楽しみを知っている人には、魅力があります。もし、なにかのきっかけでパートナーができたなら、1人の楽しみと、2人の楽しみを味わえることになります。

なにかを手放すと、何かが入ってくると言われています。結婚を諦めた時に限って、心の重しが取れあなたらしい笑顔になれるかもしれません。

結婚を諦めて1人で生きていこうとした人が、生き生きと趣味を楽しんでいたらそこでパートナーと出逢ったという人もいます。人生は長いです。どこで、どんな人との出逢いがあるかわかりません。

結婚を諦めたとしても、人との出逢いを諦めないでください。たとえパートナーにならなくても、出逢いが元であなたの人生が大きく変わることがあるのです。