パニエの作り方!簡単に100均などで大人・子供用を手作りする方法
ワンピースやウエディングドレスの下にパニエを履いてボリュームを出す人も多いと思います。買えば結構なお値段してしまうパニエを、100均アイテムで簡単に手作りしてみませんか?100均アイテムを使ったパニエの作り方を伝授!針と糸を使わない作り方も紹介します。
目次
パニエを簡単に手作りしよう!
スカートの下にパニエを仕込めば、ふんわりとボリュームが出て可愛いので、ロリィタファッションが好きな女性にとっては必要不可欠なアイテムです。
もちろん、子供服にもぴったりで、スカートに下にパニエを履くだけで、ふわふわと風にスカートが揺れて、まるでお姫様になった気分になる女の子も多いと思います。他にも、ウエディングドレスの下や、日常的にスカートやワンピースに仕込む人もいるでしょう。
そんなパニエですが、買うと結構なお値段するの知ってますか?
パニエは意外と高く長持ちしない
パニエをロリィタブランドなどで買うと、1万円ぐらい平気でします。また、ネットでノーブランドの物を買ったとしても、2~3千円ぐらいが相場で、安い買い物にはならないでしょう。
また、パニエと言えばボリュームが大事ですので、中にはノーブランドの物だとボリュームが足りないと感じ、2枚履きする人も多いです。
履いてる内にボリュームは次第に落ちてくるので、特に安価なものだと、すぐにぺしゃんこになってしまうため、短期間で買い替える必要があるんです。最近は、100均のアイテムを使ってパニエを手作りする人が続出してると言いますので、じっくり見ていきましょう。
そもそも「パニエ」とは?
名前は聞いたことあるけど、パニエっていったいどんな物?と言う人もいると思いますので、具体的にパニエとは何なのか見ていきましょう。パニエとは、スカートの下に装着する下着、ファウンデーション1種とされています。
アンダースカートとして、ロリィタファッションはもちろん、ウェディングドレス、ワンピースなどの下に装着することで、スカートにほどよいボリュームが出て、台形の綺麗な形をキープできます。
パニエは18世紀にヨーロッパでよく使われていた
18世紀を舞台にした映画などを見ると、素敵なドレスが綺麗に横広がりになっていませんか?ふんわりとボリュームがあり、きれいな台形になってると思います。そうすることでドレス本来の形がしっかり出せ、上品さを感じさせます。
パニエは、18世紀のヨーロッパでドレスなどの下に装着して使われていました。今のように簡易的な物ではありませんが、昔は鳥かごのようなしっかりとした形をしていたことから、「パニエ」(フランス語で鳥かごの意味)と呼ばれるようになったそうです。
簡易式パニエの作り方
では、早速本題に入っていきましょう。パニエは100均アイテムを使って簡単に手作りすることができます。パニエを仕込めば、スカートの形が綺麗に出せますので、一緒に作り方を学んでいきましょう。
揃える材料
パニエを簡単に手作りする方法を紹介する前に、まずは必要な材料を揃えていきましょう。
必要なものは、土台となる布、チュール生地、中にいれるゴム、糸になります。すべて100均で揃えられますので、安く簡単に手作りしたいなら、100均を利用してみましょう。
作り方
材料が揃ったら、早速作っていきましょう。作り方を、順を追って説明していきます。チュール生地は繊細な生地ですので、取扱いに注意して、時間に余裕を持って作っていきましょう。
①チュールを付ける土台になる生地を2枚準備
まずはチュールを付ける土台となる生地を2枚準備します。サテン生地やスカートの裏地用の生地があれば、それを使っていきましょう。その際気を付けるのは、実際にチュールをつける丈より3~4cmほど短く裁断することです。
準備できたら、実際表になる面を裏にし、2枚を合わせて縫っていきます。
②チュールを縫って輪にしギャザーを寄せる
同じ長さのチュールを三枚用意し、実際表になる面を裏側にして、塗っていきます。形としては輪になります。出来上がったら、同じように2つ目を作ります。2つ目は1つ目より長い物を用意し、同じように輪になるように縫います。
ギャザーを作っていきましょう。フリルの上から0.5cmのところと1.5cmのところにギャザー縫いをしていきます。ミシンがあるなら、ミシンを使うと簡単にできます。はじめはほつれやすいので、気を付けましょう。
③土台にチュールを縫う
土台を表にし、土台の上を10cmほど開けて、先ほど塗ったチュールをつけていきましょう。まずは長い方のチュールを縫い付けていきます。ギャザーの量をバランス良く調節すれば、きれいな仕上がりになります。
長いチュールが縫い付けられたら、短い方のチュールを長い方に重ねるように塗って、2段になるようにしましょう。
④ウエストにゴムを通して微調整
土台の上から3cmほどを折り返して、2.5cmほどのところを縫っていきます。最後にゴムを入れるため、1.5cmほど縫わずに残しておきます。あらかじめ用意しておいたゴムは、ウエストより少し長めに切っておくと入れやすいと思います。
では、ゴムを通していきましょう。ゴムが入ったら、パニエを試着してみてウエストが丁度良いなら端を結んだり、縫い付けたりしたら完成です。
スカートの下にパニエを履いてみて!
パニエは大人の女性にも使えます。パニエを仕込まなければ、この画像のようなボリューム感は出ません。パニエを履くだけで、スカートのラインが綺麗に出せ、女性らしさを演出することができます。
ボリュームを抑えたパニエであれば、さほど大げさにならず、おしゃれです。
子供用パニエの作り方
子供さんにパニエを作るお母さんもいると思います。子供用も100均のアイテムを使って、簡単に手作りできますので、ぜひチャレンジしてみてください。では、揃える材料と作り方を見ていきましょう。
揃える材料
簡単・手作りパニエの作り方を見ていく前に、まずは必要な材料を確認しておきましょう。準備するものは、先ほどと同じで、土台となる布、チュール、ゴム(平ゴムでも可)、糸を準備します。
すべて100均で揃いますので、コストを抑えたい人は100均でお気に入りのチュール等を探してみてください。基本的には先ほどと同じになりますが、子供用なので布等は少なくてすみます。
作り方
材料が揃ったら、早速子供用のパニエを作っていきましょう。では、作り方を簡単に紹介していきます。
①土台を筒状に縫う
土台は先ほどのように2枚用意しても良いですし、筒状に切ったものを使ってもかまいません。筒状であれば、90×45cmほどで大丈夫です。上10cmは縫わずに残しておきます。
②先にウエスト部分を縫っておく
筒状の布を使って縫えたら、ウエスト部分を先に縫っておいても良いです。大体幅3cmになるように折り込み、塗っておきましょう。こちらにはのちほど、ウエストゴムを通すようになります。
③チュールをカットし縫う
子供用であれば、チュールは幅33cmほどにカットし、上段140cm下段が200cmになるように1cmほど重ねて縫います。
④上から1.5cmのところにギャザーを寄せる
チュールを2つ折りにし、ギャザーを寄せていきます。大体上から1.5cmぐらいの所に作ると良いです。その際、前・後ろ・サイドの中心に合印を入れておくと、ギャザーを寄せやすいようです。
⑤土台にチュールを縫っていく
土台にチュールを縫っていきましょう。上段と下段が少し重なるようになります。それによってボリュームが出ますので、調節しながらつけていきましょう。ウエスト部分には、重ならないように塗ったら、ウエスト部分にゴムを通して完成です。
選ぶチュールによってボリュームや固さも変わってきます。子供用はさほどボリュームがなくても、丈が短いので自然なボリュームが出やすいです。
お揃いのパニエも可愛い!
お揃いのパニエを友達同士で履くのも可愛いです。こちらの写真は、色違いのパニエを手作りし、そのままスカートとして活用しているようです。土台もついてますので、安心して1枚で履けると思います。
気になるようならタイツやレギンスなどを下に履くと安心かもしれません。手作りであれば、好きなお友達とお揃いで履くことができるので、お子さんも喜ぶと思います。
型紙なしで縫わないパニエの作り方
型紙なしで、なんと縫わずに作れるパニエもあると言います。チュールなどを使えば、繊細なので縫うと失敗しやすいかと思いますが、縫わないのなら安心だと思います。
100均のアイテムを使って、簡単に手作りできる縫わないパニエ!魅力的だと思いませんか?では、材料と作り方を見ていきましょう。
揃える材料
縫わずに簡単に100均アイテムでパニエを作るためには、チュール5色を1mずつ、ゴム、ハサミ、定規が必要になります。洗濯バサミもあると便利なので、用意しておきましょう。
縫わなくて良いので、糸も土台も必要ありません。では、気になる作り方を見ていきましょう。
作り方
早速作り方を見ていきましょう。縫わなくて良いので、ミシンがない人も安心です。簡単に100均アイテムで手作りしていきましょう。
①1mのチュールを8つ程に折り畳み洗濯バサミでとめる
1mのチュールを大体8つほどに折り畳み、端を洗濯バサミでとめておきます。ずれないようにしたら、10cm幅ほどに全色切っていきます。広げると大体188cm×10cmの横長い形になっていれば大丈夫です。
②ゴムは両端を結び輪っかにしておく
あらかじめ用意してあったゴムは、両端を型結びし、輪っかの形を作っておきます。その輪っかがウエストになりますので、そこに縦長のチュールを結びつけていくイメージです。
③半分に折ったチュールを結び付けていく
半分に折ったチュールをゴムの下にセットし、くぐらせて結んでいきます。あらかじめ切っておいたすべてのチュールをウエストゴムにくぐらせ結んでいけば、ボリューム感のあるパニエの完成です。
チュールを結ぶ際は、きつさに注意しましょう。あまりきつく結んでしまうと、繊細なチュールが破れたりほつれたりしてしまいますので、程よい強さにしておくときれいに仕上がります。
意外と簡単でしっかりボリュームが出る!
縫わずに、型紙も要らない、100均アイテムで簡単に手作りできるパニエの作り方をご紹介しました。意外と簡単にできるので、驚いた人もいるかもしれません。ゴムに結びつけていくたけでokですし、かなりボリューミーな仕上がりになります。
裏地がついてないので、チュールが肌に直接触れることになりますので、肌弱い人は、ストッキング等を履いて対応すると良いと思います。
100均の水切りネットでのパニエの作り方
100均ではなかなかチュールを必要ほど揃えられないかもしれません。最近話題になっているのが、100均の水切りネットを使って簡単に手作りできるパニエです。針と糸も要りませんし、お子さんと一緒に作っても楽しいと思います。
揃える材料
早速必要な材料を見ていきましょう。材料は、水切りネット、ゴムのみになります。縫う必要もありませんし、型紙も必要ありません。100均に売ってる水切りネットで構いませんので、まずは材料を揃えましょう。
作り方
では、水切りネットを使ったパニエの作り方を見ていきましょう。基本的な工程は、先ほど説明した型紙なしで縫わないパニエと全く同じ作り方になります。
こちらの場合だと、チュールではなく、100均などで簡単に手に入る水切りネットを使って、ゴムに結びつけていけばOKです。水切りネットもさまざまな色がありますので、カラフルで網目が大きい物を揃え、4~5cm幅にカットします。
カットした水切りネットを細く折って、ゴムに縛っていきます。用意したウエスト用のゴムは両端を型結びして輪っかにしておくことを忘れないようにしてください。
カットした水切りネットを足して好みのボリュームに!
こちらが、実際100均の水切りネットを使って完成させた、可愛いパニエになります。この方はピンク一色を使って可愛らしいパニエに仕上げています。ボリュームもかなりあると思いませんか?結びつける水切りネットの量で、ボリュームは自由自在です。
少し固めに結んで寄せていけば、水切りネットを足すことができますので、好みのボリュームになるまで、たくさん足して素敵なパニエ作ってみてください。
本格的なパニエの作り方と型紙をダウンロードできるサイト
中には、もっと本格的なパニエを作りたい!という方もいるかもしれません。そんな人におすすめのサイトを紹介したいと思います。
洋服やコスプレ衣装のパターン:であこす
本格的なパニエを作りたいなら、まずは型紙をダウンロードする必要があります。パニエと言っても、さまざまな形があります。ボリュームに応じて型紙も変わってきますので、洋服やコスプレ衣装のパターン であこすを覗いてみてください。
こちらのサイトには、30・35・40とボリュームに応じた型紙が用意されており、作り方も記載しています。パンツタイプになったドロワーズやアンダースカートとして使える、ペチコートの作り方や型紙もあります。
必要に応じた型紙をダウンロードして、オリジナルなパニエを制作してみてください。
100均アイテムで簡単に手作りパニエを作ろう!
ワンピースやスカート、ウエディングドレスなどに仕込むと可愛いパニエですが、100均のアイテムを使って簡単に手作りできることがわかりました。
針と糸を使わなくても、チュールや水切りネットをウエストゴムに結びつけるだけで、ボリューム感のあるパニエを完成させることができます。このやり方ですと、ボリュームを調節することができるので、自分好みのパニエが作れると思います。
スカートなどの下に履くだけで綺麗なスカートの形が出てくれるので、ぜひAラインのスカートやワンピースを着る際に、手作りパニエを装着してみてはいかがでしょうか?