暗い人の心理や特徴とは?暗い性格の人は疲れる!
あなたの周囲に、付き合っているとどうも疲れてしまうような暗い人はいますか?性格や思考が暗い人と一緒にいると、どんどん引きずられて一緒に暗くなってしまうこともあります。では、そんな暗い人の心理や特徴とはどんなものがあるでしょうか。紹介していきます。
目次
暗い性格の人って疲れる!嫌われるの?
男性でも女性でも、何だか非常に暗い性格をしている人が存在します。さほど仲が良くなければそれでも放置すればいいのですが、職場の同僚や近いママ友などであればそういうわけにも行きません。
暗い人は本人が暗いだけではなく、その雰囲気や言葉、仕草などで周囲まで暗くしてしまうという特徴を持っているため、やはり好まれません。イライラするし、ネガティブさにうんざりすることも有るでしょう。
しかし付き合う必要がある相手であるなら、自分がその暗さに引きずられずに付き合っていく方法を知るしかありません。今回は暗い人の心理や特徴、対処方などを順番に紹介していきます。
暗い人の心理とは?
「暗い人」、「暗い雰囲気の人」たちは何を考えているかわからず、覇気がほとんどありません。そのため周囲の人をイライラさせたり怯えさせたりして、結果的に嫌われることが多いです。しかし暗くなったのにはわけがあるはずです。
彼らの心の状態を知ることが、付き合いを楽にする第一歩です。ではまず、暗い人の心理はどんなものなのかを見ていきましょう。
自分自身に自信がない
暗い雰囲気をまとっている人は、過去に嫌な経験があってそうなった、という人が多いです。元々そんなに暗くない、むしろ明るい普通の子供だったのに、徹底的な苛めにあってトラウマになってしまった、などの過去があるのです。
過去のトラウマから自分に対して自信が持てず、人間関係を発展させようとすることに怖がっている場合もあります。また失敗したらどうしようとか、どうせ自分なんて、という気持ちがあれば積極的に人にはかかわりません。
暗い人をすぐに「嫌な奴」と認識する人もいますが、実は辛い経験からそうなってしまった人もいる、と知っておくことは大切です。
極度の恥ずかしがり
また、恥ずかしがりが極度まで高まってしまい、暗い雰囲気を出して人を遠ざけている人もいます。対面すると緊張してしまって無表情になり、笑ったり軽口を叩いたりもしませんので周囲から見れば「暗い人よね」という評価になります。
しかし本人は恥ずかしさが一番にきてしまって緊張しているだけ、ということもあるのです。恥ずかしさからコミュニケーションを減らそうとするタイプもいますが、実はもっと話したいし、気軽に笑いたいと思っているタイプもいます。
緊張から無言になったり凝視してしまうため、睨みつけていると誤解されることもあり、どんどん悪循環に陥ってしまいます。
他人に心を開きたくない
トラウマになるまでの酷いことでなくても、辛い人生を送ってきた結果、他人のことを信じられなくなっていて心をオープンにしたがらない人もいます。本人はもう出来るだけ他人と関わりたくない、と思っているので積極的に孤立していきます。
話すこともないので周囲の人にはその辛い過去などがわからず、ただ単に「付き合いの悪い暗い人」と思われてしまいますが、人付き合いを避けたがる傾向がある場合には、その人の人生経験が問題である可能性も覚えておきましょう。
他人に心を開きたくない、という心理が働いて、暗い人になっているのです。
暗い人の特徴【見た目編】
では一般的に人から「あの人は暗いよね」と言われてしまう人は、どんな特徴があるでしょうか。まずは見た目の特徴からみていきます。
周囲にいる人を暗い人だなあと思うとき、相手はどんな見た目をしていますか?
笑顔がない
職場などで誰かが冗談を言った時、お祝い事がある時など、人は喜びや楽しさを表現するために笑います。笑顔でいることは他人との大事なコミュニケーション方法です。しかし、暗い人は中々笑顔を見せず、無表情でいることが多いという特徴があります。
本人は笑っているつもりかもしれませんし、実は楽しく感じているのかもしれません。しかし判りやすい笑顔という形で出ないので、周囲の人は何を考えているかわからずに、気持ち悪いとか怖い、という印象を抱いてしまいます。
姿勢が悪く猫背
暗い人と言われてしまう人の多くは、姿勢が悪いという特徴があります。肩が前に出て猫背になっており、ぎゅうっと縮こまっているような姿勢でいることが多く、視線もいつでも下を向いています。
顔がよく見えないことから余計に雰囲気が怖くなっているのです。胸をはって堂々と歩く人は自信が見えますが、姿勢が悪いとやはり消極的な人間に見えてしまいます。
暗い人の特徴【性格編】
次は暗い人の性格的特徴を見ていきましょう。何となく外見がどんよりしている、ということだけでなく、性格が暗いといわれてしまう人はどんな特徴があるでしょうか。
物事に消極的な傾向がある
暗い人の性格的特徴として、物事に消極的である、ということがあります。あまり自分から関わろうとはしませんので、周囲の人間も「もしかしたら迷惑に思っているのかも」とか「楽しそうじゃないからやめとこう」などと考えてしまいます。
いつでも話しかけるのはこちらから、笑顔もなく相槌もあまりない、という人の相手をしようと思う人は少ないでしょう。職場では仕方なく付き合いますが、相手の考えがわからずに気をつかって疲れるばかりです。
暗い人は消極的なことが多いので、関わらざるを得ない仕事や共同作業などでは相手に不満がたまることが多くなります。
秘密主義が多い
自分のことを知られたくないと強く思う人は、周囲の人から暗い人だと思われることが多くなります。他人に心を開けば自分のことを話したくなるのが自然のことですが、それがなければ関係は深くなりません。
秘密主義で誰にも自分のことを話さない人は、他人から信頼されません。何も話してくれないということは、あの人は自分のことを好きではないのかも、と周囲も考え、会話がなくなっていってしまうでしょう。
暗くなってしまった原因が過去のトラウマであったり、辛い経験から起こったものであればなおさらそれを話そうとしないでしょう。しかしそのために、周囲から理解は得られず信頼されることもありません。
マイナス思考になりがち
暗い人と称されてしまう人たちは、マイナス思考・ネガティブシンキングであることが多いです。何でも悪いほうへと考えるクセが就いているのか、神経質で繊細な人ほどより悪い場合を予想して暗くなっていきます。
休憩時間が半分過ぎたときに「まだ半分あるから美味しいコーヒーを飲もう」と明るく考える人と、「もう半分しかないから何も出来ない」とうんざりしている人では全く違う印象があります。
本人達は悲観的に物事を捉えることで、万が一のときに自分が傷つかずに済むようにしているのでしょう。しかし、一般的に言えばマイナス思考は笑顔も自信も奪い去っていくものです。
暗い人の特徴【行動編】
最後は暗い人の行動的特徴です。周囲の人から「暗い奴」と言われる人がよくしている行動をみていきましょう。
単独行動を好む
暗い人は基本的に積極的ではなく、周辺の物事に興味関心をもちません。そのため、他人と一緒に何かすることが不得意で、群れることを嫌がる傾向にあります。出来るだけ単独行動を好むのは誰かといれば疲れるから、ということもあるでしょう。
暗い人だからといって傷つかないわけではありませんから、周囲の人の気遣いや怒り、イライラなどを感じ取って傷ついている可能性もあります。傷を少なくするために単独行動を好む人もいます。
隠れがちである
暗い人は自分に自信がないことが多く、自己評価も低くなっていることが多いです。他人に対しても否定的であり、信用ならないと思っている場合もあり、自分のことをオープンには見せません。
メリットよりはデメリットに着目し、ネガティブに考える傾向もあります。そのため、目立つ行為は徹底的に避けようとします。
何かで表に出る必要がある場合などは、隠れてしまうこともあるでしょう。姿を見せず、嵐が過ぎるのをじっと待つのです。余計なデメリットを避けるために人との関わりや、目立つ行動を避けることが多いのです。
アウトドアよりインドア派
暗い人は明るくはしゃぐという行動をあまりしません。外に出て太陽の下で全身を使って遊ぶ、ということに興味がなく、出来るだけ自宅に引きこもって自分ひとりで過ごしたい、と考える傾向があります。
インドアの趣味を持っていて、それに没頭しているときに幸福を感じるパターンが多く、アクティブな人と関わりを持つことをさけます。
暗い人との上手な接し方
暗い人と評される人のいろんな特徴を見てきました。彼らと付き合うと気も遣うしなによりも疲れて暗い気分になる、という人でも、職場の同僚や親戚などであれば付き合いを絶つということも出来ません。
ではそんな暗い人との上手な付き合い方はあるのでしょうか。一体どんな風に接すれば、こちらも気分よく過ごせるのでしょうか。3つの方法を紹介します。
相手の趣味を知りネタにしてみる
暗い人はインドア派が多く、たいていの人は個人で出来る趣味を持っています。そして人間は、いくら無口な人でも自分の好きな世界のことであれば話したくなるものです。そこを利用するのです。
相手の趣味を知る機会があれば、会話のネタに出来ます。会話が盛り上がれば笑顔も出てくるでしょうし、仕事のことなども伝えやすくなります。今までは暗くて何考えているかわからない人、だった印象も変わるかもしれません。
質問から会話を広げてみる
暗い人にも様々なタイプがありますが、人に対して全く興味を持たないというやっかいなタイプもいます。そんな人相手に付き合いをしようと思うなら、まずは質問中心の会話にしてみましょう。
他人には興味がなくとも自分のことであれば話す可能性はありますし、誰でも自分に興味をもってくれると嬉しいものです。相手への質問から会話を広げることで、仕事内容や他の話題に繋げることも出来るかもしれません。
まずはどんな質問が相手の興味を引くか、ゲーム感覚で色々試してみることがおすすめです。
フォローはきっちりとする
暗い人にはネガティブな人が多く、とにかくマイナス思考であることが多いです。そのため、仕事などで付き合いがある場合には、フォローが最も大事になります。それも根拠がある理由でのフォローをしましょう。
深く考えてどんどん悲観的になりますので、根拠がない表面だけの薄っぺらい励ましなどは逆効果になることがあります。
暗い人に向いている仕事
世の中には適材適所という言葉があります。暗い人だって当然仕事は出来ますし、責任感をもっていることだって普通です。しかし出来れば周囲の人に嫌われずに仕事をしたいと考えるでしょう。
では、暗い人に向いている仕事はどんなものがあるでしょうか。3つ紹介していきます。
流れ作業の工場仕事
工場の仕事といっても多種ありますが、基本的にはあまり人と話さずに黙々と目の前に与えられた仕事をこなしていく、というものになります。
例えば商品の在庫を管理する倉庫での仕事では商品の選択や梱包、ピッキングや仕分け、出荷作業など誰とも話さずに自分の担当仕事を淡々とするというのが一般的です。または流れてくるレーンの上で惣菜をパックにつめるというものもあります。
周囲の人も同じように黙々と自分の仕事を片付けていますので、気兼ねなく単独で仕事をすることが出来ます。
ビルやマンションなどの清掃員
人と話したり群れて行動するのがとにかく苦手、という人は、清掃員の仕事もおすすめです。掃除をする仕事は基本的に一人ですし、こつこつと作業するしかありません。結果が全てで綺麗になればそれで満足してもらえます。
コミュニケーションが重要になる仕事ではないため、密な交流を求められることはないでしょう。目の前がピカピカになっていくのは達成感もありますので、掃除が嫌いではない、という方にはおすすめです。
トラックの運転手など配送業
1人でいたい、ドライブするのは好き、自分だけの空間に長くいたい、という方はトラックの運転手などが良いでしょう。長距離のドライバーになれば配送センターから目的地まで荷物を運ぶことで、その間は一人の空間、時間です。
トラックはちょっと怖い、という方は普通自動車での配送ドライバーもあります。最初は研修で人と一緒ですが、覚えてしまえば一人で仕事を任されます。
運転が好きだったり、人と一緒は辛いという方には丁度良いでしょう。
「暗い人が好き」という人の理由は?
人間にもたくさんの考え方がありますので、一般的には「暗い人」は嫌われますが、中にはそんな暗い人が好きだ、という方もいます。
周囲にいれば自分も暗い雰囲気になってしまうだろうし、疲れてイライラするのに何で?と思った方、その理由を見ていきましょう。
暗い人が好きだという人は、どんな理由があるでしょうか。
明るく振舞う必要がないから
周囲の人から暗い奴だといわれることはないにせよ、さほど明るい人間でもない、という自覚を持っている人は、暗い人が嫌いではありません。彼らと一緒にいるときには気を遣って無理に明るく振舞う必要がないからです。
暗い人は相手に対しても笑顔やポジティブシンキング、共感などを求めません。ですからやりたいことをやりたいタイミングで、思ったことを思ったタイミングで言える相手でもあるのです。
相手に合わせる必要がない、ということは、大変気が楽なことです。大げさに喜びをアピールしたりする必要もないので、ホッとしながら付き合える相手と思っているのでしょう。
寡黙さに落ち着くから
暗い人と言われる人たちは、無口で寡黙な人が多いです。べらべらとこちらの都合を構いなしに喋り捲ることはありませんし、落ち着いていて滅多にパニックになりません。その点で暗い人が好き、という方もいます。
明るい人と一緒にいると楽しいことも多いですが、自分が疲れているときにはその明るさについていけないときもあるでしょう。暗い人といると、夜に明かりを落とした寝室にいるかのような安らぎを覚えるのです。
ネガティブシンキングで失敗を少なく出来るから
自分が基本的にポジティブでお喋り、いつでも大声で笑っている、というような人は、暗い人のそばに居たがることもあります。なぜなら明るく豪快な人は常にポジティブでいるため、人よりも失敗が多いこともあるのです。
悲観的に考えるクセがないのでどんどん挑戦し、しなくても良い失敗をして痛い目を見ることもありますので、暗い人のネガティブシンキングや否定的な見方に触れることで、「なるほど」と学習するのです。
また、暗い人といるとお喋りがやんで、心が静かになれて心地よい、という人もいます。相手が無口なので影響され、自分も静かになるのでしょう。普段騒がしい人は、それが新鮮に写ります。
程よい距離感を大切にしましょう
暗い人はそのブルーオーラで周囲の人を巻き込み、人を疲れさせたり悲観的にさせてしまうパワーを持っています。一緒にいると疲れることが多いので嫌がる人が多いですが、付き合わなくてはならない場合だってあるでしょう。
暗い人の全員が生まれたときから暗いわけではありません。それなりの理由があってそうなっていることが多いので、頭ごなしに嫌ったり攻撃対象にするのではなく、一歩引いた目で見るようにしましょう。
相手にとっても丁度良い距離感であれば、影響は少なくなります。暗いことが罪なのではないので、自分と相手が一番よい距離を探してみてください。それが判れば、きっと付き合いも簡単でしんどくなくなるでしょう。