2019年03月10日公開
2019年03月10日更新
嫌悪感の意味とは?嫌悪感を抱く・感じるなどの使い方を例文で紹介
あなたの身近に嫌悪感を抱いている人はいますか?嫌悪感を抱くものには、人だけではなく、人以外のものや、事も入ります。嫌悪感の意味とは何なのでしょうか?嫌悪感を知ることで、自分の価値観についても見直してみましょう。嫌悪感を抱かせる人物の特徴についても紹介します。
目次
嫌悪感の意味や使い方をマスターしよう!
大恋愛の末、結婚しても、価値観の不一致により、ケンカを繰り返し、別れることもあります。価値観の不一致は、最初は、相手に対する嫌悪感から始まります。最も大切な人だと思っていたのに、ちょっとしたことで抱く、嫌悪感とは、どういう意味なのでしょうか?
今回は、嫌悪感という言葉にスポットを当てます。前半は、嫌悪感の意味や使い方を紹介します。その上で、どんな時に私たちが、嫌悪感を感じるのか改めて確認します。後半は嫌悪感を感じる心理の背景には、どんな感情が隠されているのか探ります。
「嫌悪感」の意味とは?
最初に嫌悪感の意味について見ていきましょう。嫌悪感とは、あることに対し、憎み嫌うことです。嫌いの度合いが非常に、強いことになります。
これは、自分も含めて、行動などに対し、憎しみ嫌うことを意味します。誰もが抱く感情の一つであり、生活していく上で仕方のないものなのかもしれません。
意味:嫌悪(けんお)とは、憎み嫌うこと。 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 |
嫌悪感を対象とするものは何か?
嫌悪感を感じる対象は何があるのでしょうか?嫌悪感を感じる対象は、人や忌み嫌うものであったりします。また、人でも、見知らぬ他人の場合でも、嫌悪感を感じる相手にもなり得ます。そして、最も身近な人にも嫌悪感を感じることもあり得ます。
嫌悪感を感じる対象は、何でもあり得ると言えるでしょう。それは、今まで愛していた人でも、嫌悪感を感じることにも、なり得るのです。
嫌悪感で導き出される答えとは?
大好きな人でも、嫌悪感を感じてしまった場合は、相手に対する価値観の違いについて、考えざるを得なくなるでしょう。小さなズレでも、それが自分にとって、譲れないことであれば、次第に大きなズレを感じるようになるでしょう。
嫌悪感で導き出される答えは、自分の価値観についても、改めて考えることになるかもしれません。友人関係、恋愛関係、はたまた、会社での人間関係などに、嫌悪感を感じた場合は、いづれにせよ、大きな決断をしなければならない時が来るでしょう。
嫌悪感は、他人だけではなく、自分に対してもある場合もあり、ことあるごとに、ついて回る厄介なものなのです。もし、これを読んでいる人の中に、何か引っかかるものがあれば、逃げずに真っ向から対峙する時が来るでしょう。
「嫌悪感」の使い方
次は、「嫌悪感」の使い方について例文を見ながら説明していきます。日頃あまり、「嫌悪感」という言葉を露骨に使うことは、ないかもしれませんが、どんな時に嫌悪感を抱くのか、例文として紹介します。
「嫌悪感」を使った例文
嫌悪感とは、気持ち悪い、見るだけで目を背けたくなるなど、見た目からして、嫌いだという対象に対して抱く気持ちです。
この対象は、人の行為でもあり得ますし、虫など、見た目からして気持ち悪いものなども言えるでしょう。こうした場合に、嫌悪感を使って表現することができます。
例文①嫌悪感を感じる
嫌悪感を感じるとは、対象に対して、虫唾が走る、気持ち悪いと捉えることができます。以下は具体的な例文です。主語は、嫌悪感を感じる相手で、共感していただける点も多いのではないでしょうか?
・Gを見ると嫌悪感を感じる。 ・常務の高圧的な態度には嫌悪感を感じる。 ・年配の男性が構内でツバ吐きする行為に嫌悪感を感じる。 ・電車の下車中に乗り込んでくる乗客に嫌悪感を感じる。 |
例文②嫌悪感を抱く
嫌悪感の例文では、嫌悪感を抱くという言い方もできます。抱くという気持ちは自然に湧き上がる気持ちでもあります。嫌悪感を抱くとは、これまで、そう感じなかった相手に対して、自然に湧き上がった感情と言えるでしょう。
・彼に対して、嫌悪感を抱いたのはこれが初めてだった。 ・彼の裏切りに、私はこれまでにない嫌悪感を抱いた。 ・屋上での医者のやり取りを聞き私は、医者に対する嫌悪感を抱いた。 |
例文③嫌悪感しかない
嫌悪感しかないという例文には、必然的に、前の文章には、以前は素晴らしかったなど、真逆の文が来るはずです。いきなり、嫌悪感しかないではなく、素晴らしい過去と比較すると、嫌悪感しかないという結論になる文章です。
・自己中心的な友人に嫌悪感しかない。 ・親友が夫と不倫していたなんて、もはや嫌悪感しかない。 ・ギャンブル依存の彼に嫌悪感しかない ・彼女の食事のマナーが悪過ぎて、一緒にいて嫌悪感しかなくなった。 |
「嫌悪感」の類語
・憎悪 ・毛嫌い ・厭悪 |
嫌悪感に対する類語は、「毛嫌い」、「憎悪」、「厭悪」などがあります。いづれも、対象とするものは、見るのも不快で、激しい、拒絶したい気持ちが表れている言葉です。これらの、3つの類語を、詳しく見ていきましょう。
①憎悪
まず、憎悪の意味について確認してみましょう。憎悪とは、憎しみ、嫌うことを意味します。ウェキペディアでは、憎悪に対し、地球上からなくしてしまいたいほど、その存在を憎むことと、表されています。
また、憎悪の対義語が、愛情や友情を表すため、憎悪を抱く相手は、必然的に、以前愛した相手もしくは、近い関係の人物が予想できるでしょう。
②毛嫌い
毛嫌いの意味とは、これといった理由もなく、ただ感情的にきらうことと、本能的に嫌いという意味です。第一印象から、感じが悪いなども理由として挙げれるでしょう。
・Aさんは自己中心的で周囲から毛嫌いされている。
・病院の入口で喫煙する患者を毛嫌いしている。
③厭悪
厭悪(えんお)とは、嫌い憎むこと。ひどくいやに思うこと。嫌悪。(goo国語辞書)口語で、厭悪を使うことは、日ごろありませんが、憎悪ともよく似ている言葉で厭悪という表現も、嫌悪感と似ています。
嫌悪感を感じる時の心理とは?
嫌悪感を感じる時の心理は、どのようなものがあるのか見ていきましょう。嫌悪感を感じる心理が生まれるキッカケには何があるのでしょうか?嫌悪感の感情は大きく3つに分かれます。
①嫌悪の感情:Disgust
嫌悪の感情とは、見てるだけでムカついてくる感情です。他人の言動や態度などに関して拒絶したくなるものや、初見だけで気分を害すものなどが含まれます。
無礼・不躾である
嫌悪の感情の心理では、常識にかけ離れた行動をする人や、無礼な人など、他人に対し、不快な行動する人などに対し、抱く心理です。失礼な人の言動や態度などを見て、ムカつく気持ちから、嫌悪の感情が生まれ、その後、嫌悪感につながります。
生理的に受け付けない
本能的に受け付けない人の持つ、癖や臭いにムカつくなどもあります。他人から、一緒に暮らして初めて気づく場合もあるでしょう。
②忌避の感情:Aversion
忌避の感情の心理では、ハラスメント行為などに対する嫌悪感です。学校などでの体罰や、職場での屈辱的なバッシングなどで抱きます。忌避の感情は、屈辱的な言動や態度を目の当たりにして、嫌悪感を抱きます。
③嫌いの感情:Dislike
嫌いの感情の心理では、他人が自分よりも優位の立場になった時に嫉妬などの感情で、強く憎むようになる心理です。その人の存在そのものを憎み嫌うのです。
このように、嫌悪感と一口に言っても、嫌悪感に至る前のキッカケは様々あります。どれも、味わいたくないシチュエーションですが、嫌悪感の度合いは、自分の置かれている立場などに強く影響します。
嫌悪感を抱かせやすい人の特徴
誰もが嫌悪感を感じたいなどとは思いません。できれば、このようなシチュエーションは避けたいところです。
次は、嫌悪感をできるだけ抱かないようにすむために、嫌悪感を抱かせやすい人の特徴を確認してみましょう。面倒な人物の特徴を知ることで、関係しないようにしましょう。
①自己中心的な発言が多い
自己中心的な人と、約束をした場合は、変更が多くなります。もし幹事になった場合は、自己中心的な人のせいで、何度もスケジュールを変更しなければならなくなるでしょう。バイトなどでは、何度も休んだり、シフト変更をお願いしてきたりする人も要注意です。
また、複数で話をしてる時も、自己中心的な人は発言にも表れます。自己中心的な人は、悪い人ばかりではありませんが、引っ掻き回して周囲を混乱させます。
また、自己中心的な人は、断られてもしつこく誘ってきます。さらに性質が悪く、断れないような状況を場合によって作る、狡猾さもあり、徐々に、視界に入るだけで嫌悪感を感じるようになるでしょう。
②屈辱的な嫌味を言う人
嫌悪感を感じる相手は、嫌味を言ってくる相手にも感じる時があるでしょう。その中でも、大勢の前で、屈辱的な嫌味を言ってくる人には、誰もが嫌悪感を抱かせずには、いられません。
③目つきが悪く不潔そうな人
①と②は、こちらへの態度に現れるのに対し、目つきが悪く、不潔そうな人も、見るからに嫌悪感を抱かせる人もいます。先にお伝えした例文の中には、見かけからして嫌悪感を抱くものもありました。
外見で判断するのは、良くないですが、常識を外れた不潔な雰囲気や、陰険な雰囲気は、嫌悪感を抱かせる人の特徴でもあるでしょう。また、何かしらの問題を抱え込んでいるケースもあり、わざわざ面倒な問題に巻き込まれるような発言もするべきではありません。
相手に嫌悪感を感じさせないために気をつけること
次は、相手に嫌悪感を感じさせないために気をつけることについて、確認してみましょう。
①独りよがりの考え方を改める
知らず知らずのうちに、考え方が自己中心的になってしまいやすい人は、周囲の意見も聞くようにしましょう。特に、スケジュールに関係する事柄は、周囲に対し、合わせるように見直すことも重要になるでしょう。
②注意はハッキリするべき
嫌味を言う人は、本当は、相手に対し注意をしたいだけなのかもしれません。また、他人に対し羨ましいから、気に障ることを言って、自分との差を埋めようとしているのかもしれません。
相手に嫌悪感を抱かせたくないのなら、他人に対し、嫌味を言うべきではありません。しかし、それができないからこそ、屈辱的な嫌味を言って後から、自己嫌悪に陥っている人もいるのではないでしょうか?
相手が嫌悪感を抱いていると同時に、自分も自己嫌悪に陥いります。改善するには、その癖を少しずつでもいいので、直すように努力しなければならないでしょう。
価値観は好きなものが同じの方がいいのか?
価値観の不一致の原因は、相手に嫌悪感を抱かれることです。簡単に言えば、自分の好きなことに対し、相手が嫌いな場合に価値観が違うと感じることです。
好きなことを、否定されると、誰しも、あまりいい気持ちはしません。相手との、価値観を折り合いづけるには、どうすればいいのでしょうか?
好きなものが同じ場合のメリット
相手との好きなものが同じ場合は、共通点も多いので、会話には困らないでしょう。同じ趣味があれば、休日を過ごす時間も充実できるでしょう。
好きなものが同じ場合のデメリットはあるのか
好きなものが同じ場合のデメリットは一見なさそうですが、好きな点ばかりに目が行っていた場合は、相手の許せないことを発見した場合は、ひどく困惑するでしょう。
困惑から、次第に相手に対し、嫌悪感を抱いてしまいます。その結果、小さな価値観の違いでも、大きく感じるようになるかもしれません。
嫌いなものが同じ場合のメリットは?
好きなものが同じの場合よりも、会話は弾まないかもしれません。しかし、嫌いなものが同じ場合は、相手の嫌いなものに常に意識しているので、不愉快なことはしてきませんので、精神的には落ち着くでしょう。
また、お互いに気分を害することを避けるので、価値観の不一致を避けやすいです。
嫌いなものが同じ場合のデメリットは?
恋愛としては、盛り上がりに欠けるかもしれません。好きに焦点を合わせるのではなく、嫌いなこと、やって欲しくないことに対して、意識しているので、ネガティブな印象があるかもしれません。
妥協を受け入れる優しさも必要
好きなものが同じ場合は、嫌いな部分を発見した場合は、妥協することも重要になるでしょう。妥協できない場合は、最悪別れるのも視野に入れなければなりませんが、今度は、嫌いなものが同じ人に注目して、新しく共通の好きなことを探すのもいいでしょう。
価値観の不一致を避けるには、嫌いなもの、許せないものが同じ方が、大きなケンカにはならないでしょう。恋愛として盛り上がりに欠けるデメリットはありますが、共通の好きな趣味を持ったりするのも良いのではないでしょうか?
親しい人に嫌悪感を感じたら話し合いのタイミング!
恋人、夫婦、家族、親しい人間関係で嫌悪感を感じたら一つのサインです。気になっているものは、本人にしてみれば、以前から普通にやっていたことです。癖などは、治らないかもしれません。性格的なことは、直すのは困難かもしれません。
嫌悪感を感じたら、そろそろ、話し合いを落ち着いてする時期と考えた方がいいのかもしれません。感情的になって、相手を否定したりしないで、相手の言い分も聞いてみた方がいいでしょう。
また、見知らぬ他人の、不快な行動については、今回紹介した、特徴を参考にして、避けてみるようにすると良いでしょう。嫌悪感は、本能的に感じるものも多く、もし、特定の人に対して不愉快な思いをしたら、必要以上に関わることは避けた方が無難でしょう。