ボブのセルフカットのやり方!後ろ髪も自分で切る切り方とは?
美容院へ行くにも時間もお金もない!という方はセルフカットに挑戦してみてはいかがでしょうか?特に人気があるボブスタイルは、セルフカットでも十分に綺麗に仕上げることが出来ます。今回はボブヘアの上手な切り方、ヘアアレンジなどを紹介します。
目次
ボブのセルフカットに挑戦!自分で切る方法を紹介
髪の毛を切る、といえば「どこの美容院で切るかが問題」と考える人は多いでしょう。日本には歩けば美容院にぶち当たるといわれるほど美容院が溢れかえっているのが現状ですが、不思議なことに「美容院難民」と呼ばれる人たちもたくさんいます。
どこにでも美容院はあるのに、行きたい美容院が見つからない、という人を美容院難民と呼びます。その理由は、「店の人と喋ることが苦痛」、「人当たりは良いけれど腕がイマイチな店」、「腕も愛想もよいけれど料金が高い」など様々です。
それらの原因があって、街には美容院が溢れている状態であっても自力で髪の毛を切る人もたくさんいるのです。今回は、そんなセルフカットに初めて挑戦する、という人のために「自分で上手に切る方法」を紹介していきます。
カットの種類は人気の髪型である「ボブ」です。ボブは短めのミディアムヘアーですが、後ろも短いとなると自力で切るには難しそうで躊躇してしまう、という方が多いようです。しかしコツさえ知っていれば大丈夫です。
上手にセルフカットが出来るコツや方法、そのボブ編をお届けします。
ボブの種類
一言でボブといっても、色んな種類があります。そもそも「ボブ」というのは日本でいうところの「おかっぱ」であり、「前髪から襟首まで、段差なく短く切りそろえた髪型」とされています。
しかし美容業界においてのボブは様々な種類があるのです。スタイリストによっては鎖骨くらいまでの長さをミディアムボブと表現する人もいますので、ひとつずつ見ていきましょう。
画像で具体的に紹介しますので、お気に入りのボブを見つけてください。
ショートボブ
まずは人気のショートボブです。これは髪の毛が耳にかかるぐらいの長さから顎までの長さのスタイルになります。
アニメキャラクターなどにも多い髪形で、一般的に「ボブ」といえばこの髪型を想像する人が多いです。後ろが短めですがショートカットよりは横が長い、というこの髪型はボーイッシュさや儚さを演出することが出来ます。
女性の細くて白い首が可憐な感じになりますので、短いのに色っぽさも出せるスタイルです。
ミディアムボブ
通常のボブスタイルよりも少し長め、鎖骨あたりまで髪の毛があるスタイルです。「肩につくくらいの長さ」と表現されるのがこんなスタイルでしょう。
前下がりボブ
アウトラインが前下がりであり、顔の前面に近づくほど髪が長めになります。面長の人や顔が丸い人によく似合うと言われていて、ちょっと大人っぽい髪型でもあります。
前上がりボブ
アウトラインが前上がりのボブで、顔に近づくほど短くなり、後ろは少し長めなスタイルです。マッシュボブなども前上がりボブの一種と言われています。
切りっぱなしボブ
切りっぱなしボブとはその名の通り、トップから毛先までをそろえて一直線に切ったスタイルです。毛束ができクセ感や外はねが出来やすいラフ感たっぷりな髪型です。
最近はこちらのボブカットが一番人気があるようです。芸能人やタレント、モデルの中でもこのきりっぱなしボブにしている女性がたくさんいます。
セルフカットも一番しやすいかもしれません。
ボブのセルフカットのやり方《ショート編》
では実際にボブにセルフカットしていきましょう。自宅で一人で気軽に出来るので、ボブにしたくなったけれど美容院へ行く暇がないし、ちょっと伸びているのを整えたいだけだからお金もかけたくない、という方はこの方法でセルフカットしてしまいましょう。
用意するものは少ないですし、自分の都合でいつでも始めることが出来ます。
用意するもの
ボブのセルフカットに必要なものは、はさみ、すきばさみ、櫛と15センチ定規です。すきばさみがあれば作業は楽になりますが、なければないでも大丈夫です。後ろを上手に切るためには3面鏡もあれば便利でしょう。
セルフカットの方法を1度覚えたらあとは練習あるのみですから、何度も繰り替えすうちにセルフカットの達人になれます。
カットの手順・やり方
1、指で挟める量の毛束をとり、頭皮に対して90度の覚悟で引っ張ってのばします。あまりたくさんの毛をとってしまうと途中で落ちてしまったりはさみを入れにくくなりますので、最初は少量からトライしましょう。
2、頭に定規を突き刺すような気持ちで髪の毛にあて、15センチの長さを測ります。きっちりでなくても大丈夫なので、定規が終わるところを目印に指で髪の毛を挟みましょう。
3、指で髪をはさみ持ったところをカットします。美容師さんは縦にはさみを入れてくれるのですが、セルフで素人となればそれは難しいので横むきでジャキジャキ切りましょう。最後に長さを整えたり梳いたりするので大丈夫です。
4、すきばさみがある場合はそれで髪の毛を持って斜めに入れていきます。なければ毛束をねじって少量とり、はさみを斜めに入れて切っていきましょう。これで梳くのと同じような効果が出ます。
5、三面鏡などを見ながら後ろの襟足の長さを整えたり、横の長さを整えたりしましょう。これで完成です。
ボブのセルフカットのやり方《切りっぱなしボブ編》
最近街中でお洒落な人がしている髪型として人気なのが、切りっぱなしボブです。切りっぱなしボブは毛先に何も加えずに真横にぱっつんと切ったボブのことで、レイヤーやパーマなどの手を一切加えていません。
後ろ側の毛が外はねになるようにするのですが、内側にまくアレンジでも可愛くなる髪型です。
用意するもの
用意するものは、はさみ、櫛またはブラシ、ヘアゴム、鏡、すきばさみです。すきばさみはあってもなくても構いませんが、あれば便利ということです。ここでも3面鏡があれば便利ですが、大きな鏡が2枚でも十分です。
カットの手順・やり方
ではセルフカットをしていきましょう。
1、櫛でさらさらになるまで髪をとかします。髪にクセやうねりがある人は水を少しつけて真っ直ぐになるようにしておきましょう。仕上がりが綺麗になります。ただし、べちゃべちゃになるまでぬらしてしまうと乾いた時に長さが変わってしまいますので注意しましょう。
2、ヘアゴムを使って、サイドとバックの3つの部分にわけます。分け目はまっすぐを意識しましょう。ブロッキングをしっかりすることで後々切るときに楽になります。
3、自分が好きな長さにして髪の毛をくくります。短くなり過ぎないか心配な方は、長めに結いましょう。
4、ヘアゴムの結び目の下を真横にはさみを入れてカットします。この時出来るだけぐらぐらしないように注意して切ります。ヘアゴムを外し、鏡をみながら全体のラインを整えながら切ります。これで完成です。
髪の量が多い人やこれでは外はねがきつくなってしまう、という方は、すきばさみで内側の髪をすきましょう。外側を梳いてしまうと切りっぱなしボブではなくなってしまいますので注意が必要です。
カチューシャを使った簡単なボブのセルフカット
ボブへのセルフカットでは基本的には少しずつ切っていけば失敗はしにくいはずですが、ちょっと変わった方法ではカチューシャを使ってボブのセルフカットをする方法がありますので、紹介しましょう。
カチューシャはどんなものでも構いませんが、出来るだけ細めを選ぶとやりやすくなります。
用意するもの
はさみ、すきばさみ、カチューシャ(細め)、櫛です。はさみで切っていくのが基本ですが、あればバリカンを使うと後ろ側が綺麗に切ることが出来ます。
カットの手順・やり方
1、まずは櫛をつかってしっかり梳き、カチューシャを頭につけます。
2、カチューシャをカットしたい長さまで頭の後ろ側におろしていき、動かないようにしっかりと固定しましょう。
3、固定した状態でカットする部分の髪の毛をすきばさみで軽くすきます。髪の毛の量が少ないときには、これだけで綺麗な仕上がりになります。ここでバリカンを使うと切る時間が一気に短縮されますが、手元に自信がないという方ははさみでやりましょう。
この方法が慣れてこれば、カチューシャを斜めにして前下がりのボブスタイルも出来るようになります。前も横も後ろも、是非美容院でカットしてもらったような仕上がりを目指して練習してみてください。
この方法でのカットで失敗が怖い方は、長めのスタイルからカットに挑戦すればやり直しも可能です。
自分で後ろ髪も綺麗に切る方法
後ろ髪は当然鏡でもそのままでは見えませんから、セルフカットするのは怖い、と感じる方が多いでしょう。しかしコツさえ判れば大きな失敗をすることはありません。鏡を使い、自分のイメージ通りになるように切っていきましょう。
大切なのはブロッキングをしっかりすることです。下のほうの毛から切っていきますが、髪の毛のボリューム調節は外側より内側を調節するほうが楽ですし、仕上がりが綺麗になります。内側が長めで外側が短めが失敗しないコツです。
はさみは必ず散髪用のはさみを使用し、横ではなくなるべく縦に入れるようにしましょう。少しずつ切っていけば時間はかかっても失敗はしなくて済みます。小刻みに切っていきましょう。
ボブのセルフカットの失敗を隠すヘアアレンジ
一生懸命やってみた!だけど・・・どうにも気に入らない!という結果になってしまうことも、セルフカットではやはりあります。失敗というよりは、他の人は変ではないといってくれるけれども自分が気に入らないという場合です。
ボブヘアはアレンジがきく長さはあります。髪の毛は少し待てばまた伸びますので、それまでの間、自分が心地よくいられるようなヘアアレンジをして待つことにしましょう。
ここではおすすめのヘアアレンジ方法を紹介していきます。
①カールをつける
思ったより切りすぎた!とか、考えていた長さと違う!という時には、コテやアイロンでカールをまいてみましょう。ふわふわを演出したりボリュームを出したりするだけで、全然違った雰囲気になることができます。
黒髪でも可愛いですが、色が入っていればもっと可愛くなること間違いなしです。
ワックスなどを使って艶感を出せば、色気満載のウェットヘアの出来上がりです。今日はデートという日には是非このボブアレンジでお出かけしてください。
②大胆な編みこみで大人がーリーに
トップの髪束を編みこんでいき、結んだらゆるめに解いてみましょう。リボンやバレッタなどでとめれば大人がーリーヘアの出来上がりです。結婚式などのお呼ばれにも十分通用するアレンジです。
髪全体にシルバースプレーなどをかけても良いでしょう。編みこむときにリボンを巻き込んだりして自分で一番のお気に入りアレンジを開発してみてください。
セルフカットのメリット紹介
ボブという人気のヘアスタイルに自力でなる、と決めた方も、いざはさみを手にとって鏡の前にいくと「本当に大丈夫かな」と心配になってしまうこともあるでしょう。特に短くてそのままでは見ることが出来ない後ろなどは、本当に大丈夫かな、と思うのは自然のことです。
ではそうなった時に背中を押してくれる「セルフカットのメリット」を紹介します。メリットを心に刻み、今まで紹介してきた方法で自分の思い通りのボブヘアに変身してください。
自分の思い通りに出来る
セルフカットする最初のメリットは、自分の思い通りにしやすい、ということです。美容院へいって写真の切り抜きを渡したとしても、言葉で頑張って伝えたとしても、それがちゃんと伝わるかは運も必要です。
しかし自分で切るのですから長さも量も思いのままです。さらにもし失敗しても自分でやったことですから諦めもつくというもの、少なくとも「お金を払ったのに」という担当者への怒りは湧いて来ません。
前髪の長さや左右を非対称にしてみたりして、自分の頭で遊んでみるのも良いでしょう。家族がいれば後ろをチェックしてもらうと、より安心して切ることが出来ます。
お金がかからない
美容院でカットをすればシャンプーが自動的についてきたとして、合計で3000円から5000円ほどはかかってしまいます。しかし、セルフカットをすれば当然お金はかかりません。さらに夜だろうが朝だろうが自分の好きな時にカットすることが出来ます。
はさみにはお金をかける方が良いですが、それも美容師さんのようにお金をかける必要はありませんし、サービス料も必要ありません。ちょっと前髪を揃えるだけ、梳くだけ、という時だけでなく、フルカットでもセルフカットなら無料です。
時間の短縮が出来る
美容院に行くのも時間がかかりますし、前のお客さんの待ち時間や担当者の都合などもあります。たまにお喋りに夢中になってはさみを持つ手が止まってしまうといった困った担当者もいますが、それらに費やしていた時間は全てあなたのものになります。
セルフカットであれば美容院へ通ってカットしてもらう時間は当然かかりませんし、慣れてくれば30分もかからずにカットが出来るようになります。
切った後はすぐにシャワーを浴びて全身を洗ってしまうことも出来るのです。気軽かつ手軽、それがセルフカットです。
アレンジも可能なボブはセルフカットで
ボブは例え失敗してしまってもヘアアレンジもききますし、ショートカットにすれば万が一の失敗も挽回出来る、かつ、放置していてもまたすぐに肩まで伸びてしまうような長さでもあります。
毛先を整えるだけ、前髪だけは自分で切る、というレベルを既にクリアしている方であれば、ボブのセルフカットに挑戦してみましょう。慣れてこれば怖いものはなくなります。
短めでかつ女性らしく、色気まで演出できる便利な髪型、ボブに自分の力でなることが出来るのです。用意するのは鏡とはさみです。自力で素敵になることが出来れば、きっとあなたの自信にもなるでしょう。