カラーボックスで食器棚の作り方!手作りで三段ボックスなどにリメイクしよう
カラーボックスを使った手作りDIYでの食器棚の作り方を紹介します。カラーボックスは安価で買える上に活用範囲も広い収納用品です。上手にリメイクすれば何と食器棚になるのです。100均用品と三段ボックスを使ったリメイク方法を紹介します。
目次
100均などの三段ボックスを使った食器棚の作り方とは?
カラーボックスは安価で買える上に活用範囲の広い収納用品です。ニトリなどのホームセンターでカラーボックスを購入した経験は皆さん一度や二度あるのではないでしょうか?
今、カラーボックスの中でも三段ボックスと、100均用品を使ってDIYでリメイクする手作り食器棚が流行しています。手作りといってもカーテンを取り付けるだけの簡単なものもあれば、塗装をしたり扉を付ける作り方が本格的な物もあります。
皆さんもカラーボックスと100均収納を組み合わせて、手作り食器棚に挑戦してみませんか?お休みの日はDIY(do it yuor self)。ちなみにDIYとは日曜大工のことです。カラーボックスをリメイクした食器棚は、思い通りに完成すれば台所仕事も楽しくなります。
そもそもカラーボックスとは?
カラーボックスとは、合板で出来た収納箱の事です。客が自分で組み立てるようになっておりホームセンターなどで購入する事ができます。お店によって値段の違いはありますが2000円~4000円程度です。
色や形やサイズに違いはあるものの特に用途が決まっていないのが特徴です。つまり「書棚」とか「下駄箱」とか「食器棚」という括りはないのです。それゆえにカラーボックスは消費者が様々な用途で使い分けています。
カラーボックスのDIY・リメイク作り方も盛んに行われています。中でも活用範囲が広いのが三段ボックスです。三段ボックスをリメイクした手作り食器棚が流行しているのです。今回はカラーボックスを使った手作りDIYでの食器棚の作り方を紹介します。
食器棚におすすめのカラーボックスの選び方
まず初めに食器棚にお勧めのカラーボックスの選び方をご紹介しましょう。家にあるカラーボックスを食器棚にリメイクするのであれば、100均用品をフル活用した作り方で手間と時間が必要です。
でも、最初から食器棚にするつもりであれば食器棚向けのカラーボックスを買った方が簡単だと思います。
カラーボックスはニトリ、アイリスオオヤマ、島忠、カインズ、ビーバートザンなどの比較的安価な物が揃っているホームセンターや、ムラウチ家具、大正堂など家具屋でも置いてます。しかし家具屋の方がデザイン性がありますが、初心者リメイクの方には、抵抗があるかも知れません。
カラーボックスのサイズ
食器棚におすすめのカラーボックスのサイズは、ニトリの三段ボックスを例にすると「幅41.9×奥行29.8×高さ87.8cm」となります。カラーボックス・三段ボックスはほぼこの大きさだと思います。お値段は1200円程度です。
カラーボックスには二段のものと三段のものがありますが、食器棚向けのものは三段タイプのカラーボックスを利用してリメイクする人が多いようです。二段の小さな物をカウンターの上に置いてちょっとした調味料入れにするのも便利でしょう。
ただカラーボックスをDIYでリメイクする食器棚は何かの棚の上に置く、つまり上置きタイプの棚になるので下の棚の大きさに合わせてサイズを選ぶのが基本です。あらかじめ食器棚を置く予定のサイズを図ってから購入しましょう。
カラーボックスの色
次に食器棚におすすめのカラーボックスの色ですが断然「ホワイト」がおすすめです。ホワイトが一番清潔感がありキッチンに適していると言うのが理由ですが、リメイクで扉などを付ける際に他のアイテムとも合わせやすいというメリットもあります。
台所をモノトーンで統一しているお宅だったら、黒のカラーボックスでもおしゃれかもしれません。いずれにしても後で色が嫌だからペンキを塗るといった作業が発生しないようカラーボックスの色を活かした食器棚にした方が楽だと思います。
あらかじめどんな色の食器棚がいいか決めておき、ご自宅の台所の色調に合わせたカラーボックスを選ぶといいのではないでしょうか。後ほど皆さんのカラーボックスリメイク術をなるべく多く紹介しますのでご自分のイメージにあう色を見つけてください。
カラーボックスをDIYする時に必要なもの
ここからは早速カラーボックスの手作りDIYについて説明していきましょう。カラーボックスや三段ボックスを手作りする時は、工具をあらかじめ揃えておく必要があります。DIY用の工具は100均で揃う物が多いので節約できるでしょう。
カラーボックスや三段ボックスを食器棚リメイクする作り方は後で紹介しますが、初めてDIYに挑戦する人にとっては不安に感じるかもしれません。特に食器棚の扉部分の作り方は多少手間がかかるでしょう。慌てずにご自分のペースでやっていきましょう。
ドライバー
ドライバーは100均でも買えます。100均には普通の大きさのドライバーと精密ドライバーがあります。精密ドライバーとは時計のネジなど小さな機械を直すのに使います。
手作りでカラーボックスから食器棚を作る場合は普通の大きさのドライバーにします。ドライバーセットはリメイク以外でも使う機会が多いので、とりあえずワンセット揃えておきましょう。
インスタにアップしてくれているドライバーセットは、セリアの商品です。似たようなドライバーセットはダイソーでも販売されています。お好みの方を選びましょう。
はさみ・カッター・きり
手作り食器棚には「はさみ」「きり」「カッター」も必要になる事があります。きりやカッターは蝶番を付ける際に使用します。手作り食器棚では扉を付けたいと言う方もいるでしょう。その際に蝶番が必要だからです。
また三段ボックスを使って手作りの収納用品を作る際にはお好みでリメイク用のシートを貼る事もあるかと思います。その時にもカッターやはさみは使うので事前に揃えておきましょう。
もちろん、きり、はさみ、カッターも100均で全て揃います。ただ100均は耐久性に欠ける場合があるので「長く使える工具にしたい」と言う方はホームセンターでしっかりした工具を揃えた方がいいかもしれません。
ねじ
ねじは、三段ボックスにレールボックスを取り付ける時や扉を付ける時の蝶番などに使います。付属のねじがあればそれを使えばいいでしょう。
ねじも100均の工具で揃いますが、どんな食器棚を手作りするのか作る用途に合わせて買うようにしましょう。また小さいのでなくさないようにケースに入れてしまっておきます。小さなお子さんがいる方は誤って飲み込んだりしないよう注意しましょう。
蝶番
蝶番とは上のインスタグラムの写真のように、木製の板を連結し扉を作る際に使う金具です。蝶番にもいろいろな種類がありますが、扉の内側に付けるより外側に付ける方が簡単で扉の開け閉めも確実にできるのでデザインが合う物を選びましょう。
ちなみに100均でも蝶番は購入できます。実用的なシンプルタイプとアンティークなタイプの蝶番です。リメイクした後のデザインにもよりますがアンティークタイプの方がカントリー調に仕上がります。表に蝶番を付ける時はアンティーク調の方がお勧めです。
カラーボックスを食器棚にリメイクする方法
ここからはカラーボックスを食器棚にリメイクする方法を説明します。食器棚はコップや皿を収納するので、中が丸見えのカラーボックスではなくカーテンや扉を付けたいところです。扉やカーテンがあれば埃を防ぐことができ衛生的でもあります。
でも、手作りリメイク、DIYが初めての人はどうやって取り付ければいいのか想像もつかないとおもいます。これからは、実際にどうやってカーテンや扉をつければいいのか、インスタグラムの写真を紹介しながら解説します。
カーテンを付ける
三段ボックスにカーテンを付けて目隠しをするのは、扉を付けるより簡単で工具も必要ありません。これが一番便利な方法でしょう。DIYが苦手な人はカーテンをつけるリメイクからやってみましょう。
三段ボックスにカーテンを付けるには突っ張り棒を使います。必要な物は「突っ張り棒」と「カラーボックス用のカーテン」、「カーテンをつるす用のカーテンクリップ」です。いずれも100均で買う事が出来ます。
カーテンクリップがなくても写真のように棒を通す部分をあらかじめ縫っておいて棒に通してから突っ張り棒を付けるやり方もあります。ボックスカーテンの柄は無地の物から可愛い柄物まで揃っていますので見るだけで楽しくなるでしょう。
扉を付ける
カラーボックスに手作りで扉を付けるのは、少しDIYの経験があった方が安心です。しかし、取っ手や蝶番、コルクボード、ペイント用品は全て100均で揃うので、練習のつもりで挑戦してもいいかもしれません。扉はボックスにピッタリ合うサイズを選びます。
扉にする板やコルクボードは100均で買えます。そのままではデザイン性に欠けると思う方は色を付けるといいでしょう。蝶番は表に付けるタイプと内側に付けるタイプがあります。表に付けるタイプの方が簡単なので自信のない方はそちらにした方が無難です。
扉の付け方の順番は「色を塗る」「取っ手を付ける」「蝶番を付ける」これだけです。蝶番を付ける際は「きり」「ねじ」「プラス(またはマイナス)ドライバー」が必要になるので、あらかじめ準備をしておきましょう。
カラーボックス食器棚のアレンジ術
カラーボックスを食器棚に手作りする方法は、基本的には上で説明した通りです。つまり扉やカーテンを付けて中をおしゃれに目隠しするだけでいいのです。手作り食器棚を作りたい、でもDIYに自信がない、時間が取れない方はそれで十分。
しかし、カラーボックスは元々食器棚用に作られているわけではないので、上部にデットスペースが出来て空間が勿体ない事があります。また、せっかく手作りDIYをするからにはデザインの良い物を作りたいと思う方もいるでしょう。
DIYは苦にならない、手作りするのは大好き、リメイクには興味がある!という方に向けてカラーボックス食器棚のアレンジ術をご紹介します。
すのこを棚板にする
カラーボックス食器棚のアレンジ術一つ目は「すのこを棚板にする」方法です。すのこはホームセンターでも安価な物が売っています。サイズも様々でもちろん100均にもあります。
インスタグラムの写真はカラーボックスの棚板とは主旨が外れてしまいますが、すのこはサイズが色々あるのですのこだけで棚を作る人もいます。インテリアの棚としてはすのこでも素敵に見えます。
すのこを棚板にするとは、カラーボックスの中のサイズに合わせたすのこを買って、棚板として活用するだけというシンプルな方法です。すのこを敷けば食器棚の中の通気性も良くなるので衛生的な棚が作れるでしょう。
レールを付ける
カラーボックス食器棚のアレンジ術二つ目は「レールを付ける」です。レールを付けるといっても本格的なレールを取り付けるのはハードルが高いでしょう?ここでご紹介するのは、カラーボックス用レールボードを使ってレールを作る方法です。
カラーボックス用レールボードはネットやホームセンターで販売されています。上部写真でワイヤーかごの側面に貼られている白い板です。カラーボックス用レールボードはネジで留めるたけで据え付けられるので誰でも簡単にできます。
レールを付けたらスライド式のボックスカゴを入れ込むだけです。引き出しボックスを配置すれば、奥の物も簡単に取り出す事が出来て便利です。写真のように様々な収納様式を取り入れた方がメリハリがついておしゃれな食器棚になります。
リメイクシートを貼る
カラーボックスにリメイクシートを貼る作り方も、手作り感が出て素敵です。上でご紹介したインスタはカウンターテーブルのリメイクですが、リメイクシートはプロ顔負けに仕上がるデザイン性の高い物が数多く販売されています。
カラーボックスの周りだけであれば、シートの大きさもそれほどたくさん必要にはなりません。また作り方もシートを貼るだけなので簡単です。あらかじめサイズを図っておいてお好みのリメイクシートを購入しましょう。
ちなみに100均でもリメイクシートは多数販売されています。100均のリメイクシートのサイズ「30×80」「45×90」の二種類です。ダイソーなどの100均は定番商品以外はデザインや大きさが変わる場合があるので時々チェックしておきましょう。
塗装する
カラーボックス食器棚のアレンジ術四つ目は「塗装する」です。準備する物は水性の塗料とハケです。カラーボックス全体を塗るのではなく、扉だけアクセントに塗装する人が多いようです。
色はグリーン系やカントリー調のベージュ、オフホワイトなどを使うと清潔感が出ていいと思います。お家の台所のインテリアと合わせて塗装していきましょう。
塗装する場合は、人によっては塗装後の匂いが気になる場合があるでしょう。家具の表面に塗られている匂いに過敏な人は注意した方がいいかもしれません。
カラーボックスを食器棚にする際の注意点
人気のカラーボックス食器棚ですが、カラーボックスを選ぶ際の注意点や、使用上の注意点もあります。カラーボックスは比較的安価ではあるものの、作り方を覚えてせっかく作ったのに思いもよらない不自由が出てくるとがっかりするでしょう。
手作り・DIYで、カラーボックスを食器棚にする際の注意点を、改めて確認して参りましょう。
バランスに注意
カラーボックスを食器棚にする際の注意点一つ目は「バランスに注意する」事です。カラーボックスは食器棚と違い棚の上に置いたり二段重ねにして使います。
二段重ねや上置きの場合は、2つの箱がしっかり連結されていないとズレてしまう場合があります。食器棚にはガラス製品なども収納するので、バランスを崩して割れてしまったら大変です。心配な場合は固定具を使用して上と下をしっかり固定しましょう。
耐荷重に注意
カラーボックスを食器棚にする際の注意点二つ目は「耐荷重に注意する」事です。カラーボックスは物によりますが実はそれほど耐荷重は大きくありません。
カラーボックスの上に重い電子レンジを置いたりすると、凹みや傷みの原因になり壊れてしまう事もあるでしょう。食器やコップ程度なら問題はありませんが、重い物を乗せないようにした方が無難です。
基本的な台所用品の配置としては、上に置くのはタッパーなどの軽い物、下に置くのはオーブンや炊飯器などの重い物にします。またカラーボックスには耐熱性はないので直にトースターなどを置くのはやめておいた方がいいでしょう。
水に濡れないようにする
カラーボックスは合板なので水に弱いです。コップや食器の水をよく拭かずに収納するとボックスの表面がデコボコしてして傷んでしまう可能性があります。
三段ボックスの水濡れの傷みを防ぐには、防水加工をするか防水シートを敷くしかありません。先に紹介したリメイクシートも可愛くなるうえに防水の効果も発揮するのでいいでしょう。
また、水に濡れるのが嫌な人は、食器ではなく調味料など台所関連用品をしまう場所として使う事も検討しましょう。
みんなの手作り食器棚!カラーボックス改造例
ここからは、皆さんのDIY・リメイクを施したカラーボックスを使った食器棚の作り方・改造例を紹介していきます。みなさんの素晴らしい手作り食器棚をご覧ください。
三段ボックスに扉を付けて
こちらは、三段ボックスに扉を付けたタイプの食器棚です。扉は塗装してあり表面に蝶番を取り付けています。扉の色もグリーンで統一されており蝶番もアンティーク調で素敵な仕上がりになっています。
一人暮らしや夫婦だけのお住まいでは、このぐらいの食器棚があれば十分に収納が出来るのではないでしょうか。
カウンターテーブルの下に配置
カラーボックスをカウンターテーブルの下に配置して台所用品を収納する方法も、テーブル下のスペースの有効活用ができ台所が片付くでしょう。
カラーボックスの棚板はある程度は高さが調整できるようになっているので、収納する物に合わせて配置しましょう。
カラーボックスにおしゃれなカーテン
白のカラーボックスはどんな色や柄物にも合うので使い勝手がいいです。インスタでアップしてくださっている方のようにおしゃれなカーテンを付けるだけで、シンプルな食器棚が完成します。
先ほども説明しましたが、100均にはボックス用カーテンと取り付け専用器具があるので工具なしでカーテンは付けられます。全体を隠す場合は大きめの布を使うのもいいでしょう。
カラーボックスには耐荷重があるので下に重い物(炊飯器など)を置き上に軽い物を置くようにします。食器は100均の書類ボックスを活用して立ててしまうと場所を取らないので便利です。
インテリアフレームとPPシートで扉
カラーボックスは三段ボックスで横置きにする食器棚の作り方が流行していますが、縦置きでも食器棚として使えます。
インスタにアップしてくださっている方は、ダイソーで購入した木のフレーム(枠)にPPシートを貼りつけて更に取っ手をつけて、すりガラスのようなおしゃれな扉を施しています。
カラーボックスの色とフレームの色が絶妙にマッチしており、家具屋さんで購入した棚のようになっています。
《番外編》手作りおままごとキッチン
食器棚とは違いますが、カラーボックスをリメイクした手作りのおままごとキッチンが流行しているようです。カラーボックスは背の低い物が多く、横置きにすればお子さんの背にちょうど合うキッチンに早変わりします。
おままごとキッチンはIKEAなどでも、本格的な物が買えますがママ(パパ)の手作りにはかないません。またコストを抑えられるのも利点の一つです。お子さんのいるご家庭は参考にしてみてはいかがでしょうか。
おままごとキッチンの作り方
こちらのおままごとキッチンは簡単DIY、100均リメイカーのelie.snowdivaさんの作品です。アメブロの公式ブロガーでテレビにも出演されている方です。作り方はホームページに掲載されていますので詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
休日はカラーボックスDIYに挑戦!
カラーボックスでの食器棚の作り方、手作りで三段ボックスをリメイクしよう!と題していろいろな方法のDIY食器棚をご紹介しました。
ホームセンターに行くと素人でも簡単に使えるDIY用品が揃っています。カラーボックスを始めとして工具やリメイクシート、塗料などを購入する、作り方を覚えて手作業する手間と時間を考えると買った方が安いと思う人もいるでしょう。
でも、家具屋で探しても自分の家にピッタリくる家具は意外に見当たらないものです。そんな時にはやはりオーダーメイドできる収納棚は便利です。自分流にデザインが出来るのも魅力です。お休みの日は手作り食器棚に挑戦してみてはいかがでしょうか。