話し上手になるには?おしゃべりが上手になる方法を紹介
話し上手になる、おしゃべりが上手になる方法を紹介します。話し上手な人はいつも会話の中心にいます。場の雰囲気も盛り上がります。話し下手な人は「あの人みたいな話し上手な人になりたい」と思うでしょう。そんな方のために話し上手になるおしゃべりになる方法をご紹介します。
目次
おしゃべりが苦手…会話上手になりたい!
話し上手な人、おしゃべりな人はいつも会話の中心にいます。話し上手な人が一人いるだけで場の雰囲気は盛り上がります。話し上手は聞き上手でもあります。周りの人たちに話を振って会話を広げていき皆を楽しい気分にさせるのも上手です。
一方で話し下手な人もいます。何をしゃべっていいのか分からず緊張する、自分がしゃべるとなぜか周りはシーンとしてしまう。会話がつながらず終わってしまう・・話し下手な人は「気にする」人が多いので場の雰囲気を察してますます話をしなくなっていきます。
でも「あの人みたいな話し上手な人になりたい」「おしゃべりな自分になりたい」と思っている方は多いはず。今回は話し下手だと思っている人に向けておしゃべり上手、話し上手になる方法をご紹介します。
おしゃべりが苦手な人の特徴《男性編》
はじめにおしゃべりが苦手な人の特徴から見ていきましょう。まずは男性編です。男性は女性と違いおしゃべりな人は少ない印象です。でも、女性を前にすると「自分が何か面白い事を言って楽しませなければ」と思うでしょう?
おしゃべり好きな男性は関東よりも関西、特に大阪の人に多いようです。東京では寡黙でもカッコいい男性であればモテます。関西ではモテる基準が少し違います。カッコいい男性もモテますがおもしろいおしゃべりができる男性、話し上手な人の方がモテるのです。
そんなことを言われるとますます「つまらない自分はダメなのか」と思って自信を失ってしまいそうですが、そんなことはありません。おしゃべりが苦手な男性の特徴を3つ紹介します。
いつも自信なさげ
おしゃべりが苦手な男性は何処か自信なさげな様子に見えます。「俺はダメ人間」「話をしてもまともに聞いてもらえない」「いつもバカにされる」「話をしてもすべってしまう」と思い込んでいる事が原因のようです。
話し方も何処かオドオドしています。会話も尻すぼみで最後まで言い切らないので何を言わんとしているか分かりません。「〇〇じゃないかな・・・?」「〇〇だと思うんだけど・・・?」と相手に同意を求める話し方も多いのが特徴です。
かっこいい自分にこだわる
おしゃべりが苦手な男性は「かっこいい自分にこだわる」という特徴もあります。話しが苦手な男性は話し上手な人やおしゃべりな人には憧れています。一方で「男は口数が少ない方がかっこいい」「沈黙は金」と思っているところもあります。
話しが苦手な男性ほどプライドが高い傾向があります。「こんな話をしたら自分のイメージが崩れないかな」と常に他人にどう見られるかを意識しています。また、自分の話がすべってしまったら格好悪いと思っているとこともあります。
このようにおしゃべりが苦手な男性は話をする前にいろいろな事を考えすぎてしまいます。その結果、話ができなくなり黙れば黙るほど会話は磨かれない事になります。そしてますます寡黙になっていくのです。
単独行動を好む一匹狼タイプ
おしゃべりが苦手な男性の中には他人と関わりたくない一匹狼のタイプもいます。人とつるむより単独行動をする方が多いのが特徴でどちらかと言えば静かな環境を好みます。おしゃべり好きな女性やうるさい人はあまり好きではありません。
このような男性は研究をする人、哲学が好きな人、技術職など物事を深堀りをする職業についている事が多いでしょう。交友関係も浅く広い付き合いではなく深く狭い付き合いをするタイプです。
単独行動を好む一匹狼タイプの男性は人と打ち解けないところがありますが、仲間内では饒舌になることもあります。
おしゃべりが苦手な人の特徴《女性編》
続いてはおしゃべりが苦手な人の特徴「女性編」です。女性はおしゃべり好きな人が多い印象です。しかしおしゃべりが好きな人が話し上手かといえばそうでもありません。
女性にとって人と話をすることはストレス発散の要素が強いです。相手の立場に立ってうまく会話をつなげていくというよりは、人に話を聞いてもらいながら自分の気持ちをまとめたり自分を認めてもらいたいという欲求から話をするのです。
女性が友達に相談事を持ちかける時は解決先を示してほしいのではなく「大変だね」「貴方の気持ちはよくわかるわ」と言って欲しいだけ、という事もよく見られることです。話を聞いてもらいながら自分で解決策を見つけたいのが女性の特徴かもしれません。
人前で目立ちたくない
女性はおしゃべりが好きですが、中には静かに人の話を聞いているだけの女性もいます。自分から積極的に話をするよりも人の話を聞く方が多い女性です。
こういった女性は人前で目立ちたくない、注目をされたくないという気持ちが強いです。自分がイニシアチブを取って会話をすると居心地が悪くて仕方がありません。人前に出るよりも人の後ろに隠れていた方が安心するのです。
幼い頃から親に「謙虚になりなさい」「おしとやかにしていなさい」「女性は男性の一歩後ろを歩くもの」という教育を受けてきた人はその価値観から抜け出せません。矢面に立てば批判も受けるでしょう。そうしたことから逃れたいという心理も働いています。
話す内容がまとまらない
話す内容がまとまらないため、おしゃべりが苦手になる女性もいます。順序だてて話をするのが苦手な人、人前では緊張してしまい頭が空白になる人もいると思います。
男性に比べて女性は結論を先に言わずにディティールから話す癖があります。男性は大枠を掴むのが得意ですが、細かい事には目が行き届かない傾向があります。女性はその逆で細かい事に目が行き届きすぎて大枠を見るのが苦手です。
細かい事ばかりに目がいくので、いざ話をしようと思うと何から話せばいいのか分からなくなってしまうのです。
プライドが高すぎる
プライドが高すぎる女性もおしゃべりが苦手になります。プライドが高い女性は自分が他人にどう見られているのかが一番気になります。理想とする自分の姿があってそれを外れた自分が許せないと思うのです。
容姿の良い女性ほどこの傾向が強いです。人に容姿を褒められれば褒められるほど「こんなことを言ったら幻滅されるのではないか?」と自分の内面を出せなくなってしまいます。
また、人は第一印象で勝手に相手に対するイメージを作り上げます。優しそうな人だな、とか仕事が出来そうだなど。実際にそれを褒め言葉として言われる事が多いため相手が描くイメージ通りの自分でいようと思う傾向もあるようです。
おしゃべりな人は親もおしゃべり?
貴方の周りに「口から生まれてきたの?」と思うぐらいおしゃべりな人はいませんか?「あんなにしゃべれるのは羨ましいな」と感じる事もあるでしょう。話し上手な人、おしゃべりな人はどうやってそれを身に付けたのでしょう?
おしゃべりが出来る人は「親もおしゃべり」なことが圧倒的に多いです。これは語学の勉強を思い浮かべれば分かります。その国の言葉を子供の頃からシャワーのように浴びるという下地があって初めて話すことにつながるわけです。
おしゃべりな人は親に(ネガティブ表現ではない)たくさんの言葉を投げかけられて育っています。それが基礎となって話が出来るようになることが多いようです。
話し上手な人とはどんな人?
おしゃべりが苦手な人の特徴を男性と女性に分けて説明しました。思い当たることはあったでしょうか?次は話し上手な人とは一体どんな人なのか?考えていきましょう。
今まで「話し上手な人は話の内容が面白くてウイットに富んだ人」と思っていた人は意外に感じるかもしれません。
話し上手な人は聞き上手
常に会話の中心にいて、自分のことばかりべらべらしゃべる人を話し上手だと思っていませんか?実はこのような人は話し上手な人ではありません。話し上手な人は相手の話も聞ける聞き上手な人です。
自分のことばかりしゃべる人は周りから引かれてしまう事があります。本当に話し上手な人は相手の話を聞いた上で上手な返しをできる人。人と対等に会話のキャッチボールが出来る人が話し上手な人なのです。
相手の意見を否定しない
話し上手な人は、相手の話を否定せずに受け入れます。否定してしまうと相手は嫌な気分になります。喧嘩になることもあるでしょう。話し上手な人は価値観や意見は違って当然と思っているのであえて相手の意見は否定しないのです。
しかし、社内で意見が対立したときや自己主張をするべき時もあるでしょう。そのような時は「しかし」「「でも」という枕詞は使いません。「君の意見は最もだと思うよ。でもね〇〇じゃないのかな」とやってしまうと最初の言葉が打ち消されてしまいます。
話し上手な人は「君の意見は最もだと思うよ。そして〇〇じゃないのかな」と続けます。「そして」の後は反対意見が入りますが「しかし」「ただ」「でも」という逆説の接続詞を使わないだけで否定されたようには感じにくくなる事も知っています。
相手の話を遮らない
話し上手な人は、相手の話を遮らずに最後まで聞こうとします。会話は相手がいて成立する物だと考えているので反対意見を持っていたとしても主張を聞こうとする姿勢があります。
また話し上手な人ほど好奇心が旺盛で自分の殻に閉じこもる事がありません。従って、相手の考え方には興味を抱くのです。それも話を遮らず聞こうとする理由になっているようです。
話し上手になる方法
ここからは「話し上手になる方法」について紹介をしていきましょう。最初は概要からお伝えし具体的なトレーニング方法について説明をしていきます。
まずは相手に興味を持つことから
話し上手になる方法で一番大事なのは「相手に興味を持つこと」です。いくらテクニックを覚えて話し上手な人になろうと思っても相手と会話を楽しみたいという気持ちがなければ薄っぺらな会話で終わるでしょう。
話をする相手もそんなあなたの気持ちは潜在的に気づいてしまうものです。「この人は私のことにはあまり関心がないらしい」と思われると途端に話は弾まなくなります。
目の前にいる人はどんな趣味を持っているのか、自分との共通点や接点はないかなど様々な角度から相手の事を見て興味をもってみること。まずはここから始めましょう。
話をするより相手に質問をする
話し上手になる方法で次に大事なのは「上手に話をしよう」と気負わないことです。話し上手な人は自然体の人が多いと思いませんか?
「何か面白い話をしなければ」「自分がイニシアチブを取らなければ」と気負ってしまうと途端に緊張してしゃべれない事態に陥るものです。
まずは、相手がどんな人なのか質問をすることから始めましょう。そこから会話が弾むことはよくある事です。
恥ずかしがらずにしゃべってみる
相手に興味を持つ、相手に質問をしてとっかかりを作る事に慣れたら次は恥ずかしがらずに思い切ってしゃべってみることです。
話しが苦手な人は目立ちたくない、バカにされるのが怖いという気持ちが強い傾向があります。でも相手は質問にせっかく答えてくれたのだから、こちらも心をオープンにして話をした方が印象は良いはずです。
話し上手になりたかったら他人の目を気にせずに、どんどん話をしてみるように少しだけ頑張ってみましょう。
話し上手になるためのトレーニング
次は話し上手になるための、具体的な方法についてお話します。このトレーニング方法は意外に効果があります。ただし、実際にやってみるのが前提です。家族や親友など気軽に話せる人から始めてどんどん実践をしていきましょう!
考えるより先に声を出すトレーニング
最初のトレーニング方法は「考えるより先に声を出すこと」です。先に説明をしたとおり話し下手な人は「考えすぎる」傾向があります。「こんなこと言って笑われないかな」「恥ずかしいな」と話す前に考えてしまうのです。
またテクニックに走る人もいます。マニュアル通りに話をすれば安心だと思うのでしょう。最初の内はそれでもいいのですが、一番効果があるのはとにかく話すこと、声を出す事なのです。
表現力を身につけるトレーニング
次のトレーニング方法は「表現力を身につける」ことです。表現力を身に付けるのに適しているのは「読書」などのインプットです。読書だけでなく映画でもテレビドラマでも構いません。
語学の勉強も毎日大量にその言語を耳に入れることで、話しが出来るようになります。それと同じで話し上手になりたかったら、なるべくたくさんの表現を読んで聞いておきましょう。
素敵な表現を耳にしたら会話の中でそれをどんどん使いましょう。最初は「自分の言葉じゃないのに」と違和感を感じるかもしれませんが何度も言っているうちにしっくりくるようになるはずです。
具体的・抽象的トレーニング
具体的・抽象的トレーニングとは具体的な話と抽象的な話を考えながら思考の訓練をする方法です。例えば貴方の職業は?と聞かれたら「会社員」と答えるでしょう。会社員をもっと具体化すると「総務」「研究職」など部署が分かれるでしょう。
では「研究職とは一体どんな仕事をしているの?」と言えば医薬品の研究開発で毎日やっている主な仕事はマウスの実験をしています、となります。マウスの実験を行うにはマウスを飼育しなくてはならずそれも日常的な仕事内容となります。
このように大枠な括りで物事を考える「抽象化」と具体的に細かく物事を分けていく考え方を「具体化」と言います。具体化と抽象化を行き来しているうちに物事の全体が見えるようになり話の内容もよりクリアになっていくでしょう。
5W1Hを使うトレーニング
最後に紹介するトレーニング方法は「5W1H」を使う方法です。「where」「when」「what」「who」「why」が5Wです。「how」が1H。
話をするときには、どこで、いつ、何を、誰が、なぜ、どうやって?という6つの要素を意識するようにします。初めから話すのが難しかったら文章にしてみてもいいでしょう。
人の話を聞いていて「主語が抜けている」「いつの話をしているのか分からない」「なぜそう思ったのか理由を知りたい」と感じた事はありませんか?話が上手な人は5W1Hを意識せずとも使えている事が多いので聞いていても分かりやすいのです。
あなたの話し上手度を診断!
ここで、あなたの話し上手度を診断してみましょう。話し下手と思っていても周囲からはそう思われていない事もありますしその逆もあります。診断結果をみて「話し下手だな」と感じたら今回紹介した内容から出来そうな事をやってみてください。
話し上手度診断
下記の質問にyes noでお答えください。yesの数で診断します。
□ 人間観察が好きである
□ 考えるより先に口が出る方だ
□ 人にバカにされても全く気にならない
□ 両親はかなりおしゃべりな方だ
□ 頭が真っ白になったことはない
□ 自分の周りにはいつも人が集まってくる
□ 読書量は相当なものだと思う
□ 話し相手がいないと寂しくてしょうがない
□ 人に「面白い人ね」とよく言われる
□ 段取りを考え物事を進めるのが得意
話し上手度診断結果
【9~10個】 ★★★★★
あなたの話し上手のレベルは★5つです。貴方は口から生まれてきたのか?と言われるぐらい話し上手な人のようです。すでに人前に立って話をしている人かもしれませんし将来はアナウンサーや司会者など話す職業がピッタリだと思われます。
【4個~8個】 ★★★★☆
あなたの話し上手のレベルは★4つです。貴方は話し好きな人ではありますが先天的な才能というよりは、努力によって話し上手になった方のようです。相手に対する思いやりもあるタイプなので周りからの評価も高いでしょう。
【0個~3個】 ★★★☆☆
あなたの話し上手のレベルは★3つです。貴方は控えめで人の話を聞いている方が好きなタイプです。気遣いも出来る人なので好感度は高いでしょう。でも話を聞くだけでストレスを溜まりませんか?時には自分の意見も言うようにしてみましょう。
今日からあなたも話し上手
話し上手になる、おしゃべりが上手になる方法を紹介しました。日本人は海外と比べると控えめな人が多く「沈黙は美徳」とされる傾向があります。しかし時代は変わりました。
今まで控えめでやってきた方で「話し上手になりたい」と思ったら遠慮せずにどんどん話をするようにして見ましょう!