ハイビスカスの花言葉は?黄色などの色別の意味も解説!

ハイビスカスは南国の象徴として知られており、代表的な赤色だけでなく、黄色や白などさまざまな種類が存在しています。花言葉も日本と世界では少し違い、また色ごとにも異なる花言葉がつけられています。ハイビスカスの特徴や名前の由来、気になる花言葉を紹介します。

ハイビスカスの花言葉は?黄色などの色別の意味も解説!のイメージ

目次

  1. 1ハイビスカスとはどんな花?
  2. 2ハイビスカスの花言葉と意味
  3. 3ハイビスカスの花言葉と意味【色別】
  4. 4ハイビスカスの種類(原種)
  5. 5ハイビスカスの種類(園芸種)
  6. 6ハイビスカスに纏わる伝説
  7. 7ハイビスカスを楽しもう!おすすめスポット2選
  8. 8見た目だけじゃない!ハイビスカスはコスメとしても有効

ハイビスカスとはどんな花?

ハイビスカスは南国の象徴とも言われる花で、世界中では熱帯地方および亜熱帯地方で生育しています。日本でも、沖縄や奄美などの温かい地域でハイビスカスが多く生育しています。

ハイビスカスは、文房具や雑貨、アクセサリーなどさまざまな小物のモチーフにもなっており、若い女性を中心に高い人気がある花といえます。

ハイビスカス名前の由来

ハイビスカスの名前の由来にはいくつかの説がありますが、エジプトの女神「Hibis」に由来しているという説が有名です。しかし、この女神が実在しなかったこと、エジプトにハイビスカスが生息していなかったことから、この説は誤解とも言われています。

一方で、古代ギリシア語でハイビスカスを示す「ibiscos」がラテン語の「hibiscos」に訳されたことに由来するという説もあります。エジプトの女神に由来したという説も素敵ですが、現在は古代ギリシア語由来の説の方が有力だそうです。

ハイビスカスの特徴

ハイビスカスの開花時期は5~10月であり、最盛期は9~10月と言われています。ハイビスカスは「一日花」とされており、咲いた花はその日のうちに枯れてしまうという性質をもっています。

ハイビスカスは王道の赤色だけでなく、ピンク、黄色、白といったさまざまなカラーリングが存在します。大ぶりで堂々とした情熱的なハイビスカスの品種もあれば、比較的小さく控えめなハイビスカスの品種もあります。

ハイビスカスの花言葉と意味

ハイビスカスの花言葉と、その花言葉の意味について紹介します。ハイビスカスは世界中に生育しているため、日本と海外では異なる花言葉がつけられているそうです。ハイビスカスの日本での花言葉、海外での花言葉を紹介します。

ハイビスカスの日本での花言葉

まずはハイビスカスの日本での花言葉をいくつか紹介します。ハイビスカスのイメージに由来した花言葉もあれば、宗教的な事情に基づいた花言葉もあります。それぞれの花言葉の意味についても紹介していきます。

「あなたを信じる」

あまり知られていませんが、実はハイビスカスはマレーシアの国花として、多くのマレーシアの人々に愛されています。マレーシアの人々はハイビスカスの花びら1枚1枚に思いをこめており、その1枚に「信仰」という思いがこめられています。

マレーシアはイスラム教国家ですが、宗教の信仰については自由が認められています。「宗教の種類を問わず、誠実に神様に信仰するように」という意味を込めて「あなたを信じる」という花言葉になったと考えられます。

「新しい恋愛」

ハイビスカスの花言葉のひとつに「新しい恋愛」が挙げられますが、こちらは代表的な真っ赤なハイビスカスのイメージに由来していると考えられます。

失恋したときは気持ちが落ち込みがちかと思いますが、ハイビスカスのエネルギッシュな赤色が、心に元気を与えてくれます。また、赤は恋愛を表す色でもあります。これらの要素により「新しい恋愛」というポジティブな花言葉が生まれたのではないでしょうか。

「勇気ある行動」

「勇気ある行動」もハイビスカスの花言葉になります。こちらも先ほどの花言葉同様に、代表的な真っ赤なハイビスカスのイメージに由来した花言葉であると考えられます。

ハイビスカスの赤さは、熱い情熱や燃え上がる炎を想起させ、「勇気」や「元気」といったエネルギッシュなイメージを象徴するような色をしています。また、次々と花を咲かせるハイビスカスの姿は、花言葉にある「行動」をイメージさせています。

ハイビスカスの海外での花言葉

続いて、海外におけるハイビスカスの花言葉とその意味について紹介します。日本のハイビスカスの花言葉は、元気でポジティブなものが多く、ハイビスカスそのもののイメージを表現しているように感じられました。

一方で、海外のハイビスカスの花言葉は、日本の花言葉とは少し印象が異なります。意外ともいえる海外のハイビスカスの花言葉と、その意味をご覧ください。

微妙な美しさ

日本の花言葉を見たあとですと、海外の花言葉は少し意外に感じられるかもしれません。「微妙」とは「あまり」という解釈をされがちですが、「趣き深い」や「味わい深い」など言い表し難い様子を表現している言葉になります。

ハイビスカスは非常に美しい花ですが、既に紹介しているように「一日花」と呼ばれように、1日で枯れてしまう花です。たった1日で美しさが尽きてしまう、ハイビスカスの儚さを表現した花言葉であると感じられます。

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ハイビスカスの花言葉と意味【色別】

ハイビスカスの花言葉とその意味について、色別に紹介します。ハイビスカスといえば、燃えるような真っ赤な色がメジャーですが、実は白や黄色、ピンクなどさまざまなカラーバリエーションがあるのです。それぞれの色ごとに違った意味があるので面白いです。

白いハイビスカス

白いハイビスカスの花言葉は「艶美」になります。非常に女性らしさが込められた花言葉の印象を受け、真っ赤なハイビスカスとはイメージが異なります。

白いハイビスカスには、雪のような白さが特徴の「ホワイトエレガンス」という品種があります。それはそれは綺麗な白色で、繊細な女性の姿を想起させます。エネルギーに満ちた印象とはまた違った、女性らしさ豊かな花言葉です。

赤いハイビスカス

赤いハイビスカスには「勇敢」や「常に新しい美」という花言葉がつけられています。ハイビスカスの赤色は情熱的で、常夏の厚さに果敢に立ち向かう姿が「勇敢」の花言葉に結びついたのではないでしょうか。

一方で「常に新しい美」については、ハイビスカスが一日花であることに由来すると考えられます。咲いた花は1日で枯れてしまいますが、すぐにまた違った見事な花が咲くことから、このような花言葉が生まれたと考えられます。

ピンクのハイビスカス

ピンク色のハイビスカスの花言葉は「華やか」になります。ピンク色は赤色と違って、全体的に柔らかな印象を与えます。ハイビスカスのパッと開いた花びらが、華やかな女性らしさを表現しており、このような花言葉になったと考えられます。

黄色いハイビスカス

黄色いハイビスカスの花言葉は「輝き」です。常夏の真っ青な空や海、葉茎の緑色の中に光る黄色のハイビスカスは、まるで太陽のように輝いて見えます。

黄色のハイビスカスにはいくつか種類があり、真っ黄色のものもあれば、薄いレモンイエローのようなハイビスカスもあります。また、若干オレンジ色がかったハイビスカスもあります。

ハイビスカスの種類(原種)

ハイビスカスの種類について紹介します。ハイビスカスには原種と園芸種の大きく2つに分けることができます。そもそも原種とは、野生のハイビスカスで品種改良がされていないものを指します。

原種の中でもいくつか種類に分かれています。しかしながら、最近は原種の数は以前ほど多くはなくなっているようです。

ブッソウゲ

ブッソウゲは熱帯地方に生育する低木で、その葉に特徴があります。葉の幅は広かったり狭かったりと様々ですが、葉の先は鋭く尖っています。花びらは5枚から成り、中心部分が長く飛び出ているのが特徴的です。

見た目の綺麗さだけでなく、成長が早くて耐風性に優れていることから、沖縄では民家の生垣としても用いられているそうです。しかし咲いた花は1日で枯れてしまうため、少し切なくなってしまいます。

フウリンブッソウゲ

名前にブッソウゲとついていますが、見た目は先ほど紹介したブッソウゲとは全く似ていません。花びらには大きく切れこみが入っており、そのために花全体が後ろに反り返っています。

雄しべは下方に垂れ下がり、その姿がまるで風鈴さながらであることから、このような名前がついたと考えられます。風が吹くとゆらゆらと揺れ、夏の暑さも少し和らぐような感じがします。

ヒビスクス・コキオ

「コキオ」とはハワイ語で「ハイビスカスの原種」という意味です。見た目はブッソウゲによく似た形をしていますが、ブッソウゲと比べるとやや大きさが小ぶりな印象を受けます。

唯一の特徴は、雄しべの部分が外側に反っているという点です。大きく伸びをしているようで、可愛らしい印象を受けます。しかし残念なことに、現在は絶滅寸前の稀少品種だそうです。

ヒビスクス・アーノッティアヌス

こちらの品種は、オアフ島が原産のハイビスカスになります。まずその色が特徴的で、透き通るような綺麗な白色をしています。ヒビスクス・アーノッティアヌスは交配親で、このハイビスカスを元に多くの品種が誕生しました。

花びらは綺麗な白ですが、中心部分は赤色に染まっています。全体的なコントラストが美しく、青々とした葉の中でも素敵に映える品種になります。

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ハイビスカスの種類(園芸種)

お店でよく販売されているハイビスカスのほとんどが、こちらの園芸種に該当します。原種を交配させて品種改良を行ったもので、園芸種の中でも3種類に分けることができます。種類ごとに、その特徴も違っています。

ハワイアン系

ハイビスカスの園芸種の中で最も多いのが、こちらのハワイアン系のハイビスカスになります。原産地ハワイで交配し、誕生しました。現在はアメリカやオーストラリアで新たな品種改良が行われているそうです。

ハワイアン系統は枝が太くしっかりとしており、花びらも色彩が豊かで華やかな印象を受けます。花びら同士がぴったりとくっついているため、全体がまんまるに見え、非常にインパクトがあります。

コーラル系

コーラル系は、先に紹介したフウリンブッソウゲによく似た系統です。それもそのはずで、コーラル系統のベースはフウリンブッソウゲなのです。

花びらには切れ込みがあるため垂れ下がっており、花びらは赤いものが一般的です。比較的丈夫で育てやすい系統ですが、寒さには弱いので育てる際には注意が必要です。

オールド系

オールド系は、3種類の中で最も古い年代に交配された系統であり、最初に紹介したハワイアン系のもとになった系統と言われています。また、日本では最も多く見ることができる園芸種です。

模様やグラデーションの少ない、非常にシンプルなデザインをしているのが特徴です。比較的育ちやすい系統で、花もたくさん咲かせるため、園芸に向いているとされています。

ハイビスカスに纏わる伝説

ハイビスカスは真っ赤なものが一般的ですが、白や黄色なども種類があることは先に紹介しました。しかしどの種類のハイビスカスも、ほとんどの花の中心部分は赤く染まっています。実はこの事実の裏にはある伝説が存在しています。

ハイビスカスの「血に濡れたハイビスカス」という伝説をご存知でしょうか。はるか昔、ハワイに妖精が住んでいた頃の話になります。働き者の妖精たちは、ハワイに咲いているハイビスカスのお世話に勤しんでいました。

しかしながら妖精の王女の娘だけ、しっかり働かずに遊んでばかり。怒った王女は娘に、花の中心に雄しべを縫いつける仕事を命じます。娘は泣きながら仕事をし、誤って指を針で刺してしまいます。その血が花に滴り、中心が赤く染まったとされています。

ハイビスカスを楽しもう!おすすめスポット2選

ハイビスカスといえば、やっぱり南国です。とはいえ、なかなかハワイに足を運ぶのは難しいという方も多いと思うので、今回は日本で楽しめるハイビスカスのスポットを紹介します。

①伊江島ハイビスカス園

こちらの伊江島ハイビスカス園は、名前のとおり伊江島にあります。沖縄本島からフェリーで30分ほどなので、沖縄の観光がてらにサクッと立ち寄れます。

伊江島ハイビスカス園では、なんとハイビスカスが1000種類以上も栽培されています。そのうえ、伊江島だけにしかない新しい品種も見られます。雨の日でも楽しむことができる施設であり、年中無休で入場料も無料です。

②アロハガーデンたてやま

関東でもハイビスカスを見ることができるスポットを紹介します。こちらのアロハガーデンたてやまは、千葉県館山市にある施設になります。施設内にはレストラン、カフェ、温室、ショップなど、かなり充実しています。

温室ではハイビスカスだけでなく、ブーゲンビリアという南国の花も見ることができ、手軽に南国気分が味わえます。週末や祝日には、フラダンスなどのショーも開催されているそうなので、家族連れで楽しめるスポットです。

見た目だけじゃない!ハイビスカスはコスメとしても有効

ハイビスカスはさまざまな色や種類があり、目で見て楽しい、元気のでる花かと思います。しかし、ハイビスカスには目で見る以外の楽しみ方があります。

ハイビスカスは炎天下による乾きから自分を守るため、優れた保湿成分を有しています。その成分を利用したスキンケアグッズが人気を高めています。乾燥したシーズンでもしっかりと肌を潤わせてくれるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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