霊媒体質の人の特徴や改善方法を紹介
よく霊が見えたりする人を、霊媒体質だ、といったりするのですが、実際にはどのような人を霊媒体質と言うかご存知でしょうか。霊媒体質の人の特徴や改善方法、その体質でメリットはあるのかといった疑問についても、紹介していきたいと思います。
目次
霊媒体質って一体何なの?
この世の中には中々理解できない、ということも多々あります。特に自分は経験できないもの、したことがないものに関しては、知識として理解することは出来ても心の底から納得することは難しいでしょう。
そんな難しい事柄の中に、霊媒体質というものがあります。そもそも霊媒とは霊が生きている人の体に乗り移ることをいいますが、それが起きやすい人を指して「霊媒体質」というのです。つまり、霊的なものを引き寄せる体質です。
では、霊媒体質とは一体何なのでしょうか。どんな原因があってなってしまったり、特徴があるのでしょうか。それらを紹介しますので、順番に見ていきましょう。
霊媒体質の意味とは?
霊媒体質の意味とは、霊が生きている人の体に乗り移ることが頻繁に起こる体質である、ということです。一般的にはいきなり霊が体に入ってくるなどのイメージがあって恐ろしいことと認識されます。
しかし、霊媒師のように体質を利用した職業も存在しています。霊を媒介して自分の体にわざと乗り移らせ、声で語って問題を解決しようとしたり、先祖の霊や守護霊などからのアドバイスを依頼者に伝えたりします。
ですから霊媒体質そのものが悪いこととイコールではありません。ただ、良い悪いにかかわらず霊的なものを何でも引き寄せてしまうということですから、悪霊を引き寄せてしまった場合には体調や精神に不調をきたしてしまうこともあります。
霊媒体質になってしまう原因
霊媒体質の方は放置しておけば治るということはなく、むしろ放置すれば憑依体質になってしまう可能性があります。何かの対処をすべき、と感じたら、まずは原因を探ることが大切です。
では、霊媒体質になってしまう原因にはどんなものがあるでしょうか。順番に紹介します。
家系によって霊能力を受け継いだ
元々遺伝的に霊能力が強い家系というのは、存在します。遺伝は本人が嫌がろうが拒否しようが受け入れるしかないものですから、こればかりは原因を探ったところで治しようがありません。
こういう人はもう運命だと受け入れて、いかに自分に影響がないようにするかの対策を練るほうが肝心になります。先祖代々この能力や体質に関しては苦労をしている人が多いはずですので、まずは家族としっかり話をしましょう。
ネガティブな感情が強すぎる
ネガティブな感情は霊を呼んでしまうといわれています。特に地縛霊など、恨みの感情がある霊に関してはネガティブな思考に呼応することもあるでしょう。
この場合には強すぎるネガティブシンキングを何とかすれば、対処の仕様がありますので自分で努力することになるでしょう。
感受性が強すぎる
感受性が強いのは子供に多いですが、子供の頃は大人では理解できない不思議な体験をすることも多いものです。その中でも特に感受性が強い人は、霊からの念を受け取ってしまいます。
感情や思考に影響し、姿形まで見えるようになってしまうのかもしれません。感受性が強すぎることも本人ではどうしようもないので、自分にあった対処法を探すことが必要になります。
霊媒体質な人の特徴
ではどんな特徴を持っている人が霊媒体質な人でしょうか。多くの霊媒体質の人が悩んでいる特徴から、順番に見ていきましょう。もしかして、と思っている人は自分と当てはまるところがないか確認してください。
疲れやすい
幼少時から体が弱く、特にこれといった理由もなく頭が痛いとか肩が凝るとか体がだるいといった不定愁訴に悩まされている人の多くは、霊媒体質であることが多いと言われています。
近くにいる霊がよってきてその人についてしまうと、その分体が重くなってしまって疲れるのです。
何だかとにかく疲れやすいなあ、と思っているのなら、霊媒体質なのかもしれません。
夏でも静電気が起こる
ドアや車などに触れたときに、びりびりっときて痛さでびっくりする静電気ですが、あれも判断材料になります。
霊媒体質の人が静電気をよくまとう、というのは、霊と電気の質が似ているからという理由からです。つまり静電気を普段からよく発している人は、霊が近くにいたりという可能性があるのです。
冬には一般の人でも多い静電気ですが、夏場であってもよく静電気に悩まされるという方は、霊媒体質なのかもしれません。
動物に吼えられたりかまれたりする
そういえば昔からよく、人といても自分だけ動物に吼えられたり噛まれたりすることが多かった、という記憶をもっている方の多くは、霊媒体質であるといわれています。
動物には霊がみえるという前提で、乗り移っているので動物は霊にむかって攻撃をしているわけです。
理由のない不安に襲われることがある
人ゴミが苦手だったり、周囲にたくさんの人がいる公共の場では時に理由なく不安に襲われることがある、泣いてしまったり怒りが沸騰するのを感じることがある、という方は、霊媒体質かもしれません。
周囲の人の強い念や霊の考えや恨みなどに共感してしまい、自分で体現しているのです。
鏡をみることが怖く写真を嫌う
霊が体に取り付いてしまうと、その人が元々もっている性格などに変化がきたしてしまいます。霊の表情や性格、行動が表に表れてくるためで、普段の自分と違う表情や行動をすることがあるのです。
そのため、鏡をみたり写真を取られたりすることを避けるようになります。その理由は鏡で自分の顔をみても何か違和感があったり、写真に撮られることに嫌悪感を持つため、と言われています。
ですから最近何か鏡を見ると違和感がある、とか、写真が嫌だ、と感じるときには霊が乗り移っているかもしれません。
霊媒体質と憑依体質の違いとは?
霊媒体質と憑依体質は、霊が自分の体の中に入る、という点では同じなのですが、厳密には明確な違いがあります。それは、「拒否できるかどうか」という違いです。
霊的な体質には3つの段階があり、「霊感体質」は、霊やスピリチュアルな存在を感じることが出来る状態です。「霊媒体質」は、霊的なものを引き寄せてしまいやすい状態をいい、「憑依体質」は霊的なものに心身を乗っ取られてしまいやすい状態をいいます。
つまり憑依体質は、自分の意思ではどうにも出来ないレベルである、という点が、霊媒体質とは大きく違います。霊媒体質はまだある程度までは自分でコントロールできる状態であり、悪い霊を拒否したりも出来るのです。
霊媒体質を克服する改善方法
霊媒体質は治そうと思って治せるものではありません。特に家系がそうである場合など、霊能力が元々強い場合であれば一生その体質・能力と付き合っていくことは必然でしょう。
だからといって、辛い状態をそのままにしておくわけにはいきませんし、霊媒体質を克服できないわけでもありません。そこで必要となるのは、「引き寄せの法則」と呼ばれるものです。
つまり、悪いものではなく、良いものだけを自ら「引き寄せる」ようにすればいい、ということです。では改善方法をみていきましょう。
身の回りを綺麗に整える
自分の周辺を、明るく綺麗で清潔にする、これが非常に大切です。悪霊と呼ばれるような低級霊は暗くてじめじめした不潔かつ不浄であるところを好み、そんなところに集まります。ですからいつでも清潔な場所にはいられません。
家の暗いところには明かりをいれ、風通りをよくして掃除をマメにしましょう。物は整理してすっきりとさせます。
周辺が片付いて整理されていると、人は気持ちまで明るくなってくるものです。低級霊を寄せ付けず、上級霊だけを引き寄せるようにしてください。
生活習慣を整える
霊媒体質になりやすい条件に、疲れやすい人というのがあります。疲れやすいということは、生活習慣が良くない結果です。仕事のしすぎ、睡眠不足、バランスの崩れた食生活などから引き起こされます。
つまり、食事をしっかりとって適度に運動をし、睡眠をしっかりとっていれば疲れて霊を呼び寄せるなんてことはなくなります。
明るく過ごすことを意識する
笑う角には福来る、と昔から言いますが、霊媒体質の人はまさしくそれを実践しましょう。明るい意識の元には低級霊は近づけません。
気持ちを明るく持ち、笑顔で過ごして大きな声で笑いましょう。そんな霊媒体質の人にはマイナスのことは起きないのです。そして逆に、上級霊、つまり守護霊や自然霊などが役に立つアドバイスなどを持ってきてくれるでしょう。
強い意志を持つ
霊媒体質の人は悪い霊も良い霊も差別なく引き寄せてしまいます。そのため、まずは「霊の言いなりには絶対ならない」と強い意志を持つことから始めましょう。
霊があなたに与える影響はあるのだ、と認め、上級霊からのアドバイスや良い情報は受け取って感謝するけれども、低級霊の言いなりにはならない、と決意をするのです。言いなりになってしまっては心身を乗っ取られてしまいます。それは大変危険なことです。
ですからまずは、自分の中にしっかりとした意志を持つことが大切なのです。
霊媒体質にメリットはあるの?
世の中の全てのことにはメリットがあればデメリットもあります。つまり、霊媒体質であってもメリットもあるということになります。それは例えば、悪い影響だけでなく、良い影響も受けやすい体質であるということです。
霊媒体質の人がヒーリングを受ければ、普通の人よりも多く癒しの波動を受けることが出来ますし、パワースポットのエネルギーも多く受け取れるでしょう。パワーストーンを持つことによる影響も人一倍受けるのです。
要するに一般人よりもスピリチュアルな恩恵を多く受けることが出来るということです。
ですから霊媒体質の人は、その体質を生かす職業につくことも可能です。占い師やヒーラー、霊媒師など、困っている人の助けになる職業に就くことが出来るでしょう。
霊媒体質度診断で今すぐチェック
ここまで霊媒体質についてみてきましたが、自分はどうなのだろうと不安になってしまった人もいるでしょう。そんな人のために、霊媒体質かどうかを診断できるチェックを紹介していきます。
まずはやってみて、自分がどれだけ霊媒体質なのかを確認してみましょう
霊媒体質診断チェック
・上半身に比べて下半身の方が太っている(例:トップスはSサイズなのにパンツはLサイズなど)
・パソコン作業をしている時にめまいを感じることが多い
・ここは嫌な感じがすると入らない場所などがある
・体全身が温まりにくい
・突然理由なく腹が立ったり泣いてしまったりすることがある
・よく体が疲れる
・誰もいないのに、人の視線を感じて振り返ることがよくある
・空耳が多い
・寂しがり屋である
・人ごみが苦手
当てはまるものにチェックをつけ、数を数えてください。
診断結果
さて、上のチェック項目でいくつ当てはまったでしょうか。1~3個、という方は少し霊媒体質があるようです。今のところはさほど影響はないかもしれませんが、勤めて明るく振舞ったり、よく笑うようにしてみましょう。
4個~7個の人は、霊媒体質であると言えるでしょう。整理整頓や片付けを習慣化させ、いつも身の回りを綺麗にしておくようにしましょう。また、良い霊だけを引き寄せるように努力し、疲れがたまらないように気をつけてください。
8個以上の人は少し危険かもしれません。意志を強く持ち、決して霊の言いなりにはならないと決めて生活習慣から見直していきましょう。もし既に辛い状況にあるのであれば、霊媒師の人などに協力を求めるのがおすすめです。
パワーストーンの力を借りてみよう
霊媒体質である人は、パワースポットなどスピリチュアルな力の影響も普通の人よりは受け取りやすい体質です。そのため、パワーストーンの力も人より影響しますので、石の力をかりて健やかな毎日を目指す方法もあります。
ここではおすすめのパワーストーンを紹介します。ネックレスやブレスレット、またはキーホルダーなどにして、常に身につけるようにしてみましょう。それだけで低級霊を寄せ付けなくなるはずです。
スモーキークォーツ
この石は持ち主の心身を安定させ、恐怖や不安を解消してくれるエネルギーを持っています。霊媒体質の影響で、周囲の人や場所からの悪いエネルギーを受け取らないように跳ね除け、持ち主を守ってくれます。
オニキス
古くはヨーロッパでも魔よけとして人気の石です。忍耐力や意思を強化してくれる効能があり、邪念や誘惑を払いのけて心のバランスをとってくれます。
翡翠
日本でも縄文時代から使用されてきた、魔よけです。心を平穏に落ち着かせてくれる効果があり、災いや不幸、不運から持ち主を守ってくれます。
大切なことは昔から言われている作法を守ることです
霊媒体質の人が悪い霊、低級霊から身を守るためにすべきことは、実は昔から家庭の躾としてよく言われていることです。体を温める、人には感謝をして言葉で述べる、規則正しい生活をする、なのです。
これらはそのまま、低級霊を跳ね除けて上級霊を寄せ付ける方法です。ですから霊媒体質だと嘆き悲しむことはやめ、まずは自分で出来ることから始めましょう。
昔から言われてきた規則正しいライフスタイルを守り、楽しいことを考えて行動し、よく笑いましょう。それによって霊媒体質を克服し、心身をバランスよく保てるようになっていきます。