尻に敷かれるの意味とは？尻に敷かれる男性の特徴や魅力

尻に敷かれる男性のほうが結婚に向いているということが、しばしば言われることがありますが、これはどのような意味なのでしょうか。

まず、そもそもの「尻に敷かれる」の意味とは？という部分を確認してその意味を理解していきましょう。また、「尻に敷かれる男性の特徴」として、性格や行動の特徴もご紹介します。

その男性の特徴からも「なぜ尻に敷かれる男性のほうが結婚に向いているのか」という部分が見えてきますので、チェックしてみてください。

そももそ「尻に敷かれる」の意味とはどのようなものでしょうか。これは、「夫が妻の言いなりになること」や、「妻に主導権があり、夫がそれに従っている」ような状態を言います。

「尻に敷かれる」なので、「敷かれる側」の夫の立場からの言葉ですが、「尻に敷く」と言えば、「妻が夫を従わせる」というような意味になります。

多くの場合、「結婚している夫婦間」で妻の立場が上だったり、主導権を握っている状態を言いますが、「カップル」の間で女性のほうが強い場合も「彼氏が尻に敷かれる」という言い方をしたりもします。

「尻に敷かれているなぁ」と男性が思うのはどのような瞬間にあるのでしょうか。「あの人は奥さんの尻に敷かれている」と他人から言われるのではなく、尻に敷かれている「自覚」がある場合のケースです。

結婚した夫婦と言えども「他人」ですから意見が割れることはありますし、長年連れ添うことになるので、その機会は多くなるのは必然とも言えます。

そういった場合に、「夫が妻の意見に折れている」ということが多くなっている場合に、「尻に敷かれている」と男性は自覚するというケースがあります。

たとえば簡単なもので、「夕飯をどこに食べに行くか」とか、「テレビを何を見るか」などでも、夫が自分の意見を引っ込めて妻の希望に従うようなことが多い、というよりも「ほぼ妻の意見」という形になると「尻に敷かれる男性」ということになります。

尻に敷かれる男性がそれを自覚するタイミングとは、「休みの予定をすべて女性が決めているとき」というものがあります。

「次の休みは○○に行くから」というように、男性側の予定などを確認することなく、「予定が決定したことを伝えるだけ」という形になっていて、それを男性側も「わかった」と当たり前のように返事をするだけという形になっていたりします。

このときに、「尻に敷かれているなぁ」と実感します。嫌な気持ちになっているケースもありますが、ほとんどの場合、尻に敷かれる男性はそれほど嫌な気持ちにならず、それはそれで「楽」と考えているケースが多いのも特徴です。

結婚前は当たり前のように自分のお金は自分で管理するものですが、結婚後は妻が管理していて、自分のお金は「小遣い制」などになり、「財布を握られた」ときに尻に敷かれる男性だと実感します。

なにか小遣いを超えるような買い物をしたいと考えたときに、「妻にお願いする」形になるので、そのような行動を自分が取っているときも、尻に敷かれる男性だと思う瞬間です。

そして多くの尻に敷かれる男性は「小遣いが少ない」とか「もっと欲しい」ということが不満なだけで、自分のお金が自由にならないことはそれほど不満を感じていないケースが多いのも特徴と言えるでしょう。

尻に敷かれる男性の特徴とはどのようなものがあるでしょうか。どのような特徴を持っている男性が「尻に敷かれる男性になりやすいか」ということも言えるものになります。

多くの「尻に敷かれる男性」とは、優しく「いい人」なのが特徴となっています。優しさがあまり感じられないような人や、とても「いい人とは言えない」ような人が尻に敷かれる男性になるケースはあまりありません。

「いい人」ゆえに女性のワガママとも言える意見にも従いますし、優しいからこそ、そういった振る舞いが続いても怒ることなく、笑顔で対応することができるのです。

もちろん女性側の「度」がすぎれば怒ることや従わないこともありますが、基本的には「優しい」ので「いいよ」と言って、女性の意見を尊重してくれるような「いい人」なのが特徴です。

尻に敷かれる男性の特徴tとは、「優柔不断な性格」なのも特徴として見られます。つまり、さきに挙げた「優しさ」というのは「良いように言った」場合で、優柔不断で自分で決められないから女性に従っているとも言えるのです。

多少強引でもワガママでも、どんどん意見を言って「勝手に」決めてくれるような女性のほうが、優柔不断な男性自身にとっては「楽」だという本音もあります。

つまり、度が過ぎて「横暴」というところまで行かなければ、尻に敷かれるくらいのほうが自分にとっても都合が良いというケースも少なくないというのが尻に敷かれる男性の特徴でもあります。

尻に敷かれる男性の特徴とは、「争いごとを好まない性格」というものも挙げられます。たとえば意見が割れたときに、自分の意見を通そうとすればそこに「争い」が生まれます。

女性が引かないのであれば、男性が引かないと争いになるのです。そして、そんな争いごとを好まない性格をしているので、争いごとになるくらいなら「自分が折れる」ほうが良いと考えるのが特徴です。

「そんなことで喧嘩するくらいなら折れる」と考える男性だからこそ、「結婚生活が上手くいく」というのも納得できる部分になるでしょう。

尻に敷かれる男性の特徴とは、「尻に敷かれるくらいが落ち着く」というものも挙げられます。これはさきに挙げている特徴などから見られるもので、それらを総合して「落ち着く」と考えるのが良いでしょう。

「優柔不断な性格」なので、自分で決めるのはエネルギーを使いますし、争いごとをするくらいなら自分が折れたほうが心が休まります。

このようなことがあるので、無駄に女性と争うよりも、尻に敷かれている状態のほうが女性も変に怒らないですし、日々の結婚生活が過ごしやすいと考えているのが特徴です。

尻に敷かれる男性の特徴として、「性格」の部分を確認しましたが、次は「行動」を見ていきましょう。尻に敷かれる男性というのはどのような行動をしていることが多いのでしょうか。

尻に敷かれる男性の行動の特徴としては、「よく荷物持ちをしている」というものが挙げられます。買い物などにいってたくさんの荷物を抱えている男性がまさに「尻に敷かれる男性」です。

テレビドラマや映画、アニメや漫画などでもこのような描写は頻繁に見られますが、自分の用もないのに女性の買い物に付き合って、荷物を持つためだけに一緒にいるというような男性です。

尻に敷かれる男性の特徴的な行動としては、「頼まれごとの買い物をよくしている」というものがあります。簡単に表現するといわゆる「パシリ」というものです。

「○○買ってきて」ということを電話やLINEなどで頼まれたり、直接頼まれたりして「分かった」と買ってくるというものです。もちろん、「帰りがけに」ということで「ついで」のケースもありますが、「わざわざ出かけて」買ってくるケースもあります。

妻が忙しいタイミングで、たまたま必要なものがあった場合には何の問題もないのですが、妻が家でテレビを見ているだけ、などのタイミングでも「パシリ」にされるケースもあるのが尻に敷かれる男性です。

尻に敷かれる男性の特徴的な行動としては、「よく謝っている」というものが挙げられます。何かにつけて「男性が折れる」ので、そのときに付け加える言葉が「ごめん」なので、謝っている行動が多くなるのです。

「喧嘩両成敗」という言葉がありますが、尻に敷かれる男性と尻に敷く女性の喧嘩では、両成敗ということはほとんどなく、『男性が折れて謝る』形での決着になるので、「謝る」という行動が必然的に増えます。

これも見方によっては、「自分が折れて謝ってあげる男性」なので、こういった面でも結婚生活が円滑になる特徴といえるでしょう。

これは特に結婚生活や女性、妻への行動という意味ではなく、とにかく「人に合わせた行動をしている」ような人が、尻に敷かれる男性に多いということになります。

実際に今現在尻に敷かれている状態ではなくとも、「人に合わせた行動ばかりをしている」ような男性というのは、結婚して妻ができれば、その妻の尻に敷かれること可能性が高いということが言えます。

「人に合わせて」、「自分では決めず」、「嫌な顔もしない」という性格・行動はまさに「尻に敷かれる男性」そのものなので、尻に敷かれる可能性は高いでしょう。

尻に敷かれる男性に対する女性の本音はどのようなものになっているでしょうか。実際に自分が尻に敷いている立場ではなくとも、そのような男性を見たとき、周辺にいるときの「本音」の部分です。

尻に敷かれる男性に対する女性の本音としては、「言いなりで意見を言えない男性に見える」というものがあります。これは「尻に敷いている男性」の行動や性格をそのまま表しているので、「見える」というよりは、それが「事実」です。

ただ、この女性の本音の場合、「妻に対して」というだけではなく、たとえば仕事でも友達の間でもとにかく自分の意見を言わない、言えないような頼りない男性に見えるという意味も含まれています。

尻に敷かれる男性に対する女性の本音としては、「決断力がなく優柔不断な男性に見える」というものも挙げられます。こちらについてもさきほどの「意見が言えない」と同じで、尻に敷かれる男性そのままのものとなります。

そして、これも同じく、「妻といるときだけではなく」どのような場面においても優柔不断を発揮して、決めるべき時も決められず、決断力のなさで頼りなく見えるという意味も含まれているものとなります。

尻に敷かれる男性に対する女性の本音には、「彼氏は嫌だけど旦那にするにはいい」というものもあります。これは、さきに挙げたように「頼りない」部分が結婚には良いということを表しています。

つまり、妻に従って言いなりで意見を言えない夫が欲しい、とか、優柔不断なくらいのほうが妻に決定権があるから良い、とか、そういった意味になります。

頼りない彼氏は嫌だけど、頼りない旦那なら良いというのも「一生を伴にする」ことを考えると不思議な部分ではありますが、「いざという時」だけはしっかりしてくれれば、普段は言いなりでいてほしい、という女性のわがままが見える部分でもあります。

尻に敷いている男性の魅力とはどのようなものでしょうか。尻に敷かれる男性の特徴にも挙げているので、ある程度の魅力は見えていますが、再度確認の意味も込めてチェックしてみてください。

基本的に優しくいい人ですし、自分で決めるよりも相手に決めてもらったほうが「楽」と考えているところがあるので、女性のわがままもそれほど抵抗なく聞いてくれるという魅力が、尻に敷かれる男性には挙げられます。

尻に敷かれる男性の特徴でも挙げましたが、「優しい性格」というのは何にしても魅力的なもので、さらに和やかな性格もしていて、「一緒にいて癒やされる」という要素があるのも、尻に敷かれる男性の魅力です。

これは多くの女性が認めるところですが、尻に敷かれる男性というのは「家庭が上手くいきそう」とか「結婚向き」と考えられているので、その点は大きな魅力と言えるでしょう。

「恋愛」の行き着く先が「結婚」ですし、「結婚」したあとの人生のほうが「結婚前よりも長い」ことのほうが多いので、その「結婚生活」が上手くいくというのは大きな魅力となります。

女性からの意見としても多いのが、「わざと尻に敷かれる」という状態を演じている男性もいて、そういう男性は器が大きくて素敵だという意見があります。

尻に敷いていると思っている女性自身は気づいていないけれど、周りの女性から見ると「あえて主導権を握らせてあげているんだな」というのが分かるというものです。

そういう男性は他の女性から見ても魅力的に見えますし、器の大きさが分かって「円満の秘訣は旦那さんの器の大きさ」ということが分かるので、尻に敷かれる男性でもそのようなパターンもあります。

尻に敷かれるとは？という意味の部分や、尻に敷かれる男性の特徴などを見てきましたが、「女性が強い」立場になっていて、主導権を握っている状態が「尻に敷かれる」というものだと言えます。

ですが、いざという時には「頼りになる男性」であることと、尻に敷いている女性も度が過ぎないように、立てるところは立てるということを『お互いが』守っていれば、『円満』の秘訣とも言えるのが尻に敷かれている状態です。

女性の度が過ぎていたら、いざという時も「君が主導権を持っているんだから自分でやりなよ」という気持ちに男性もなってしまうので、尻に敷いているのであれば、その「男としての威厳」は失わせないように、適度に威厳を保つようにしましょう。