進学校からおちこぼれた高校生の大学や進路とは?

進学校に通っている高校生は落ちこぼれてしまうとどうなるのでしょうか。大学は?進路は?様々な不安が頭によぎり、毎日生きた心地がしません。では、進学校で落ちこぼれた高校生の大学受験や進路、挽回の勉強方法についてご紹介していきます。

進学校からおちこぼれた高校生の大学や進路とは?のイメージ

目次

  1. 1勉強しないで落ちこぼれた人の進路はどうなる?
  2. 2進学校で落ちこぼれとなる高校生の特徴
  3. 3進学校で落ちこぼれとなる原因
  4. 4進学校で落ちこぼれとなった人のその後の末路
  5. 5進学校で落ちこぼれたら逆転は無理?落ちこぼれ脱出方法
  6. 6進学校で落ちこぼれた人におすすめの勉強法
  7. 7大学受験に失敗した場合の浪人生活の過ごし方
  8. 8落ちこぼれても気持ちの切り替えが大事

勉強しないで落ちこぼれた人の進路はどうなる?

勉強で落ちこぼれると取り戻すのは容易ではありません。特に進学校はレベルが高く、落ちこぼれが生まれやすい環境です。勉強が出来るから進学校に入ったのに、落ちこぼれてしまったら、その先の進路はどうなるのでしょうか。

進学校で落ちこぼれとなる高校生の特徴

進学校は普通校よりも勉強のレベルが高く、スピードが早いため一度遅れると取り戻すのが大変です。マラソンもレベルの高いランナーばかりいると、少し遅れただけでグングン離されます。

周囲のレベルが高いため、一度離されてしまうと取り返しがつかないでしょう。しかし、高校生のうちは、その大事なことに気が付いていない人も多く、進路の選択のタイミングなどで、気づき始めていくのです。

では、進学校で落ちこぼれとなる高校生の特徴をご紹介していきます。

遊びに興味が芽生える

進学校で落ちこぼれとなる高校生の特徴として、遊びに興味が芽生えることが挙げられます。高校生は様々なことに興味が湧いてくる時期で、同時に数多くの誘惑が訪れる時期でもあります。中学で出来なかったことや、したいと思っていたことが出来るため、遊びの誘惑に負けてしまう高校生も多いです。

通常の高校生ならば不思議ではありません。しかし、進学校となると話は別です。良い大学に行くために用意された環境で、他のことに道がそれると取り戻すのは難しいです。その為、遊びに興味が芽生えると進学校で落ちこぼれになりやすいと言えるでしょう。

急に悟ってしまう

高校生は子供と大人の考えを両方を持つ時期です。わがままを言いたいときもあり、変に格好をつけたくもなります。「なんで勉強なんかするんだろう」「勉強って将来、何の役に立つの?」と悟ってしまうと、勉強の手が止まりやすくなります。

今までは無心に頑張っていた勉強も、一度悟りを開いてしまうと無意味なものに感じられ、馬鹿馬鹿しくなる高校生もいるでしょう。そうなると勉強よりも、将来に必要なことを自分で勝手に考えて行動します。その行動が正しくても間違っていても結果勉強をしなくなり、落ちこぼれになります。

部活が一番になってしまう

進学校で落ちこぼれとなる高校生の特徴には、部活が一番になってしまうことが挙げられます。文武両道のように、適度に部活を頑張ることは勉強への良い刺激にもなります。しかし、部活の優先順位が上になると当たり前に勉強が疎かになります。

進学校は一度勉強の遅れを作ると取り戻すのが大変です。原因が何であれ遅れてしまうと「もう授業分からないから部活に打ち込もう」と考えやすくなります。そして、気付いたころには落ちこぼれになっているでしょう。

進学校で落ちこぼれとなる原因

進学校は通常の高校とは様々な違いがあります。レベルの高い環境が整っている利点もありますが、それ相応のリスクもあるでしょう。進学校は一度レールから外れてしまうと、簡単には軌道修正できません。では、進学校で落ちこぼれになる原因をご紹介していきます。

そもそも偏差値ギリギリで入った

受験に際に嫌というほど聞かされる偏差値。中学時代に自分の学力を正確に知り、入る高校を測るものさしのようなものです。偏差値がギリギリの高校に入学すると、その後苦しみやすくなります。

特に進学校であれば授業が進むスピードは速いため、学力がギリギリだと落ちこぼれになりやすいです。結果、授業についていけなくなり転校を薦められる可能性が高くなるでしょう。

たった一回の授業を理解せずそのままにする

進学校ではたった一度の授業を聞き逃し、理解もせずうやむやにしていると大変なことになります。暗記系の科目は後で取り返せますが、数学や英語などは前回の授業の続きになるケースが多いからです。

数学の公式や、英語の文法は理解しないと次の授業では言っていることがチンプンカンプンになります。その繰り返しが積み重なり、一か月も立てば進学校では落ちこぼれ扱いになってしまうでしょう。

勉強をしなくなる

当たり前の原因ですが、勉強をしなくなる人は落ちこぼれになります。特に進学校は授業の進むスピードが速いので予習復習が大事です。常に授業よりも先を勉強していないと、貯金がないのと一緒ですから、いざという時に対応できなくなります。

予習復習はしなくても分からないことをそのままにしておかなければ、ギリギリ付いていけるでしょう。しかし、根本的に勉強しなくなると授業は理解できず、分からないからやらない。そして、また分からない、と負の連鎖が起こります。

進学校で落ちこぼれとなった人のその後の末路

進学校で落ちこぼれると、今までに味わったことのない状況。つまり挫折を味わいます。長い目で見ると挫折は大切なことですが、当の本人には最悪の状況です。では、進学校で落ちこぼれとなった人のその後の末路について、体験談という形でご紹介していきます。

体験談①スタートから出遅れている人

ボクは入学した進学校のレベルがあまりにも高すぎて落ちこぼれになりました。高校受験の時に担任の先生から「〇〇ならもう少しレベルの高い高校もいけるぞ。進路を変えたらどうだ?」と言われ、言われるがままに進路を変えることにしたんです。

最初は不安がありましたが、「入学してから人より勉強をすれば大丈夫」と思い、無事合格はしました。入学当初は一生懸命授業についていこうと思いましたが、次第にそのレベルの高さについていけなくなり、定期テストの順位も最下位から数えた方が早い位置になりました。

そして、何度か先生と面談した結果、学力を下げた高校への転入を決めました。当時、高校受験前に自分の偏差値よりも少し低いところを受験した方が良いというアドバイスを受けた覚えもあります。そのアドバイスをしっかりと聞いておけばよかったと後悔しました。

体験談②一度の気の緩みで落ちこぼれてしまった人

世間で言われている進学校に入学し、クラスでも上位に入るほどの学力がありました。その時は不安や不満はなく、毎日の授業や勉強が充実していたのを覚えています。勉強に面倒くさいと思う気持ちもなく、どちらかと言えば新しい知識を入れることに快感を得ていました。

ある日、前の晩のゲームがやり過ぎで、寝不足状態で授業を受ける日がありました。その時にうっかり居眠りをしてしまい、授業を聞き逃してしまったんです。「まぁ次の授業までに理解しておけば問題ないだろう」と軽い気持ちで考えていました。しかし、他の勉強に追われ、居眠りした授業の件を忘れていました。

そして徐々にその科目が分からなくなりました。完璧主義者の私は、一つのことがダメになったことで軽い自暴自棄になりました。次第に他の科目も手をつけなくなり授業についていけなくなりました。

たった一度気を緩めただけで、クラスの上位にいた私が落ちこぼれになりました。そこからは学校に行かなくなり、転入もせず自主退学しました。

体験談③大学受験前に落ちこぼれてしまった人

高校3年までの勉強はスムーズに進み、特にこれといった挫折もなく過ごしてきました。1、2年の時には、勉強だけに打ち込んできたので、それなりの自信はあったと思います。ですが、大学受験を控え、どうしても精神的な不安が取り除けませんでした。

「大学受験に失敗したらどうしよう」と何度も考えるようになり、それが勉強へと影響していきました。その結果、学力はどんどん下がっていき、志望大学の偏差値には遠く及ばなくなり、落ちこぼれとなりました。一生懸命勉強していても、知識だけではなく、気持ちや考え方も大切だなと改めさせられました。

進学校で落ちこぼれたら逆転は無理?落ちこぼれ脱出方法

進学校で落ちこぼれてても逆転が無理とは言い切れません。スポーツとは違い、勉強は個人の努力で這い上がれるからです。落ちこぼれになっても這い上がる方法を知っていれば、いざという時に役立つでしょう。では、進学校で落ちこぼれた時の脱出方法をご紹介していきます。

レベルの高い塾に通う

進学校に行く傍ら、塾に通うことで落ちこぼれを脱出できる兆しが見えてきます。塾に通わずにここまで来た人ほど効果は得られやすいでしょう。学校は複数人に対して勉強を教えているため、遅れた子に授業の基準は合わせません。一度遅れると放って置かれます。

しかし、塾ならば自分の学力に合わせた勉強法を行えます。分からないこともすぐ返答をくれるプロフェッショナルが目の前にいますので、効果も出やすいです。

また、現在塾に通っているのに落ちこぼれてしまった人でも、塾を変えれば挽回のチャンスはあります。具体的には個別授業の塾がおすすめです。分かる分からないを明確にし、勉強を進めれるため、落ちこぼれから脱出する最短の方法と言えるでしょう。

夢や目標を見つめ直す

落ちこぼれ脱出方法として、夢や目標を見つめ直しましょう。夢や目標を一度見つめなおすことで、爆発的に勉強のやる気が出る人もいます。落ちこぼれてしまった理由が、「なんとなく勉強をしたくなくなったから」という人には最適の方法です。

中学時代に進路を決める際、将来どんな職業につきたいのかを決めてから受験はしません。恐らくその時の学力で漠然と進路を決めていたはずです。

しかし、そのまま高校生になれば気持ちが中だるみして、落ちこぼれになりやすいです。そこで、自分の夢や目標を見つめ直しましょう。抽象的でもやりたい職業や、入りたい会社をいくつか並べて、それをモチベーションに変えることが必要です。そうすることで、落ちこぼれから脱出することもあります。

進学校で落ちこぼれた人におすすめの勉強法

進学校で落ちこぼれてしまった人の中でも、どの科目が遅れてしまったのかで勉強方法が変わります。社会や理科、古典などは高校3年生から勉強しても間に合います。しかし、英語と数学が遅れてしまっている人は要注意です。では、進学校で落ちこぼれた人におすすめの勉強法をご紹介していきます。

1.英語と数学を徹底的に勉強

進学校で落ちこぼれてしまった人は、英語と数学徹底的に勉強しましょう。英語と数学は公式や文法の積み重ねで成り立っています。小学生にやる足し算や引き算が出来ない人が、高校の数学が分かるはずがありません。

常に応用で進んでいく英語と数学は、一度遅れると取り戻すのに時間がかかります。そのため、進学校で落ちこぼれてしまった人は、英語と数学を徹底的に勉強しましょう。

2.英語の勉強の仕方

英語の勉強方法として、基本の文法と単語を徹底的にやりましょう。単語は英語の基本なので分からないと英作文もさっぱりです。単語の勉強方法としては地道に暗記しかありません。語呂合わせで覚えるのもいいですが、それでは語呂を作る時間がかかり過ぎてしまいます。

一番の暗記方法として声に出して動きながら単語を覚えましょう。身体を動かしながら暗記すると記憶に定着しやすいとされています。英単語はこれで乗り切りましょう。

次に文法の勉強方法として、「英文法ベスト400」という問題集がおすすめです。センター試験レベルの文法をカバーしたいならば、この問題集を使えばまず大丈夫でしょう。後はいかに効率良くこなせるがが重要になります。

3.数学の勉強の仕方

数学は分からなくなった箇所からすぐに取り組みましょう。問題文に答えがない数学は公式を覚えていないと絶対に答えられない科目になります。そのため、分からなくなった箇所からやり直すことが一番の近道です。

また、公式を覚える際に目で暗記するだけはやめましょう。公式を見たら必ず5問以上は解き、記憶に定着させることが大切です。問題文と答えの理論が分かっていないと、本番では役に立ちません。そのため、数学は分からなくなった箇所から取り組み、記憶に定着させるように心がけましょう。

大学受験に失敗した場合の浪人生活の過ごし方

進学校に通っていても大学受験に失敗することはあります。どれだけ努力しても1点でも及ばなければ不合格になるのが受験です。ですが、落ち込んでいても何も始まらないので、1年後の進路のために、すぐに行動に移しましょう。では、大学受験に失敗した場合の浪人生活の過ごし方についてご紹介していきます。

浪人しているのは自分だけではない

大学受験に失敗しても落ち込んでいる暇はありません。次の受験まで1年を切っているため、すぐに気持ちの切り替えが必要です。簡単に切り替えは出来なくても、「浪人しているのは自分だけではない」と言い聞かせましょう。

つまり、ポジティブ思考に持っていくことで自然とやる気が起こります。勉強ではこの気持ちが非常に大事になりますので、大学受験に失敗したらまず、気持ちの切り替えをスムーズに行いましょう。

向上心が高い学友を作る

大学受験失敗後、浪人生になればおのずと予備校に通うことになります。その際に向上心の高い学友を作れるかで、1年後の受験結果は大きく変わります。時には進路のビジョンについて話し合いモチベーションをあげて、時にはライバルとして切磋琢磨できます。

スポーツ界でも同じことが言えます。例えば陸上では、一人で走るよりも誰かと走った方が記録が伸びやすいです。そのため、浪人生活では向上心が高い学友を作りましょう。

予備校では一番前の席に座ろう

一番前の席に座ることで先生の話を極限まで集中して聞けます。2、3列目以降だと、どうしても集中力が切れやすく、他のことを考えたりして集中しきれません。また、一番前の席に座ることで、ノートの指摘もされやすいため、後々自分のためになるでしょう。その為、大学受験失敗後の予備校では一番前の席に座りましょう。

落ちこぼれても気持ちの切り替えが大事

いかがだったでしょうか。進学校は落ちこぼれが出やすい環境でもあるので、落ちこぼれることは不自然ではありません。

ですが、落ちこぼれて自暴自棄になり、一度のミスで取り返しのつかないことになるのだけでは避けましょう。一日でも早く行動すれば、その分未来の自分を助けることにもなります。

その為、落ちこぼれても気持ちを切り替えて行動に移しましょう。

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