仕草や癖でわかる深層心理とは?恋愛心理学や行動心理学!
仕草や癖から読み解く深層心理について解説します。「目は口ほどにものを言う」という言葉はご存知だと思います。人は言葉とは裏腹な感情を持つもので仕草や癖でそれが分るという意味です。恋愛心理学や行動心理学を知って相手と上手にコミュニケーションを取りましょう!
目次
仕草や癖から深層心理を見抜こう!
誰かと会話しているときに、相手に対して「何だか上の空で、私の話を聞いていないみたい」と感じた事はありませんか?
他にも「怒ってないよ」と言いながら目が怒っている、「イライラしてないよ」と言いながら貧乏ゆすりをしている、「嘘じゃないよ」と言いながら目をそらすなど、相手に対して「言葉と態度が裏腹だな」と感じることがあるでしょう。
大人になると「人間関係を壊したくない」との思いから、感情を表に出さないようになります。しかし、感情が抑えきれないと、仕草になって表れてしまいます。お互いのコミュニケーションのために、癖や仕草から相手の心理を推し量れるようになりましょう。
手の仕草や癖でわかる深層心理《男性編》
手の仕草は、如実にその人の心理を表すと言われています。「掌(てのひら)を反す」「手の内を明かす」「お手上げ」など手にまつわる慣用句も数多くあります。
緊張している時は。手をグーで握りしめているものですし、リラックスしている時は手のひらを上に向けていることが多いです。実際に緊張感が解けない時に、あえて手を開いて上に向けると心が開いていくのを感じます。ぜひやってみてください。
このように手を使った仕草は、様々ありますが、手の仕草や癖で分かる深層心理について説明します。はじめは男性編です。
1.口に手を当てる仕草
男性の口に手を当てる仕草は「考え事をしているとき」か「やましい気持ちがあるとき」のどちらかです。今から話をしようと思う時には口に手を当てることはしないものです。
きっと貴方も、何かに集中している時には、顔を下に向けて口に手を持っていく仕草をしていませんか?「しゃべるより先に考えなくては」という気持ちの表れとも言えます。
また、心にやましい事がある場合も「本当の事を言ってはいけない」という気持ちから口に手を当てる仕草をする場合もあります。
2.後頭部を触る仕草
男性の後頭部を触る仕草は、「照れている」または「動揺している」心理の表れです。理由は定かではありませんが、後頭部を触る仕草は圧倒的に男性に多く見られます。
上司や同僚の男性が、しきりに後頭部を触っていたら「何か恥ずかしい気持ちがあるのかな」と優しく見守ってあげましょう。
3.指の骨を鳴らす仕草
男性の指の骨を鳴らす仕草は、「やる気満々」「自信に満ち溢れている」「戦う準備はできている」という心理の表れです。
男性が指をポキポキ鳴らしている時には「さあ、どこからでもかかってこい!やってやろうじゃないか」といった戦闘体勢に入っているとき、言えそうです。
ただ、単にやることがなくて「暇をつぶしている」時にも指の骨を鳴らす仕草をする事もあります。前後の状態や顔の表情から判断をしましょう。
4.鼻を擦る仕草
男性が鼻を擦る仕草をしている時は「落ち着かない気持ち」でいる事が多いようです。心配事がある時やストレスを感じている時にも鼻を触る仕草をするでしょう。
単に鼻が痒い、ムズムズすると言うときも鼻を擦る仕草はしますが、不安げな表情や落ち着かない様子で鼻を擦っていたら、「心配なことでもあるの?」と、声をかけてあげるか、或いは刺激しないよう、そっとしておいてあげましょう。
5.腕を組む仕草
腕を組む仕草をしている男性は「心をオープンにしていない」心理状態と言えるでしょう。隠し事をしている時、自分を偉く見せたい時、心を落ち着けて話をしたい時などに、腕を組む仕草をすることが多いようです。
腕を組むと、身体の中心がギュッとしまるような気がしませんか?守られているような気持になる人もいるはずです。腕を組むのは、リラックスして考え事をしたい時という人もいるようです。
手の仕草や癖でわかる深層心理《女性編》
手の仕草や癖でわかる深層心理、続いては「女性編」です。女性は男性よりも一枚上手であると言われます。男性は単純なので嘘も見抜かれやすいですが、女性は、仕草から心理を見抜くのは難しいと言われています。
しかし、初対面で緊張しているときや、想定外の事が起きたときなどは仕草やいつもの癖で、大体の心理が分かる場合があります。
1.耳を触る仕草
女性が耳を触る仕草をしたら、「つまらないな」「もっと楽しいことないかな」という気持ちの表れかもしれません。他には「耳を触ると気持ちが落ち着く」「誰かに甘えたい」と思っている場合もあります。
深層心理を見るには、耳の触り方によっても少し違いがあるので注意してみましょう。耳たぶをつまんだり引っ張ったりしている時は、前に述べたとおり「暇だな」と感じている状態です。
手のひらで、耳を覆おうような仕草をしている時は「何も聞きたくない」「関わりたくない」「逃げたい」という心理状態である事が多いようです。
2.髪を触る仕草
女性は髪を触る仕草は、「手持ち無沙汰」「何だか気持ちが落ち着かない」「自分に入り込んでいる」心理の表れです。また、自分をセクシーに見せようとして髪を触る場合もあります。
頭を撫でてもらう、髪を触ってもらうと気持ちがいいものです。本当は親や恋人に頭を撫でてほしいと思っているのかもしれません。自ら髪を触ることで寂しい気持ちを満たしてあげようと思っている可能性もあるでしょう。
3.拳を握る仕草
女性の拳を握る仕草は「緊張感がマックス」な状態か「絶対に嫌」という拒否反応の表れです。手に汗握るという言葉がありますが、まさにそのような状況とも言えます。男性の場合は怒りをこらえている可能性もあります。
一見和やかな雰囲気で、進んでいる会話なのに相手の女性がこぶしを握っていたら、心を開いていないか、嫌な事をこらえている可能性があるので、強引に物事を推し進めない方がいいかもしれません。
4.手のひらをつねる仕草
女性の手のひらをつねる仕草は、強い意思を持って何かに臨もうとしている心理を表します。「何かを隠している」「絶対に負ける物か」といった気持ちのときに「手のひらをつねる」仕草をすることが多いようです。
手をつねる行為は運転中に寝ないようにする時など、自分に痛み刺激を与えて、喝を入れるような状況で行うものです。
普通に会話をしているだけなのに、手のひらをつねる行為をするのは、よほど隠したい何かがある時、或いは「絶対に目的を果たしたい」という気持ちがあるからです。このような仕草をする女性を見たら、一筋縄ではいかないと考えた方がいいでしょう。
5.手のひらを見せる仕草
では、手のひらを見せる仕草はどうでしょう。この場合は、先ほどの「手のひらをつねる仕草」とは逆です。相手の女性は貴方に対して心を開いています。
手をひらくときは、大概の場合リラックスをしているときです。更に手のひらを上にする、人に見せる行為はあまりしないものです。手のひらは自分の内面そのものだからです。
貴方の前の女性が、手のひらを見せる仕草をしていたら、安心しているのだなと思って間違いないでしょう。
行動心理学による目の仕草でわかる心理
次は「目の仕草でわかる心理」です。冒頭で書いたとおり「目は口ほどにものを言う」ものです。目と脳の働きや感情は連動します。怒りながら目だけ笑うのはとても難しいのです。目にまつわる仕草には一体どんなものがあるのでしょうか。
1.目を塞ぐ仕草
はじめは「目を塞ぐ仕草」です。目を塞ぐ仕草は、「見たくない」という気持ちの表れです。自分で見えなくして外部からの情報をシャットアウトするのですから、分かりやすい仕草と言えるでしょう。
ただ、目を塞ぐのは拒否反応だけでなく「恥ずかしい」という心理状態のときもあります。男性よりも子供や女性によく見られる仕草です。
2.目を細める仕草
目を細める仕草は「何かを一生懸命に見ようとしているとき」「嫌な事を思い出しているとき」「動揺しているとき」「嬉しいとき」「単に目が疲れているとき」・・など様々な状況で見られます。
孫の顔を「目を細めてみる」ときは、嬉しくてしょうがない時ですし、イライラしていても、目を細める時があります。焦点を合わせるときに目を細めて見ている、といったときもあるでしょう。
口角が下がった状態で目を細めていれば「嫌な気持ち」、口角が上がった状態で目を細めていれば「嬉しい気持ち」と判断してよさそうです。
3.目を大きく見開く仕草
目を大きく見開く仕草は、驚いているときによく見られます。想定外の事を言われた、すごく驚いた、というようなときは少し口が開き目も大きく見開く表情をするはずです。息は吸った状態で止まっているでしょう。
目を大きく見開く仕草は、驚いたとき以外でも見られます。貴方の話に興味を持ったときは「目を大きく見開くでしょう」このような仕草が見られたら関心を持ってもらえたと、喜んでもいいかもしれません。
また、女性が嘘を見抜かれないために、あえて目を大きくして相手を凝視することはよくあります。他にも相手に警戒されないように、或いは相手と親密になりたいときに目を大きく見開く事もあります。この場合は口角があがり笑顔でいるはずです。
4.同じ方向に黒目を動かす仕草
相手の目の動きを見ると過去を辿っているのか、未来を見ているのか、言い訳を考えているのか、が分かります。下記にそれぞれの目の動きに対する心理を書いています。
相手がしている目の動きを表したものなので、貴方からは逆に見えます。相手の目が右上を見ている場合は、貴方からは左上を見ているように見えます。
・真上・・何も考えていない空白の状態 ・右上・・未来、或いは作り話を考えている ・左上・・過去の出来事を思い出そうとしている ・真横・・対等な間柄で話をしようとしている ・右下・・どう反応しようか考えている。理性的 ・左下・・感情レベルの拒否反応や困惑 ・真下・・反省の気持ち、申し訳ない気持ち |
恋愛心理学による仕草でわかる男性の心理
次は恋愛心理学による「仕草でわかる心理」です。意中の人の仕草をみて「脈あり」「脈なし」と判断し、期待を持ったり、残念な気持ちになる事はあるでしょう。はじめは男性編です。どんな仕草が見られると好意を寄せていることになるのでしょうか。
1.目で追う仕草
男性が女性を目で追っていたら、その女性に興味があると考えて間違いないでしょう。彼女とデート中なのに、すれ違った女性を目で追う、カフェの向こうの席にいる女性をチラ見するなどは、その女性が気になって仕方がない証拠です。
一度見ただけで、その後は見る事がなければ、あまり興味はないと考えられますが、つい女性の動向を目で追ってしまう仕草が見られれば、その人の事が気になって仕方がない状態と言えるでしょう。
2.じっと見つめる仕草
恋愛の場面で、男性が女性をじっと見つめる仕草をする場合も、その女性にかなり関心を持っていると見てよさそうです。
女性は、恥ずかしくて好きな男性を見つめる事が出来ない傾向があります。しかし男性は、好きな女性をあからさまに見るのです。捉えた獲物は逃さないといった古代の本能から来ているのかもしれません。
3.襟元を触る仕草
襟元を触る仕草も、貴方に好意を持っている気持ちの表れです。襟元を正して、しっかりした男性に見られたいと思っているのです。緊張しているときも、襟元を触る場合がありますが、いずれにしても相手に良い印象を与えたいと思う心理があるようです。
4.手を振る仕草
手を振る仕草をする男性は、貴方に対して親しみを感じています。男性は女性に対して手を振るときは、よほどその人の事を気に入っているときと考えてよいでしょう。
恋愛心理学による仕草でわかる女性の心理
続いては恋愛心理学による「仕草でわかる女性の心理」です。女性の場合は意図的に可愛く見せよう、とかセクシーに見られたいと思ってする場合があります。従って必ずしも、女性の仕草=深層心理と言えない場合もあります。
1.首を傾げる仕草
友達同士などの間柄で「首を傾げる仕草」が見られたら、困っているときや、納得がいかないといった心理の表れかもしれません。しかし恋愛に関して言えば、首を傾げる仕草は「可愛く見せたい」という気持ちから来るものです。
女性は八方美人の人がいますので、好きな男性だけでなく誰にでも首を傾げるポーズをして、気に入られようとすることもあるでしょう。
2.小首をかしげる仕草
小首をかしげる仕草とは、ちょっとだけ首を傾げる動作のことです。この場合も友達同士なら相手に対する疑問や質問があるとき、言っている意味がよく分からないといった心理であるでしょう。
恋愛においては、かわい子ぶりっ子アピールのこともありますが、相手に対して困惑している場合もあります。強引に誘われて「どうしようかな・・」と考えているときなどは小首をかしげる仕草をするかもしれません。
3.唇を舐める仕草
唇を舐める仕草が見られたら「甘えたい」「助けてほしい」「不安がある」「嘘を隠したい」「セクシーアピール」のいずれかの心理が隠れています。相手が緊張している様子なら安心させてあげましょう。
相手が、何かを隠している、自分に対して言えないことがある、浮気をしているなどの可能性がある時は、逃げずに話を聞くか、様子を見守ることです。セクシーアピールの場合は、相手の様子でわかると思いますので興味があるなら誘ってもいいでしょう。
4.足を組む仕草
恋愛心理における「足を組む仕草」は知的に見られたい、格好良く見せたい気持ちからくるものと、相手に性的な関心を寄せているかのどちらかです。
特に女性が男性の前で足を組むのは「足を組む動作」をすることで、無意識に相手を誘っている場合があります。(単にリラックスしたいときや、足を組む方が楽だからというときもあります)
男性がグッとくる女性の仕草は?
最後になりますが、男性が女性に対して「グッとくる」仕草にはどんなものがあるのでしょうか。主な物を三つ上げます。一つ目は「さりげなく触れてくる」ことです。後ろから服や腕を少しだけ掴んで来る仕草をされると「かわいいな」と思ってしまうようです。
二つ目は「美味しそうに食べる」ことです。両手でお茶を飲むと更に好感度はアップします。美味しそうに食べる女性は、健康な証拠です。ダイエットを気にしすぎて恐々食べるのは止めた方が良さそうです。
三つめは「自然な笑顔」です。意識した仕草をするよりも男性といて楽しそうに笑う姿に一番「グッと」くるようです。
仕草をみながらコミュニケーションを深めていこう!
仕草や癖で分かる深層心理を解説しました。人の仕草や癖には、本人も気づいていないような潜在意識が隠れていることがあります。仕草や癖を見抜く目的は、相手を陥れるためではなく相手を知り仲良くなるためでもあります。
また、自分自身がつい行っている仕草や癖を意識することで、今何を感じているのかが見えてくるかもしれません。仕草を見ながらお互いのコミュニケーションを深めていきましょう。