2019年02月16日公開
2019年02月16日更新
重ねて御礼申し上げますの使い方!改めて感謝申し上げますなどを例文で
今回は「重ねて御礼申し上げます」の意味についてまとめていきます。重ねてお礼申し上げますとはどんな時に使う言葉なのでしょうか。ビジネスで使う重ねて御礼申し上げますや、プライベートで使う重ねてお礼申し上げますについて紹介させていただきます。
目次
感謝を伝える「重ねて御礼申し上げます」の使い方をマスターしよう!
あなたはとても深い感謝の気持ちを伝えたいと思った時には、どんな言葉を使って相手に伝えているでしょうか。
今回は感謝の気持ちを伝える言葉の1つである「重ねて御礼申し上げます」の使い方について紹介させていただきます。重ねて御礼申し上げますという言葉は、どんな時に使うことが多いのでしょうか。またどんな風な使い方をする言葉なのでしょうか。
ビジネスのシーンやメールで使う時の、重ねて御礼申し上げますの使い方なども紹介さえていただきます。
ビジネスでよく使う「重ねて御礼申し上げます」の意味とは?
まずはビジネスのシーンでも使うことが多い「重ねて御礼申し上げます」の意味についてみていきましょう。重ねて御礼申し上げますとはどんな意味がある言葉なのでしょうか。重ねて御礼申し上げますとは一言ですが、1つの単語でできているわけではありません。
重ねてという単語と、御礼、申し上げますの3つの単語からできている言葉になります。重ねてとは、もう一度とか再びといったように、同じことを繰り返す様子という意味があります。
御礼とは感謝の気持ちで、申し上げますとは言うの謙譲語に丁寧語がプラスされている言葉になります。つまりはもう一度感謝の気持ちをお伝えさせていただきますというような意味が、重ねて申し上げますという意味になります。
「重ねて御礼申し上げます」が登場するのは
重ねて御礼申し上げますとはどういう使い方をするのかをみていきますが、重ねて御礼申し上げますをビジネスのシーンやメールなどで使う時には、どのタイミングで登場する言葉になるのでしょうか。
重ねて御礼申し上げますとは、メールなどの文頭に出てくるという言葉ではありません。文中で登場することがある場合もありますが、基本的には一番最後に登場するのが「重ねて御礼申し上げます」になります。
例えば文頭に「いつも大変お世話になり、ありがとうございます。」というような文章で始めて、最後に「重ねて御礼申し上げます」と文章を締めるという書き方があります。締めの言葉に使えるということで、出来る人はもう使っている言葉の1つです。
「重ねて御礼申し上げます」の使い方
それでは重ねて御礼申し上げますとはどういう風に使う言葉なのかをみていきましょう。重ねて御礼申し上げますとは、ビジネスのシーンやかしこまった席で使われることが多い言葉になります。使い方をしっかりとマスターしていきましょう。
「重ねて御礼申し上げます」を使った例文
重ねて御礼申し上げますを、ビジネスのシーンで使う時でもメールで使う時でも、使い方はあまり変わりません。重ねて御礼申し上げますとはどんな使い方をするのか例文でみていきましょう。
例文①~~いただき、重ねて御礼申し上げます
ビジネスのシーンでも使うことが多いのが「~~いただき、重ねて御礼申し上げます」です。何かに協力をしてもらった時や、仕事の発注をしてくれた時など、相手への感謝の気持ちを伝えたいという時に使う言葉になります。
重ねて御礼申し上げると書いていくので、この文章よりも前に一度「ありがとうございました」というような文章を加えることも大切です。最初から「重ねて御礼申し上げます」という使い方はよくありません。
メールで使う時には、文章がおかしくなっていないか確認をして、基本的には文章の前半に「ありがとうございました」を入れて、最後に「重ねて御礼申し上げます」と使うようにしましょう。
例文②お世話になったこと、重ねて御礼申し上げます
ビジネスシーンでもメールでもよく使われるのが「お世話になったこと、重ねて御礼申し上げます」です。退職や職場が異動するという時などに、お客様に対してメールを送る時などにも使うことがある例文になります。
この場合にも、最初に「いつもご愛顧いただきましてありがとうございます」というような1文が入っていることで、締める言葉として使うことができる例文になります。文章の前半に御礼の言葉がないのに、突然重ねて御礼申し上げますとは使いません。
退職などで気持ちが高ぶってしまって、ついつい口から出てしまうと言うことがないように、退職などの挨拶の時に使うのであればスピーチ用の原稿を準備するなどして注意をして使うようにしましょう。
例文③ありがとうございました。重ねて御礼申しあげます。
人によって好き嫌いが分れる文書になりますが、まず御礼をいっておいてから、重ねて御礼申し上げますという言葉の使い方をすることもできます。
何度も何度も御礼を言うようで、ちょっとくどいと思う人もいるので、最初のありがとうございますをつけるかどうかは考えるようにしましょう。
とても深く御礼を伝えたいという時には、たくさんの気持ちを言葉で伝えるということは大切です。直接会って話をする時は、身振り手振りで感謝の気持ちを伝えることもできますが、メールなどの場合は言葉でたくさんの気持ちを伝える必要があります。
「重ねて御礼申し上げます」の類語
「重ねて御礼申し上げます」の意味をもっと理解するためにも、重ねて御礼申し上げますの類語をチェックしてみましょう。重ねて御礼申し上げますには、どんな類語があるのでしょうか。
・御礼の言葉もございません ・深く感謝申し上げます ・拝謝申し上げます ・重ね重ねありがとうございました ・いつもありがとうございます |
重ねて御礼申し上げますにはいくつかの類語があることがわかりました。では、それぞれどんな意味があるのでしょうか。
御礼の言葉もございません
重ねて御礼申し上げますとは、とても感謝している気持ちを相手に伝える言葉です。同じくらいとても感謝しているという意味で「御礼の言葉もございません」という言葉も使うことができます。御礼の言葉もございませんとは、ビジネスのシーンでも使うことができます。
御礼の言葉もないというのは、御礼をしないという意味ではなくて、とても感謝をしているので、単純な言葉ではこの感謝の気持ちを伝えることができませんという意味の言葉になります。
「こんな難しい案件を引き受けてくれるなんて、御礼の言葉もありません」というようにカジュアルに使われることもあります。
深く感謝申し上げます
「深く感謝申し上げます」というのも、重ねて御礼申し上げますの類語になります。深く感謝しているというのは、とても感謝しているという意味があるので、類語ということができるでしょう。
ビジネスのシーンでも使われる言葉で、重ねて御礼申し上げますよりもシンプルに使うことができるので、ビジネスのシーンやメールなどでも、深く感謝申し上げますの方をよく使っているという人も多いでしょう。
深く感謝申し上げますは、重ねて感謝する必要がないので、この文章よりも前に「ありがとうございます」というような感謝の言葉をプラスする必要はありません。
拝謝申し上げます
「拝謝申し上げます」という言葉も重ねて御礼申し上げますの類語になります。あまり使わない言葉ですが、ビジネスのシーンでお礼状を書くときには時々登場する言葉になっています。
拝謝申し上げますとは、拝謝が拝み感謝するという意味があります。神様を拝むような気持ちであなたに感謝をしているというような意味がある言葉です。
少し堅い言葉になるので、会話で使うとやや浮いてしまうかもしれません。逆にビジネスのシーンでお礼状に使うことができれば、少し株が上がるかもしれません。
「重ねて御礼申し上げます」を使うのはこんな時
重ねて御礼申し上げますと言う言葉の意味がわかったところで、重ねて御礼申し上げますを使う時についてチェックしていきましょう。重ねて御礼申し上げますとはどんな時に使うといいのでしょうか。
手紙
重ねて御礼申し上げますという言葉は、手紙で使うといいでしょう。ちょっと改まった内容の手紙の時に使うことで、あなたの感謝の気持ちを伝えることができる言葉になります。
もしもビジネスでの手紙であれば、こんな使い方もいいかもしれません。あなたのシチュエーションに合せてアレンジしていきましょう。
「お世話になっております。
いつも並々ならぬご愛顧を賜りましてありがとうごさいます。
このたび○○部署から○○部署に異動になるため、担当者の変更をご連絡させていただきます。
(中略)
○○様には入社の頃よりお世話になり、本当に感謝しております。
これからも○○様のご健勝をお祈りいたしております。
最後までご拝読いただきましてありがとうございます。
重ねて御礼申し上げます。」
メール
メールの場合にも、手紙の時と同じようにビジネスのシーンなどで使うことができる言葉になります。
営業の後にお客様に連絡をする時にも「先日は貴重なお時間をいただいた事、重ねて御礼申し上げます」というような文章で締めくくるという方法もあるでしょう。メールで締めの言葉が見つからないと言う時にも使うことができるので、覚えておくと便利な言葉にもなります。
メールは相手の顔が見えない分、感謝の気持ちを伝えるのが難しい場合があります。言葉を使ってできるだけ深い感謝を伝えることができるようにしておくといいでしょう。
就活
就活の場合でも「重ねて御礼申し上げます」という言葉を使うことができます。相手の印象がよくなる言葉でもありますが、使いすぎないように気をつけることも大切です。
就活の時の使い方には、面接をした後になります。「先日は面接のために貴重なお時間をいただいた事、重ねて御礼申し上げます」という使い方や、「今回、面接の機会をいただけた事を重ねて御礼申し上げます」というように使います。
電話をもらった時などにも使うことはできますが、4次面接くらいある会社の場合、毎回同じ文章で御礼を伝えているとちょっとくどく感じられるので、少し別の言い回しや、類語に変えた言い回しにしていくといいでしょう。
「重ねて御礼申し上げます」は目上の人にも使えるの?
重ねて御礼申し上げますという言葉は、ビジネスシーンでも使うことができる言葉ですが、目上の人に使ってもいい言葉なのでしょうか。そもそも社内の人にも使えるのでしょうか。
重ねて御礼申し上げますとは、丁寧な言葉の言い回しになるので、もちろん社外の人にも社内の人にも使うことができる言葉です。
丁寧な言葉使いになるので、目上の人にも使って問題ありません。好印象を持ってもらえることがあるので、使いたい時には落ち着いてゆっくりと相手に伝えるようにするといいでしょう。
社内に対してはどう使う?
社内の人にも「重ねて御礼申し上げます」は使うことができますが、どんな場面で使うことができるのでしょうか。
社内で使う時には、部下だけではなく上司や目上の人も目にするであろう文章などの時に取り入れるといいようです。
「各位 業務中に失礼いたします。
先日は皆様お疲れのところ私のために送別会を開いていただき、
本当にありがとうございました。
その際に皆様から素敵な花束までいただき、重ねて御礼申し上げます。
甚だ略儀ではございますが、まずはメールにてにてお礼申し上げます。」
「重ねて御礼申し上げます」の英語表現
「重ねて御礼申し上げます」というのは日本語だけの言葉なのでしょうか。同じ意味の言葉はありませんが、英語でも同じようなイメージになる言葉があるようです。重ねて申し上げますの英語表現をみてみましょう。
Thank you again.
「Thank you again.」は重ねて御礼申し上げますの英語表現の1つです。直訳すれば、「またありがとう」ですが、日本語と同じように繰り返し感謝しているというような意味になります。
そのためメールなどの文章の最後に、「Thank you again.」や「Thanks again.」と書くことが多いのだそうです。重ねて御礼申し上げますと同じような使い方をしていることがわかります。
I'd like to thank you.
「I'd like to thank you.」も重ねて御礼申し上げますの英語表現です。例えば「今日の授業はとてもよかった。本当にありがとう」というような気持ちを伝えたい時には「I'd like to thank you for the class today.」というような使い方になります。
どちらかというと会話の中で使いたいという時の、重ねて御礼申し上げますのカジュアルなバージョンになります。
「Thank you very much」によくにた英語表記が「I'd like to thank you.」です。
「重ねて御礼申し上げます」を上手に使おう!
今回は「重ねて御礼申し上げます」の言葉の意味や使い方などを紹介させていただきました。重ねて御礼申し上げますという言葉は、ビジネスのシーンで使うのはもちろん、就活の時にもプライベートでも使うことができる言葉です。
「重ねて御礼申し上げます」と伝えて、困るような相手はいません。多くの場合で好感を持ってもらえる言葉になります。あなたも重ねて御礼申し上げますという言葉を上手に使って、ビジネスのシーンなどでも円滑な人間関係を作っていくようにしましょう。