単純接触効果とは？単純接触効果を使って恋愛を成就させよう！

今あなたには気になる人がいますか？学校の先輩やクラスの違う男子、職場の同僚や部署の違う素敵な女性、または既婚者だけどカッコいい上司・・若くても年を取っていても、結婚していても、していなくても誰かに好意を抱く気持ちは生活に彩りを与えます。

どうしても好きな相手を振り向かせたい！でも、「ウザイ女」「しつこい人」「ストーカー」と思われてしまうのは嫌！という方はこれからお話する「単純接触効果」を活用してみてはいかがでしょうか？

単純接触効果を上手に使うと、自然に相手との心の距離が縮まります。今までは彼の視界の外側にいたあなたが、内側の人になり「なんだか気になるな」と、思ってもらえるようになったら「しめたもの」です。単純接触効果で意中の相手を振り向かせましょう。

単純接触効果とは一体何の効果でしょうか？これは「滅多に会わない人より、普段から顔を合わせている人の方が好感を持ちやすい、心の距離が近くなりやすい」という効果のことです。「ザイオンスの法則」とも言い恋愛だけでなくビジネスにも用いられています。

遠くの親戚より近くの他人、という言葉があるでしょう？血のつながった親戚よりも、普段から交流のあるご近所の人に頼りたくなるというのは、よくあることです。これは人に限ったことではありません。

たとえば、初めて聞く音楽は聴き慣れないので印象に残りにくいですが、繰り返し聞くうちに「いいな～この曲！」と思うものです。人の脳とは、よほど嫌な物でなければ、繰り返し接するものには好印象を抱くようにできているのです。

ここで、身近な単純接触効果の例をあげてみましょう。一つ目は、遠距離の彼女より毎日職場で会う女性に惹かれてしまった例です。弘は真紀という学生時代に知り合った遠距離恋愛中の彼女がいます。彼女は北海道で弘は九州の職場で働いています。

二人は遠いので会えるのは月に1回程度です。あるとき弘の職場に莉乃という新人の社員が入ってきました。弘は莉乃の教育担当を任せられ、営業先を一緒に回ったり仕事の後は飲みに行くこともありました。二人の距離は近くなり次第に莉乃に惹かれていきました。

二つ目は、普段目にするCMに影響を受けることです。医療保険に入ろうと考えたとき「アフラックがいいな。櫻井翔くんが出ているから良い会社」などと思うのが典型です。好感度の高いタレントを起用し、何度もCMを流すだけで企業イメージが上がるのです。

単純接触効果は、営業でも使える強力な武器です。先ほどからお伝えしている「人間は知らない人には拒否反応を示しやすい」「会う回数が増えるほど好意的になる」という効果を狙います。いきなりセールスをするのではなく信頼を得る方が大事なのです。

もう一つ営業で使われる心理学に「セブンヒッツの法則」があります。セブンヒッツの法則とは「人はその会社の存在や商品を認知するまでに3回の情報を必要とし、7回接する事で商品を手に取るようになる」という法則です。

新人社員や売れない営業マンほど、最初に断られただけで諦めてしまう傾向があります。しつこいセールスの代わりに、簡単に挨拶周りをして、さりげなくパフレットを置いていくことを繰り返し、商談に結びつける人の方が売り上げがあがるのです。

単純接触効果が理解できたところで、実際の恋愛での活かし方について紹介します。最初は女性編です。女性は、グイグイ迫るやり方でも嫌がられる事は少ないと思います。しかし中には積極的すぎると「ウザイな」と思う男性もいるので自然な方法がベターです。

単純接触効果を恋愛で活かす方法一つ目とは「相手の視界に入る場所にいる」ことです。男性は女性を恋愛対象としてみるときに、かわいいな、とかセクシーだな、など視覚から判断します。

また、古代から狩りをしていた生物学的な名残により、自分の視野に入るもの動くものに関しては意識の中に入りやすいのです。職場で気になる男性がいたら、視界に入る場所で作業をするなど工夫をしてみましょう。

もちろん、身に付ける衣装にも工夫をします。職場では派手な衣服はNGですが、あまり地味な洋服では認識されにくいです。せめてブラウスはパステルカラーにしてみるとか、ヘアアクセサリーを少しだけ目立つものにしましょう。

単純接触効果を恋愛で活かす方法二つ目とは「会う回数を多くする」ことです。最初は友達や同僚として会うようにすればOKです。たとえば、職場で気になる男性がいたら、職場で行う懇親会にその男性が出席するか確認後、必ず参加するようにします。

趣味の仲間での集まり、イベントなども意中の男性が行くと知ったらそれにも参加するようにします。最初から二人でなくても、会う回数を多くすることで単純接触効果が得られるので、恋愛対象になりやすくなります。

単純接触効果を恋愛で活かす方法三つ目とは「短い内容のLINEでやりとり」をおこなうことです。LINEは恋人同士の会話のための必須ツールです。

関係が深まれば長い文章を送ってもいいですが、まだ付き合っていないのに、重い相談事や長い文章を送るのは、「ウザイ」と思われる原因となります。

LINEを送る際には、用件だけ手短に送るなど、少しそっけないぐらいにしておきます。その代わり回数を多めに、LINEのやり取りをするようにしてみましょう。

続いては、単純接触効果の恋愛での活かし方「男性編」です。男性が女性にアプローチする場合は「ストーカー」と思われないように特に注意が必要です。

学校や趣味のサークル、職場などで意中の女性がいる場合、単純接触効果を使って、どんな作戦を立てればいいのでしょうか。

男性が単純接触効果の恋愛で活かす方法の一つ目とは「毎日挨拶をする」ことです。男性の場合は視覚優位の傾向がありますが、女性は視覚だけでなく、男性全体の雰囲気を瞬時に読み取る傾向があります。

たとえば「行動一貫性の効果」と言われる心理があります。行動が一貫していると相手に「この人は〇〇な人」と印象を与えられるのです。人は、行動が一貫していない人よりも、一貫している人の方に安心を覚える傾向があります。

「毎日挨拶をする」という行動を一貫して行うことで「きちんと挨拶ができる人」という印象を与えることができます。挨拶をするときには、目を見て爽やかな態度を心がけましょう。声は小さすぎず、大きすぎず適度な大きさにします。

男性が単純接触効果の恋愛で活かす方法の二つ目とは「清潔感のある印象の良い見た目」を心がけることです。先ほど紹介した「挨拶をする」ときにも、不潔な印象や、悪いイメージの見た目では「気持ち悪い人」と思われてしまい逆効果です。

清潔感のある印象とは、「TPOに合う服装か」「鼻毛や手入れをしていない髭がないか」「歯が綺麗か」「全体的な印象が夜の商売のようになっていないか」「危険人物にみなされる服装をしてないか」などがあります。

また、元気のない声や「オタク」な感じ、暗い印象も相手に警戒をされる場合があります。爽やか、明るい、笑顔、しつこい感じがなくさらっとしている、印象を持たれるようにしていきましょう。

男性が単純接触効果の恋愛で活かす方法の三つ目とは「ちょっとしたプレゼントを渡す」ことです。この方法の何が効果的かというと、プレゼントを見る度に、あなたのことを「思いだす」からです。

たった一度のプレゼントでも、彼女にしてみれば自宅などで、何度もそれを目にする事になります。それにより間接的に「単純接触効果」が得られるというわけです。

プレゼントは食べ物など消えてしまうものより、残るものがよいでしょう。日常的に使ってもらえる文房具などを旅行のお土産として渡すのです。いきなり高価なものや誕生日プレゼント、として渡すのは重く思われるので最初は避けておきましょう。

今度は職場で気になる人がいたときの「単純接触効果の恋愛での活かし方」です。基本的に、職場の同僚とは、毎日顔を合わせるものです。つまり単純接触を常にしている状態となります。

仲が悪い同僚と毎日顔を合わせるのは苦痛ですが、そうでなければ職場の同僚とは連帯感が生まれやすく、「所属している」安心感も味わえます。

その職場の中に気になる人がいて「恋愛に結び付けたい」と思った時には、単に顔を合わせる以外の工夫が必要です。

職場で意中の相手に、自分のことを意識してもらうには「仕事を手伝う・手伝ってもらう」ようにしてみましょう。

普段から「何かお手伝いしましょうか？」「手伝うことがあれば声をかけて下さいね」とさりげなく声をかけておきます。その後は相手の様子を見ながら自分が出来そうな事を請け負ってあげるようにします。

また、仕事を手伝ってもらうのも効果的です。営業先を回ってサンプルを配るようなときに、声をかけて同行してもらうなど、なるべく接触する回数を増やせる仕事を依頼してみましょう。

職場がお休みのときにも、メールやラインなどで連絡を入れるのもお勧めです。毎回の週末に連絡をするのはさすがに頻回すぎるので、連休など比較的長いお休みの時に1度だけにしておきます。

連休中は、相手も仕事を忘れて遊びなどをしているときなので、相手が仕事のことで嫌な感情にならないように配慮して、爽やかなメールにしておきましょう。

内容としては「お休み中のところすみません！〇〇に関して〇〇との情報が入りましたので、念のためお知らせします。それではまた来週に」など簡単な内容にしておきます。これだけで、さりげなく相手のプライベートに入り込むことが出来ます。

同じ仕事を一緒に頑張るのも、おすすめです。違う内容の仕事をするよりも、何かの目的に向かって仕事をした仲間の方が連帯感が生まれやすくなります。その輪の中に入ると日頃から接触する機会が増える上に、心の結びつきも強くなりやすいです。

単純接触効果についてのやり方やメリットをお伝えしてきました。ここで単純接触効果を狙って行動をする際の注意点についても解説しておきます。

単純接触効果は、内容よりも接触回数を増やすという、極めて単純で効果的な方法です。しかし、「慣れ」が出てきたり、相手に警戒をされてしまったり、相手が「嫌だな」と思っている場合はかえってその気持ちを増強させてしまう結果になります。

単純接触効果が得られるのは「最初の10回まで」と言われています。それ以降は「いつも会う人」になってしまい「何か気になるな」という新鮮味が失われるからです。

職場の同僚に「単純接触効果」を使ってアプローチする場合も、最初の10回を意識していきましょう。最初の10回が終わったら、アプローチ法を変えるのもお勧めです。

たとえば、接触する機会を少なくすることや、そっけない態度を取るなどです。このような変化球を相手に投げると気になるものです。あまり頻回に変化球を投げると「一貫していない人」と思われるので注意をしましょう。

単純接触効果では、会う頻度が多すぎると相手に警戒される事があります。たとえば、意中の女性に仕事を手伝ってもらう時にも、あまりにも頻度が多いと、周りとのバランスが取れず不自然に見えてしまいます。

LINEやメールでも同じことが言えます。単純接触効果では長い文や重い内容ではなく、簡単な内容のメールを頻回に送ることがポイントではありますが、限度があります。

職場では連休中に1度だけが無難です。仕事の連絡を平日の夜にしても構いませんが、「明日でもいいのに何で？」と思われないよう「明日でもいいかと思ったのですが、〇〇なので念のためお知らせしておきますね」など不審に思われないようにしましょう。

単純接触効果では、相手に良い印象を持たれてない場合は逆効果になるので注意しましょう。商品でもテレビコマーシャルでも、気に入らないものが何度も目に入ると、嫌な気持ちが増えてしまいます。

人との関係でも同じです。ただし、良い印象を持たれていないか、の判断は難しいかもしれません。特に職場では円滑に仕事を行うことが優先されるので、表面上はフレンドリーにするからです。

相手が自分に良い印象をいだいているかどうかは、仕事を手伝う時の反応や挨拶の時の反応などで、脈ありか脈なしかを判断するしかないでしょう。

単純接触効果の説明や、単純接触効果を使って気になる女性や男性との恋愛を成就させる方法を解説しました。単純接触効果は高度なテクニックではないので、誰でも簡単に試すことができます。気になる人がいたら気軽にやってみてはいかがでしょうか。