たけるという漢字の名前の意味！男の子の漢字の名付けポイントも紹介

「たける」と言う名前は男の子の名前としてはかなり人気があり、頻繁に上位にランクインします。そういう意味ではあまり時代に左右されない男の子の名前としては定番の名前とも言えるかもしれません。

時代をさかのぼれば古代の話になりますが、古事記や日本書紀に登場する英雄「日本武尊（ヤマトタケル）」は多くの日本人が知る名前でしょう。

「たける」という言葉は「たけだけしい（猛々しい）」という少々荒い意味合いすら感じさせますし、「長ける」と書けば何かの物事に秀でている特別な才能の持ち主と言う印象を持ちます。

その様な「たける」は、漢字にすると実に多くの種類が存在します。あらゆるパターンの「たける」についてその意味や由来などを詳しく見ていきましょう。

それではここからは「たける」と読める色々な漢字の意味やその漢字を使った「二文字」の名前と字画数についても紹介していきます。

まず最初は、「建」です。この字は「たける」と読むより「たけし」という方が名前としては馴染みがあるかもしれません。また男の子の名前には「けん」と読んで使用する例が圧倒的に多いのですが「たける」と読む場合にはどの様なパターンがあるのでしょうか。

この漢字を見るとすぐに頭に浮かぶのが「建築」とか「建設」です。訓読みでは「たてる」や「たつ」などとも読み、物を築いていく意味があります。そこから派生してしっかりして丈夫な様子や物事を成し遂げるという意味も持ちます。

この漢字を使うことで男の子には何かを作り上げ、成し遂げる人物になって欲しいという思いを込めることが出来ます。そんな「建」をつかった名前を12個ご紹介しましょう。
 

続いては「剛」です。この漢字も「たけし」という読み方の方が馴染みが深いでしょう。「たける」と読む場合に、果たしてどの様な漢字が使われるのでしょう。具体的に見ていきます。

最初に「腕っぷしが強くて丈夫な人」と説明しました。剛毅とか剛直と言う熟語がありますが、やはりどちらもとても強くて勇ましいさまを表し、さらには決してくじけない粘り強さをも意味します。

「質実剛健」という有名な四文字熟語もある様に、実直に真面目に根気や強靭な精神を持って行き抜いてゆく様が滲み出る字と言えるでしょう。

この「剛」の漢字を使って男の子に名付けるとすれば、そこには人の倫（みち）から外れることなく実直に誠の道を切り開いて突き進んで欲しいという思いを込めることが出来ると言えます。そんな「剛」を使った名前を12個ご紹介しましょう。
 

続いては「健」です。この漢字は「けん」と音読みで使用するケースが多く見られますが、「たける」と読む場合はどの様なパターンがあるのでしょうか。

「健」は訓読みでは「すこやか」と読めます。つまり体が元気で健康と言う意味です。人は何といっても体が資本です。親が生まれてくる子に一番望むことは五体満足ということでしょう。まず元気でさえいてくれたらそれでひと安心です。

それは生きている限りずっと叶えてあげたい強い望みでもあるでしょう。男の子の名前に「健」という字を使う場合には、いつまでも心身ともに元気いっぱい、やる気に溢れ明るく生きて行って欲しいという願いを込めることが可能です。

そんな「健」を使った名前を12個ご紹介しましょう。
 

続いては「丈」です。「大丈夫」という言葉に使う「丈」ですが、「たける」に使う場合は、どの様なパターンがあるのか詳しく見ていきましょう。

「丈」という漢字は、背丈という様にもともとは長さの単位を表します。日本では一丈は303センチメートルになります。そしてここから派生して背が高いこと、また年長者を尊敬していう言葉でもあるのです。気丈、丈夫、頑丈など強くたくましく、決してへこたれない頼りがいのあるイメージもともないます。

男の子の名前にこの「丈」という漢字を使うとすれば、いつまでも元気で強い信念を持って何物にも屈しない生き方を貫いて欲しいという願いを込めることが出来ます。また八面六臂の活躍ぶりに周囲から大きく信頼される人物になることも期待できます。
 

続いては「尊」です。この漢字は見るからに荘厳で画の高いイメージがありますが「たける」に使う場合はどの様なパターンになるのでしょうか。

尊敬、尊崇、尊師などの言葉に使われるように「尊」という漢字は、「うやまう」「たっとぶ」「やすやすとは近づけない貴い身分や立場」を意味します。人に尊敬されるのは決して容易いことではありません。懸命にひたむきにことに当たらなければ決して尊敬に値する人物にはなりえません。

地道に努力しどれだけ称賛されても決して奢らず研さんを積み続ける謙虚さもイメージされます。男の子に「尊」という漢字を使うとすれば、その真面目な生き様が人々の耳目を集めやがてはひとかどの人物になって欲しいという願いを込めることが出来ます。
 

続いては「瑠」です。字画数も多いですし人の名前としてはあまり見かけない印象がありますが、「瑠」という漢字を使った「たける」にはどの様なものがあるのでしょうか。

「瑠」は「る」とか「りゅう」と読みますが、この漢字一文字だけでは意味を持ちません。この後に「璃」をつけて「瑠璃」という形で用いられることが非常に多いのです。この「瑠璃」とはすなわち宝石の「ラピスラズリ」のことです。

目の覚めるような濃いブルーのこの石は古代より広く人の心を魅了し、王族など支配者階級の装飾品として珍重されました。その様な意味を持つ「瑠」ですから、この漢字には、尊厳、尊崇、高貴という意味合いが濃く宿っています。

「瑠」を男の子の名前に使うとすれば、品格と慎ましさを持ち人から一目置かれる高貴な人間になって欲しいという願いを込めることが出来るでしょう。
 

ここで少し方向性を変えて実際に「たける」という名前を持つ有名人をチェックしていきます。「たける」という名前がその人生や生き様にどの様に影響しているのか、考えてみましょう。

押しも押されもせぬ若手俳優の第一人者です。端正な顔立ちと独特の色気を伴わせあらゆる役柄を演じ分ける才能と技量を持つ名実ともに備わった名優です。男女問わず世代も越えて多くの人たちに支持される清潔感あふれる「たける」です。

人気と実力を兼ね備えた総合格闘家です。世界規模で人気を誇った「K-1」に人気が下火となり、存続すら危ぶまれた時期がありましたが、彗星の様に洗われて「K-1」人気を復活させた立役者です。

50kg代の細身の身体でありながら類まれな身体能力と破壊力を持ち目の覚めるようなKO劇を何度も聴衆に見せ付けています。そしてその真骨頂は叩かれれば叩かれるほどに相手に向かって行き、突然スイッチが入った様に笑うところです。

武尊が「ニヤッ」と笑うと誰にも止められない殺気がやどり凄まじい速さと勢いのある攻撃が繰り広げられます。まさに「武将」のような「たける」です。

自分の子供なのだからどの様な名前にするかは自由と思う向きもあるかもしれません。しかし名前は出生届を役所に提出して正式に受理されてこそ初めて公に名前として認められます。そのためにも注意しなくてはならないポイントがあります。

また、そのお子さんが世の中で人として明るく元気に幸せに生きてゆくために考慮すべきポイントもあるのです。さらに名前はその本人の存在を示すものでありながら同時に他人とはっきり区別するためのものでもあります。

ということは人に分かってもらいやすい要素も無視できません。その様な赤ちゃんに名付ける際の重要なポイントについて掘り下げていきましょう。

あまり知られていませんが、正式に名前として認められるためには一定のルールに則っている必要があります。まず日本の文字でなければなりません。つまり漢字か平仮名かカタカナで構成されているのが前提条件です。

算用数字やローマ字、アルファベットや外国語は使用できないことになっています。またあまりに一般常識から外れた名前も役所には受理してもらえないことがあります。その典型例が以前にニュースでも大きく話題になったことのある「悪魔」という名前です。

これは役所の受付の段階で却下されました。キラキラネームなど親の好みで名付けるケースも増えていますが、本当に赤ちゃんの幸せに通じる名前かどうかを真剣に吟味する心構えは親として不可欠と言えるでしょう。

人の名前と字画数はとても強いつながりがあります。名前の字画数が何画か、さらには姓も含めた総字画数が何画かによってその人の人生の吉凶が大きく違ってきます。

名前は見た目の良さや呼んだ時の響きも大切ですが、それに勝るとも劣らず重要視したいのがこの字画数なのです。

赤ちゃんが大きくなれば、日常生活で自分の名前をのなることは無数に出てくるでしょう。名前は書けば一目瞭然ですが、電話などで自分の名前を伝える場合は、どの様な字を書くかを問われることも少なくありません。

その場合に口で説明しにくい名前は思いの外ストレスになります。その意味では名前は説明がしやすく、また呼んだ時の響きも聴こえやすく発音しやすいものにしてあげることも大切でしょう。

親が子供にできることと言えば数えきれないほどたくさんあるかもしれません。しかし、まず子供が生まれて親が出来る一番初めのプレゼントは「名前」を付けることです。しかもその子が幸せな一生を過ごせる手助けとなる意味や字画数を持った素敵な名前です。

子供の成長とともに時代や流行は刻一刻と変化していきます。当然人気のある名前のラインキングも大きく変わるでしょう。

ただ生まれたその時だけの安易な考えや流行りだけではなく、遠い将来を見据えていつどこに行っても本人が誇れるそしてその人生を後押しできる名前にしてあげたいものです。

そのためにも男の子には「たける」と名付けてあげることはおすすめ出来ると言えるでしょう。