重ねてお詫び申し上げますの意味とは?使い方を例文で紹介

今回はビジネスのシーンでもよく使う「重ねてお詫び申し上げます」の意味について紹介させていただきます。重ねてお詫び申し上げますというのは、どういう意味の言葉なのでしょうか。またどんな風に使う言葉になるのでしょうか。例文をみながらまとめていきます。

重ねてお詫び申し上げますの意味とは?使い方を例文で紹介のイメージ

目次

  1. 1「重ねてお詫び申し上げます」の使い方を知っておこう!
  2. 2「重ねてお詫び申し上げます」の意味とは?
  3. 3「重ねてお詫び申し上げます」の使い方
  4. 4「重ねてお詫び申し上げます」の類語
  5. 5「重ねてお詫び申し上げます」を使った謝罪文の書き方
  6. 6「重ねてお詫び申し上げます」を使う際の注意点
  7. 7「重ねてお詫び申し上げます」の英語表現
  8. 8みんなのエピソード!こんな時には「重ねてお詫び申し上げます」
  9. 9「重ねてお詫び申し上げます」を正しく使おう!

「重ねてお詫び申し上げます」の使い方を知っておこう!

友達などに謝る時には「ごめんなさい」と言ったりしますが、ビジネスの世界ではごめんなさいという言葉はほとんど使われません。

すみませんや、お詫び申し上げますという言葉と使うことが多いでしょう。では「重ねてお詫び申し上げます」とはどういう使い方をするのでしょうか。話し言葉としてはあまり一般的な言葉ではないようにも感じるでしょう。

今回は「重ねてお詫び申し上げます」とはどんな意味になるのか、言葉の意味と使い方について紹介させていただきます。

「重ねてお詫び申し上げます」の意味とは?

重ねてお詫び申し上げますとはどういう言葉の意味になるのかをみていきましょう。重ねてお詫び申し上げますとは、謝罪の中では重い言葉の1つです。

一度はお詫びをしましたが、とても許されることではないのでもう一度繰り返してお詫びをさせていただくという気持ちが込められている表現になっています。何度謝っても気持ちが収まりませんがというような、深く謝罪をしたいという気持ちがあります。

すごく謝りたいという言葉ですが、深い意味がある言葉なので簡単に使ってしまわないように注意をしなくてはいけない言葉にもなります。ちょっとしたことですぐに「重ねてお詫び申し上げます」を使ってしまうと、本当に深く謝らなくてはいけない時に困ってしまうことになります。

「重ねてお詫び申し上げます」の使い方

それでは重ねてお詫び申し上げますの使い方をみていきましょう。深い謝罪の意味がある重ねてお詫び申し上げますとはどんな使い方をする言葉になるのでしょうか。例文から使い方をみていきましょう。

「重ねてお詫び申し上げます」を使った例文

重ねてお詫び申し上げますとは、それだけでも深いお詫びの意味がありますが言葉を足すことでさらに重い謝罪の言葉にすることもできます。どんな言葉を使うと深い謝罪の意味になるのでしょうか。

例文①重ねて深くお詫び申し上げます

「重ねてお詫び申し上げます」に「深く」をプラスした例文です。重ねてお詫び申し上げますという言葉だけでも深い謝罪の意味が込められています。

さらに深くが足されていることで、深く深く謝罪をしているという意味になります。とても反省をしている様子がうかがえる例文になります。

メールや手紙でも使うことができますが、口頭で伝えても相手に謝罪の気持ちを伝えることができる言葉です。

例文②重ね重ねお詫び申し上げます

「重ねてお詫び申し上げます」にさらに「重ねて」を加えたのが「重ね重ねお詫び申し上げます」という例文になります。

重ねてお詫び申し上げますは、最初にお詫びをして最後にもお詫びをするというような繰り返してという意味があります。重ね重ねはさらに1つ謝罪があるというようなイメージです。

文章の最初に謝罪があって、中盤にも謝罪があり、さらに謝罪をすることで、とても反省をしているとか謝りたいという気持ちを伝えようとしているのです。

例文③改めてお詫び申し上げます

「重ねてお詫び申し上げます」を少しアレンジした言葉が「改めてお詫び申し上げます」になります。重ねては繰り返しお詫びをするという意味になりますが、改めてとは最初に謝って、また改めて謝るというような意味があります。

思い直してもやはりこちらが悪かった、申し訳がなかったという気持ちを表したいという時に使うことができる例文になります。

自分以外の誰かがすでに謝罪をしていることを知っているという場合に、改めて自分からも謝罪をしたいという時にも使われる言葉の使い方になります。

「重ねてお詫び申し上げます」の類語

それでは重ねてお詫び申し上げますとはどんな言葉の意味になるのかを理解するためにも、「重ねてお詫び申し上げます」の類語もみていきましょう。
 

・心よりお詫び申し上げます
・心からお詫び申し上げます
・深くお詫び申し上げます
・謹んでお詫び申し上げます
・ご心配をおかけして申し訳ございません
・多大なるご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません

重ねてお詫び申し上げますには、深い謝罪の気持ちが込められていることがわかります。それでは例文の意味などをいくつかみていきましょう。

心よりお詫び申し上げます

「心よりお詫び申し上げます」とは、本心から謝っているという誠実なかんじがわかる謝罪の言葉になります。本心から謝罪をしているので、とても深く謝っているという意味にもなります。

重ねてお詫び申し上げますよりは気持ちかるめな謝罪のようなイメージもありますが、ビジネスではよく使われる謝罪の言葉の1つです。

謹んでお詫び申し上げます

「謹んでお詫び申し上げます」というのは、相手を敬った上で謝罪をしているという意味になります。謹むというのは相手に対して敬意を払っているという意味がある言葉です。謹んでという言葉自体に何かの動作などの意味はありません。

しかしあなたに悪意があったわけではないということを伝えたいという時には、謹んでお詫び申し上げますという謝罪の仕方は誠実さを感じることができそうです。

多大なるご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません

重ねてお詫び申し上げますの類語には「多大なるご迷惑をおかけして誠に申し訳ございません」ということばもあります。言葉の全てで深い謝罪を意味している事がわかります。

多大なるご迷惑をおかけしてしまったということを、誠実に謝っているというのがこの類語になります。とても反省しているからこそ、迷惑をおかけして申し訳ないと謝っているという文章になります。

「重ねてお詫び申し上げます」を使った謝罪文の書き方

それでは実際に「重ねてお詫び申し上げます」を使った謝罪文の書き方についてみていきましょう。重ねてお詫び申し上げますを使った謝罪文は、どんな風にスタートして、どんな風に締めくくるといいのでしょうか。

今回はビジネスシーンを想定して、重ねてお詫び申し上げますを使った謝罪文の書き方をチェックしていきましょう。

まずは謝罪

重ねてお詫び申し上げますを使った謝罪文とは、まずは謝罪からスタートをしていきます。最初の謝罪でも、誠心誠意が伝わるように、丁寧な言葉で謝罪文の書き出しを始めます。

「この度は、見積書の件につきまして大変ご迷惑をおかけいたしました。
誠に申し訳ございません。」

というようなイメージで書きだしていきます。

原因や経緯を伝える

最初の謝罪の後には、どうしてそんなことが起こってしまったのか、簡単に原因や経緯を伝えます。この時には誰が悪いとか責任逃れをしようとしないようにします。

「今回、見積もりに関しまして数字が違っておりましたのは、
前回の見積もりではなく、前々回の見積もりを参照にしたのが原因でした。
最終的にチェックをする際にも、現担当者ではなく事務に任せてしまったことも要因です。」

できるだけ正確に、隠し事をしないで報告をするというのが理想です。

今後の対応を書く

原因と経緯を書いたら、大切なのは今後はどうしていくのかというところです。ミスしてしまったことはしかたありませんが、反省をするだけではいけません。

「今後は必ず現担当者が数字をチェックし、上司にチェックを受けてから見積もりを提出させていただきます。チェック体制を強化することで、このようなミスが二度と起こらないように徹底させていただきます。」

ダブルチェックをする、チェック機関をつくるなど、具体的な対策案を明記します。

最後に締める

最初にも謝罪の言葉を述べていますが、ここで「重ねてお詫び申し上げます」が登場します。

「この度の件につきましては重ねてお詫び申し上げます。また今後ともお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。」

お詫びをして、これからもよろしくお願い申し上げますという言葉で締めくくるというのが、ビジネスシーンで使う重ねてお詫び申し上げますになります。

「重ねてお詫び申し上げます」を使う際の注意点

重ねてお詫び申し上げますの使い方を紹介させていただきましたが、重ねてお詫び申し上げますを使う際の注意点とはどんなところにあるのでしょうか。重ねてお詫び申し上げますの注意点をみていきましょう。

まずは謝罪する理由を伝える

重ねてお詫び申し上げますを使う時には、まずはどうして謝罪をしているのかということを相手に伝えます。

ただ謝るだけでは相手に本当に誠意のある謝罪とは言えません。恋人との喧嘩を思い出してみましょう。女性が怒っているのに対して、男性が「ごめん」と言っても女性から「なんで謝ってるの!」なんて逆に怒られることはないでしょうか。

どうして謝っているのかわからない謝罪というのは、返って相手の怒りをかうこともあるのです。「今回の失敗の件で」というように、まずは何の件で謝るのかを伝えるようにしましょう。

弁解はしない

失敗をしてしまうと、経緯を説明するつもりがいつの間にか言い訳になってしまっているということがあります。

「雨が降っていたせいでよく見えなかった」とか「○○さんにお願いしていたのだけれどできていなかった」とか、その時の状態や自分以外のせいにしようとしているのではないかと思われる言葉が出てしまうことがあります。

しかし重ねてお詫び申し上げますを使う時には、弁解はしないのが基本です。自分が最終的にチェックしなかったのが原因だと素直に謝るようにします。

謝罪の気持ちを素直に伝える

「重ねてお詫び申し上げます」を使う時に限らず、謝罪の言葉を使うときには素直に謝るということはとても大切なことです。素直な気持ちは相手にきっと届くはずです。

本当に申し訳なかったという気持ちを、重ねてお詫び申し上げますの言葉に込めて相手に届けるようにしましょう。

口頭で言う時には、言葉を選ぶことは大切ですが気持ちがこもっていればそれが伝わることもあります。

「重ねてお詫び申し上げます」の英語表現

日本では「重ねてお詫び申し上げます」というのがとても深い謝罪の意味になりますが、英語では重ねてお詫び申し上げますとはどういう文章になるのでしょうか。重ねてお詫び申し上げますの英語表現をみてみましょう。

Again,I am terribly sorry

Again,I am terribly sorry for any incovenience this has caused.

この度の件でご迷惑をおかけして、重ねてお詫び申し上げます。という文章になります。I am sorryは翌聞きますが、重ねてお詫び申し上げるというのはAgain,I am terribly sorry になるようです。

I apologize again

I apologize again,and I thank you sincerely for your understanding.

ご理解いただけましたことを心から感謝して、重ねてお詫び申し上げます。という文章になります。最初に重ねてお詫び申し上げ、という言葉を持っていくのも間違いではありません。

ともかく謝罪をして、理解をしてもらえたことを感謝しているというような文章になっていることがわかります。

みんなのエピソード!こんな時には「重ねてお詫び申し上げます」

重ねてお詫び申し上げますという言葉の使い方を紹介させていただきましたが、みんなはどんな時に「重ねてお詫び申し上げます」という言葉を使っているのでしょうか。みんなが使ったエピソードをみていきましょう。

取引先でのミス対応で

重ねてお詫び申し上げますは、やっぱりビジネスシーンで使われることが多いようです。

「営業先のお客様にメールで書類を送ると約束していたのをうっかりと忘れていて、慌てて送ったら間違った書類が添付されていたらしい。

激怒はしていなかったけれど、遅れた上に間違ったものを送ってしまったという2つの失敗をしてしまったので、重ねてお詫び申し上げておこう。(28歳/営業)」

上司にうっかりと

重ねてお詫び申し上げますは基本的には社外の人に対しての言葉になりますが、目上の人に対して使うこともあるようです。

「社内でランチを楽しんでいる時に、上司の話題に。嫌いな上司という訳ではなかったけれど、みんなの噂話にのっかっていたら、それを聞かれていたらしい。

直接謝罪することができず、『すみません。会社で変な噂を流してしまい、重ねてお詫び申し上げます』とメールしてみた。(25歳/女性)」

誤植・・・

ちょっと面白い?重ねてお詫び申し上げますの例もあるようです。

「年賀状が完成しました!最近バタバタでブログが更新できていません!今回はちょっと奮発して印刷屋にまわした。

けど、印刷されてきたのをみたら、『2018年もよろしくお願いします』になっていた。来年は2019年!まだ年賀状出していないけど、ミスがわかっていて発送することを重ねてお詫び申し上げます。(男性)」

「重ねてお詫び申し上げます」を正しく使おう!

今回は「重ねてお詫び申し上げます」について紹介させていただきました。重ねてお詫び申し上げますというのは、とても深い謝罪の意味があります。

SNSなどをみてみると「重ねてお詫びる」なんて書き方をしているものもありますが、正しい使い方ではないようです。

重ねてお詫び申し上げますの正しい使い方を学んで、ビジネスシーンでしっかりと謝罪をしなければいけない時には、間違った使い方にならないように気をつけましょう。

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