冷蔵庫の下敷きのおすすめ!下に敷くニトリや100均のマット・保護シート
重たい冷蔵庫の下の床、気になっていませんか?へこみや傷、汚れなど、冷蔵庫の下には気になる点がいっぱいあります。そんな冷蔵庫の下に関する悩みを解決してくれるのが、冷蔵庫の下敷きマットやシートです。冷蔵庫の下敷きにおすすめのマットや保護シートをご紹介します。
目次
冷蔵庫の下の床が気になってませんか?
冷蔵庫は家電製品の中でも重量がある物の一つです。冷蔵庫は、設置場所の選択肢も限られているので、何年も同じ場所で使い続けることも珍しくありませんが、長年同じ場所で使い続けていると、いろいろと不具合が出てくるものです。
移動や底下の掃除が面倒な冷蔵庫。そんな冷蔵庫の足元の不満や不安を解消する方法の一つが、冷蔵庫に下敷きを使うことです。気になる冷蔵庫の下の床の悩みを、下敷きで解消してみませんか?
ニトリや100均、ホームセンター、通販でも手に入る冷蔵庫の下敷きにぴったりの、おすすめのマットや保護シートをご紹介します。
冷蔵庫の下敷きの必要性
冷蔵庫に下敷きが必要かどうかは、人それぞれです。もし、冷蔵庫に下敷きが絶対に必要なら、冷蔵庫売り場には冷蔵庫の下敷きが大量に並んでいるはずですが、そんな光景を見た人は少ないでしょう。
冷蔵庫を使う人の考え方、冷蔵庫を設置する場所によって冷蔵庫の下敷きの必要性は変わってきますが、冷蔵庫に下敷きを使うメリットを挙げてみます。
床の傷の防止
まず第一に挙げられるメリットは、床の保護です。借り物である賃貸物件はもちろんのこと、大切な持ち家も傷をつけたくはありません。
冷蔵庫は、空っぽの状態でも、一般的な2人家族で使うサイズ(301~400L)で60~70kg、501L以上の大型冷蔵庫になると、100~120kgもあります。
傷がつきやすいクッションフロアやフローリング、熱で変質する畳や塩化ビニール、沈み込んで冷蔵庫が傾く危険性がある絨毯など、床材が冷蔵庫を設置するのにふさわしくない場合は、冷蔵庫に下敷きを使ったほうがいい場合があります。
地震や災害による転倒の防止
地震や豪雨など自然災害が多い日本では、防災対策は欠かせません。冷蔵庫の下敷きには、滑り止めや転倒防止機能がついたものもあります。
冷蔵庫の前の空間が広く、大きな災害で冷蔵庫が転倒する可能性がある場合でも、転倒防止用のマットやシートを敷くことで、大きな事故を防ぐことができます。
振動や騒音の吸収
冷蔵庫の下敷きには、冷蔵庫の振動や騒音を軽減させる機能もあります。使っている本人は気がつかなくても、冷蔵庫の振動や騒音が、階下に響くいている迷惑になっているということもよくあり、ご近所トラブルの原因になることもあります。
アパートやマンションで、床材が薄かったり、振動や騒音に対する普請が十分でない場合は、階下の住人への配慮として、冷蔵庫に下敷きを使わなくてはならない場合もあります。物件によっては、冷蔵庫に下敷きを使うことを義務付けている場合もあります。
冷蔵庫下の汚れの防止
冷蔵庫の下は、食べ物のクズが入り込んだり、水漏れがあったり、ほこりが溜まったりと汚れやすい場所ですが、同時に非常に掃除がしにくい場所でもあります。
マットや保護シートを敷いておけば、いちいち冷蔵を持ち上げたり移動させたりして掃除をしなくても、マットや保護シートを取り換えるだけで、冷蔵庫の下を清潔に保つことができます。
冷蔵庫の下敷きの種類
冷蔵庫の下敷きには、目的や素材などによっていろいろな種類があります。冷蔵庫の下敷きにはどのような種類があるのかご紹介します。自分の目的にあった冷蔵庫の下敷きを選択するために、参考にしてみてください。
耐震マット
冷蔵庫には、転倒防止バンドを取り付けるハンドルがついていたり、壁に直接固定する器具がついていたりしますが、壁に穴をあける必要があったり、設置が面倒だったりして、冷蔵庫に転倒防止処置を施していない人も多いのではないでしょうか。
耐震マットは、冷蔵庫の下に敷くだけなので簡単です。転倒防止を目的とした耐震マットは、地震大国日本の冷蔵庫には、必須ともいえる下敷きかもしれません。多くの耐震マットは、傷やへこみも防止するので一石二鳥です。
防音マット
冷蔵庫の振動や騒音は、気になり始めるとけっこう気になるものです。自分の家の冷蔵庫でもそうなのですから、他人の家から響いてくる振動や騒音は、なおのことです。
アパートやマンションなどの集合住宅で、冷蔵庫の振動や騒音が気になるなら、ゴムなど振動や音を吸収する素材の下敷きがおすすめです。
ジョイントマット
掃除という点に重点を置くなら、汚れたところだけ取り換えられる、ジョイントマットもおすすめです。デザインやカラーの種類も多く、インテリアに合わせて選ぶこともできます。
ニトリのような生活雑貨量販店やホームセンターでも手に入りますが、100均で安く揃えられるのもおすすめの理由です。
床の保護シート
シリコン製の床保護シートは、床に傷がつくのを防ぐと同時に、滑り止めの効果もありお得です。劣化しにくいので、長年使い続けられるのも魅力です。
透明なので、インテリアやキッチンの雰囲気に影響することもありません。もちろん、カラーバリエーションもあり、色付きの保護シートを選ぶこともできます。
冷蔵庫のおすすめ下敷き・マット10選
冷蔵庫の下敷きとして売っていても、実際にはあまり冷蔵庫の下敷きには適していないものもあります。具体的にどんなマットや保護シートを選んだらいいのかよくわからないという人のために、冷蔵庫の下敷きにおすすめのマットや保護シートをご紹介します。
1.ジョイントウッド(ニトリ)
手頃な価格でおしゃれな生活雑貨が揃うニトリ。簡単にフローリングの雰囲気を楽しめると人気の、ニトリのジョイントウッドは、冷蔵庫の下敷きにも使えます。
1枚から購入できるので、冷蔵庫のサイズに合わせて選ぶことができます。1枚のサイズは30×30cmで、ナチュラルとブラウンの2つのカラーから選べます。
つなぎ目が目立ちにくい木目調で、冷蔵庫の設置場所がフローリングの場合も、雰囲気を壊さずに済みます。軽いので一人でもきれいに簡単に設置できます。裏面は柔らかい素材でできているので、床面に傷をつける心配はありません。
2.防振マット(100均ダイソー)
経済的に冷蔵庫の下敷きを用意するなら、100均もおすすめです。洗濯機や冷蔵庫の振動を緩和させる丸形のマットです。四隅にかませるタイプなので、冷蔵庫を設置してしまった後でも比較的簡単に冷蔵庫の下に敷くことができます。
100均で大丈夫?と不安に思う人もいるかもしれませんが、厚みがあるので、振動の他に、床の傷やへこみを防止することもでき、100均とはいえパフォーマンスは十分です。
100均で売っているのは2個入りなので、四隅に使うためには2つ買う必要があるので注意が必要です。
3.ジョイントマット(ニッセン)
ニトリのジョイントウッドと同じように、汚れたところだけ取り換えることができるジョイントタイプの木目調マットです。
ニトリのマットに比べ、防音効果もあります。暑さは8mmで、クッション性もあるので、床に傷やへこみがつくこともありません。カラーはナチュラルのみですが、サイズは30×30cmと45×45cmの2種類があります。
4.SJプレートしーとこ(シャープエンジニアリング株式会社)
フローリングやクッションフロアの保護に役に立つ床保護シートです。4枚入りなので、床の軋みによる冷蔵庫の傾きを解消する目的でも使うことができます。4枚で200kgの重量にまで耐えられるので、大型冷蔵庫の下に敷いても安心です。
滑り止め効果はついていないので、耐震目的には好きな大きさにカットして使えるニトリの滑り止めシートと一緒に使うのがおすすめです。
滑り止めシートは、ニトリ以外にも100均などでも売られていますが、素材によってはフローリングやクッションフロアに貼りついてしまうことがありますから注意が必要です。
5.冷蔵庫キズ防止シート(日晴金属)
ポリカーボネート製の半透明のキズ防止シートです。耐久性に優れ、長年使用しても変質が少ないのが特徴です。解熱性もあるので、床暖房が入っているキッチンでも安心して使うことができます。衝撃にも強いので、冷蔵庫の下の床に傷やへこみを作ることがありません。
耐久重量は300kgなので、501Lを超える大型冷蔵庫にも使えます。冷蔵庫下の床の汚れ防止にもなるおすすめ商品です。
6.冷蔵庫床凹み防止パネル(緑川化成工業)
高品質ポリカーボネート素材で、衝撃に強く、変形しにくいのが特徴です。耐熱温度は120℃で、床暖房つきのキッチンでも使用可能です。四隅が丸くカットされているので優しい印象です。
冷蔵庫の下の床を傷やへこみから守り、汚れの防止にもなります。サイズはXS~XLまで6種類の中から選べます。
7.冷蔵庫キズへこみ防止ゴムマット(ハマダプレス)
振動吸収ゴムは黒い色のものが多いのですが、ハマダプレスの冷蔵庫キズへこみ防止ゴムマットは、白色なので、冷蔵庫の足元だけが目立ってしまうということがありません。
キャスターをのせるタイプですが、スロープになっているので設置が簡単なのも魅力の一つです。厚みが1.5cmほどあるので、冷蔵庫と床の間に適度な空間ができ、掃除がしやすくなるのも嬉しい点です。傷やへこみ対策だけでなく、耐震効果もある優れものです。
8.透明耐震(サンワサプライ)
耐震実験済みの、耐震ジェルシートです。無色透明なので設置後も全く違和感がありません。地球にやさしいスチレン系エラストマー素材です。最大のおすすめポイントは価格の安さです。4枚入りで500~600円の価格帯は、100均に次ぐ安さです。
耐重量は4枚で70kgなので、中型冷蔵庫まで対応可能です。
9.静カツセルダンパーEX(東急ハンズ)
臭いや色が移りにくいウレタンエラストマー製の耐振防振ゴムです。強度があるので、重い冷蔵庫の下に敷いても歪みやへたりがありません。
防振と防音の効果は高いですが、耐震機能は期待できないので、ニトリや100均の耐振シートなどと組み合わせて誓うと効果的です。
10.合板(ホームセンター)
床の傷やへこみを防止するなら、ホームセンターなどで売っている合板、ベニヤ板を敷くのもおすすめです。
ホームセンターで好きな大きさに切ってもらってもいいですが、切り口が切りっぱなしだと、見た目も悪い上に木くずが出たり、ささくれが指に刺さったりして危ないので、切り口が加工されているものがおすすめです。
ただ、手軽ではありますが、耐震、防振、防音の効果はありませんので、ニトリや100均の耐震シートなどと一緒に使うのがおすすめです。
冷蔵庫の下敷きを選ぶ際に注意したい材質
冷蔵庫の下敷きと謳って売られてはいても、冷蔵庫の下敷きにふさわしくないものもあります。また、自分で工夫して冷蔵庫の下敷きに使っているものでも、実はおすすめできないものもあります。
冷蔵庫の下敷きを選ぶ際に、注意したい素材を挙げておきます。せっかく安全や衛生のために設置した冷蔵庫の下敷きが、逆効果になってしまわないように、気をつけてください。
1.熱で変性しやすいもの
高性能の大型冷蔵庫はそうでもありませんが、少し古いタイプの冷蔵庫だと、側面だけでなく底も放熱のため、高温になりますので、プラスチック・ゴムなど熱で変質しやすいものは冷蔵庫の下敷きには向きません。
四隅にかませるタイプのものはまだしも、全面に敷くタイプのマットやシートは、熱で溶けて床に貼りついてしまう場合もあるので気をつけてください。
2.クッション性が高いもの
絨毯やカーペット、畳、クッションシートなどは、冷蔵庫重さに耐えきれず、冷蔵庫が傾く原因になります。最悪の場合、冷蔵庫が沈みドアが開かなくなることもあります。
3.ダンボールなど腐敗しやすいもの
手っ取り早いからと、段ボールを冷蔵庫の下敷きにしている人もいるかもしれません。引っ越しのときに、手近にあったからと取りあえず敷いてそのままになってはいませんか。
クッション性もあり、床を傷から守ってくれはしますが、重さを支えることはできないので、へこみの防止にはなりません。
また、衛生面でも問題があります。濡れたり汚れたりしても拭き取ることができないため腐敗しやすく、カビが生えたり、床が腐ったりすることもあれば、ゴキブリの餌になることもあります。
冷蔵庫を設置するのにふさわしい場所とは
冷蔵庫を安全に使うためには、冷蔵庫の下敷きもさることながら、冷蔵庫を置く場所がとても大切です。冷蔵庫は、床が丈夫で水平なところに設置します。床が、絨毯や畳など冷蔵庫を置くのにふさわしくない素材の場合は、1cm程度の板を敷きます。
そして、冷蔵庫の寿命を延ばし、電気代を節約するためには、直射日光が当たらず、風通しがよく、湿気が少ないところに置くのがおすすめです。
【番外編】冷蔵庫で凹ませてしまった床を直す方法
引っ越しや模様替えで冷蔵庫を動かしてみたらくっきりとキズやくぼみが、なんてこともよくあることです。保護マットやシートを敷いておけばよかったと、後悔しても後の祭りです。
でも、がっかりするのはまだ早いです。浅い傷や、へこみなら、自力で直すことができます。物は試しだと思ってやってみてください。
①冷蔵庫の下の傷を目立たなくする方法
ニトリやホームセンターに行けば、フローリングの傷を目立たなくするパテやキットが売られていますが、もっと手軽に、フロ-リングの傷を目立たなくする方法があります。
それは、紅茶を飲んだ後のティーバックで傷がついた部分をこする方法です。紅茶のタンニンがフリーリングについた傷を目立たなくしてくれます。ただ、白木やナチュラルウッドの場合は染みになってかえって目立ってしまう場合があるので、気をつけてください。
②スチームアイロンでへこみ修復
えぐれてしまった傷は難しいですが、くぼんでしまった床は、木が水を含むと膨張する性質を利用して、スチームアイロンで修復することができます。
水が垂れない程度に絞ったタオルを、修復したい部分にのせ、高温にセットしたアイロンで、2~3cm離した場所からスチームを当てます。数秒当てたらアイロンを離し、様子を見ながら繰り返します。フローリングが水を含んでへこみが膨らんだら成功です。
蒸気が直接フロ-リングに当たったり、長く当てすぎたりすると、床を傷めてしまうので気をつけてください。
冷蔵庫の下敷きは好みと目的で使い分けよう
冷蔵庫の下敷きは、絶対に使わなくてはならないというわけではありませんが、後でしまったと頭を抱えないためにも、自分のライフスタイルやキッチンの状態を考えあわせて、必要だと思ったらぜひ使ってみてください。
冷蔵庫を設置してしまった後から下敷きを敷くのは結構面倒なので、できれば冷蔵庫を設置するときに、一緒に下敷きを敷くといいでしょう!