夜分遅くに失礼しますのビジネスメールでの使い方!夜分は何時から?

特に夜中にビジネス上の連絡をせざるを得ない時には、「夜分遅くに失礼します」を使うことが多いでしょう。しかし、その正しい意味や使うタイミングを、しっかり把握している人は少ないと思います。そこで、今回は「夜分遅くに失礼します」について、詳しく見ていきましょう。

夜分遅くに失礼しますのビジネスメールでの使い方!夜分は何時から?のイメージ

目次

  1. 1「夜分遅くにすみません」の正しい使い方をマスターしよう!
  2. 2そもそも「夜分」って何時からなの?
  3. 3「夜分遅くにすみません」の使い方
  4. 4夜分遅くにビジネスメールを送る際の注意点
  5. 5好印象を与える知っておきたいクッション言葉
  6. 6「夜分遅くにすみません」の英語表現
  7. 7「夜分遅くに失礼します」以外のクッション言葉の英語表現
  8. 8「夜分遅くに失礼します」を自信を持って使えるようになろう

「夜分遅くにすみません」の正しい使い方をマスターしよう!

夜遅くに先方にビジネスメールを送る際には、「夜分遅くに失礼します」という文言をメールの先頭に置くことがよくあるでしょう。マナーとして、夜遅くにかける電話でも「夜分遅くに失礼します」と先に言うこともあります。

しかし、その「夜分遅くに失礼します」を使ってよいのは何時からなのか分からず、いざ使おうと思うと戸惑ってしまう人もいるでしょう。そこで、今回は「夜分遅くに失礼します」の正しい使い方について、詳しく解説していきたいと思います。

そもそも「夜分」って何時からなの?

「夜分遅くに失礼します」の「夜分」とは、具体的にどの時間帯を指すのか気になる人は多いでしょう。「夜分」とは大体午後11時~午前2時の時間帯を指すとされています。

しかし、時間に関係なく就業時間が過ぎている時間の連絡では、「夜分遅くに失礼します」という文言を付け加えるのがビジネスマナーとされているので注意してください。

また、「夜分」という言葉自体が「夜中」を意味するので、「夜分遅くに失礼します」の「遅くに」という言葉は省いても問題ないとされているのです。「夜分遅くに失礼します」と使っても失礼にはならないので、どちらを使ってもよいでしょう。

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「夜分遅くにすみません」の使い方

「夜分遅くに失礼します」は夜中に誰かに連絡する際には、マナーとしてよく言ったり書いたりする言葉です。そこで、以下では「夜分遅くに失礼します」の正しい使い方を確認していきましょう。

例文も紹介するので、「夜分遅くに失礼します」をどんな場面でも自信を持って使えるようにしたい人は、ぜひ例文を参考にしてみてください。

「夜分遅くにすみません」を使った例文

以下では、「夜分遅くに失礼します」を使った例文をいくつか見ていきましょう。特に「夜分遅くに失礼します」を様々な場面で使いたい人は、ぜひ注目してみてください。また、語彙力を伸ばしたい人にも、以下の例文を覚えて使ってみることをおすすめします。

例文①夜分遅くにすみません

「夜分遅くにすみません」は一般的には夜遅くに連絡したいことがある相手に、直接会って話す時に使う文言です。

「夜分遅くにすみません」は軽やかな雰囲気のある文言ですが、その分少しフランクな響きになるので、基本的には親しい相手に使うようにしましょう。

信頼関係があるのならば、上司や先輩に使っても問題ありませんが、基本的には親しい相手にのみ使うことをおすすめします。

例文②夜分遅くに申し訳ございません

「夜分遅くに申し訳ございません」は、「夜分遅くに失礼します」をより丁寧にした文言です。相手への敬意と夜中に連絡したことへの謝罪の気持ちをしっかり表現できるため、目上の人に使っても問題ないでしょう。

しかし、家族や友達などの親しい相手に使うと、丁寧過ぎて違和感のある言葉になるので注意してください。

例文③夜分遅くに失礼致します

「夜分遅くに失礼致します」は、主にビジネスシーンで使われる文言でしょう。仕事上関係のある人に対して夜中に至急連絡したいことがあるときに、「夜分遅くに失礼致します」を連絡の前置きとして使います。

ビジネスでなくても、敬意を示したい相手に夜中連絡する際は、この文言を使うようにしましょう。

また、「夜分遅くに失礼します」の「夜分遅く」な二重の意味になっているので、違和感を持たれてしまうこともあります。大きな間違いではないので失礼にはなりませんが、気になる人は不快になることもあるのです。

そのため、マナーに厳しい人に対しては「夜分に失礼します」と表現するようにしてみてください。

例文④夜分遅くに失礼しました

「夜分遅くに失礼しました」は、主に目上の人や尊敬している人に夜中に連絡した際に、締めの言葉として使います。

夜中でも連絡しなくてはならないことがある時は、焦っていて最初に「夜分遅くに失礼します」を伝えることを忘れてしまうこともあるでしょう。そのような時は、冷静に最後に「夜分遅くに失礼しました」を付け加えれば問題ないのです。

夜分遅くにビジネスメールを送る際の注意点

夜分遅くにビジネスメールを送る際にも、「夜分遅くに失礼します」はよく使う文言です。そこで、以下では夜遅くにビジネスメールを送る時に注意したいポイントを、いくつか取り上げていきましょう。

「夜分遅くに失礼します」を使ってビジネスメールを送ることが多い人は、特にしっかり確認してみてください。

相手に敬意を払う

相手に敬意を払うことは、ビジネスメールを夜中に送る際に注意したいポイントです。夜分遅くには、相手は完全にプライベートな時間を過ごしている可能性が高いでしょう。さらに、夜中には1日の疲れでぐったりしている人も多いのです。

そのため、夜分遅くに送るメールでは、相手に敬意を持ってなるべく丁寧に「夜分遅くに失礼します」を伝えるようにしましょう。

伝わりやすい文面にする

夜分遅くにビジネスメールを送る時には、メールの内容を伝わりやすいようにすることにも注意しましょう。基本的に夜分遅くに連絡することはマナー違反ですし、夜中にはすでに相手が寝ている可能性もあります。

そのため、連絡する相手をなるべく苛立たせないように、メールの内容はなるべく読みやすいように工夫すべきなのです。また、メールを読んでいる相手が不快にならないように、誤字脱字がないように注意することも重要でしょう。

長文にしない

リラックスしている夜遅くにビジネスメールが来ると、誰でもネガティブな気持ちになるでしょう。そのメールが長文であると、読む気も無くなってしまうと思います。

そのため、夜遅くにビジネスメールを送る際は、長文にしないようにすることも大切なポイントです。

メールを長文にしてしまうと相手に要点が伝わりにくくなってしまいますし、相手を不快にさせてしまいます。そのため、相手のリラックスタイムを邪魔する可能性が高い夜中のビジネスメールでは、よりメールの文章の長さに注意するようにしましょう。

「今日」「明日」といった言葉は使わない

夜分遅くに送るビジネスメールの注意点には、伝達ミスを防ぐために「今日」や「明日」といった言葉は使用しないということも挙げられます。

日付をまたぐかまたがないかという微妙な時間帯に送るメールに、「今日」や「明日」といった言葉を使ってしまうと、相手はいつのことか分からず混乱してしまいがちです。

そのため、相手を混乱させないためにも、夜分遅くに送るメールでは「今日」や「明日」は使わず、日付を明記するようにしましょう。

好印象を与える知っておきたいクッション言葉

ビジネスでも日常生活でも、誰かとコミュニケーションをとる必要がある時には、クッション言葉を使うと相手に好印象を与えやすくなります。「夜分遅くに失礼します」も、そのクッション言葉の1つなのです。

そこで、以下では「夜分遅くに失礼します」以外のクッション言葉も具体的に取り上げていきましょう。コミュニケーション能力を上げたい人は、ぜひ以下のクッション言葉を実際に使ってみてください。

お手数をおかけしますが

「お手数をおかけしますが」は、特に相手に何かを依頼して了承してもらった際によく使われるクッション言葉でしょう。頼みごとを引き受けてくれた相手に、労力や時間を割いてもらうことを詫びたり感謝したりする意味があります。

例えば「お手数をおかけしますがご確認お願いします」というように、頼みたいことを後ろに続けて使うのです。

このように、相手に感謝とお詫びの気持ちを両方丁寧に伝えることができる「お手数をおかけしますが」は、頼みごとをした相手に好印象を与える言葉といえるでしょう。

恐れ入りますが

「恐れ入りますが」は、質問や感謝、依頼などのあらゆる場面で使える便利なクッション言葉です。相手に質問したり依頼したりしたいことがある時には、本題の前にこのクッション言葉を付けることで、相手に申し訳ないという気持ちを伝えることができるのです。

相手に丁寧に何かをお願いしたり質問したりする際には、ぜひ「恐れ入りますが」を使ってお願いしてみてください。また、「恐れ入ります」という使い方をすると、相手に感謝の気持ちとお詫びの気持ちを両方伝えることができます。

「夜分遅くにすみません」の英語表現

「夜分遅くにすみません」は英語でもしっかり表現することができます。そこで、以下では「夜分遅くにすみません」の英語表現も詳しく確認していきましょう。

外国の人と連絡することが多い人は、ぜひ以下の英語表現を使って相手に好印象を与えてみてください。

”I am sorry to bother you so late at night”

英語では「夜分遅くに」は”Night is late”や”late at night”と訳すことができます。また、”midnight”や”dead of the night”、”Late night”でも「夜分遅くに」を表現できるのです。

「夜分遅くにすみません」は英語で”I am sorry to bother you so late at night”と表現できます。”bother”は迷惑をかけるという意味の英語で、夜遅くにご迷惑をおかけしてすみませんと直訳できるのです。

”Please forgive me for calling you at this hour”

「夜分遅くにすみません」は英語では”Please forgive me for calling you at this hour”と表現することもできます。”forgive”は許すという意味の英語で、「夜遅くにあなたを呼び出した私をお許しください」と直訳されるのです。

この英語表現では、しっかり相手に申し訳ない気持ちを伝えることができるので、かなり夜遅い時間帯に連絡する際はぜひ使ってみましょう。

「夜分遅くに失礼します」以外のクッション言葉の英語表現

「夜分遅くに失礼します」の他にも、様々なクッション言葉があります。それらのクッション言葉も英語で表現できるようにしておくと、海外の人にも好印象を与えやすくなるでしょう。

そこで、以下では「夜分遅くに失礼します」以外のクッション言葉の英語表現もいくつか確認していきたいと思います。

恐れ入ります

広い場面で使えるクッション言葉である「恐れ入ります」の英語表現は、後に続く内容によって大きく変化します。依頼の連絡の前置きとして「恐れ入りますが」と使う場合は”I would appreciate it if you could~”と表現できるのです。

”appreciate”は幸いに思う、感謝するといった意味を持つ英語で、相手に~していただけると有難いという直訳になります。

また、相手にお詫びの気持ちをしっかり伝えつつ、何かを依頼したい場合に使う「恐れ入りますが」は”I would be very much obliged if you could~”と表現されます。”oblige”は~せざるを得なくなるという意味を持つ英語です。

さらに、フランクな会話の中で「恐れ入りますが」を伝えたい場合は、”If it’s not too much to ask, could you~?”や”I’m sorry to ask you this, but could you~?”と表現できます。

お手数おかけします

主に相手にお願いしたいことがある時に使うクッション言葉である「お手数おかけします」にも、様々な英語表現があります。

まず、「お手数おかけしました」感謝の気持ちを伝えるニュアンスを特に強めたい場合は、”Thank you for your time”と表現できるのです。「お時間をいただきありがとうございます」という直訳になります。

また、”Thank you for your cooperation”「ご協力ありがとうございます」という表現も、海外ではビジネスメールや会話の中でよく使われます。他には”I appreciate your help”「あなたの尽力に感謝します」という表現も、海外でよく使われるそうです。

依頼する際に「お手数おかけします」を使う場合は、”Would you mind if I asked you to~” と表現できます。”to”の先に動詞の原形を入れることで、「お手数おかけしますが~してくださいますか」という意味になるのです。

例えば「お手数おかけしますが資料をお貸し頂けますか」という文章は、”Would you mind if I asked you to lend me the documents?”になります。

ちなみに”mind”は気に障るという意味の英語で、”Would you mind if~?”というフレーズを使うと、丁寧に相手に依頼することができます。

「夜分遅くに失礼します」を自信を持って使えるようになろう

今回は「夜分遅くに失礼します」の意味や使い方について掘り下げていきました。「夜分」が示す時間や「夜分遅くに失礼します」の意味をしっかり把握していれば、自信を持って使うことができるでしょう。

夜中に誰かに連絡したいことがある時には、ぜひ今回の内容を思い出して、「夜分遅くに失礼します」というクッションン言葉を正しく使ってみてください。

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