裏表のある人の性格や特徴！裏表がある人って？

いい人である「表の顔」と、そうでない「裏の顔」を使い分ける、裏表の激しい人は、あなたの周りにもいませんか？例えば、上司に対してはいつもニコニコして低姿勢なのに、部下に対しては激しく怒鳴ったりするような人です。

「良い人」だと思っている人も、実は裏の顔を持っているなんてことも、あるかもしれません。今回は、裏表のある人について、その特徴や心理、対処法などをご紹介します。

そもそも、裏表のある人とは、どのような人のことをいうのでしょうか？

裏表のある人は、「優しい」「いつもにこにこしている」「親切」など良い人である「表の顔」と、「すぐに怒る」「態度が悪い」「怖い」などの「裏の顔」を相手によって使い分けている人のことです。

表の顔しか見せていない人には「良い人」という評価を得ますが、そうでない人からは「性格が悪い」と捉えられてしまいます。

では、なぜそんな「相手によって態度を変える」ような性格になってしまうのでしょうか？裏表のある人の心理的特徴を調べて、3つ挙げてみました。

裏表のある人は、利己的な性格といえるでしょう。周りの人間とどう付き合うかを、損得勘定で考えているのです。

なので「この人と仲良くしていれば自分にメリットがある」と感じると、気に入られようと表の顔を見せ、そうでないと判断すると平気で裏の顔を見せます。

表の顔を見せているからと言って、その相手を好きなわけではなく、あくまで自分のメリット・デメリットで考えています。そのため、メリットがないと感じると簡単に離れていきます。ある意味、周りを信用していないともいえるでしょう。

裏表のある人は、人間関係にランクを付けて考えています。そのため、自分がそのランクの上位になりたいと考え、表の顔と裏の顔を使い分けて、のし上がっていこうと考えています。

そのため、その人の中で上位ランクの人に「表の顔」を見せて、自分より下位ランクの人はどうでもいい存在であるので「裏の顔」を見せます。

また、ランクが変われば、それまで「裏の顔」を見せていた相手にも、急に態度を変えることに抵抗がありません。

少し意外かもしれませんが、裏表の激しい人は、実は自分に自信がありません。本当に自信がある人は、相手によって態度を変えるようなことはしません。

素の自分を受け入れてもらえる自信がないから、表でいい人を演じて、その反動でどうでもいい人に対して「素」である裏の顔を見せるのです。

そのままの自分では相手に受け入れてもらえないと思っているため、嘘の自分を作るのです。しかし、嘘の自分を受け入れられても、心から喜ぶことは出来ません。そのため、裏でひどい態度を出す事でストレスを解消しているとも考えられます。

では、裏表のある人はどんな特徴があるのでしょうか？まずは、性格の特徴を見ていきましょう。

裏表のある人は、他人からどう思われているかを、激しく気にしています。自分に自信がないので、他人の評価がなにより大事で、心の支えなのです。

特に、自分に対して反感を持っている人に、敏感に反応します。そういう相手をすぐに見つけることができ、攻撃してきたり、逆に仲間に入れようとしてくることもあります。

裏表のある人は、あらゆることを損得勘定で考えています。自分にとってメリットになることしか、やりたくないのです。何に対しても見返りを求めている、とも言い換えることができるでしょう。

メリットのないことならやらない、頑張らない、という姿勢ですが、自分が取り入っている「表の顔」を見せている相手に対しては、イエスマンであることが多いので、その人に促されるとなんでもやるでしょう。その人に好かれることが、メリットになるからです。

裏表のある人は、本音を明かさないことが多いです。これは「裏の顔」を見せることとはまた別問題で、信頼できる相手がいないので、自分の心の内を明かすことができないのです。

裏表のある人は、その態度で「この人は裏表が激しい人だな」とバレてしまうことがあります。では、裏表のある人の態度の特徴とは、どんなものなのでしょうか？3つ挙げてみました。

この特徴が、裏表のある人の最も特徴的な部分と言えるでしょう。上司や目上の人、かっこいい男性や、綺麗で可愛い女性など、自分より上だと思っている人や、仲良くすることで自分にとってメリットのある人に対しては、良い人を演じます。

一方で、部下や地味な同僚など、仲良くしても自分にメリットがないと思っている相手に対しては、すぐに怒鳴ったり、態度が悪い「裏の顔」を見せます。

相手によってコロコロ態度を変えるのが、裏表のある人です。同じことを頼んでも、女性から言われたら断ったのに、イケメンの男性から言われたら喜んで引き受けるような態度が見られるでしょう。

裏表のある人は、悪口を平気で言うイメージがあるでしょう。自分よりランクが下だと思っている人のことを「○○さんて本当に仕事ができないよね～」と陥れるような悪口だったり、「○○さんにこんなひどいことをされた！」という嘘や被害妄想も言います。

また、いつも表の顔を見せている相手のことでも、別の人に取り入るときに「○○さんてああ見えて性格悪いんですよ」などと平気で裏切るようなことを言うこともあります。

相手が好きだから「表の顔」を見せているわけではなく、あくまで自分のメリットのために動いているからです。

裏表のある人は、自分が頑張っているアピールをすることが多いです。例えば仕事で自分がミスをしても「私は頑張ったのに○○さんのせいで失敗した」などと、責任を他人に押し付けて、自分は頑張ったのにとアピールしたりします。

「私は努力している」や「いつも頑張っていて疲れちゃう」のような、自分は頑張っているアピールの多い人は、もしかしたら、裏表の激しい人かもしれません。

ここまで、裏表のある人の特徴をみてきましたが、逆に裏表のない人には、どんな特徴があるのでしょうか？人間関係を築くなら、裏表のない人の方が良いでしょう。裏表のある人と、裏表のない人を、しっかり見極められるようになりましょう。

裏表のない人は、嘘をつかない正直者であることが特徴です。隠し事や不正など、曲がったことが嫌いという人には、裏表のない人が多いでしょう。裏表のない人は、メリットがあれば嘘や不正も平気だからです。

そういう嘘や不正が許せない、という正直な人は、メリット・デメリットで動かない、裏表のない人なのです。嘘や隠し事が苦手な人は、不器用な印象もありますし、時には頼りなさを感じる場面もあるかもしれません。

しかし、そういう人こそ、信用に足る人物なのです。ときにはその正義感のせいで、上の人間とぶつかることもあるでしょうが、それも裏表のない人である証拠です。例え上司が相手でも、間違っていることは間違っていると言える人物でしょう。

相手が人気者であってもそうでなくても、分け隔てなく同じ態度で接している人は、裏表のない人でしょう。周りをランク付けしたりせず、平等だと考えて人と接しているからです。

偏見を持たず、周囲からの評判が悪い人に対しても、態度を変えることなく行動できる人は、裏表のない人です。そういう人は、周りにも慕われるでしょう。

裏表のある人は、世渡りが上手なので周りに人が集まっているでしょうが、本当の意味で人間関係に恵まれるのは、裏表のない人の方なのです。

裏表のない人は、主張に筋が通っています。逆に裏表のある人は、態度と同じく意見もコロコロ変わります。

裏表のない人は、しっかりと自分の意見を持っておることが多いでしょう。また、嘘や不正も嫌いなので、周りに流されることもありません。

意見を聞かれたときに、他の人に合わせようとしたり、なんとなくはぐらかしてこちらの意見を伺おうとしたりせず、しっかりと自分の意見を述べる人は、裏表のない人と考えて良いでしょう。

相手によってコロコロ態度を変える、「裏表のある人」には、どのように対処したらいいのでしょうか？深くかかわると、厄介な「裏表のある人」ですが、職場などどうしても裏表のある人とも人付き合いしなければいけない場面もあります。

そんなときに役立つのが、裏表のある人への対処法です。自分の周りに「裏表のある人」がいるという人は、是非今から紹介する対処法を、実践してみて下さい。

裏表の激しい人と親密になってしまうと、トラブルを招きかねません。表の顔を見せている間は、一見いい関係が築けているようにも思えますが、いつか切り捨てられる可能性もありますし、実は裏で沢山悪口を言われていた、なんてこともあり得ます。

そんな裏表のある人とは、なるべく距離を置くのが良いでしょう。わざわざ拒否するような態度を取ることはありませんが、親密になることは避けた方が無難といえるでしょう。

また、他の人には「表の顔」なのに自分には「裏の顔」を見せて嫌な事をしてくる場合にも、真っ向から戦おうとはせず、距離を取るような対処が良いでしょう。真っ向から反発すると、上手く手を回されて、こちらが悪者にされかねないからです。

裏表のある人には、プライベートな話をしないことが、対処法として挙げられます。裏表のある人は、噂好きな人も多いです。プライベートな話を裏表のある人にしてしまうと、知らないうちにあること無い事、周りに広められる可能性もあるのです。

そうなってしまうと、それをネタに悪口を言われることもあるでしょうし、他のトラブルに巻き込まれてしまうこともあり得ます。そういうトラブルを避けるためにも、裏表のある人にプライベートな話はしないほうが良いでしょう。

裏表のある人は、陰口を言うことが多いでしょう。しかし、その陰口に一緒になって悪口を言ってはいけません。

一緒になって意見を合わせてしまうと、別の場所で「○○さんが悪口言ってたよ、私はそういうの良くないって止めたんだけど…」などと、あなただけを悪者にされかねないからです。

裏表のある人が悪口を言っている場面では、同意も反論もせず、さらっと流してしまうのが良いでしょう。反論すれば、「こいつは自分に敵対するやつだ」と裏表のある人に思われてしまい、新たなトラブルを招きかねないからです。

裏表が激しい人は、自分より下だと感じた人には、態度が悪いです。そんな人に目を付けられてしまうと、面倒事を押し付けられたり、ありもしないことで悪口を言われたりしかねません。そうなったら、どうすればいいのでしょうか？

まずは、信頼できる人にそのことを話してみましょう。あなたが普段からきちんとした態度でいれば、きっとどちらが悪いか分かってくれる人もいるでしょう。誰か一人でも、本当の事を分かってくれる人がいれば心強いものです。

また、真っ向から反発してしまうと、逆効果になることも多いです。裏表が激しい人は、表の顔を見せている人には「いい人」と見えているので、逆にあなたが悪者扱いされてしまいかねません。一人で戦わず、よき理解者を味方につけるのがいいでしょう。

「裏表」と「表裏」という言葉があります。その違いはなんなのでしょうか？厳密に言うと、意味に違いはありません。どちらも、「表と裏」のことです。

ただ、ニュアンスとして、先にある言葉に重きが置かれていると考えることはできます。たとえば、「裏表のある人」であれば、「裏の顔があるんだ」という「裏」の部分が強調されます。「表裏」というと「表」の方に重心が置かれます。

では、あなたは裏表のある人なのでしょうか？それとも裏表のない人なのでしょうか？裏表度診断チェックをしてみましょう。

□間違い電話がかかってきたら、何も返事を返さず即電話を切る。
□友達が50人以上いる。
□ファッション誌を月に２冊以上はチェックしている。
□好きな有名人や芸能人がすぐ変わる。
□ゴシップや噂話が好き。
□話題になっているお店には絶対に行く。
□会社のためなら多少の不正はしょうがない。
□勝つためならどんな手を使っても構わない。
□他人は最後には裏切ると思う。
□彼氏・彼女のいない人はかわいそうだ。
 

【当てはまった数が０～２個のあなた】
チェックが2個までのあなたは、正直な「裏表のない人」でしょう。
【当てはまった数が３～４個のあなた】
チェックが4個までのあなたは、一般的な性格です。「裏表」はない方でしょう。
【当てはまった数が５～７個のあなた】
チェックが7個までの「裏表がある人」でしょう。
【当てはまった数が８～10個のあなた】
チェックが10個までの人は、「裏表が激しい人」でしょう。

裏表がある人の特徴の記事は、いかがでしたでしょうか？一見、いい人に見えても実は裏表があった、なんてことを経験する人もいるでしょう。しかし中には、自信の無さから、そういった性格になってしまった人もいるようです。

もし、周りに裏表が激しい人がいたら、あまり親密にはならず、上手く流しているくらいがちょうどいいでしょう。真っ向からぶつかると、かえってトラブルを招きかねません。