ロングヘアのセルフカットのやり方!女性が自分で後ろ髪を切る方法
ロングヘアをセルフカットできたらいいのにと思うこともあるでしょう。今回はセルフカットロングヘアについて紹介していきます。セルフカットでロングヘアを切るにはどういう方法があるのでしょうか。セルフカットロングヘアに必要な道具から、前髪カットの方法までまとめます。
目次
自分でロングの髪を切る方法を紹介
髪の毛が伸びてきたけれどヘアサロンの予約を取ることができない時、「自分で髪の毛を切ることができたらな」なんて考えたことはないでしょうか。
今回はロングヘアのセルフカットのやり方を紹介させていただきます。ロングヘアの女性でも自分に髪の毛を切ることができます。
サイドの髪の毛だけではなく、後ろ髪も自分で切る方法を紹介していきます。自分で髪の毛を切ってみたいという女性にもおすすめです。
女性のロングヘアのセルフカットで必要なもの
まずは女性のロングヘアのセルフカットで必要になるものからみていきましょう。ロングヘアを自分で切るためにはどんなアイテムが必要なのでしょうか。セルフカットを始める前に準備をしておきましょう。
セルフカットをしている途中に、あれが必要だった、これが必要だったと取りに行っていると、切った髪の毛で散らかってしまったり時間がかかってしまったりと大変です。
セルフカットする時には、もしかしたら必要ないかもしれないけれど、あると便利かもしれないと思うものは準備をしておくといいでしょう。
①はさみ・すきバサミ
髪の毛を切るためには、はさみは必要になります。どんなはさみでも構いませんが、切れ味がいいはさみを準備しておきましょう。切れ味が悪いはさみを使うとセルフカットが上手にできないだけではなく、髪の毛が傷んでしまうということもあります。
また準備ができればすきバサミもあると便利です。セルフカットでは長さを揃えたりすることはできますが、ヘアサロンで切るような難しいカットができないことがあります。
すきバサミがあることで毛先を自然なスタイルにすることができるので、さらに綺麗にセルフカットを仕上げることができます。今回のセルフカットの方法では、すきバサミありの方法で髪の毛を切る方法を紹介していきます。
②ヘアゴム
女性のロングヘアのセルフカットに必要なのはヘアゴムです。ゴムが太いタイプのものよりも、ゴムが細いタイプのヘアゴムが準備できるといいでしょう。
ヘアゴムは髪の毛を1つにまとめるために使うのではなく、髪の毛を切る時にブロック分けをする時に使います。
ヘアゴムに厚みがあると、大体の髪の毛の長さをみることができないということもあります。細めのヘアボムで、髪の毛の量に会わせて6個から10個ほど準備しておけるといいでしょう。
③クリップ・コーム
クリップやコームも女性のロングヘアのセルフカットには必要なアイテムです。ロングヘアの女性なら、自分用の櫛やコームを持っていると思うので、改めて購入する必要はありません。あるもので髪の毛を切ることができます。
櫛は髪の毛をといて、広がった髪の毛を抑える時に使えるアイテムです。コームで十分だと思えばコームだけでも問題ありません。
クリップは邪魔な髪の毛を抑えておきたいという時に使います。自分の片手で留めることができるようなタイプのクリップを準備しておいた方がいいでしょう。
④ケープ・新聞紙
髪の毛を自分で濡らしてから切るから、髪の毛はそれほど散らばらないだろうと思う人もいるかもしれませんが、髪の毛は意外と広範囲に広がって落ちます。
試しにお風呂場でセルフカットしてみるとわかりますが、こんなところにまで髪の毛が飛んでいると思うほど、広範囲に切った髪の毛は飛んでいくものです。
セルフカットの後に掃除機をかけるつもりであったとしても、掃除を楽にするためにも自分で髪の毛を切る時には新聞紙を下にひくことは大切です。また自分の服にもたくさんの髪の毛がついてしまうのでケープを準備しておくといいでしょう。
⑤鏡
自分でセルフカットする時には、ロングヘアであっても鏡は必要なアイテムになります。普段使っている鏡でもかまいませんが、できるだけ大きな鏡を準備しましょう。
頭のてっぺんから毛先までが見えるタイプの鏡が望ましい大きさです。ロングヘアで毛先が胸より下の位置にあるという人は、座った状態で切ることが難しいかもしれません。鏡を置いておくことができる台も準備できるといいでしょう。
二面鏡や三面鏡があると自分で行うセルフカットで後ろ髪を切ることがやりやすくなります。
⑥霧吹き
女性のロングヘアのセルフカットは髪の毛を濡らして行います。髪の毛が乾いてきたらまた水で濡らすことができるように、霧吹きがあると便利です。
シャンプーをした後、濡れた状態で髪の毛を切っていくということはできますが、髪の毛が濡れすぎているとはさみがとおりにくくなることもあります。ちょっとしっとりと濡れているというくらいにしてあることがおすすめです。
ロングヘアをセルフカットする際のコツ
ロングヘアをセルフカットする時に準備したいアイテムを紹介させていただきましたが、ロングヘアを自分で切る時にはコツもあります。失敗しないためにもセルフカットする際のコツを確認しておきましょう。
慣れれば習得できるコツですが、最初は意識をしてセルフカットすることも大切です。当たり前だと思うことほど慎重に、セルフカットで失敗を少なくするためにも心掛けておきましょう。
髪の毛を濡らしてカットする
先ほども書いたように、女性のロングヘアの髪の毛をセルフカットしていく時には、髪の毛を濡らしてから切っていきます。髪の毛を濡らしてカットするのは、髪の毛が広がるのを防ぐためです。
髪の毛が広がってしまうと、真っ直ぐ切れているのかどうかわかりません。真っ直ぐだろうと思って切ってみたら、髪の毛にクセがあってナミナミに切れていたなんてことがないようにしましょう。
濡れているとはいっても、髪の毛がしっとりとしている程度に濡らすようにしましょう。雨に降られたようにビシャビシャでは床に水が滴ってしまいます。またはさみが通りにくいこともあります。
やりすぎない
ロングヘアのセルフカットをする時にはやりすぎないようにするということも大切です。ロングヘアをセルフカットする時には、だいたいの長さを決めてカットをすると思いますが、もうちょっと切った方がいいかな?と切りすぎてしまうことがあります。
右が短い気がする、左が短い気がするとどんどん切っていって、切りすぎてしまうということもあります。セルフカットをする時には、少しずつ、ミリ単位でカットをしていったほうが上手に切ることができる場合もあります。
後ろ髪など自分で見にくい部分のカットは特に慎重に行うことが大切です。もう少し切った方がいいかな?というところでやめるのもポイントです。
ロングヘアのセルフカットのやり方
それでは女性のロングヘアのセルフカットのやり方をみていきましょう。ロングヘアのセルフカットをする時には、すぐに切ることができるわけではないと思ってセルフカットすることも大切です。時間の余裕がある時にセルフカットをするようにしましょう。
時間がない時には、無理にセルフカットをしないというのも1つの方法です。時間ができるまではヘアアレンジで乗り切りましょう。
①髪の毛をブロック分けする
女性のロングヘアをセルフカットする時には、まずは髪の毛をブロック分けするところから始めます。自分で見ることができない部分ほど髪の毛の量を少なくしてブロックに分けることが大切です。
女性のロングヘアの場合には、だいたい6つくらいにブロックを分けていきます。サイド、耳の後ろあたり、後ろ髪というイメージでブロック分けをしましょう。
後ろ髪に関しては後ろ髪のセルフカットのところでもブロック分けについて紹介させていただきます。そちらも参考にしてみてください。
②髪の毛を濡らしてカットする
髪の毛をブロック分けをすることができたらセルフカットをしていきます。切る髪の毛の部分を霧吹きなどを使ってしっとりとさせます。必要以上に水がついてしまった時にはタオルで水を吸ってから切っていきましょう。
女性のロングヘアをボブなど短く切る場合には、これくらいの長さにしたいと思っている長さの10cmほど長めに切ります。水に濡らしているので髪の毛が伸びています。乾いたら短くなることも考慮して少し長めに切るようにしましょう。
ロングヘアで長さを調整するだけという場合には、思い切って髪の毛を切るのではなく少しずつ長さを揃えていきます。まずは見える部分からカットをして、その長さに合わせるように切っていきましょう。
③毛先をすく
鏡をチェックして、長さの調整を終えることができたら毛先をすいていきます。はさみで長さを調整するだけでも可愛いヘアスタイルにすることができますが、セルフカットで作った女性のロングヘアは少し重たく見えてしまうこともあります。
すきバサミがあればすきバサミを使って毛先を軽くしていきましょう。すきバサミを使う前に一度髪の毛をしっかりと乾かして、本当に長さがぴったりきているのかどうか確認するのもいいでしょう。
後ろ髪までしっかりとチェックをして問題なければすきバサミを使って毛先を軽くしていきます。すきバサミが難しいと感じる人は100均でも購入することができるヘアカッターを使うのもおすすめです。
ロングヘアの後ろ髪を自分で切る方法
女性のロングヘアであっても、後ろ髪を自分で切るのは難しいと言われます。ロングヘアの後ろ髪をセルフカットするにはどうするといいのでしょうか。後ろ髪を切る方法をまとめていきます。
後ろ髪を上手にセルフカットするためには、二面鏡や三面鏡があると便利です。二面鏡や三面鏡がない場合には、置き型タイプの鏡を2つ準備しておくと安心です。
①髪の毛を濡らす
女性のロングヘアの後ろ髪を切る時にも、髪の毛を濡らすことが大切です。いちいち面倒くさいと思うかもしれませんが、この一手間がとても大切になります。
自分でじっくりと見ることができない後ろ髪なので、髪の毛が広がってしまっていて、切り忘れてしまっていたということがないように、髪の毛を濡らしてまとめておきましょう。
後ろ髪は髪の毛を濡らしてブロック分けするほうが、髪の毛の分け残しを防ぐことができるのでおすすめです。
②髪の毛をブロック分けする
髪の毛を濡らす事ができたらブロック分けをしていきます。サイドの髪の毛と耳の後ろの髪の毛のセルフカットが終わってから、もう一度後ろ髪だけ髪の毛をブロック分けし直すといいでしょう。
もう少し細かくブロック分けした方がいいなと思えば、2つにわけるというのもいいでしょう。この時サイドの髪の毛はブロック分け下状態に戻して、トップにクリップでとめておくといいでしょう。
耳の後ろの髪の毛は長さを見るために下ろしたままにしておきます。髪の毛をブロック分けしたら、さらにブロック分けをしていきます。
③髪の毛を上下に分ける
後ろ髪のブロック分けをすることができたら、セルフカットしようとしているブロックの髪の毛をさらに上下に分けます。そして、下のブロックからセルフカットをしていきます。下のブロックはお試し切りに使うこともできます。
最悪の場合ですが、下のブロックを切りすぎてしまっても、上のブロックでフォローすることができます。下のブロックも慎重に切る必要がありますが、多少の失敗であればカバーできるので、落ち着いて切るようにしていきましょう。
下のブロックが終わったら、上のブロックも長さを合せてセルフカットをしていきます。最後に鏡を見ながら気になるところを調整して完成です。
ロングヘアに自分でレイヤーを入れる方法
レイヤーなんてヘアサロンでなくてはできない技法だと思っているかもしれません。もちろん、長さを調整するだけのセルフカットよりはぐっと難しくなりますが、セルフカットでできないヘアスタイルではありません。
レイヤーとは前から後ろに向かって長さが変わる髪型のことです。女性のロングヘアでレイヤーを入れるにはどうやってセルフカットをするといいのでしょうか。
①髪の毛を乾かす
レイヤーを入れていくときには、髪の毛が乾いた状態でカットをしていきます。仕上がりを見ながらカットをしていったほうが失敗なくカットをすることができるでしょう。
最初からレイヤーカットにするつもりがあるなら、長さを調整する時にはあまり髪の毛を切りすぎないようにしておくのもポイントになります。
レイヤーを入れたら思っていたよりも短いヘアスタイルになってしまったということが無いように注意をしましょう。
②髪の毛をブロックに分けて切っていく
ロングヘアにレイヤーを入れる時にも、髪の毛をブロックに分けて切っていきます。レイヤーを入れる部分はサイドの髪の毛になります。後ろ髪は1つに束ねておいて、サイドを3つずつくらいにブロック分けしておきます。
まずは一番手前のブロックを床と水平になるように前に出して、その状態で真っ直ぐになるように切ります。あまり短くならないように、気持ち長めになるようにカットします。一番短いところから徐々に長くなるように、同じ要領でブロックごとにセルフカットをしていきます。
最後にバランスを見ながら長さを調節すれば完成です。毛先をすきバサミで軽くしてあげると、さらに顔周りがすっきりとするレイヤーにすることができます。
前髪のセルフカットのやり方
女性のロングヘアのセルフカットでヘアサロンに行くのも大変ですが、前髪だけのためにヘアサロンに行くのも大変だと感じている人もいるかもしれません。前髪もセルフカットすることができれば楽だと思っている人も多いでしょう。
ここではロングヘアの人だけではなく、どんな人でもセルフカットができる、前髪を自分で切る方法を紹介させていただきます。
①3つに分けて切る
前髪をカットする時にも、ブロックに分けてカットしていくといいでしょう。真っ直ぐ切ってもフェイスラインで見てみると眉間の上の部分と、眉尻の部分では何故か長さが違うように感じることがあります。まずは眉間のあたりの前髪で長さのベースを作ります。
一気にカットするのではなく、少しずつ短くしていってください。ちょうどいいかなという長さになったら一度前髪をコームで整えます。
②調整をしていく
正面の前髪の長さが決まったら、両端の前髪の長さを調節していきます。長さを調整することができたら、すきバサミで毛先を調整するか、はさみを縦にいれてぱっつん前髪にならないように調整するのもおすすめです。
はさみを縦にいれる方法は、失敗してしまうとジグザグになってしまうので自信がない人はやらない方がいいでしょう。またやりすぎないように注意をしてください。
やっちゃった・・・セルフカット失敗例
慣れれば簡単にできるセルフカットですが、最初の頃は「失敗してしまった」と思うこともあります。みんながやってしまったセルフカット失敗例を少し紹介させていただきます。
前髪失敗あるある
前髪を切りすぎてしまったというのは、セルフカットのあるあるです。ぱっつん前髪だと思えば可愛いのですが、「失敗してしまった」と思っているとちょっと恥ずかしいものです。
前髪は伸びるのも早いので、失敗してもすぐに気にならなくなりますが、あまりばっさりと切りすぎない方がいいようです。
斜め前髪は難易度高め
かっこいい斜め前髪にしたくてセルフカットをする場合も、慎重にカットする必要があります。失敗してしまうと、1番短いところが短くなりすぎてしまうことがあります。
長いものは切る事ができますが、短いものを長くすることはできません。斜め前髪など、デザインがあるセルフカットをしたい時には、1番短いところを気持ち長めにして切っていき、最後に長さを少しずつ調整していくという方法にしましょう。
理想通りにならない
「こういうイメージのヘアスタイルにした」という思いがあると、周りの人から可愛いと言われてもなんとなく納得できないものです。
イメージよりも短くなってしまったことと、毛先が揃いすぎているところが気に入らないというロングヘアのセルフカットです。
セルフカットのメリットは?
今回はロングヘアをセルフカットする方法を紹介させていただきましたが、そもそもセルフカットのメリットはどんなところにあるのでしょうか。ヘアサロンに行くのではなく、セルフカットをするメリットについてまとめてみましょう。
カット代がうく
ロングヘアのセルフカットの1番のメリットになるのが、カット代がうくということです。ヘアカラーもセルフカラーをするという女性であれば、ヘアサロンで1万円程度かかるところをヘアカラー代の千円程度に抑えることができます。
カットはセルフカットにして、カラーだけヘアサロンでやってもらうというやり方にしても、半額はお値打ちになるということになります。女性の場合は2ヶ月に1回から3ヶ月に1回はヘアサロンに行くので、年間でカットカラー代を大分うかせることができることになります。
その分で美味しいものを食べに行ったり、旅行代の積み立てにしたりすることもできるでしょう。
ヘアサロンに行かなくてもいい
ヘアサロンに行くとセルフカットよりもお金がかかってしまうということがありますが、ヘアサロンそのものが苦手という人もいます。
予約をしなければいけないことが苦手だという人もいれば、ヘアサロンで美容師さんと話すのが苦手だという人もいるでしょう。セルフカットができるようになれば、ヘアサロンに予約をしなければいけないことも、苦手なおしゃべりもしなくてもいいというメリットがあります。
ただヘアサロンでも予約不要のところや、無理に会話をしなくてもいいところもあります。あなたにぴったりのヘアサロンをみつけることができることもあるかもしれません。
コツを掴めばロングヘアのセルフカットもできる!
今回はロングヘアのセルフカットについて紹介させていただきました。セルフカットもコツを覚えてしまえば自分で簡単に髪の毛を切ることができるようになるかもしれません。
ただセルフカットでは難しいカットの仕方はできないこともあります。長さ調整くらいのカットであれば自分で切ってしまった方が早いということもありますが、しっかりとしたスタイリングをしたいという時にはヘアサロンで切ってもらうのもおすすめです。
毎回ヘアサロンでカットをする必要はありませんが、1年に1回はケアのためにヘアサロンを訪れてみるのもいいかもしれません。