自分から話しかけるのが苦手!人に話しかける方法とは?
自分から話しかけるタイミングがわからず、人に話しかけるのが苦手という人が多いようです。話しかけることでコミュニケーションがスタートするのですが、多くの人にとって人に話しかけるということはとても勇気がいることのようです。人に話しかける方法をご紹介いたします。
目次
人に話しかけることが苦手な人は多い
隣の芝生は青く見えるといいますが、話しかけるのが苦手な人にとって周囲の楽しそうな雰囲気は眩しいものです。人に話しかけることが苦手だと、コミュニケーションの輪に入りにくくなってしまいます。
そうなることで、自分だけが取り残されたような気分になってしまいがちですが、実は人に話しかけるのが苦手という人は多いそうです。
楽しそうに和気あいあいとコミュニケーションを上手にとっているように見える人でも、実は話しかけることが苦手という人もいるようです。話しかけることが苦手なまま諦めた人と、苦手な気持ちを乗り越えた人とでは、日々の充実度にも差が出てくるようです。
話しかけることが苦手な人の心理
話しかけることが苦手な人は、どういった心理状態なのでしょうか。話しかけたいという気持ちはあるものの、それを実行することができないのには何か理由があるはずです。
苦手意識が芽生えると人は臆病になってしまいがちです。苦手意識は、チャレンジ精神の芽を摘んでしまう恐れがあるのです。
自分に自信がない
自分に自信がある人は、「人から悪く思われたらどうしよう」という不安以上の自己肯定感がしっかりとある為、人に話しかけることが自然とできます。
しかし、自分に自信がない人は、「無視されたらどうしよう」「今話しかけるタイミングじゃないかな」など相手の気持ちを推し量る傾向が強いようです。
自信のなさから、自分の気持ちに耳を傾けることよりも、相手の気持ちに耳を澄まそうと臆病になっているようです。
人の目が気になる
人からどう思われようと関係ないという精神の人は、人の心に土足で入り込むような強引さもありますが、時にその強引さがコミュニケーションのプラスに働くこともあると思います。
話しかけることが苦手な人は、人の目を過剰に気にし過ぎてしまう傾向があるようです。人は、自分が思っているほど周囲から見られているわけではありません。それぞれ、置かれている状況や自分の事に意識が集中しているからです。
きっかけが掴めない
話しかけるのが苦手な人は、話しかけたいという気持ちはあると思います。しかし、どう話しかけていいのかわからないし、そもそも話しかけるきっかけがわからないという人が多いのではないでしょうか。何事も、きっかけやタイミングが大切です。
話しかけるきっかけが掴めないまま、時間が過ぎるということを繰り返すうちに、ますます話しかけるきっかけを掴むタイミングがわからなくなるのではないでしょうか。このままでは、話しかけることができないという経験ばかりが増えてしまいます。
人は経験を元に成長していき、次のステップに移っていくものです。話しかけるきっかけは、経験を重ねることにより、だんだんとタイミングを掴んでいくことができます。
話しかけるのが苦手が話しかける方法《話題編》
話しかける為には、話題が必要です。話しかけるのが苦手な人でも、話題を準備していることで安心感が生まれます。話しかけるのが苦手な人はどんな話題で話しかけるといいのでしょうか。おすすめの方法をご紹介いたします。
天気の話題は鉄板
いつの時代も、どの国でも話しかけるのに適しているのが、天気の話題です。急な雨が降ってきたら「あ~降り出してきましたね~」と、独り言のような雰囲気で気軽に話かけることができます。
もし、相手に無視されてしまっても、今のは独り言なんだと自分に言い聞かせることもでき、臆病なメンタルを守ることもできます。
考え方や体調などは人それぞれですが、天気は同じ空間にいる人が共通の影響を受けるものです。雨が降ることによってのジメジメ感、晴れて天気がいいと洗濯物がよく乾くなど天気が共通の状況を作り出してくれるのです。
人は、共通しているところがあると親近感を持つそうです。親近感は人と人との心の壁を低くしてくれる働きがあります。ぜひ、天気という共通の話題で話しかけてみましょう。
気温の話題は季節の話題にシフトできる
ニュースで見た政治の話や今流行している商品などを話題にして話しかけることもいいのですが、知らない人がいるかもしれませんし、価値観が影響する話題でもあるので、話しかけることが苦手な人におすすめの方法とは言えません。
話しかけることが苦手な人には、気温を話題にする方法がおすすめです。「暑いですね~」「寒くなってきましたね~」など、気温についての話題なら、老若男女問わず話しかけやすいのではないでしょうか。
また、気温の話題なら誰でも簡単に答えられるような内容なので、深く考えずに会話が成立します。気温を話題にするメリットは他にもあります。
気温の変化は季節の変化でもあるので、話題をシフトさせやすいのです。「そろそろ桜が咲きますね~」「おすすめの花見スポットとかありますか?この辺り、あまり詳しくないんですよ」など、さまざまな話題が生まれやすいのも気温の話題です。
気温の話題から季節の話題、そしてイベントの話題へとどんどん話をシフトさせることができるのです。話しかけても、その先の話題に自信がないという人には、特におすすめの方法です。
相手の持ち物について聞いてみよう
自分が話しかけた話題が、相手に興味を持ってもらえなかったらどうしようという心配から、話しかけるのが余計に億劫になることがあるかもしれません。
そんな時には、相手の持ち物についての話題で話しかけるという方法がおすすめです。人は、自分に対して興味を持ってくれた相手に好感を持つ傾向があるそうです。
「可愛いワンピースですね」「カッコイイジャケット着てますね。どこで買ったんですか?」など、相手の持ち物を話題にする時、大抵褒め言葉がプラスされるのではないでしょうか。褒められて悪い気になる人はほとんどいません。
話しかける相手と仲良くなりたい時は、相手の持ち物についての話題をするという方法を試してみてください。きっと、笑顔で答えてくれるはずです。
話しかけるのが苦手が話しかける方法《タイミング編》
何事もタイミング次第で、物事がスムーズに進む場合があります。話しかけることも例外ではありません。話しかけるタイミングが悪ければ、あまり会話が膨らまない時もあると思います。
しかし、タイミングが良ければ会話が弾み、話しかけた相手と仲良くなれることもあります。どういったタイミングで話しかけるのが良いのか、おすすめの方法をご紹介いたします。
目が合ったらタイミング
話しかけるのが苦手な人が、話しかけるタイミングを見計らうのは至難の技かもしれません。しかし、誰にでもできる簡単な方法があります。それは、相手と目が合ったタイミングで話しかける方法です。
目が合うということは、無意識、意識的に関わらずお互いを認識している証拠です。そのタイミングを逃さずに話しかけることで、会話がスムーズに運ぶ可能性が高くなります。
相手が忙しくしている時、他のものに意識が集中している時などは、話しかけるタイミングではありません。相手と目が合った時に話しかけてみましょう。
順番待ちの時は話しかけやすい
順番待ちをしている時は、他の状況と比べ比較的話しかけやすいのではないでしょうか。順番を待っているという共通認識から生まれる話題もあると思います。
「バス、まだ来ませんね~」「なかなか進まないですね~」など、同じ順番を待っている人同士だからこそ話せることもあるのではないでしょうか。
トラブルが起きたら話しかけるチャンス
仕事や学校、プライベートなどでトラブルはあまり起きてほしくないものですが、話しかけるタイミングを作ってくれるのもトラブルなのです。
急に難しい仕事を任されることになったり、教科書を忘れてしまった時など、1人では対処できないことが起きてしまったら話しかけるチャンスです。
「すみません、このデータの出し方がわからないのですが教えて頂けますか?」「教科書忘れたから、一緒に見てもいい?」など、トラブルから脱出する為に話しかけることで相手に助けを求めることができます。
相手に助けを求めて話しかけた結果、トラブルを回避できることもあると思います。そうなると、会話ができた嬉しさや、トラブルを助けてもらった感謝が生まれるのではないでしょうか。人は誰かに感謝されたり、頼られることで信頼感が生まれるそうです。
コミュニケーションを円滑にしてくれる信頼感が生まれるきっかけにもなるトラブルは、話しかけるのが苦手な人にとってはチャンスにも成り得るのです。
話しかけるのが苦手が話しかける方法《きっかけ編》
どんな人にも時間は平等です。24時間をどのように使うかはその人次第ですが、その人と顔を合わせることができる時間だけが話しかけることができるチャンスなのではないでしょうか。
そう考えると、顔を合わせることができる時間は貴重かもしれません。話しかけるのが苦手な人におすすめの、話しかけるきっかけをご紹介いたします。
隣の席は話しかけるチャンス
同じ空間にいる時、話しかけるきっかけが溢れています。一緒に授業を受けたり、同じ部署で仕事をしているだけで、話しかけるきっかけになるのです。特に、隣の席はコミュニケーションが取りやすく、仲良くなりやすい位置でもあります。
隣の席になった相手には、できるだけ自分から話しかけるようにしてみましょう。大勢の人に話しかけなくてはならないと思うと気が重くなるかもしれません。
しかし、せめて隣の席の人には話しかけてみようと自分の中でハードルを下げた目標を掲げることで、きっかけが掴みやすくなるのではないでしょうか。
飲みニケーションは話しかけやすい
一緒にお酒を飲んだり食事をしたりしてコミュニケーションの円滑化を図る飲みニケーションという場は、話しかけるのが苦手という人にとって最高のきっかけを持つことができる場所でもあります。たとえお酒が飲めなくても、ノンアルコールでも大丈夫です。
一緒に飲食を共にすることで、普段とは違った雰囲気になり話しかけるきっかけが掴みやすくなるのです。また、人は空腹時よりも満腹感を得た時の方が心が穏やかになり、人の意見を受け入れやすい心理になるようです。
そういった点でも、飲みニケーションの場は、話しかけるきっかけを提供してくれる良きコミュニケーションの場にもなるのです。
クラス替えや部署移動はチャンス
今までずっと自分から話しかけたことがなかったのに、急に話しかけたら変に思われないかなと心配になることもあるでしょう。そんな時は、クラス替えや会社の部署移動の時期がチャンスです。
新しい環境になったことをきっかけに、話しかけることにチャレンジしてみるのも良いと思います。もし、前と同じクラスの子と一緒になった場合でも「また同じクラスになったね」など、クラス替えを期に話しかけることができます。
自分から話しかけることのメリット
自分から話しかけるのが苦手な人は、できれば周囲から話しかけてほしいと思っているのではないでしょうか。自分できっかけを作るよりも、相手がきっかけを作ってくれた方が確かに楽かもしれません。
しかし、自分から話しかけることで多くのメリットを受けることができるのも事実です。自分から話しかけるとどういったメリットがあるのか、3つご紹介いたします。
苦手意識が克服できる
食わず嫌いという言葉があるように、自分は苦手だという固定概念がその人の生活を縛り付けていることもあります。苦手だと思うだけで、気持ちが億劫になり笑顔でなくなることもあると思います。
あえて自ら話しかけることで、苦手意識にメスを入れることができるのです。もしかすると、今まで自分から話しかけるという経験をあまりしていないだけで、自分から話しかけてみたら意外と思っていたより大丈夫だったということもあるのではないでしょうか。
苦手意識が克服できると、より笑顔が増え円滑なコミュニケーションが取れやすくなると思います。
自信を持つことができる
自信とは、自分に対する信頼でもあります。自信がない人は、自分のしてきた努力が足りないと思っていたり、まだまだ頑張れたのに投げ出してしまったなど後悔している気持ちも持ち合わせているようです。
話しかけることが苦手だったけれども、頑張って自分から話しかけることに成功することができたら、自信が持てるようになります。自信は、努力から生まれます。自分から話しかけるのが苦手な人にとって、話しかけることは心の負担になるのかもしれません。
しかし、その心の負担は「話しかけたいけど、話しかける勇気がない」という自分を責める気持ちから生まれているのではないでしょうか。
思い切って話しかけることで、自分のコミュニケーションの取り方に自信を持つことができ、かえって心の負担が軽くなると思います。
周囲から好感を得られる
自分から話しかけるのが苦手という人は、とても多いようです。そんな中であなたが思い切って自分から話しかけてみると、周囲はあなたのことをどう思うでしょうか。きっと、コミュニケーションを取ろうとしてくれている素敵な人という風に周囲の目に映ると思います。
自分から話しかけることで、周囲から好感を得ることができるのも大きなメリットだと思います。あなたが話しかけるのは1人の相手かもしれません。しかし、あなたが誰かに話しかけていることを見ている人はきっといると思います。
周囲から好感を得ることができると、学校生活が楽しくなりますし、会社でも居心地が良くなるものです。
人に話しかけてもらうための心がけ
コミュニケーションを円滑にする為には、相手から話しかけやすいと思ってもらえることが大切です。自分から話しかけることが苦手な人は特に、人から話しかけてもらうと嬉しいのではないでしょうか。人から話しかけてもらう為の心掛けを3つご紹介いたします。
笑顔はコミュニケーションの万能薬
ムスッとしていて機嫌が悪そうな人には、なかなか話しかけずらいものです。人から話しかけてほしいと思うなら、できるだけ笑顔でいることを心掛けましょう。笑顔は、コミュニケーションの万能薬でもあるのです。
アイコンタクトを意識しよう
なかなか目線を合わせてくれない相手に不安を覚えた経験はありませんか?アイコンタクトは、コミュニケーションで非常に重要な役割を持っています。1人でじっとパソコンや本、携帯電話に視線を落とすのではなく、たまには周囲を見回してみましょう。
周囲とアイコンタクトが取れるようになったら、自然と話しかけてもらえる頻度も上がるはずです。
つぶやきは大切
あなたが自分から話しかけるのが苦手だと思っているのと同じくらい、周囲もあなたに話しかけていいものか考えているのかもしれません。そんな時に役に立つのがつぶやきです。
少し困った事があったら「どうしよう」、嬉しいことがあったら「やった!」と小さな声でもいいのでつぶやいてみてください。
あなたの気持ちを言葉に出すことで、「どうしたの?大丈夫?」「何かいいことあったの?」など話しかけてもらえるきっかけが生まれます。
話しかけると世界が変わる
コミュニケーションは自分を高める為に、なくてはならないものです。困っている時に助けたり、助けてもらったり、悲しい時に慰め合ったり、楽しい気持ちや嬉しい気持ちを共有することでさらなる信頼感が生まれることもあります。
3人寄れば文殊の知恵という言葉が昔からあるように、1人で抱え込むよりも周囲と助け合った方が上手くいくことも多いのではないでしょうか。
話しかけることで、あなたの知らない世界を知ることもできますし、価値観が変わり気持ちが楽になるきっかけを持つこともできます。自分から話しかけることで、あなたの悩みが解決できるかもしれません。ぜひ、チャレンジしてみてください。