マウントの意味とは?マウントをとるなどのネット用語を解説

ネットで時たま使われるマウントの意味をご存じでしょうか?マウントをとると表現されることもあります。実はこの表現、すごい嫌われる行為を意味しているんです。マウントとはどんな意味なのでしょうか?マウントをとる人への対処法は?マウントに関連した疑問にお答えします。

マウントの意味とは?マウントをとるなどのネット用語を解説のイメージ

目次

  1. 1ネットでマウントを取りたがるオタクがうざい!
  2. 2「マウント」の意味とは?
  3. 3「マウント」の使い方
  4. 4マウントをとる人の心理とは?
  5. 5マウントをとる人の特徴
  6. 6マウントをとりたがる人への対処法
  7. 7マウンティング癖のデメリットと直し方
  8. 8マウンティング行為を理解し、人間関係に役立てよう

ネットでマウントを取りたがるオタクがうざい!

リアルの世界でもマウントをとる人はいます。しかし、ネットの世界は相手の顔が見えない分、大胆に発言する人が多いもの。結果、ネットでマウントをとる人は本当にうざいです!しかも、マウントをとっている人ほどその行為に気づいていないことが多いです。それがまたイライラさせる原因です。

ときに迷惑にすら感じることがあるマウント行為。あなたはマウントをとって人を不快にしていませんか?人のマウント行為は自分の対処次第で何とかできます。しかし、自分のマウント行為で相手を嫌な思いにさせたたくはないでしょう。周囲にうざいと思われていたらもってのほかです。

ではマウントとはどのような意味なのでしょうか?ネットではどのようにその後が使われますか?マウントを行ってしまう人の心理や対処法もご紹介します。

「マウント」の意味とは?

マウントという言葉自体は英語のmountが由来です。登るとか、またがるという意味があります。ネットのマウントをとるとは、相手より優位な立場を取ろうとすることや、威圧的な態度を取ることを意味しています。

格闘技のマウントポジションという言葉を聞いたことがあるかもしれません。相手の上にまたがり、動きを封じる体勢のことです。また、動物が他の動物の上にまたがるマウンティングも同じマウントを語源としています。

このように、自分の発言をとおして自分の優位性を示そうとすることを、マウントをとると言います。本人の自覚はないとしても、自慢話は嫌われるやすいです。マウントをとる人はうざがられてしまいます。

「マウント」の使い方

マウントの意味は分かりましたが、具体的にどのようなときにマウントという言葉を使うのでしょうか?また、マウントをとる以外の表現方法はあるのでしょうか?続く部分でご紹介します。

マウントの意味や使い方が分かると、今ネット上で頻繁に出てくるマウントを用いた表現の意味がすんなり理解できるでしょう。もし自分に対して用いられているなら、すぐに自分の発言内容を見直したほうがいいかもしれません。褒め言葉として使うことはあまりないからです。

「マウント」を使った例文

今回はマウントを使った3つの表現をご紹介します。マウントをとる、マウントの取り合い、そして、名詞でマウントです。どの行為も第三者から見たらとても見苦しいものでしょう。自分が優れていることを示すために、自慢話を書き連ねているからです。しかも、それが自慢合戦になって炎上状態になっていればなおさら。

具体的な例やネットの書き込みを参考に、マウントがどう見られているかご紹介します。読み終わるころにはマウントという言葉の意味や使い方をはっきり理解できているでしょう。

例文①マウントを取る

マウントをとるは、マウントの基本的な使い方です。自分がハマっているものやアイドルにどれだけお金や時間を費やしたとか、自分はどれだけすごいものを持っているかなどを自慢します。そうすることで、自分がすごいということを示そうとするのです。

ほかにも、自分はこれができるといったアピールや持っている知識を主張しようとする人に対しても使われます。マウントをとっていると言われたなら、それはうざいと言われているのと同じことです。ぜひ気をつけましょう。

例文②マウントの取り合い

マウントをとるから派生して、マウントの取り合いという表現もあります。まさに自慢話合戦です。もしくは、優位に立とうとする人の攻防戦。相手をけん制しながら自分の優位性を確立しようと奮闘します。これほど見苦しいものはありません。

ある人がこれを持っていると言うとします。別の人はそれ以上のものを持っていると主張したり、その人が持っているものは価値がないとけなしたりします。それが火種となり、2人のマウントの取り合い合戦はヒートアップしていくのです。

マウント

単純に名詞でマウントとだけ表現することもあります。相手のアピールに対して、それ何マウント?と揶揄したり、自分の自慢話に追加する自虐ワードとして使ったりします。マウントという言葉が広く使われている証拠です。

マウントをとる人の心理とは?

マウントをとるという言葉はネガティブな意味で使われることが多いです。その行為をした人に対して、不快感やうざいという思いを込めて使われます。しかし、だからといってそのような人が減っているということはありません。むしろ、マウントという単語は最近ネットでよく目にします。それだけマウントをとりたがる人がいるのです。

では、人から嫌われてもおかしくないマウントをとる行為を、人はどうして取ってしまうのでしょうか?マウントをとる人の心理とは?その心理を3つご紹介します。

人の注目を集めたいという承認欲求

マウントをとる人が陥りやすい心理は承認欲求です。人から注目されたいとか、認めてもらいたいと思っています。もちろん、人は誰しも多かれ少なかれ人に認めてもらいたい欲求を持っています。しかし、マウントをとる人はいわば強迫観念と言えるほどその願望が強いのです。

マウントをとる人は、人に注目されることでよろこびや満足感を得ています。その方法として、自分が人より優れていることをアピールするのです。結果として「すごいですね」という印象を与えたいのですが、実際にはむしろ人から嫌われたり見下されることもあります。マウントをとればとるほど、望んでいる結果からは離れてしまうのです。

人に負けたくないという競争意識

マウントをとる人は、強い競争意識も持っています。自分の興味のあることなどの話を聞くと、負けたくないと思ってしまうのです。だれも順位を決めようとしていないのに、勝手に優位性をアピールしてくる人がいると、逆に滑稽に見えてしまいます。しかし、マウントをとる人はそれに気づかず、いかに自分が優れているかを主張します。

そのような人は子供の頃から他の人と比べられる環境の中で育ったのでしょう。人より優れていることを求められ、大人になってもついついその視点で発言してしまうのです。それによって人に嫌われてしまっては元も子もありません。自分の言動を見直す必要があるでしょう。

結局のところ自分の存在意義に自信がない

マウントをとる人の心理として、人に認めてほしいという承認欲求や人に負けたくないという競争意識についてすでに考えました。いずれにしても、マウントをとる人は自分に自信がありません。人との関係性の中でしか自分の存在意義を見出すことができないからです。あるがままの自分ではだめだ、と感じています。

たとえ嫌われるとしてもマウントをとって自分の優位性を確認するという方法しか、自分の存在意義を確立する方法を知らないのです。そして、それが性格の型となっているため、なかなか自分で気づいて改善するということができません。

マウントをとる人の特徴

マウントをとる人と接する時間が多いと、私たちの側が消耗してしまいます。はっきりとこの人はマウントをとる人だ、と識別できれば対処できます。しかし、マウントをとる人すべてについて、はっきりとわかるわけではありません。

いい人だけど、なぜか一緒にいるとイライラするという場合もあります。長く一緒にいる人だと、その人の性格が当たり前になっていて、気づかないというケースもあるでしょう。では、マウントをとる人の特徴とはどのようなものでしょうか?マウントに対処するためにも、しっかり特徴を理解しましょう。

自慢が多いひけらかすタイプ

マウントをとる方法の1つとして、自慢をすることがあります。たまに言う自慢であれば、普通の会話の一環として受け入れることができます。しかし、それがしょっちゅうだとうんざりしてしまいます。しかも、それが自慢になっていない自慢だったら、相手を見下してしまうかもしれません。

それには不幸自慢や苦労自慢も含まれます。自分はこんなに大変だったんだ、というアピールです。自分は普通の人ではないということを伝えたいのでしょう。

中には不幸に見せかけた自慢もあります。十分上手なのに、全然できてないと卑下して伝えます。謙遜な人だと思わせて、しっかり自分の優位性をアピールしているのです。

アドバイス好きなおせっかいタイプ

いつもこちらを気にかけてくれる人がいると本当に助かります。しかし、アドバイスや助けを求めていないのにおせっかいに発言してくる人がいます。そう言った人には注意をしましょう。気づいたらいつの間にか人間関係がその人よりも下に位置してしまっていることがあります。

マウントをとる人の中には親切心でアドバイスをする人もいます。自分の方法でないと気に入らないので、ほかの人もそれに合わせるようアドバイスする人もいます。いずれにしても自分の方が物知りだということをアピールしたり、経験や余裕があるということを伝えたりしたいのです。

最悪なのはダメ出し否定好きタイプ

マウントをとる人で、一緒にいるとこちらがきつく感じるのは、ダメ出しが好きな人です。私たちの出来ていない点を指摘することで私たちを落とし、相対的に自分が上になるように振る舞います。

私たちが成長できるように、と本気で願っている人もいますが、根本は本人の自信がないことが多いです。あるがままではダメ、という思いがあるので、ほかの人の出来ていない点も許容することができません。そのようなマウントをとる人は、しっかり対処する必要があるでしょう。

マウントをとりたがる人への対処法

マウントをとる人の特徴を理解すれば、対処を取ることが容易になります。そして、対処法はできるだけ早く実践するようおすすめします。その人の関係が深くなり確立してしまうと、修正することが難しくなるからです。

では、マウントをとりたがる人への対処法とは何でしょうか?ネット上でマウントをとる人への対処法はもちろん、実生活での対処法も含まれます。上手に使い分けて実践してみてください。

無視やスルーが一番

まずおすすめしたいのが、無視やスルーです。マウントをとる人は、人から注目されることを目的としています。こちらが過剰に反応してしまうと、相手は目的を達成していると感じ、その行動を続けることになります。ですので、できる限り無視する、スルーするという対処法が賢明です。

ネット上でそもそも面識がない人であれば、スルーするのも簡単です。権限があればコメントを削除することもできますが、それが火種となって炎上することもあります。削除すらせず、何事もなかったかのようにスルーしましょう。

実生活でもマウント行為はあまり相手にしないのが得策です。話に乗らないとか、あまり興味を示さないようにします。もちろん、失礼のない程度で意識してみてください。こちらが過度に反応しなければ、相手も張り合いがなくなり、ほかの人を探すようになるでしょう。

適度に相手の欲求を満たしてあげる

上司など、無視やスルーはできないという場合もあります。そうすることで、周囲の人からの評価が落ちてしまうというケースもあります。そのようなときは適度に相手の承認欲求を満たしてしのぎましょう。相手がマウントをとってきたら、すごいですね、と褒めてあげるのです。

ただ、褒め過ぎは禁物です。特に関係が近い人ほど注意をしてください。自分の承認欲求を満たすのに、あなたが好都合だと勘違いし、あなたを利用するようになりかねません。嫌われない程度に最低限褒めるだけで十分です。マウントをとる人とは程よい距離感を保っていきましょう。

マウンティング癖のデメリットと直し方

この記事を読んで、自分がマウントをとっているかもしれないと感じた人もいるかもしれません。そのような場合はどうすればいいでしょうか?相手にうざがられて嫌われる前に言動を正すようおすすめします。マウント行為にはデメリットがつきものだからです。

では、そのマウント行為のデメリットは何でしょうか?そして、マウント行為の直し方とは?今回は2つの方法をご紹介します。

嫌われ妬まれる人から真に受け入れられる人へ

マウント行為の大きなデメリットは、嫌われ妬まれることです。自分の優位性をアピールする自慢が、人に嫌われる原因となっています。そのようなときは、自分の優位性をアピールしなくても、自分には価値があることを再認識しましょう。あるがままでいいと、自分を肯定していくのです。

わざわざ自分のすごさをアピールしなくても、ほかの人を否定して優劣を主張しなくても、私たちには価値があります。何もできない赤ちゃんが愛されているように、私たちは存在しているだけで価値があるのです。そのように自分の存在意義を見つめなおし、自己肯定を続けていきましょう。

私たちが自分の価値を発見し、愛される人と認識すれば、周囲の人も同じように私たちを価値ある人と見なすようになります。マウントをする必要がないとわかり、純粋な人間関係を楽しめるようになるでしょう。

競争から抜け出し平和な毎日を手に入れよう

マウント行為のもう1つの問題は競争意識です。そして、それがやっかいなのは、競争には終わりがないということです。ある人に勝てたとしても、自分より優れている人は必ずいます。自分より優れている人がいる限り、劣等感を感じなければなりません。

しかし、勝たないといけないという競争意識を手放すことはできます。先ほどの承認欲求の場合と同じように、人より勝っていなくても私たちに存在価値はあるのです。私たちそれぞれが持つ能力や違いを受け入れましょう。そして、自分が持つ個性を受け入れましょう。競争する必要もマウントをとる必要もないことに気づきます。

自分の優位性をアピールしなくてもいいことが分かると、毎日が平和で楽になるでしょう。他の人の長所も受け入れられるようになり、他の人からも尊重されるようになります。マウンティング癖を今から見直すのはいかがですか?

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マウンティング行為を理解し、人間関係に役立てよう

ネットでよく見かけるマウントという言葉。意味や使い方を含めてよく理解できたのではないでしょうか?ネガティブな言葉なので、自分が使う場合はくれぐれも注意してください。回りまわって本人の耳にも入る、ということもあり得ます。

周囲にマウンティングが好きな人がいるかもしれません。今回ご紹介した対処法をぜひ試してみてください。自分の癖も見つめなおし、ストレスフリーな人間関係を楽しみましょう!

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