ダイソーの樹脂粘土の使い方!100均のプラスティック粘土とは?
最近使い方が簡単で複雑な形にできる樹脂粘土が、ハンドメイドファンの人達の間で注目されています。安い価格で購入できるダイソーやセリアなどの100均の樹脂粘土は、特に人気なのです。今回は、樹脂粘土の基本の使い方や、ダイソーの樹脂粘土の使い方などを見ていきましょう。
目次
初心者でも簡単!樹脂粘土を楽しもう
自然乾燥でプラスチックのように固くなる樹脂粘土は、扱いやすいことからクラフト初心者向けの材料とされています。そんな樹脂粘土はフェイクスイーツ作りに適していることから、現在ハンドメイド好きの人の間で流行しています。
セリアやダイソーなどの大手の100均でも、バリエーション豊かな樹脂粘土が販売されているのです。そこで、今回はダイソーの樹脂粘土の使い方や、樹脂粘土を扱う際のポイントなどについて、詳しく取り上げていきましょう。
ダイソーの樹脂粘土を使って何か作ってみたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも「樹脂粘土」とは?
そもそも樹脂粘土とはどのような粘土なのか、よく知らないという人もいるでしょう。
樹脂粘土とは、合成樹脂から作られている粘土で、紙粘土と同じように自然乾燥によって固まるのです。しかし、紙粘土とは異なり、乾燥後はプラスチックのように固くなって、水にも強くなります。
また、独特の光沢感も出るので、スイーツデコの果物をリアルに再現できたり、綺麗なアクセサリーを作れたりするのです。さらに、樹脂粘土はほぼ無臭で初心者でも簡単に細かい加工ができるので、最近アクセサリー作りやクラフトで人気を集めています。
ダイソーやセリアなどの100均では、乾燥後に半透明になる樹脂粘土や色付きのカラフルな樹脂粘土も販売されており、ますます樹脂粘土の人気は高まっているのです。
100均で購入できる樹脂粘土
ダイソーやセリアなどの有名な100均では、現在様々なタイプの樹脂粘土が販売されています。そこで、以下では100均で手に入れることができる樹脂粘土の中でも、特に魅力的な樹脂粘土を紹介していきましょう。
100均で樹脂粘土を購入しようと思っている人は、ぜひ樹脂粘土選びの参考にしてみてください。
ダイソーの樹脂粘土
ダイソーで販売されている樹脂粘土は、特にカラーバリエーションが豊富です。ダイソーで販売されている「ポリマークレイ」は、スイーツデコにぴったりの自然な色合いで特に注目されています。
カラーはホワイトとレッド、イエローとイエローオーカー、グリーンとブラウン、ブルーとブラックの8色から選べるのです。
さらに、「ポリマークレイ」には淡い色合いのパステルカラーバージョンもあり、ピンクとグリーン、パープルとイエローの4色から選べます。また、オーブンで焼き固めるタイプの「カラー樹脂粘土」も、鮮やかや蛍光色で人気です。
「カラー樹脂粘土」は黄色とピンク、パープルとブルーが揃う4色セットと、オレンジとホワイト、ブラックとパープル、ブルーと黄色が揃う6色セットから選べます。
セリアの樹脂粘土
様々なハンドメイドアクセサリーの材料が販売されているセリアには、アクセサリーに加工しやすい樹脂粘土が販売されています。中でもセリアの「カラーデコ粘土」は、アクセサリー作りにぴったりと注目を集めているのです。
「カラーデコ粘土」は、アクセサリーの台座に盛り、ラインストーンやビーズなどを埋めて乾燥させると、美しいアクセサリーになる樹脂粘土です。最初は2つの粘土に分れており、同量の粘土を混ぜ合わせて使います。
カラーデコ粘土は乾燥後の風合いが少しザラザラしているので、スイーツデコに使うとよりリアルな質感になりやすいのです。
ちなみに、ホワイトとイエロー、パステルピンクとグリーン、ブルーとレッド、ブラウンとブラックの8色から選ぶことができます。優しい色合いなので、様々なアクセサリーのイメージに合わせて使うことができるでしょう。
樹脂粘土とプラスチック粘土の違いとは?
樹脂粘土とよく間違えられやすい粘土に、プラスチック粘土が挙げられます。プラスチック粘土とは、塩化ビニール樹脂から作られている粘土で、基本的に温度差で固まるのです。
質感は樹脂粘土と似ていますが、樹脂粘土よりも耐水性や強度が高いので、フィギュア作りなどにもよく使用されます。つまり、樹脂粘土とプラスチック粘土は、固める方法や強度、耐水性に違いがあると言えるでしょう。
100均には、そんなプラスチック粘土も販売されているのです。以下では、100均で購入できるプラスチック粘土も紹介していきましょう。
100均で購入できるプラスチック粘土
100均には、様々な方法で加工するプラスチック粘土が販売されています。特にダイソーやセリアで販売されている「おゆまる」は、その名の通りお湯で温めて加工するというユニークなプラスチック粘土です。
80度以上のお湯に浸すことで、粘土が柔らかくなり加工できるようになります。加工した後冷やすと、しっかりプラスチックの様に固まるのです。完成後もお湯で温めれば加工することができるので、使いやすいと人気を集めています。
100均では2色セットと3色セットのタイプが販売されており、文具コーナーやおもちゃコーナーに陳列されていることもあるようです。ピンクとパープル、ホワイトとグリーン、イエローとオレンジ、ブルーとパステルピンク、ホワイトの9色が揃っています。
樹脂粘土の基本の使い方
樹脂粘土を用意した後は、さっそくクラフトやアクセサリー作りで使ってみましょう。以下では、樹脂粘土の基本の使い方を確認していきます。樹脂粘土を初めて触るという人は、ぜひ以下の使い方を最初に把握しておきましょう。
①水を加えて使う
樹脂粘土は適度な柔らかさになるまで、最初に水を含ませながらしっかりこねます。周囲を汚さないように、水を入れた小さな容器を傍におきながら、こねるようにしましょう。
一度に大量の水を加えようとすると上手くこねることができなかったり、粘土が柔らかすぎて加工しにくくなったりします。そのため、少し指に水を付けてこねるということを繰り返し、耳たぶくらいの柔らかさになるように調整しましょう。
②水彩絵の具かアクリル絵の具で着色
樹脂粘土が適度な柔らかさになったら、水彩絵の具かアクリル絵の具で好きな色に着色します。後から色の濃さは修正できないので、いきなり濃い色を混ぜず、最初は薄い色を粘土全体に行き渡らせながら様子を見ましょう。
また、カラー付き樹脂粘土を使う場合は、着色する必要はありません。カラー付き樹脂粘土は混ぜ合わせることで、色を調整できます。オリジナルの色の樹脂粘土を使いたい人は、ぜひ試してみてください。
③着色する際のポイント
着色する際には、しっかり粘土をこねて全体に色を行き渡らせてから、色を濃くするかどうか判断しましょう。粘土全体に色が行き渡ると、イメージしていた色の濃さとは異なる場合があります。
そのため、必ず色を濃くする判断をする前には、しっかり粘土全体に色を行き渡らせるようにしましょう。
④樹脂粘土の乾燥時間
色を付けた樹脂粘土で成型した後は、乾燥させて固めます。樹脂粘土は完全に固まるまでに紙粘土よりも時間がかかり、サイズが小さい作品でも2~3日は自然乾燥させる必要があるのです。厚く大きなサイズの作品は、1週間ほど自然乾燥させる必要があります。
風通しのよい場所で乾燥させたり、ドライヤーを使ったりすると、より早く乾燥させることができるでしょう。
なお、乾燥後の樹脂粘土は全体が少し縮み、色も濃くなります。そのため、成型時には少し大きめのサイズで作り、着色時には少し薄めにすることを意識しましょう。
⑤作成中に樹脂粘土が固くなったら?
樹脂粘土は一度完全に固まってしまうと、後から戻すことができません。少し固くなった程度ならば、水を足しながらこねることで、柔らかい状態に戻すことができます。
しかし、樹脂粘土で成形している時には、定期的に水を表面に足して、なるべく粘土を固くさせないようにしましょう。
樹脂粘土の使い方における注意点
樹脂粘土の使い方を把握した後は、実際に樹脂粘土を使う前に注意点も確認しておきましょう。樹脂粘土は固くなってしまうと、柔らかい状態に戻すことが難しいので、成型中は霧吹きで適度に湿らせるようにしてください。
また、子供と樹脂粘土でフェイクスイーツを作る際には、子供が誤食しないように注意しましょう。
また、別の樹脂粘土同士を混ぜ合わせて使う際には、最初に少しの量でテストして、きちんと混ざったり固まったりするか確認してください。樹脂粘土の使い方の注意点を守って、樹脂粘土を楽しみましょう。
ダイソーの樹脂粘土の使い方
ダイソーの樹脂粘土の使い方を知りたい人もいるでしょう。以下では、ダイソーの樹脂粘土の使い方を具体的に紹介していきましょう。フェイクスイーツとお花の作り方を取り上げるので、ぜひダイソーの樹脂粘土を初めて使う人は、参考にしてみてください。
お花の作り方
ダイソーの樹脂粘土は細かい細工ができるので、繊細な薄い花弁のお花を作ることができます。以下では、花弁パーツを2枚重ねて作るお花の作り方を取り上げていきましょう。ダイソーで販売されている「ポリマークレイ」という樹脂粘土を使います。
材料
樹脂粘土「ポリマークレイ」と爪楊枝、定規や下敷きなどの平らなもの、ハサミとボンド、小さなパールピーズ1つを用意しましょう。
定規や下敷きなどの平らなものは、粘土を潰す時に使います。また、小さなパールビーズは花の中心に飾るものなので、他のビーズにしても問題ありません。
作り方
3mmと5mmの玉を2つ作り、2つとも定規や下敷きなどで潰し、薄くのばします。その後外側から中心に向かって5mmほどの深さの切れ込みを、等間隔に8つ入れていきましょう。
爪楊枝で切れ込み部分を伸ばし、花弁のようにしたら、花弁パーツの完成です。大きな花弁パーツの上に小さなパーツを重ね、中心を強く押して圧着させます。仕上げにパールビーズをボンドで中心に貼って乾燥させたらお花の完成です。
フェイクスイーツの作り方
ダイソーで購入できる樹脂粘土「ポリマークレイ」は、フェイクスイーツ作りにも適しています。そこで、以下では「ポリマークレイ」を使ったフェイクスイーツの作り方を詳しく見ていきましょう。
今回は、リアルなドーナッツを作っていきます。
材料
必要なものはブラウンの「ポリマークレイ」と好きな色のマニキュア、ストローと歯ブラシです。歯ブラシはドーナッツの生地の質感を出すために使います。また、ストローはドーナッツの穴を開ける際に必要です。
マニキュアはドーナッツにかかっているソースとして使うので、ピンクだとストロベリー味、ブラウンだとチョコ味になります。
作り方
まず、よくこねた樹脂粘土を1cmほどの玉にします。軽く上から押したら、歯ブラシで全体を軽く叩き、ドーナッツの質感を出していきましょう。
そして、ストローで真ん中に穴を開けたら、穴回りを少し整えてマニキュアを上からソースの様につけます。2~3日自然乾燥させたら完成です。
ちなみに、Tピンという金具を乾燥前にドーナツの上に差し込んでおくと、ピアスの金具と連結させてピアスにすることができます。
樹脂粘土を使った作品集
樹脂粘土を使った楽しい作品も、いくつか紹介していきましょう。初心者でも加工しやすい樹脂粘土は、簡単に食べ物やお花、動物などのモチーフのアイテムにすることができます。樹脂粘土を使って作品を作ってみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
1.食べ物のキーホルダー
クッキーやドーナッツ、パンケーキなどのフェイクスイーツのキーホルダーは、樹脂粘土でぜひ作ってみたいものでしょう。樹脂粘土では、スイーツ以外にもパンや果物などをリアルに再現した作品も簡単に作ることができます。
マニキュアやレジンなども組み合わせて使うと、よりリアルな食べ物が作れるでしょう。小さくリアルな食べ物をたくさん作って可愛く飾れば、オリジナルのミニチュアディスプレイも作れます。
2.お花のアクセサリー
繊細な加工ができる樹脂粘土では、華やかなお花のアクセサリーも作ることが可能です。
デフォルメした可愛いお花から、リアルな質感のお花まで作ることができます。特に女性に人気のバラも、楕円形に伸ばした樹脂粘土を重ねていくだけで作ることができるのです。
小さめのバラはピアス、大き目のバラはブローチやネックレスにして、バラのアクセサリーセットを作ってみると楽しいでしょう。
3.動物フィギュア
動物をモチーフにしたフィギュアも、樹脂粘土で簡単に作ることができます。ダイソーのカラフルな樹脂粘土を使えば、熊や猫、犬やペンギンなどの動物のフィギュアをより気軽に作ることができるでしょう。
パーツを作ってからボンドで貼り合わせれば、失敗する確率も減ります。クリスマスやひな祭りなどのイベント毎に、可愛いオリジナル動物フィギュアを作れば、より楽しむことができるでしょう。
4.多肉植物
最近育てやすさとコロコロした見た目の可愛らしさで人気を集めている多肉植物も、樹脂粘土でリアルに作ることができます。
樹脂粘土で作ると様々な色や形の多肉植物を作れますし、好きな場所に置くことができるのです。好みの鉢やアルミ缶などにたくさん飾ってリアルな多肉植物寄せ植えにすれば、インテリアになるでしょう。
樹脂粘土の保存方法
初めて樹脂粘土を使った後には、余った樹脂粘土の保存方法で悩みがちです。樹脂粘土は空気に触れていると、乾燥して固まってしまいます。完全に固まってしまうと元の戻せなくなってしまうので、乾燥させずに保存するようにしましょう。
しばらく使わない樹脂粘土は、ウェットティッシュや少量の水を入れたタッパーやジップロップに入れておくことをおすすめします。タッパーやジップロップが無い場合は、ウェットティッシュを巻いた上にラップでしっかり巻いて、保存してみてください。
使い方が簡単な樹脂粘土でオリジナル作品を作ろう
今回は100均の樹脂粘土の種類や、ダイソーの樹脂粘土の使い方などについて解説しました。紙粘土のように自然乾燥で固まる樹脂粘土は、加工しやすいことから、多くのハンドメイド好きの人達から人気を集めています。
樹脂粘土に興味がある人は。ぜひ今回紹介した内容を参考にして、オリジナルの作品を作ってみてください。