フィッシュボーンの編み込みのやり方！髪型の簡単ヘアアレンジの編み方を紹介

普通の三つ編みならやったことあるけど、フィッシュボーンのやり方はわからない。そう感じる方は少なくありません。しかし、実際やってみるとそこまで難しくないのがフィッシュボーンなんです。

編み方のやり方も一度覚えてしまえばあとは無理なくできるようになります。基本的にはどんな髪質でも編み込むことができますし、ロングはもちろんミディアムやボブでもかわいくアレンジできます。

今回は普通の編み込みとの違いから基本的なフィッシュボーンのやり方、さらには簡単ヘアアレンジ方法をご紹介します。ぜひ試してみてください。

フィッシュボーンとは英語の名前でわかる方もいるかと思いますが、「魚の骨」という意味があります。編み込んだときの仕上がりがまさに魚の骨の形をしています。

編み込み方も比較的自由で、毛束を多めにすることもできますし、少なめに抑えることもできます。また、きつめに編み込んだり、緩めに編み込んだりと、いろいろな方法があります。

ちなみに、毛束が少ないほど細かなできあがりになり、より魚の骨のような見た目になります。毛束の色の違いを利用して、カラフルなフィッシュボーンにしてみたい、という方もいるかもしれません。

いわゆる編み込みにはたくさんの種類があります。でも、それぞれ何が違うの、と思われるでしょうか？そして、フィッシュボーンとの違いは何でしょうか？

定番の編み方といえば三つ編みです。三つ編みは名前のとおり3本の毛束を編んでいきます。編み込む毛束は最初から最後まで変わりません。

ほかにもいわゆる編み込みといわれる表編みや裏編みがあります。基本は三つ編みと同じ作業になりますが、編み込みながら少しずつまわりの髪を足していきます。

フィッシュボーンのやり方はどうでしょうか？詳しくは後ほど紹介しますが、2本の毛束をまず作ります。そして、その毛束の外側の部分だけを使って編み込んでいきます。

文字だけの説明だと一瞬理解しにくく感じるかもしれません。後ほど動画と一緒に紹介しますので、どうぞご期待ください。

このように、編み込みの方法が違うヘアースタイルですが、三つ編みや編み込みと一緒にフィッシュボーンもレパートリーに入れるのはいかがですか？

三つ編みや一般的な編み込みとフィッシュボーンの違いはすでにご紹介しましたが、その中でもフィッシュボーンの魅力とは何でしょうか？わざわざフィッシュボーンの編み込みのやり方を覚えるメリットがあると思いますか？

続いては、わざわざ練習してでもマスターしたいフィッシュボーンの魅力についてご紹介します。みなさんもぜひ試したいと思うに違いありません。

すでにご紹介しましたが、フィッシュボーンは三つ編みや編み込みとは違う編み方になります。それだけでもヘアースタイルの差別化を図ることができますが、フィッシュボーンの魅力はそれだけではありません。

フィッシュボーン自体にも編み方のバリエーションがあるからです。毛束の量を調整したり、編み込みのきつさをいろいろ変えることができます。

写真のように同じ量をきっちり編み込んでいくこともできますし、あえてゆるふわな編み込みにして自分らしさを演出することもできます。

しかも、フィッシュボーンのメリットは、見た目にくらべてそこまでやり方が難しくないことです。髪型によってはたしかに時間や労力が必要なヘアースタイルもあります。しかし、フィッシュボーンは違います。

三つ編みに比べたら少し練習が必要かもしれません。しかし、ほとんどの人はすぐに慣れてしまいます。そして、自分で編んだフィッシュボーンに満足するはずです。

普段のお出かけやデートなど、シーンに合わせて自分の個性を表現するのにおすすめのヘアースタイルです。

フィッシュボーンにはもう1つの魅力があります。それは髪質や髪の長さを気にしなくていいということです。もちろん、ショートの場合はあまりフィッシュボーンをアピールできないかもしれません。

しかし、ミディアムくらい長さがあれば十分編み込みができます。髪がはねてしまって困っているという方も、一度フィッシュボーンでまとめてみるのをおすすめします。

その他、髪の硬さやボリューム、クセなども気にせず編み込むことができますので、自分に合ったやり方でオシャレを楽しむことができます。

それでは、大変お待たせしました。フィッシュボーンの基本の編み方をご紹介します。今回は左側から編み込んでいくことにします。もちろん、反対側から始めてもOKです。慣れているほうで試してください。

1.髪を左右2つに分けます。
2.左側の髪の外側から一部を取り分けます。
3.取り分けた髪を右側へ渡します。
4.右側の髪の外側から一部を取り分けます。
5.取り分けた髪を左側へ渡します。
6.以上を繰り返します。

いかがでしょうか？意外な簡単な作業の繰り返しであることに気づかれることでしょう。そうなんです。一度覚えてしまえば簡単に編み込めるのがフィッシュボーンなんです。

上のビデオでも基本の動作を繰り返しながらフィッシュボーンを編み込んでいます。とてもこなれている感じがしますが、だれでも簡単にマスターできます。ぜひ鏡を見ながら練習してみてください。

ビデオを見るとわかりますが、左右の髪を渡したあとにいったん髪を整えるとよりやりやすいかもしれません。軽く両側の髪を引っ張って持ち直し、改めて外側の髪を取り分けていくやり方です。

取り分ける紙の量に決まりはありませんが、1:3くらいの感覚で試してみることをおすすめします。ただし、髪の長さや人の好みは異なりますので、いろいろ試してみて、自分に合ったフィッシュボーンを見つけてみてください。

でも、自分は不器用だからうまく編める自信がない、という方におすすめの簡単なやり方もご紹介します。その方法は何段階かに分けて編んでいくという方法です。
 
1.後ろ側の髪とサイドをそれぞれ３段に分けます。
2.まずは後ろ側ですが、上段の髪を耳の下側で縛ってくるりんぱします。
3.中段の髪は半分に分けたら、先ほどの上段の髪を縛ったゴムの上でクロスさせ、上段の髪とまとめます。
4.下段の髪をそのまま束ねます。
5. 続いて再度の髪ですが、両側から中央に向けてねじり、3のゴムの近くでピン留めします。
6.余った毛先はゴムなどで縛ってまとめてしまいます。

これなら不器用で自信がないという方だけでなく、忙しくて編み込んでいる時間がないという方でも簡単に髪をセットすることができます。

もう1つフィッシュボーンのポイントがあります。それは編み込んだあとに毛束を少しつまみ出すことです。きちっとした編み込みがお好きな方は試す必要はありませんが、毛束をつまみ出すことで、カジュアルな質感を出すことができます。

つまみ出すときのコツは、頭の上部から順に行っていくことです。また、上方向に引き出せばボリューム感のアップします。あえて編み込みを崩すことでより上級者っぽいヘアースタイルにすることができます。

ちなみに、ゆるく編み込んでいる場合は、つまみ出すことで形が崩れてしまうことがあります。形が崩れてよりオシャレになるというケースもありますが、ちょっと残念な出来になるケースもあります。注意しながらやってみてください。

フィッシュボーンのやり方は分かったけど、もっといろいろなヘアアレンジを試したいという方。ご要望にお応えしてフィッシュボーンの簡単ヘアアレンジをご紹介します。

フィッシュボーンだけでもヘアセット上級者のイメージを出せますが、アレンジを加えればさらに自分の個性をアピールすることができます。自分の好きな髪型でセットして、一日いい気分で過ごしましょう。

ロング、ミディアム、そしてボブとアレンジ方法を2つずつご紹介します。まずはロングの簡単ヘアアレンジ方法です。ロングはもともとたくさんのアレンジ方法がありますが、おすすめの方法2つをご紹介します。

フィッシュボーンの途中で縛ってしまう方法です。これならヘアメイクにあまり自身がないという方でも簡単に試すことができます。フィッシュボーンの途中で縛ることで、そのあとのフィッシュボーンも編みやすくなりますので、一石二鳥です。

上の写真の場合は、まず2回くるりんぱしています。そのあとでフィッシュボーンですが、途中2回髪を縛ることで、3段に分けているのがポイントです。

基本のフィッシュボーンもかなりオシャレですが、3段に分けたフィッシュボーンはまったく雰囲気が違います。基本のフィッシュボーンが少し単調に感じたら、途中で縛って違う髪型にしてしまうのはいかがでしょうか？

そして、上の2つの写真でそれぞれ登場していますが、リボンを使うのも簡単ヘアアレンジの方法です。とくに緩めのフィッシュボーンではなく、きっちり編み込んでいる場合、基本のフィッシュボーンはどうしても単調に感じてしまいます。

そこで便利なのがリボンです。服の色や柄なども考えてリボンを選べば、統一感のあるヘアースタイルにすることができます。上の写真のリボンはギフトラッピングでついていたリボンだそうです。遊び心や大胆さを演出といったところでしょうか。

ある程度フィッシュボーンを編んで毛先が余ってしまったら、写真のように折り曲げて縛ってしまう方法もおすすめです。仕上がりがキレイに見えます。リボンはとにかくヘアアレンジの便利アイテムなので、ぜひ試してみてください。

フィッシュボーンくるりんぱも試していただきたいヘアアレンジの1つです。見た瞬間からとてつもなく上級者感がでていますが、やり方は簡単です。

両サイドからそれぞれフィッシュボーンを編んでいきます。そして頭のちょうど真後ろ側でくるりんぱさせ、後ろの髪と合流させます。フィッシュボーンを編むときに少し緩めで編むことによってよりふんわりし、大人の髪型に仕上げることができます。

両サイドでフィッシュボーンを編んでおさげにしたことはある、という方はいるかもしれません。しかし、それだけで終わってしまっては非常にもったいないです。それにくるりんぱをプラスするだけでワンランク上のヘアスタイルをゲットできます。

両サイドでフィッシュボーンを編んでおさげにするのが好きな方にもう1つ追加でご紹介します。それは、両サイドではなく、後ろ側の上下でフィッシュボーンを編んでみるというやり方です。

かかる手間や時間はそれほど変わりません。フィッシュボーンを2つ編むだけです。それなのに印象はまったく別物になります。どちらかというとクールな印象に感じませんか？

いつもフィッシュボーン1つでまとめているという方も一度試してみるのはいかがですか？髪型のバリエーションがグッと増えて、選択肢が広がります。

続いてはミディアムヘアの簡単フィッシュボーンアレンジです。ミディアムヘアでも簡単フィッシュボーンアレンジを楽しむことができます。

髪の毛がロングほど長くないミディアムだからこそかわいく仕上がるヘアアレンジもご紹介しています。

1つ目のおすすめはフィッシュボーンを取り入れたハーフアップです。まさに簡単アレンジ。オシャレして出かけたくなるに違いありません。

やり方は両サイドの髪をフィッシュボーンで編んでいき、頭の後ろで束ねるだけです。トップの髪を引き出して見た目のボリュームをアップさせるのも忘れないようにしましょう。

上の写真では毛先をストレートアイロンで巻いています。フィッシュボーンにさらにひと手間足すことでさらにかわいくなっています。

続いて紹介するのは基本の編み込みとフィッシュボーンの合わせ技です。それぞれを合わせただけなのに、驚くほどオシャレに、そして、カッコよくなります。

方法は、まず頭の上の部分から基本の編み込みをしていきます。まわりの髪を取り込みながらの三つ編みです。そして、最後はフィッシュボーンでしっかりまとめます。写真では耳前の髪に波ウェーブをかけて自然に垂らしています。

普段のヘアセットとしてもおすすめの髪型ですし、パーティーにでかけるのにも問題ないヘアアレンジです。ミディアムだからこそフィッシュボーンをそこまで長くする必要がありません。とてもかわいくまとまります。

これもフィッシュボーンなの？と思った方もいるかもしれません。編んでいる毛束を多くして、かつそこまできつく編んでいないのがポイントです。さりげない髪型ですが、かなり大人な雰囲気を醸し出しています。

サイドから髪を集めてきて太めの毛束でフィッシュボーンを編んでいます。そして、リボンをアクセントにして清楚なイメージも感じられます。

三つ編みではできないより上品な仕上がりです。アレンジの方法は簡単なのにここまでできるのはフィッシュボーンならではです。

髪量が多い方であれば、ハーフアップのときも思い切ってフィッシュボーンをアピールすることができます。両サイドからフィッシュボーンを作って持ってきますが、そのときに太めの毛束を使うことで髪型に視線を集めることができます。

上の写真では頭の後ろで髪をまとめるときにそのまままとめていますが、お団子にして束ねるのもおすすめです。お団子がよりアクセントとして働き、華やかな印象になります。

フィッシュボーンってどうしても難しそうって思われていますが、意外と簡単なんです。しかも、見た目は上級者の髪型なので、覚えておいて損はありません。

まずは基本のスタイルをマスターし、さらに一歩上のヘアアレンジを楽しまれてください。さまざまなシーンで使えるフィッシュボーンは本当に便利です。