スラックスのアイロンのかけ方!スーツズボンの折り目のアイロンかけ方法
スラックスのアイロンのかけ方について紹介します。スラックスのアイロンかけが上手にできずに困っているという人はいるのではないでしょうか。スラックスのアイロンかけは確かに難しいものです。しかし、コツを掴めばちゃんとできるのでそのコツを見ていきましょう!
目次
スーツのズボンにピシっと綺麗にアイロンをかけよう
スーツのズボンに自分でアイロンをかけるとき、「難しいな。」とか「どうしてもここにシワが残ってしまう…。」というときがあるのではないでしょうか。
しかし、スーツのズボンにシワが残っているとか、変なシワがついているとなると、とてもおかしいと思われることもあるでしょう。スーツのズボンだからこそ、完璧なアイロンかけをしたいものです。
どうしたら、スーツのズボンをピシっとアイロンで整えることができるのでしょうか。アイロンかけが上手にできたら、スーツのズボンも家でお手入れしていくことができるでしょう!
スーツのズボンのアイロンかけはどこに苦労する?
スーツのズボンのアイロンかけをするときに苦労する場所は、股の部分、ボタンの部分などになることが多いでしょう。また、スーツのズボンだからこそ、使っている生地を痛めないようにしないといけないという意識も働きます。
さらには、スーツのズボンを二つに折って重ねたとき、折り目がズレてしまうことや、折り目にそって綺麗にアイロンかけをすることができないというのも苦労する場所になるでしょう。
スーツのズボンをアイロンかけするというのは、簡単そうに見えて難しいものなのです。スーツのズボンらしくピシっとできないというのも苦労するポイントの1つでしょう。
スラックスのアイロンがけで準備するもの
スラックスのアイロンがけで用意するものは、まずはスチームアイロンになります。スチームが出るタイプなので、シワをより伸ばしやすくなるでしょう。さらに、あて布というアイロンとスラックスの間に1枚挟む布も必要です。
そしてあると便利なのが霧吹きです。シワが強い部分などに使いたいので一応準備しておきましょう!アイロンをかけたら、すぐハンガーに吊るしておけるように、ハンガーもあらかじめ準備しておいてください。
また、アイロン台はできるだけあったほうが便利になります。アイロン台があったほうが、アイロンのすべりも良くなりますし、色々と気にするところも減るので、アイロン台も準備しましょう!
スラックスのアイロンがけの温度
スラックスといっても、全ての生地が全部同じスラックスだというわけでもないでしょう。スラックスをアイロンかけするときは、アイロンかけするときの温度設定も大事になります。
生地によっては、アイロンの熱が高すぎて生地を痛めてしまうものもあります。さらには、アイロンの熱が低すぎてシワが全然伸びないということもあるでしょう。
上手にスラックスのアイロンがけをしていくためには、アイロンの温度というのはかなり大事なのです。
素材により温度は違う
素材別に、アイロンの温度を紹介します。「このスラックスの素材は何?」と思ったときは、スラックスの内側に素材表示の白い布があるので、そこをチェックしてください。
まず、スラックスの素材がナイロンやアクリルの場合は130度以下のアイロンを使いましょう。110度~130度がおすすめです。次にウールやポリエステルは140度~160度のアイロンを使ってください。
そして、綿や麻は180度~200度のアイロンでシワ伸ばしをしましょう。温度が高くなるほどアイロンも熱くなるので、安全に使っていってください。
スラックスに綺麗にアイロンがけするポイント
スラックスに綺麗にアイロンかけするポイントについて紹介します。スラックスのアイロンかけがどうしても上手にできない人は要チェックです。
このポイントを取り入れることで、あっという間にスラックスのアイロンかけがとても上手にできるようになるでしょう。アイロンかけをするときのコツの1つにもなります。
ピシっとしたスラックスになるように、アイロンかけのポイントを掴んでさっそく取り入れてみてください。
①アイロンがけ前にスラックスを台になじませる
スラックスのアイロンかけをするときは、いきなりスラックスにアイロンをあてていくのではありません。アイロン台にスラックスを置いたら、まずは手でスラックスをアイロン台になじませるようにしましょう。
これは、手でスラックスのシワを伸ばす行為になります。これをしておくことで、アイロンをかけたときによりシワが伸びるようになるのです。余計なシワの跡をつけないためにも、最初にある程度のシワを手でとっておきましょう。
手でアイロンをかけているようなイメージを持つといいでしょう。アイロンかけをする場所をしっかり手で伸ばし、アイロンをかけたら次にアイロンかけする場所をまた手で伸ばすようにします。
②往復がけはしない
スラックスのアイロンかけをするときは、往復かけはしないようにしてください。必ず一定方向にアイロンが動くようにかけていきます。
アイロンを往復にかけてしまうと、どんどんスラックスがズレていき、違うシワを作る原因にもなります。また、スラックスの生地を痛めてしまう可能性も否めないので、往復かけはしないでください。
めんどうに感じるでしょうが、一定方向のみにアイロンを動かして、丁寧なアイロンかけをしていきましょう。
③両手をうまく使ってアイロンがけ
スラックスのアイロンかけをするときは、右利きの人は右手にアイロンを持ってアイロンをかけていくでしょう。その時、左手があいているはずです。
左手は、何も使わないのではなく、スラックスを引っ張ってみたり、スラックスのシワを伸ばしたり、霧吹きを使ってみたりなど、左手も動かしていってください。
スラックスのアイロンかけを上手にするためにも、両手を使ってしたほうがいいのです。時間効率的にも両手を使うことで良くなるでしょう。
スラックスのアイロンがけの位置と順番
スラックスのアイロンかけの位置と順番について紹介します。いざ、スラックスをアイロンかけしよう!と思っても、目の前にシワのあるスラックスがあったら「どこからアイロンかけたらいいの?」と思ってしまいませんか?
アイロンをかける位置や順番がわかっていなかったら、効率よくアイロンをかけることができません。また、余計なシワを増やしてしまう可能性もあるでしょう。スラックスのアイロンかけをするときは、順序良くしたほうがいいのです。
よりピシっとしたスーツになるようなアイロンかけをするためにも、アイロンかけの位置と順番を覚えましょう!
1.裏返しにして股下にかける
まずは、スラックスを裏返しにします。そして股下にアイロンをかけていきましょう。アイロンをかける前に、スラックスの股下部分をしっかりと手で伸ばします。
特に太ももやふくらはぎ部分には、折り目があるものがあるので、その折り目にきちんと添えるように手で伸ばしてください。
それから、スラックスの生地に合わせた温度をアイロンで設定して、一定方向にアイロンをかけます。
2.表にしてウエスト・タック部分にかける
スラックスを表に返して、ウエスト部分やタック部分をアイロンかけします。ウエスト部分やタック部分は、ポケットやボタンなどがあるので、アイロンかけがしづらいと思うでしょう。
この場合も、往復かけにならないように、アイロンを一定方向に動かしながらかけていってください。ウエスト部分やタック部分がシワになっていると、残念なアイロンかけになるので、ピシっとなるように手で伸ばしながらアイロンをあてましょう。
ボタン部分がどうしても上手にできないというときは、タオルを当ててタオルの上からアイロンをかけてみてください。ボタンの凹凸を滑らかにしてからアイロンをかけることができるので、綺麗になりやすくなります。
3.股上が立体的になるようにかける
次に、股上のアイロンかけですが、ここは立体的になるようにアイロンをかけていくことが大事になります。そのため、アイロン台の丸みを利用して、アイロン台の丸み部分に股上が来るようにスラックスを置いてください。
その位置でアイロンをかけていきましょう。アイロン台がない場合は、バスタオルを丸めてスラックスの股上部分に入れてアイロンをかけると立体的に仕上がるのでおすすめです!
股上を立体的に仕上げることができたら、十分に家でスラックスのアイロンがけをすることができるでしょう。股上の立体感があると、次に履くときも履きやすくなるのでおすすめです!
4.折り目に沿って丁寧にかける
最後に、スラックスの折り目部分に合わせてアイロンをかけていきましょう。折り目部分に合わせてしっかりとアイロンをかけていくことで、スラックスがよりピシっとなってくれます。
最後に折り目部分をかけるのは、最初に折り目部分にかけて違うシワを作って、最後にまた折り目部分にアイロンをかけるという手間を省くためでもあります。
折り目がしっかりつくようにアイロンをかけることができたら、プロに頼んだようなアイロンかけになるのではないでしょうか。
スラックスのアイロンがけの頻度は?
スラックスのアイロンがけの頻度ですが、頻繁にかけないほうがいいでしょう。できれば、アイロンがけの頻度は少ないほうがいいので、最小限にとどめてください。
1回はいたスラックスを毎回選択して、毎回アイロンをかけるというのは、やりすぎです。シワが気になってきたときにアイロンをかけるぐらいにしたほうがいいでしょう。
しかし、よくシワになってしまう人もいます。アイロンばかりかけていたら、スラックスがテカテカになってしまうので、注意しないといけないのです。よくシワになる人はシワにならない工夫が必要です。
頻度を減らすシワになりにくい工夫
スラックスにアイロンをかける頻度を減らすには、やはりシワになりにくい工夫をしなければなりません。その1つが、スラックスの保存方法にあります。スラックスを毎回畳んでしまっていると、畳んだところがシワになるのでおすすめできません。
できるだけ、ハンガーにクリップがついているものに吊るしてしまうようにしてください。こうすることでシワを防ぎやすくなります。折り目がピシっとなるようにハンガーに吊るすのもポイントになります。
また、吊るして片付けるときは、ほかの洋服にスラックスが挟み込まれたり、ほかの洋服の重みで変なシワがつかないように、スラックス単独でしまうことをおすすめします。
アイロンによるテカリと折り目のズレを防ぐコツ
どうしても、スラックスをアイロンかけするとテカリが出てしまったり、折り目のズレが出てくることがあるでしょう。そうなると、「こんなことならクリーニングに出せばよかった…。」と後悔する気持ちを持ってしまうでしょう。
アイロンによるテカリと折り目のズレを防ぐためには、どうしたらいいのかをチェックしましょう。このコツを得ることが、1番スラックスのアイロンをかけるのに大切なことでもあるでしょう。
テカリがあるスラックスや、折り目がズレているスラックスほど「なんかおかしいよね。」と思われるスーツはないと思ってください。
テカリが出やすい生地の場合
テカリが出やすい生地の場合は、できるだけスチームアイロンを使うようにしましょう。また、アイロンを当てる時間を少なくするためにも、やはり先に手でスラックスのシワを伸ばしておくことが大事になります。
また、メッシュタイプの当て布を使ってアイロンをかけるのもおすすめです。メッシュタイプのものなら、当て布が負担をカバーしてくれるようになるのでテカリ防止になるでしょう。
さらには、アイロン自体を当て布で包み込んでからスラックスにアイロンをかけるのもおすすめです。スラックスとアイロン本体が、直接接触するのを避けることで、テカリを防ぎやすくなるでしょう。
折り目のズレが気になる場合
スラックスの折り目のズレというのは、一度アイロンをかけたらずっと気になるものになりませんか?折り目がズレているスラックスを履いている間中、折り目のズレが気になって、どんどん恥ずかしくなるということもあるでしょう。
そのため、できるだけ折り目はズラさずにアイロンをかけていかなければなりません。おすすめは、手でしっかりスラックスを伸ばしたときに、折り目をズラさないようにします。そこでクリップを使って折り目部分にクリップを挟みましょう。
そのままアイロンをかけます。クリップが邪魔なときは、少しずらしてアイロンをかけていくと良いでしょう。こうすることで、ズレやすい折り目部分がズレることなく綺麗になるでしょう。
スラックスのアイロンかけ上手になろう!
アイロンかけというのは、想像以上に難しいものです。ハンカチでさえ、端っこと端っこがズレると感じるものなので、スラックスになるとより難しさを感じるのではないでしょうか。
しかし、スラックスのアイロンかけが上手にできたら、テンションも上がりますし、わざわざクリーニングに出す必要もないので、家計的にも助かる部分が多くなるでしょう。だからこそ、スラックスのアイロンかけを上手にしたい!という人もいるはずです。
コツを上手に掴んで、スラックスのアイロンかけを行ってください。上手にアイロンをかけられるようになったら、いつでもピシっとしたスーツが着れますし、その分仕事にもやる気と気合いが入ることでしょう。