自分を大切にする方法とは？自分の気持ちを大事にするには？

自分を大事にする人は生きていく上で色々なことがうまくいくというように言われています。それはなぜなのでしょうか。

また、自分を大切にする、大事にするということはどういうことなのか？その意味と、自分を大切にする方法をご紹介します。

自分を大切にする方法は「行動編」「マインド編」「人間関係編」に分けてそれぞれを詳しく解説していきます。さらに「ワガママ」との違いや自分を大事にする気持ちになれる本のご紹介もしますので、チェックしてみてください。

「自分を大事にする」、「自分を大切にする」とはどのような意味なのでしょうか。これの意味は、実はほとんど「他人を大事にする」ことと変わらないものと考えて良いです。

ついつい人は「自分のこと」となると適当に済ませてしまったり、いい加減な扱いをしてしまったりします。そういったことをせずに「自分のことも丁重に扱って大切にする」ことを意味しています。

これから、「自分を大切にする方法」をご紹介しますので、それらを確認することで、自分を大切にするとはどういった意味なのかをより深く理解できるでしょう。

自分を大切にする方法にはどのようなものがあるでしょうか。これは幅広く様々な方法がありますが、さきほどのお伝えしたとおり、「行動」「マインド」「人間関係」に分けて確認していきます。

これらの自分を大切にする方法を見ることで、自分のことを大切にできていなかったことに改めて気づくこともできますから、しっかりと確認してみてください。まずは「行動編」から確認していきましょう。

自分を大切にする方法として、「しっかり睡眠を取る」というものが挙げられます。人は睡眠を取らないと徐々に衰弱していってしまいますが、つい睡眠時間を削って物事にあたってしまいがちです。

もちろん、「寝る間も惜しんで」やるべきタイミングというものもありますが、普段から自分を大切にする気持ちを持って、「睡眠も大切だ」という気持ちも持っていれば、なるべく睡眠時間を削る以外の方法も考えようとするものです。

また、しっかり睡眠を取ることで「健康」になり、「元気」もでますから、結果として仕事や勉強などの生産性も上がり、睡眠を削っていたときよりも良い成果を得られるというのは「よくある話」です。

こちらは「睡眠」以上におざなりになりがちですが、「バランスの取れた食事をする」というのも自分を大切にする上では非常に重要なことです。

「時間がない」とか、「面倒くさい」という理由で、簡単で便利な食事に頼りがちになります。カップラーメンやコンビニ弁当、ファストフードなどが良い例です。

もちろんこれらの食事が「絶対的にNG」ということではないですが、それらばかりに頼っていると「バランスの取れた食事」にはなりませんから、少しずつ健康状態を蝕んでいき、「自分を大切にする」とは程遠いものになります。

自分を大切にする方法として、「自分へのご褒美やプレゼントを買う」という行動も挙げられます。不景気のあおりなどもあり、節約気味な生活になりがちですが、「全て節約」では息がつまります。

また、「贅沢は悪」というような風潮もあり、自分へのご褒美やプレゼントというものも後ろめたいような行為に感じてしまうケースがあります。

ですが、節約ばかりでは息がつまりますし、何より頑張った自分へのご褒美というのは活力になります。「また頑張ろう」という気持ちになることができるので、自分を大切にでき、今後に繋がる「良い投資」とも言えるのです。

自分を大切にする方法として、「やりたいことをやる」という行為も挙げられます。もちろんやりたいことばかりやっていては社会生活が成り立たないこともあり得るので、「バランス」は大切です。

しかしながら、現代ではやりたいことよりも、「やるべきこと」や「やらければいけないこと」ばかりを優先するところがあり、それによって心が削られるケースが多いです。

ストレスばかりをためてしまって、心身ともに不健康になり、結果として「やるべきこと」などもできない状態になってしまうのです。自分を大切にするならば、「やりたいこと」もやりましょう。

自分を大切にする方法として、次は「マインド編」を見ていきましょう。マインドというのは、「心」や「気持ち」、「考え方」などのことを言います。

つまり、自分を大切にする考え方や心、気持ちの持ち方という部分になります。どのような考え方や気持ちが「自分を大切にする」ことになるのでしょうか。確認していきましょう。

自分を大切にするマインドとは、「ありのままの自分を認める」ということが挙げられます。「こんな自分はダメだ」、「自分はダメなやつだ」と思ってしまっている人は少なくありません。

ですが、「自分は自分」なのです。人それぞれ違って当たり前で、そのことをまずは認める気持ちが大切です。自分はこういう人間だ、こういう考え方をしている人だ、ということを認めてあげましょう。

そこから、「ここはこう直したい」とか、「ここはこうするともっと良い！」というように『ポジティブ』な気持ちで変化を求めれば良いのです。

自分を大切にするマインドとは、「感情の起伏を他人のせいにしない」というものが挙げられます。イライラしたり、悲しんだりという感情を人のせいにしてやり過ごさない、ということです。

「上司のせいでイライラする」とか、「友達のせいで悲しい」など本当にそれが理由だとしても、感情の出処は「自分」です。自分が選んだ結果がそのようになっているのです。そして、その感情を人のせいにしているうちは、「解決」しません。

他人を変えるのは自分が変わることよりも10倍も100倍も難しいことです。ですから、嫌な感情が出てしまうのなら、他人が変わることを望むのではなく、自分がどうすべきかを考えることが、結果として自分を大切にすることに繋がるのです。

建設的で前向きな悩みであれば、いくらでも考えて良いのですが、「答えが出ないこと」は考えないようにすることが、自分を大切にすることになります。

「どうしてあの時、あんなことをしてしまったのか…」ということは、ほとんどの場合考えても答えは出ません。「その時はそうしたかったから」という程度の答えが関の山でしょう。

それであれば、「次、同じようにならないためにはどうしたらいいか」ということを考えたほうが建設的ですし、そちらのほうが答えが出ます。自分を追い詰めて悩み続けるだけの「苦悩」はすべきではないのです。

自分を大切にするためのマインドとしては、「自分にとっての優先順位を決める」ということが大切です。何が重要で、何が後回しでも良いのか、ということをしっかりと決めます。

すべてを同時並行で進めてしまうと、身体にも心にも負担が大きすぎるのです。自分にとって大切なことを優先的にやることで、それが「しっかり終えることができた」という安心で心に余裕が生まれます。

それによって、優先順位が低めのものにも余裕を持って全力で取り組むことができますから、身体にも心にも負担が小さくなります。もちろんそれによって自分を大切にすることにも繋がります。

自分を大切にする方法として、行動、マインドと見てきましたが、次は人との関わり…つまり「人間関係」について見ていきましょう。人間関係で自分を大切にするというのはどういったことでしょうか。

人間関係で自分を大切にすることというのは、「居心地が悪いなら勇気を持って離れる」ことが挙げられます。簡単にいえば、「無理に付き合う必要はない」ということです。

楽しくもない、役にも立たない、そんな人間関係に愛想笑いしながら続けていくことは、心の負担が大きすぎます。「仕事だから仕方ない」ということも大いに有り得るでしょうが、そこを「勇気を持って」離れるのです。

たとえ一時的に仕事を失うことになったとしても、その居心地が悪い、窮屈すぎる人間関係を続けるよりは、新しい職場で頑張り直したほうが、良い結果が出る可能性のほうが圧倒的に高いのです。

人間関係で自分を大切にするとは、「周りに合わせすぎるのをやめる」ということも言えます。人間関係を円滑にするためには、周りに合わせることは必要です。

ですが、周りに合わせすぎて「自分を見失う」ところまで行ってしまう人が多いのです。自分というものが出せなくなり、心を病んでしまうことに繋がります。

自分を大切にするには、人間関係において「他人の行為を根に持たないようにする」ということも大切です。何か傷つけられるようなことがあっても、なるべく根に持たないようにするのです。

もちろん傷つけられたら嫌ですし、相手にもそれ相応の不幸が降り掛かってほしいと願う気持ちを持ってしまうのも仕方ないのですが、それをしたところで自分が幸せになれるわけではないのです。

根に持つからこそ、相手に不幸が訪れたら「多少スッキリ」はしますが、自分に起こった不幸が帳消しになるわけでもなく、それなら、自分がより良い方向にいくことに心も身体も使ったほうが自分を大切にすることに繋がります。

自分を大切にするための方法というもの「行動」や「マインド」、「人間関係」で見てきましたが、そもそも「自分を大切にする生き方」というのはどういったものなのでしょうか。

自分を大切にする生き方というのは、「自分の感情を否定しない」というものです。自分が良いと思ったら良いですし、したいと思ったらしたいのです。

さきほど、「根に持たない」ということをお伝えしたので、そことは多少矛盾することもありますが、それは「嫌だ」と思った感情を否定するわけではなく、恨みつらみをいつまでも持ち続けないという意味です。

人はついつい自分のことを雑に扱うところがあるというのはここにも表れていて、「自分との約束は平気で破る」のです。たとえ5分の遅刻でも他人との約束なら「申し訳ない！」と謝りますし、その気持ちも持つでしょう。

なのに、自分との約束はもっと大きいものだとしても簡単に反故にします。それは自分を大切にしているとは言えません。自分とした約束もしっかりと守って大切にしてあげましょう。

自分を大切にするのと「ワガママ」の違いというのは簡単で、「ワガママ」というのは他人にまで迷惑をかけて、他人を巻き込んだ形で自由にすることが「ワガママ」です。

「自分を大切にする」というのは、自分の中で完結するもので、他人にまではその影響は直接的にはほとんど及びません。自分を大切にした「結果として」他人にも間接的に影響が出ることはありますが、そういった違いがあります。

自分を大事にするといっても「簡単にできない」という人は少なくありません。そういった人に役立つ、参考になるものとして、「自分を大事にする気持ちになれる本」をご紹介します。

自分を大事にする気持ちになれる本としては、「人間関係は自分を大事にする。から始めよう」というものがあります。

こちらの本は、高野雅司さんが書いたもので、特に人間関係において「自分を大切にすること」を学べる良い内容となっています。

自分を大事にする気持ちになれる本としては、さきに挙げたものの他にも、「自分を大切にするための小さなノート」という本があります。

この本は、50個のテーマが箇条書き的にまとめられているものになっていて、短くて易しい文章で、「スッと」頭に入ってきやすい理解しやすい良い内容となっています。

自分を大切にすることで他人からも大切にしてもらえます。これは「確実」なことです。周りの環境を見渡してみれば確実だということが分かるでしょう。

『物』にたとえると、みんなから大切にされている「壺」があったら、その壺は他のみんなからも大切に扱われるでしょう。でも、みんなが床を転がして遊んでいたり、落書きをしてしまっている壺は大事に扱われません。

これは『人』も同じで、いじられキャラはみんなからいじられるし、リーダー格の人は一目置かれた扱いをされます。つまり、自分で自分を大事にしなければ、「この人は大事にしなくていい人」という判断を他人もしてしまうということなのです。

ここまでお伝えしてきた内容をしっかり確認していれば、「自分を大切にすること」がどれほど人生にとって重要なことかは察しがつくことでしょう。

自分自身をないがしろにすることで得られるものはありません。そのことをしっかりと理解して幸せな人生を送るために「自分を大切にする」ということを改めて考え直してください。

自分1人のときでも、他人との関わり合いの中でも、自分を大切にすること、自分を大事にすることは自分にとっても他人にとっても大事なことなのです。